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ライバル店(後編) [居酒屋]

店頭.jpg
夕方、この店の前を通ったらママがお客を見送った直後で外に立ってた。ママは私に気付き、
「最近他で浮気してるんでしょっ!!」
まぁ声のでけぇこと。
「そう言われたからって、そうだよってこの往来で言えっか」
少々辟易した。ママの大声は往来に響き、通行人は私を見るし、見送られたばかりのお客も私を振り向き、「コイツ浮気者か?」と思ったに違いない。
ほうほうの体でその場を退散した。

家に帰って、「ママに浮気してるんでしょってデェぇ声で言われた」
ジャン妻はケタケタ笑い出した。
浮気するほど甲斐性無いと思ってるに違いない。
しゃーない。行きますか。
空いてる.jpg
「この間はごめんなさい・・・」
「何がさ?」
(ジャン妻を指して)「奥様に言ってないの?」
「ああ、あれかぁ」
「聞いてるわよ」(ニヤリと笑うジャン妻)
「後で〇〇さん(この店の店主、板場に立つ旦那さん)に言われたの。お客さんに向かって往来であれはマズいよって・・・」
「アタリマエだっ。ああ言われたら通りすがりの人にまる聞こえで、歩いてる連中は皆、俺が浮気してるんだと伝わったさ」
「店の戸も開けっ放しだったので、お店のお客さんにも聞こえちゃったのよね」
「!!!」
「ゴメンナサイ」
「そりゃそーだろあの大声じゃぁ。どんな悪質なキャッチバーのママでもああは言わねぇよ。あの台詞は自分の亭主(お店の板場に立つ旦那さん)に言いなさい」
「ウチの旦那はそういうヒマは無いって」
「じゃぁ俺はそういうヒマさえあれば浮気してんのかって?」
「ゴ、ゴメンナサイ」
「謝らなくてもいいけど・・・」
「反省してます。。。」
別に怒っちゃいないさ。反省もいいけど美味いもん出してくれよ。
お品書き.jpg
最初の膳.jpg
おとおし.jpg
おとおしは白菜の巻物をサッと煮て、少~しさけカニが入った餡をかけたもの。
塩気が利いてビールにも合う。
でもおとおしはこの後で登場するライバル店には敵わないなぁ。

カワハギの季節になりました。肝で和えて。
カワハギ薄造り.jpg
高菜と挽肉と里芋を丸めたコロッケ。
高菜挽肉里芋コロッケ.jpg
ここまで出て最初にオーダーしたポテサラが来ないので確認したらどーも忘れてたらしい。多少他所で浮気したからってそういう仕打ちを・・・。
出て来た安納芋とカリカリベーコンのポテサラは忘れた詫びを兼ねて2皿あった。
安納芋ベーコンポテサラ.jpg
ポテサラUP.jpg
ポテトサラダってジャガイモだろ。安納芋はジャガイモというより鹿児島の種子島方面の薩摩芋の仲間ではなかったかなぁ。
高水分で糖度の高い芋です。カロリーは低い。色もそうだが味はカボチャに似て甘いの。

カツオと米茄子のガーリックステーキ。
カツオ米茄子ガーリックステーキ.jpg
美味しいけどネタの割に皿がデカ過ぎないか?凶器のような重たい皿でこれで殴ったら羽生君じゃないけど流血するは必定である。
カツオガーリックUp.jpg
平目と秋野菜の揚げだし。
これも美味しいけど別に平目でなくてもいいかもね。さては刺身で出すのに厳しくなったネタだな。(笑)
平目と秋野菜の揚げだし.jpg
塩昆布と高原レタスの炒飯。
塩昆布なんて何の意味あるのかと疑ったが、これのおかげでちょうどいい塩加減であった。
「塩昆布ってアクセントになって便利なのよ」(ジャン妻)
塩昆布と高原レタスの炒飯.jpg
「ラストオーダーに・・・おとおし」
「また!!これから来るお客さんの分が無くなるでしょ」
「もうこの時間帯だから客来ねぇよ」
白菜煮物蟹あんかけ.jpg
「お二人分お持ちしました」
こうなると立派な逸品料理である。白菜の煮物蟹あんかけといったところ。おそらくおとおしの価格じゃあるまい。
「アタシはいい」
要らないの?嫌いなんではなく、おとおしをアンコールするという不作法なオーダーをみっともないと思ってるらしい。
「ホントは喰いたいんだろ」
「・・・」
「せっかく2人分出してくれたんだから・・・」
ジャン妻の鼻っツラに突きつけて、
「いいわよアタシは」
「これは俺のだ。美味そうだろ。ホレ」
「!!!」
UP.jpg
「たまには本妻(この店のこと)に帰って来てね」
イヤミか。ホントに反省したのかな。水商売の女性から、「お金持って来てね」と言われてるように聞こえたが、どーも情が濃くなって来た感がある。やはりライバル店は必要だな。
そして数日後、そのライバル店へ。。。
ライバル店.jpg
今宵のおススメ.jpg
最初の膳2.jpg
おとおしとは思えん.jpg
美味しい。
おとおしとの域を超え過ぎです。
甘塩味。塩気もほどよく効いてビールにも日本酒にも合うのだ。
最初のこの時点で、最後にアンコールしようかなぁと考える。

蕪と塩昆布の和え物.jpg
塩昆布と蕪の和え物。
何でそんなツマんないものをオーダーするのかと思ったが、これもいい塩加減でいい味でね。
「塩昆布って便利でね。アクセントがつくのよ」

イカゲソさつま揚げ.jpg
イカゲソさつま揚げ。
何処にイカゲソがあるんだ?と探したら、ねりものの中に刻んだゲソが隠れてました。
さつま揚げUP.jpg
「あっ、マヨネーズが添えてある(喜)」
ベチョ~ッ。
マヨネーズに浸ける.jpg
「みっともないわねぇ。」
「合うよ」
「べっとり浸けるのよしなさいよ」
この店はまだ私らとは関係が浅いので、私がタルタルソースを好きなのを知らない。

カツオの竜田揚げサラダ添え。
ちょうどよかった。野菜が不足してたんですよ。昼はテキトーだったし。
牛か馬になったつもりで野菜をムシャムシャ喰い始めた。
カツオ竜田揚げサラダ添え.jpg
裾の野菜を引っこ抜くように摘まんだらサラダの山がドッと崩れてきて、喰えども喰えどもカツオが出てこないぞ。
カツオを引き摺り出す.jpg
サラダの下にカツオがたくさん隠れてた。
サラダの下にカツオが.jpg

粗挽き大根おろし.jpg
箸休めに粗挽き大根おろし。
私は大根おろしが天ぷらや焼き魚に添えてあっても殆ど無視して今日まで生きて来たが、この店で粗挽いてガシガシした歯応えの大根おろしにハマった。ベチャベチャしてないんです。
誰が言ったのか、大根おろしに医者要らずっていうから体にいいらしい。焼き魚や天ぷらに添えてあるってことは消化を助け、焦げた部分や油分に抵抗する成分でも入ってるのだろう。
いぐすり.jpg私は日頃、胃腸薬に左写真の製品を飲用している。
消化を助けるジアスターゼ(アミラーゼ)のみ。これは殆ど大根おろしだけといっていい。でもこの商品はあまり売れ筋の棚(客の目線の位置)には置いてなくって、棚の下の方や上の方に仕方なく置いてある店が多い。一般用医薬品です。

地鶏一枚焼き.jpg
じ~っくり焼くのでちょっと時間がかかる地鶏の一枚焼き。
デカい地鶏だな。肉厚、表面パリパリで中身はジューシー。
地鶏UP.jpg
この店は知ったのが今年の初秋なので、まだ慣れ慣れしい関係にはなっていない。
「いつもいつもありがとうございます」
いつもと言われるほど未だ頻繁に来てませんが。
「何を喰っても美味ぇな」と言い捨てて出ました。

どちらの店も美味しくて。。。
ただ、店側と会話がある無いの差はまだまだ開いてますね。

これら店のせいで割を食ったのがこの店。
新潟料理、地酒がかぶるんです。
お店の入口.jpg
ここもいい店なのよ。でも、
「来なくなっちゃったねぇ」
「う~ん。そうだなぁ」
あまり義理立てするのもねぇ。まぁ行きたくなったら行くでしょう。
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