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とりき [居酒屋]

この日、ジャン妻と大船の居酒屋へ行こうと約束してたのに14時頃になって、
「疲れた。昼寝する。。。」
「・・・」
「昼寝から覚めて行きたくなったら行こうね」
そしたら起きやしねぇ。爆睡して目覚めたのは18時半だった。
「何時ぃ?・・・ああもう6時半でこんなに暗いんだ・・・」
寝ぼけ眼で凄まじい形相になってた。ちょっと大船くんだりまで行く力、決意は出ないみたいだった。

そんなに疲れてるのか。確かにここんとこ遅かった。埼玉や西東京の支店をまわっていて帰社するのが遅かったんです。私に対して「今日は先に夕飯済ませてね」が2回あった。「開拓しといてね」とも。
「先にひとりで済ませてね」と言われた私は大船や上大岡、川崎をウロついたりした。だからここんトコ、居酒屋記事が溜まって吐き出すように連続Upしているというワケです。

疲れてるのはわかるがせっかくの休日を寝てばかり。目覚めたジャン妻もさすがに申し訳ないという表情で代案を提示してきた。
「あの店に行かない?」
「あの店とは?」
「トンネルのそばにある店」
「トンネルのそば?・・・ああ、あの店か・・・」
前に駅から遠く、不便な店は美味しいと書いたことがあるが、ジャン妻の言うあの店とは駅から徒歩15分、JR東海道線の線路沿いの狭い道を歩いて住宅地に逸れ、国道1号線~横浜新道をくぐるトンネル近くにある店です。
その店の前の道はくるまでなら数えきれないくらい走った。歩いたことは一度もない。ミニ循環バスもあるが本数は多くない。わざわざタクシーで行く店でもない。

だが住宅地近くにある店ってのは意外な拾い物だったりする反面、地元の家族連れで妙な賑わい方をして、およそ理想の居酒屋の雰囲気とかけ離れてる店の可能性もある。
何て店だろう。わざわざ行って閉まってたらバカらしいので検索したら、ネット上でデーターベースが全くなかった。どうもまだ新しい店で情報が引っかからないのだ。
前からそのテナントは焼き鳥屋さんだったのは知っているので、前の店が撤退して新しい店主が居抜きで借りたようである。

徒歩で行った。道路に面して焼き場があって窓が開いている。
そしたらヤンママが3組、子供連れで店に入るところだった。
やはりそういう店なのかと。ガキ連れで入れる店なのかと私は躊躇しかけた。お子さん連れには悪いが、居酒屋に子供がいる風景は私は好まない。
そのママたちは奥の座敷に消えた。でもカウンターがガラ空きだったので意を決して入ってみた。

ジャン妻に、「先に入ってよ」って言った。
私は三軒茶屋と京急蒲田で入店拒否をされたトラウマがあるから新しい店に行く時はジャン妻を先に入れるのです。
店頭です.jpg
こぎれいな店だった。
カウンター10席、4人テーブルの座敷×3、奥にも座敷があって動線が長い。
こりゃ目が行き届かないなって思った。まだ独立して日の浅そうな若旦那さん、その奥さん、奥さんより若いけど年齢不詳の女性、3人で営っていた。
定番料理.jpg
アルコール類.jpg
お品書きを見たらまぁ無難な路線である。
串焼きと天ぷらがウリらしい。ネギマ、とりもも、とり皮、つくね、レバー、ハツ、砂肝、ウズラ卵、シシトウ、手羽先、トマト巻、盛り合わせといった串焼きと、エビ、キス、メゴチ、とり天、ナス、サツマイモ、カボチャ、シイタケ、エリンギ、マイタケ、盛り合わせといった天ぷらがズラリ。

その他、白いボードに、ハムカツ、レンコンはさみ揚げ、白身魚のフライ、牛すじ煮込み、モツ煮。。。
焼き魚が少し、サラダが4種、その他、当たり障りない一品ものが多数あって、目が留まったのは、やきとり丼、天丼、親子丼、オムライス、メンタイパスタ、ナポリタン。。。
ざる(そば、うどん)、冷やしたぬき(そば、うどん)、冷やしサラダうどん、かけ(そば、うどん)、たぬき(そば、うどん)、天ぷら(そば、うどん)。。。
何屋なんだこの店?
私はすぐに見抜いた。この店、手広くメニュー広げてるがモノによっては時間がかかるだろうと。
子供は喜びそうなメニューもある。だから子連れママもやってくる気になるんだな。

ナマモノは一品だけだった。サンマの刺身です。
このサンマの刺身と串焼きを最初にオーダーしたのだが、居酒屋ってのはサンマに限らず刺身が最初に出て来るものなのだがなかなか出て来ず1時間くらいしてから、「スミマセン、秋刀魚のお刺身、少しお時間いただけますか?」
ハァ?
刺身で何でそんな時間がかかるんだい。結局は最後の方に供されたんですよ。これだけのものを出すのに何でそんなに時間かかったんだろう。今思えば冷凍の発砲スチロール箱みたいなのを台車でゴロゴロ運んできたから店ん中の厨房に置いてなかったか、他の冷凍庫に置き忘れたんじゃなかろか。
サンマ刺身.jpg
私らと別のお客さんのサンマの刺身をサバきながらカウンター越しに、「スミマセン天ぷらそばもう少しお待ちください。サンマをさばいたらすぐやりますから」
俺らのサンマだって待たされてる。その後でやりますなんて言われたら、俺らが後の注文をジャマしてるみたいじゃないかぁ。
サンマ刺身は本日のオススメにあったんです。待たせちゃぁダメなんだよ。

串焼きは懐かしい味だった。
ブ厚いハムカツはジューシーで美味かった。その方が早く供されましたよ。
「ハムは厚くなきゃダメだよって言ったのは誰だっけ?」
「肉子だよ」
肉子とは呟きⅠで散々、登場した雪子のかつての相棒です。
「雪子は本社に来ちゃったから今は肉子さん一人?」
「そう。ひとり。アイツが言ったんだよ。やっぱお中元はハムだよ、薄く切る前のハムだよ、ハムにしましょうよ~って」
ハムカツ.jpg
モツ煮.jpg
モツ煮もスープが少なかったがまぁまぁだった。
日本酒に変えた。
酒は秋田の雪。。。とかなんとかというもの。熱燗です。

扇風機.jpg店主が女性スタッフに何か指示を出した。
そしたら後ろにあった扇風機をガンガンに強風にした。私のアタマに汗がテラテラしてたのに気付いたらしい。
「熱いですよね?」
私はもうちょっと早く気付けよと思ったが、「まぁこっちは熱燗飲んでますから」
後でジャン妻が「扇風機なんて後ろにあったんだ」ってやや呆れてた。そういうのはスタッフが気付くべきですよ。
串焼き.jpg
レバ.jpg
餅チーズ.jpg
見てると3人いても調理は店主だけだった。途中で若奥さんが焼き場に立ち、天守が料理をつくろってたが、途中で交替してたのは焼き加減を見極める為だが、退かされてた感じもした。
ははぁん。。。
店主は料理は自分の目利きでOK出さないと気が済まないタチなんだな。人任せにできないんでしょう。

奥の小上がりのお客さんのレバ焼きが、注文はタレだったのに塩で出してしまい返却された。若い女性スタッフは返却された塩レバを「これにタレつけて焼いちゃえばぁ?」なんてテキトーなこと言ってたがさすがに店主が制止した。
コラッ、聞こえたぞー。そんなことしたら固くなっちゃうじゃないか。聞こえないように言いなさい。
どうもまだシロウトっぽいんです。慣れてない感じ。
結論は発展途上の店です。お客に鍛えられる必要があります。
ガンバ.jpg
再訪?
ありますよっ。
あると思わなかったでしょ。いろいろ書きましたが何だかなぁ、気に入ったんですよ。
串焼きは初めて居酒屋に入った頃の香と歯応え、味だったのです。
二合徳利も、「これで昔、悪酔いしたねぇ」。。。天狗とか甘太郎とか、安居酒屋のチェーン店で悪酔いしたのを思い出させるもの。
懐かしい.jpg
それと店側が若いので、若くして独立した上州の居酒屋の香がしたんです。モツ煮、ナポリタン、ハムカツとかもね。
勘定は安く、食事メニューが「ナポリ?めんたいパスタ?オムライス?天ぷらそば?こんなに展開して大丈夫?」って思うくらいに充実しています。
「店の名刺くれ」って言ったらママがウレシそうにいそいそと持ってきました。
コメント(2) 

コメント 2

ショウ

ジャンさん、こんばんは
焼き鳥屋の看板ですが、随分と多方面に裾野を広げている感じですね~ひょっとしてランチもしていたり?
値段的にもそうですが、一品の量が少ない感じですから、色々と楽しめそうですね

そうそう
>酒は秋田の雪。。。とかなんとかというもの
これって、「雪の茅舎」じゃないでしょうか?
燗酒コンテストでグランプリを取った事のあるお酒ですね
by ショウ (2013-10-20 18:03) 

船山史家

ショウさんこんばんは。
この店、ちょっとメニューを広げ過ぎですよね。先日再訪したんですが満席でテンパってました。
まぁ焼き物が遅くて。一気に大量に焼くんではなく、注文した客の順番に焼いていくんです。お座敷〇番さんのを焼いてぇ、その後でカウンター〇番さんのを焼いてぇ、一つ一つ順番に焼いてるんです。
それでいて焼き物が載ってない時間帯も垣間見えたのでさすがに言いましたよ。「まだかい?」って。焼き物なんだから他の料理しながらその間に焼いておくっていう芸当ができないみたいでした。
一つ一つの料理はいいんだけど、まだまだ素人だなっていうかなり厳しい評価になっております。
帰り路でいかりや長介ばりに「ダメだこりゃ」って声に出しましたよ。もう1回だけチャンスあげます。それでダメだったら。。。

雪の茅舎だったかどうか。秋田の雪としか銘打ってなかったんですよね。
by 船山史家 (2013-10-20 18:51) 

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