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よねくら [居酒屋]

闇に映える店1.jpg
この店は庶民酒場を紹介する小冊子(記事の最後に添付)で知りました。
席数14席しかない小さい店です。
長身で目つきの鋭い店主が一人で営っていて、最初は緊張感が走った。
「そりゃそうよアナタなら・・・」(ジャン妻)

店主の声と話し方が、半年前にフテくさって辞めたウチの社員にソックリだったのにギョッとした。
そヤツは「自分はホントは(仕事が)できるのに会社のスタイル、システムだと自分の良さが活かされない」って自信過剰気味に、自嘲気味に言ってるってのを人づてに聞いたことがある。ところがそういう輩に限って周囲の評価は低いものなのだ。

私も上州転勤前にそヤツと組んだことがあるので、まさかアイツが辞めてこの店に立ってるかのような錯覚を受けた。声音や話し方が似てる人ってのはいるものなのです。
でも、そヤツではなかった。全くの別人でした。
黒板.jpg
最初は主人からオーダーを聞いてきた。
「ええっと、取り敢えずお通しです」
お通しがなくなった頃合いで、
「何になさいます?今日でしたらカツオのいいのが入ったんでぇ。」
ビールから酒に移行する時は、
「お酒でしたらそうですねぇ。〇〇〇なんかおススメですねぇ」
こんな感じです。

チーズ油揚げ。この店の定番です。
チーズ入り揚げ.jpg

店主にススメられたカツオの刺身。
カツオ.jpg

鯵とトマトの重ね焼き。
単純な鯵にトマトソースをかけるんではなく、鯵にスライストマトを載せてオーブンで焼いたもの。薄く切ったトマトそのものがソースの代わりになるんです。
それでいて鯵の身がブ厚い。
アジのトマト焼き.jpg

ポテサラ。これはさすがにすぐに出ました。
ポテサラ.jpg

処理済~店主.jpgなかなか緊張感が溶けないのだ。
でも常連さんとは仲良く話してるんです。女性客が、「マスター、取り敢えず後でサンマご飯ちょうだい」
「取り敢えずってたった今来たばっかじゃないですかぁ。来てすぐに締めのオーダーですかぁ」なんて遣り取りしてる。
常連さんとの会話の合間に私にも目を向けてくれるので、私の次のオーダーへの気配りはあるようで。



店主の声が前述の辞めた社員とダブるなぁ。
私も決して好きな社員のタイプじゃぁなかったが、週1日、同じ現場にいた時期があったんです。幸いにも私の方が上役なので私とモメたことはなかった。
私にも直接、「辞めようと思います」って言って来たので、「まぁまぁ。早まった結論出すんじゃぁねぇよ」って慰留したことがあります。

その後、私は上州転勤になって疎遠になり、1年後に上州から戻って再会したら控室で「やはり辞めますもう決めました」って言われた。
内心で、1年間、よくガマンして続いたなとも思ったのね。
「決めたの?原因は何さ?」
「イロイロあって疲れたんです」
「何処へ行ったって一緒だぜ。疲れない社会なんてあるもんか」
「・・・」
こりゃダメかもなって私は伊東甲子太郎という統括責任者に伝えたが伊東も遺留できなかった。そしたら本人は、「○○さん(私のこと)に辞めるって言ったからもういいんだ」って周囲に言いふらし、辞めるのがOKされたかのような既成事実に転嫁させやがった。

最後に会った時、「お前にとっては疲れる会社だったかも知らんが、まぁ元気でな」って。そヤツと店主の声音がヒジョーに酷似してるので最後まで打ち解けなかったのだが、その殻を破ろうとお会計時にこっちから話しかけました。
「ひとりで営ってんの?」
そしたら店主、途端に饒舌になり、
「はぁい。小さい店なんでぇ。でもなるべく既製品は使いたくないんですよぉ」
「なるべく?」って突っ込んだ私。「なるべくかい?」
「はぁい。そりゃ100%既製品使わないってのは無理ですよぉ。こんな店ですがよろしければ、また。。。」
見送られて出た。
緊張感がすーっと抜けた瞬間だった。
闇に映える店2.jpg
主人ひとりでALL手作りだとこのスペースで限界かも。宴会なんかに使う店じゃないですよ。ワイワイガヤガヤする店でもない。ひとりか二人で行く店。

お店のBlogだよ↓
http://blogs.yahoo.co.jp/yonekura0610

紹介冊子から.jpg
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