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Dennys [グルメ]

ベーコンスクランブル2.jpg
モーニングメニューを喰ってます。
パンがやや冷たい~。
バターが溶けないんですよ。イカンなぁ。
ベーコンスクランブル1.jpg
冷えたトーストで懲りたので、別の日はご飯にした。
「大盛りになさいますか?」
私がそんなに大喰いに見えますか店員さん?でもよく気付いたじゃねぇか。多めにして貰いました。
ベーコンもう1枚追加。1枚80円だったかな。後でジャン妻にそんなん追加なんかするもんじゃないって叱られたけど個人の自由だい。
ベーコンエッグ和定食.jpg

ちょうど喰ってた時間が10時半過ぎで、そろそろ11時~のランチメニューに移行する頃だったようで、メニューを替える準備に入ってた。そのメニューに釘づけになった。期間限定で前から狙ってたメニューだったのです。
(前にも載せたことがある。http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2012-09-26
ビーフメニュー期間限定.jpg
喰いながら、「これっていつからよ?」
「週明けからになります」
なんだ。その頃に来ればよかった。来週だね。
「お待ちしていま~す」
会計して男性店長さんの声を聞きながら店を出た。心中、期間中に喰ってやるって期するものがある。この時は○○○プ切除後の夏だったんです。消化器鍛錬と夏バテ防止の為に肉を喰ってやろうと思ったのは、ステーキ店や焼肉屋までいかなくてもいいのです。ただ、ファミレスのハンバーグっていうと、前に某GUSTのアマリカンBBQで懲りたからね。あれは何のツナギを使用してるのか、触感がエラくマズかった。
ここでは一応は100%って謳ってるから。。。

別の日。
こっちは一人なので、迷わずカウンターを指して座り、いちばん上にあったビーフフェアのメニューだけを引っ張り出して他は見向きもせずに注文。
最初にスープとサラダが来たが、スープはドロッとして粘着性が高くサラサラしてない。スープ表面の膜がくっついていた。
酷暑で野菜の葉物が高騰しているのかお粗末な野菜サラダだね。まるで鶏のエサに等しい。
ちゃちぃスープとサラダ.jpg
プレミアムビーフ100%-1.jpg
ハンバーグはまぁまぁだった。ジュウジュウ音が鳴っている。
「ご飯の量はこれくらいでいいですか?もう少し多くしますか?」って聞いてくれる辺りも嬉しい。これは店員さんによる。愛想もそうだが、スタッフによって気が利く利かないの個人差はあるのです。

デニーズはドリンクバーやサラダバーには余り積極的じゃないようですね。その方が衛生面としてはいいようにも思いますが。
プレミアムビーフ100%-2.jpg
和風タレです。
私は最近、デミソースを好まないようになったのだが、この和風タレは塩味がちょっと強かったな。

100%バーグを喰いながら思いだしたぞ。お肉が大好きだったあのキャラ肉子さんは元気かな。確か今年で36歳になる筈。
前Blog呟きⅠにさんざん登場したが、上州から戻ってからは一度か二度ほど再会した程度。相方だった雪子が本部に抜擢されて昇格し、自分は支店に取り残されてしまった。
雪子は自分より先輩の肉子を差し置いて抜擢されたのを若干気にしていたがまぁそれは仕方がない。肉子は職場環境の変化をめんどくさがる子だったので雪子みたいな柔軟性がなかった。応用力やアクティヴな動きを億劫がっては抜擢されないのです。

だが、肉子もさるもの。。。
雪子からこんなエピソードを聞いた。

雪子が抜けた後は新人の補充があったのだがその新人は態度がデカく、アタシは経験者ですっていう態度が全面に出てたので、肉子さんはその新人の鼻っ柱をへし折った。[あせあせ(飛び散る汗)]
難しい公費関連の請求を任せたらその新人はできなかったので、「できないの?前職でやってなかったの?」って短く言って取り上げ、自らパッパッと処理。
そしたら新人さんの態度がうって変って大人しくなり、コウベを垂れて謙虚になったという。
肉子は、「言ってやったのさ」みたいに嬉々として自慢げだったそうです。それを雪子に言う辺りは雪子に対しての羨望、やっかみもあるんだろうな。

肉子からメールが来た。
「最近、肉は控えめにしてますっ」
「アナタの控えめとはどれくらいだい?肉500gが200gくらいに減量したんかい?」
アタマに来たのか返信は来なかった。

これはミニステーキ。
肉がやや硬いな。まぁサシの入った高級和牛というわけじゃないからね。
一口ステーキ.jpg
場所を取るなぁ.jpg
この時の肉メニューは期間限定だったうようで、会計時に、「これっていつまで?」
「〇〇日までです」
今週末だった。あと1週間もないじゃないか。ずっと定番にしときゃいいのに。
処理済~でにーず.jpgこのデニーズはジャン母も利用するんです。
近所の同年代、婆さん同士のイベント、歌とか踊りとかね。そのリハーサルやお稽古の後でドヤドヤと押しかけるらしい。
一度、携帯に電話したら、電話の後ろのお喋り声が大きくて会話にならなかった。年をとると耳が悪くなって声が大きくなるんだろうね。
こりゃぁ相当、店側や他の客にヒンシュクなんじゃないかなぁって思ったよ。

ミニステーキを喰って店を出て、近所のコンビニにビッグコミックを買いに行ったら、ジャン母のお仲間婆さん2人とバッタリ。
「あら・・・」
「ああどうも。お世話になります。」
私だってこれくらいの挨拶はできます。「今からデニーズですかぁ?」って言ってやったよ。
「いいえ、もう行って来たのよぉ(笑)」
アブネェ。
ヨカッタぜ一緒の時間帯にならなくってさ。だがこういう話はすぐにジャン母に伝わる。デニーズで邂逅したわけじゃないのに、「この間デニーズで息子さんに会ったわよみたいに曲げて伝わった。
「デニーズで食べてるの?何で?〇〇さん(ジャン妻のこと)は?」
説明するのが面倒でしょーがない。何が「デニーズで食べてるの?」だい。自分だってそうじゃないかっ。

私はこのデニーズを利用する時、いつも母がお世話になっておりますと心ん中で言います。
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世田谷そば いづみ [グルメ]

世田谷区役所のレストランがオバさん族で満員な時は、世田谷駅の踏切をボロ市通りに向かってすぐの場所にあるこの店へ。。。
いづみ.jpg
以前のいづみです。
以前の店構え昼.jpg
これは夜。
以前の店構え夜.jpg
アド街世田谷で29位だったこの店の外観が上州に行く前と変わってた。黒の格子壁に木の看板になってた。他にも幾軒かそういう店がある。
隣りの有名な古典酒場、高橋も同じようなデザインになってた。これは約430年の実績を持つボロ市で有名な東急世田谷線世田谷駅周辺の復興プロジェクトの一環。通り沿いの15店舗について黒の格子壁や木看板、瓦屋根などで改修したものだと。
装いが変わった.jpg
店は一階の細長~いフロアの先に、ロフトみたいな中二階の四角いフロアがあってそこへ階段で上がって行く。構造上の制限かカウンターはない店なんです。
とにっかくメニューが多い。
壁にはメニューの紙がやたらと貼られているし、クリアファイルに入ったノートみたいなお品書きも数頁、温、冷、セット、ご飯もの、肴、とある。
こんなにたくさん要るかなってくらい。

最初に難を言うと、温蕎麦は茹で過ぎの感がある。コシが感じられないのだ。冷たい蕎麦がいいです。
天ぷらもムラがあって、カラッとし過ぎてたり、何だかアブラアブラしていたり。
昼時に訪れるとかなりの盛況で、近隣のサラリーマンや、すぐ近くにある病院関係者さんが多い。病院関係者さんの場合、受付や事務員さんが制服で喰ってるのはまだいいにしても、看護婦さんやドクター、男性の看護師さんが白衣で食事に来るのは如何なものでしょうか。
汚れるし、他のお客さんに緊張感を与えちゃうと思いますよ。

けんちんうどん750円、セット950円、みそけんちんうどん800円、セット1000円、すき焼きうどん850円、セット1050円、チャンポンうどん950円、セット1100円、味噌煮込みうどん950円、セット1100円、鍋焼きうどん1050円、セット1200円、ミニ鍋焼きうどんセット950円。。。
(ここで言うセットはご飯、サラダ、漬物、もう一品だったかな。)

力そば・うどん700円→650円、釜揚げそば・うどん600円、冷ぶっかけそば・うどん600円、本鴨南蛮せいろそば・うどん1050円、本鴨南蛮そば・うどん1050円、とり南蛮せいろそば・うどん750円、とり南蛮そば・うどん750円、かき揚げ天ぷらそば・うどん950円、かき揚げ天ざるそば・うどん1050円。。。
鍋焼きうどん1.jpg
鍋焼きうどん2.jpg
けんちんうどん1.jpg
けんちんうどん2.jpg
ではご飯もの、丼ものへ。
かき揚げ天丼1050円、かき揚げ天丼セット1100円、カキフライ定食850円→800円(プラス250円でそば・うどんセットに。)
親子丼セット1050円、カツ丼セット1100円、ヒレカツ丼セット1100円、天丼セット1100円、かき揚げ天丼セット1100円、海老野菜天丼セット1100円、野菜天丼850円、セット950円、すきやき丼セット1050円、特入天丼セット1850円、うな丼セット1150円、牛丼セット1000円、エビフライセット1100円。。。

コロッケ定食700円、セット950円、メンチ定食750円、セット1000円、アジフライ定食750円、セット1000円、イカフライ定食750円、セット1000円、ロースカツ定食850円、セット1100円、ヒレカツ定食850円、セット1100円、すき焼き退職950円、セット1200円、ミックスフライ定食1250円、セット1500円。。。
(ここで言うセットは、ミニそばかうどんが付くんです。温でも冷でも)
上カツ丼セット.jpg
温泉卵付き.jpg
セットの冷たい蕎麦.jpg
天丼のセット.jpg
天丼.jpg
キス入り天丼だったかなぁ.jpg
天ぷら定食1600円、天ぷらごはん850円、そば定食(温・冷)750円、うどん定食(温・冷)750円、とろろご飯700円、セット900円

ラーメン600円、ラーメン定食850円
(かなり前にラーメンを喰ったが私はイマイチだった。)
丼もの、続く。。。
天丼(並)1050円、(上)1250円、かき揚げ天丼(並)1050円、(上)1250円、特入天丼1600円、すき焼き800円、牛丼800円、カレーライス750円、セット850円、コロッケカレー750円、カツカレー950円、カツ丼(並)850円、(上)1050円、ヒレカツ丼温泉たまご入950円、親子丼(並)800円(上)1050円、玉子丼650円、ねぎとろ丼850円、セット1100円、うな丼950円、山菜丼800円、カレー丼800円、ライス250円、半ライス200円。。。
梅御膳(親子丼とせいろ)1050円、竹御膳(カツ丼とせいろ)1100円、松午前(天丼とせいろ)1150円。。。

ここから定番へ。
まず温かいそば・うどん。
カレー南蛮750円、天ぷら950円、玉子とじ650円、山かけ850円、めかぶおろし700円、たぬきおろし700円、納豆おろし700円、辛味大根おろし750円、とろろ850円、天ざる1050円。。。
かけ480円、たぬき550円、きつね550円、花まき600円、玉子とじ650円、月見650円、ちから700円、あんかけ700円、肉南蛮750円、おかめとじ750円、いか天750円、カレー南蛮750円、特製カレー南蛮750円、ちからカレー南蛮(餅2個入)950円
天ぷら950円、かき揚げ天ぷら950円、天南蛮950円、天とじ1050円、おかめ650円、わかめ650円、めかぶ(うずら玉子入)700円、梅わかめ(梅干し入)700円、かき玉750円、鶏南蛮750円、五目800円、きのこ800円、なめこん800円、むじな(タヌキとキツネ入)、雑煮(関西風)800円、あさり850円、親子南蛮850円、
野菜天ぷら659円、野菜天ざる750円。。。

冷たいそば・うどん。
もり480円、大もり550円、特もり600円、ざる600円、たぬきおろし700円、きつねおろし700円、おろし700円、納豆おろし700円、わかめおろし700円、めかぶおろし700円、オクラおろし700円、梅おろし700円、辛味大根おろし750円、山菜おろし750円、きのこおろし800円、なめこおろし800円、ネバネバおろし(オクラ、納豆、めかぶ)800円、とろろ850円、野菜天ざる750円、天ざる1050円、かき揚げ天ざる1050円、冷ぶっかけ600円、冷たぬき700円、冷きつね700円、冷納豆700円、冷めかぶ700円、冷わかめ750円、冷梅わかめ750円、冷ネバネバ(オクラ、納豆、メカブ入)、冷山菜800円、冷きのこ800円、冷なめこ800円、冷むじな(たぬきときつね入)800円、冷やし力850円、冷野菜天ぷら650円、冷かき揚げ天ぷら950円、冷天ぷら950円、とり南蛮せいろ750円、本鴨南蛮せいろ1050円。。。

だんだん疲れてきたぞ。次に季節品。
サラダそば・うどん850円、サラダ中華850円、冷やし中華850円、冷麦750円、冷揚げ茄子そば・うどん800円、冷スタミナそば・うどん(サラダと炒めた豚肉入)950円

まだある。今度はきしめん。
きしめん650円、きしざる650円、力きしめん750円、雑煮きしめん850円、山菜きしめん800円、天ぷらきしめん1000円。
今までのそばやうどんも、50円プラスできしめんに変更できるらしい。また、細かい増減としては、セットメニューの大盛りは麺・ライス各々50円増しだったか100円増しだったか忘れた。半そば・半うどん・半ライスは各々20円引きだとか。

夜からは蕎麦居酒屋になる。
枝豆300円、蕎麦みそ300円、枝豆蕎麦味噌板わさ盛り合わせ350円、冷奴350円、おしんこ450円、板わさ450円、豚ヒレ串カツ350円、ワカサギ唐揚げ350円、鶏手羽揚げ350円、ビアソーセージ350円、もつ煮600円、味噌田楽450円、湯豆腐550円、おでん600円、あさりだし蒸し550円、炙りサーモンスライス盛り650円、海老天300円、400円、500円(大きさで違ってくる)、イカ天300円、キス天350円、かき揚げ550円、揚げ茄子350円、揚げ出し豆腐350円、揚げ出し餅350円。。。

野菜天盛り合わせ5種650円、串揚げ盛り合わせ450円、鴨一口串揚げ450円、コロッケ150円、メンチ180円、アジフライ280円、イカフライ280円、カキフライ280円、ロースカツ600円、ヒレカツ600円、エビフライ300円~500円(これまた海老の大きさで違ってくる)、フライ盛合わせ1250円。。。
おつまみ天ぷら600円(海老天1本、野菜天4種)、天ぷら盛り合わせ1450円(海老天3本、イカ、キス、野菜天)、おつまみセット(ソーセージ、味噌田楽、串揚げ)1150円。。。

納豆(玉子入)200円、山菜おろし450円、わかめおろし450円、めかぶおろし450円、きのこおろし450円、なめこおろし500円、とろろ月見600円、豆腐サラダ650円、ネバネバ海草サラダ650円、牛しゃぶサラダ750円、サーモンのたたき風サラダ750円。。。
お品書きの一枚.jpg
すっげー疲れた。
こんなに列挙しなくてもメニューを撮ればいいじゃないかと仰るそこのアナタ。お品書きがですね。クリアファイルノートみたいなので綴じてあって、頭上の照明か私のアタマがテラテラ反射して手元のお品書きが上手く写らないのだよ。

看板娘の後姿.jpg呟きⅠで取り上げたドタバタしてる看板娘さんが今もいるかどうかはわからないのだ。先日、行ったらいなかった。

お店に従業員募集の張り紙がしてあった。もしかしたら嫁に行ったかも知れない。交差点で、おう、アド街見たぜぇって無粋に声掛けしたら、恥ずかしそうに走ってった。
http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2011-09-18-2

世田谷区役所周辺には、蕎麦屋の「いしはら」、ラーメン「松波」、青森煮干ラーメン「JIN]、二郎インスパイア「辰屋」他、幾つかあるので取材してくる予定です。
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東急世田谷線異聞 [鉄路と風景]

世田谷線1.jpg
東急世田谷線って不思議なところが幾つかある。
まず料金。
通しでも一区間でも均一140円だったかな。一区間なら高いが、ある程度の距離を利用した場合は安過ぎるように思うのだ。
都営バスが最低200円でしょう。並行する東急バス渋谷~上町(渋21系統)は210円ですよ。
調整しないのだろうか。
世田谷線2.jpg
乗降口のルールがある。
起点、終点の三軒茶屋駅と下高井戸は2両編成、全ドアから乗車できるが、それ以外の途中駅で乗降する場合は2両編成の1両目前部、2両目の後部ドアより乗車し、連結部を挟んだ中央部2か所のドアから降車するルールになっている。先頭部と後方部から乗車、中2ドアは降車専用と思えばいい。
先払いで、先頭部と後方部に運賃箱があること。途中駅は無人ホームで改札がないからです。バスと思えばいい。
写真は小田急線との連絡駅、山下駅ホームの乗車位置です。
山下駅乗車口位置.jpg
私は最初、知らずに初めて世田谷区役所からの帰途、松陰神社駅から降車専用の真ん中ドアにヌッと入ったら女性車掌のアナウンスで、「まんなかの扉からご乗車された男性のお客様、後方部までおいでいただき運賃をお支払ください」ってやられたからね。恥ずかしいのなんの。コイツは世田電シロウトだなってのがバレバレだった。
このネタをZ女史に話したら、女史は電車嫌い、電車音痴のクセに。
「やだぁ恥ずかしい。車内アナウンスされたの?やだぁ」
「世田谷線に乗ったことあんの?」
「ないわよ。アタシが電車なんか乗るわけないでしょう。でもそれ(世田谷線)って手を挙げたら止まってくれるんでしょ」
タクシーじゃあるまいしさ。
世田谷線6.jpg
次にいきます。
大手私鉄のクセに乗継割引料金がないのも解せない。
他社路線同士が駅で連絡、隣接、接続する場合、いったんその駅で降りた清算をしないで通しで料金計算をする制度です。
同じ区間利用でも、乗り継ぎが多いほど料金が高くなってしまうのでそれを抑えるために設定されている。
例えば代々木上原駅で小田急線に乗車、下北沢で京王井の頭線に乗り換えて、明大前で京王本線に乗り換えて下高井戸まで通しで行く際は連絡用改札を通る乗継割引で220円です。
これが下北沢駅でいったん改札を出てしまうとと若干、高くなる。小田急線の代々木上原~下北沢が120円、下北沢~下高井戸が120円、計240円。
山下駅に隣接する小田急線豪徳寺駅や、下高井戸駅で連絡する京王線との乗継割引はないんです。
世田谷線自体が線内で完結してるのはわかるが、他社路線との運賃通算乗継割引が無いのは何故だ?アタマの固いJRならともかく、大手私鉄同士ですよ。腑に落ちない。まさか世田谷線だけ子会社、別会社なのだろうか。軌道と鉄道の性格上の違いの為に差があるのだろうか。
駅.jpg
まだある。
私の中で最大の不思議、謎は、途中駅ホームで知人との待ち合わせができないこと。
何が言いたいかというと、世田谷線の駅は起点と終点の三軒茶屋、下高井戸以外は改札がなく他はALL無人駅です。(上町にはいる時もある)

途中駅から乗車する場合は車内で支払うんです。なので誰かと途中駅ホームで待ち合わせる為にうっかり降りてしまうとそこで無効になってしまうのだ。駅に改札がないからです。バス停のようなものです。
こういうのって他の鉄道ではまずありえない。例えば京急の上大岡駅ホームで誰かと待ち合わせてから再度電車に乗っても、その時点で既にどっかの駅の改札で支払って京急路線内にいるわけだから、改札から出ない限り2回も支払うことはないでしょう。在来線ならどこの電車もそうです。
世田谷線は車内で支払うので、三軒茶屋と下高井戸以外の途中駅ホームに降りた時点で駅の外と同化しているんです。
三軒茶屋駅1.jpg
三軒茶屋駅2.jpg
これについては不思議でしょうがないので三軒茶屋駅員をフン捕まえて聞いてみた。SUICAを見せながら、
「途中駅で乗車して、車内でピッってやって、いったん駅ホームに降りたらもう無効だよね。再度、その電車に乗るにはもう1回、ピッてやらなきゃダメですよね。」
「そ、そうですね」[あせあせ(飛び散る汗)]
「ってことは路線内の各ホームで待ち合わせができないじゃないか。一旦降りたら駅の外に出たと一緒?」
「そ、そうなりますね」[たらーっ(汗)]
「こういう質問って受けたことないんか?」
尚も鋭く突っ込もうとする私に困惑、辟易したらしく、「スミマセン、よくわからないんで、東急本社に聞いて貰えますか?」
もしかして正規の社員さんではなく嘱託さんか契約社員さんか。私のことをクレーマーとでも思ったのだろうか。

運賃箱.jpgでは途中駅で降りて、5分後にすぐ次の電車に乗ったらどうなるか、SUICAで。
SUICAが効かないんです。一旦降りたら10分か15分しないと使えないのだ。
一度、山下駅で降りて小田急線豪徳寺駅改札で重要なものを受け渡してすぐさま山下駅ホームで再度乗り込んだがSUICAが使えなかった。
女性の車掌さんが言うには、「降りてすぐですか?」
「7分くらいかな」
「すみませんお客さま、ちょっと10分ほど間が空かないと反応しないんです。現金でお支払いただけますか」
???
これって何の意味があるんだろう。
二重支払の防止なら良心的だがそうでもなさそうなんです。しっかり現金で支払えって言われたからね。
すぐにSUICAが反応しないのなら、前述の疑問、ホームで待ち合わせるべく一旦降りてもいいじゃないかって思わないでもない。

私が行く世田谷区役所の窓口は、松陰神社前駅よりも世田谷駅の方が近い場合があって、区の冠をいただく世田谷駅に降りたら、まぁさびしいホームではある。
もちろん無人駅。世田谷線の途中駅には上町以外はWCありませんので念の為。
世田谷線4.jpg
夏草.jpg
草をむしりなさいよ。廃線跡みたいじゃないか。
夏場なんか青々として草ぼうぼうでしたよ。床の低い車輛なので草を引き摺って走っているようにも見える。草がボディ下部に絡んだりしないのかな。

世田谷線のHPを観ると従業員、特に駅係員の環境意識向上並びに車窓からの沿線風景をキレイにする為に、世田谷フラワーリングだかみみずコンポストを導入したとか。
みみずなんとかとは東急職員の食事で出た野菜屑をみみずを入れて堆肥に変えて、山下駅で栽培してる花壇の肥料にするんだと。
>2012年3月までに累計27kgの生ごみが16kgの堆肥と14リットルの液肥に生まれ変わりました!!
それと線路脇に草花を植えるのが「世田谷線フラワ-リング」だそうです。私は普段、花なんか見てないからどこにフラワーリングがあるのかわからないのだが、最終的にはいつか下高井戸駅まで全線で花壇が完成するであろうと。
世田谷線が何処か牧歌的なのを裏付ける試みではある。
だからったってこの草ぼうぼうは如何なものだろう。
わざとむしらないのかな。
世田谷線5.jpg
駅に改札がないのもあって、ホームから線路脇にキャットウオークばりに歩道が伸びている。これって公道なのかなぁ。私道かなぁ。
この歩道脇に花壇らしきスペースがあった。
側道1.jpg
側道2.jpg
江ノ電も線路敷地内なのか民家の敷地内なのか判然としない箇所が幾つかあるけど、この辺りのアバウトさが路面電車の名残を醸し出す軌道たる所以かもしれない。
そんなにスピードを出す電車じゃないからアブなくないのだろう。

イロイロ言いましたけど、別に私は世田谷線を嫌いじゃないのよ。他社接続してない閉塞した軌道線なので、他の私鉄と異なる形態が垣間見られるということ。
もうちょっとスピードが出ないのかなとも思うけど。

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世田谷区役所へ行って、レストラン「けやき」が大混雑していた際は、下高井戸方面の踏切近くにあるアド街に出た蕎麦屋さんに行く。。。
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世田谷区役所レストラン けやき [グルメ]

最近、憤懣やるかたない記事や、ブツクサ独り言のような記事が続いているので嗜好を変えましょう。

世田谷区役所へよく行きます。
TBS噂の東京マガジンに出てましたね。品川ナンバーをご当地世田谷ナンバーに替える変えないっていう現場ネタだった。
だが平成26年度中には導入されるのが決まったとか。反対派が言うには、アンケートと署名活動が強引で作為的である、区民への周知が足りない、ご当地ナンバーの活用効果が不透明、いろいろあるようで。
でも品川ナンバーが世田谷ナンバーに代わったところで生活が脅かされるわけではないのでは?墓地問題、道路建設や移転問題、インフラの老朽化と違って、生臭い現場ネタとしては切迫感が薄かったように思う。
私みたいに他所者は、どっちでもいいんじゃないのって思いながら観てた。

「アナタならご当地ナンバー何がいい?」(ジャン妻)
「会津かな」
「群馬じゃないの?」
「群馬でもいいな。でも会津ナンバーで山口県辺りを走ってみたいぜ」
「・・・」
これは深い意味ないです。ツマンナイジョークですからね。

前橋ナンバーも決定したそうですね。高崎市へのライバル意識が昂じたのだろうか。
世田谷区役所ケヤキ.jpg
世田谷区に話を戻します。
区役所敷地内、区民会館地下のレストラン、「けやき」は美味しいよ。
職員さんの食堂ではなく来場者を含めた一般向けの食堂です。味が本格派で役所の食堂とは思えんくらいなのです。
区民会館で敬老会の集会があるとレストランは爺さん婆さんの集会場になったり、PTAか何かの委員会の会合だと若いママ族のたまり場と化す。凄い喧噪ですよ。

サンドイッチ、ラーメン類、カレー、ハンバーグといった、昭和の香を残した古き良き中華料理屋プラス洋食屋さん、デパートの食堂のような店。食券は昔ながらの厚紙切符タイプが懐かしい。
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厨房の近くだと洗い場の音がガラガラガッシャ~ンと響いてきたり、従業員同士の話し声が洩れ聞こえてきたりする。

一度だけ、フロアでマネージャーさんぽい人と女性スタッフがやや険悪だったのを目撃した。カウンターのある店だったらチラッ、チラッと時折視線を飛ばして観察してやるんだが、ALLテーブル席だから喰うのを休めてじーっと見入るワケにもいかないし。

世田谷区役所へ行く時はこのレストランへ行くのが楽しみではある。
世田谷区役所へは電車で行く。
東急世田谷線、これしかない。三軒茶屋と下高井戸を結ぶ東京急行電鉄(東急)の軌道線。
世田谷線3.jpg
現在で言う軌道線は一般道路と併用して走るケースをそう呼ぶそうだが、世田谷線は都電荒川線と違って全部が専用軌道です。
一般道と併用とは言い難いがそれに近い現場がある。環七と平面クロスする若林の踏切です。
若林踏切.jpg
環七の信号が赤になるまで電車がじーっと待つ“信号待ちをする電車”です。環七の交通量が多いので電車が譲る形になっている。電車より自動車の方が強い力関係になってるのだ。
接触事故は聞いたことが無い。まれに、ごくまれに自転車との接触事故があったように思う。

だが、世田谷線って不思議なところが幾つかある。(続く)
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立場変わって。。。 [人間ドラマ]

ジャン妻はZ女史(呟きⅠでよく登場したエキセントリック女)という人物が嫌いらしい。
「女史と打ち合わせがてら食事にいってもいいか?」って聞いたら
「ダメ!!」
「???」
「何かイヤなの」
「何処が嫌いなのさ?」
「感情をぶつけてくる人は苦手なの」
俺なんかそういう社員は逆にやり易いけどな。
こりゃぁ嫉妬だな。でも女房妬くほど亭主モテないですよ。

女史の現場に行った。新人が入ったので行政に登録に行ったのです。
「よかった。ちょっといい?」
控室に引っ張り込まれた。何だろう。何か問題でもおきたか?
「お昼まだ?」
「うん。まだ」
「今日、新薬のメーカーさんの勉強会で、お弁当が二つ余っちゃったのよ。一つ食べない?」
「余ったの?」
「ゴメン余りモノってわけじゃないんだけど、急に欠席者が出ちゃって」
そりゃもったいないな。時刻を見たら12時半だった。いますぐ役場に行っても昼休みで係員は少ないだろうし。
「じゃぁ1個いただきます。でもメーカーさんの手配した仕出弁当だから勉強会に出席しなきゃなんないのかな。」
「出ないでしょ?」
「出ないですよ」
そんな義理ない。でも前に現場にいた頃はこういう勉強会にも出ましたよ。隣室で勉強会は始まっているが、控室で先にガッついた。
笹巻すし本舗ゆしま扇の仕出弁当だった。
http://ohgi.co.jp/wp314a/
会席弁当.jpg
おこぼれに預かっておいて文句言うわけじゃないが、こういう仕出し弁当ってのは過去に喰って美味しかった記憶がないんだな。マズイとは言わないが冷えてるし。ボリューム不足だし。
俺の嫌いなカボチャの煮物はあるし。酢の物もある。
ご飯に薄っぺらな松茸があった。純国産じゃぁあんめぇよ。
量は少な目かなぁ。軽食って感じだね。
貰っといて何だが、ブツクサ言いながら喰った。
おかず.jpg

その後の見返りというか。喰い終わったら女史はエラい剣幕で、
「最近、本社はウチをどう考えてんの?」
「あん?」
イロイロと苦情が出た。
でも私はもう現場のマネージメントをする立場ではないし、現場全体から引いたポジションになっているので受け流すしかない。
「最近は会議に出ても・・・そういや○○さん(私のこと)会議にいないわね・・・新しい会社、新しい店長ばっかり紹介されてさ。その人らに凄く気ぃ遣ってるのはわかるけど、もともといたアタシたちはどうなの?おざなり?群馬の会社もそうなの?」
「もともといた俺らは新しい側に気を遣う側なのよ。俺らが1年間、上州に送り込まれたのもそうなの」
「何だか○○さん(私のこと)は向こう(上州)で楽しんでて、こっちへ帰って来たがらなかったって聞いたわよ」
「だ、誰がそんなことを・・・」[あせあせ(飛び散る汗)]
(事実そうだったけど)

俺らの上州赴任もそうだったが、今の上層部は次々に増えて行く新しい現場の対応だけで精いっぱい。そこがコケると新利益を産まず困るからである。
だが女史他、もともといたオリジナルメンバーはおざなりになっている。私が女史と接する時みたいに個々に対応するスタイルは従業員数がベラボウに増えたので無理だと思う。

私が昨今、上州の社員にベッタリなのもやり難いらしく、「今後は上州への執着はしない方が。これからはこの現場に対しても希薄になっていくと思いますよ」みたいに言われた話は書いたね。薄っぺらな対応でいいということである。
私は管理部門に廻されたことで今は冷めた目で見ている。

処理済~女史の後姿.jpg「俺はもう現場部門じゃないから会議に出る立場にないの。」
「今は何処の部署なの?」
「管理、事務部門だモン。現場のオペレーションには口出しできないのさ」
「そうなの?」
「前の部署、現場部門に戻してくれって上申したんだが叶わなかった・・・」
「そ、そうなの?」
「情報として本社に話はするけどさ・・・」
もう俺は力になれないよって言いかけたがさすがにそれは思いとどまった。

「最近、ウチに入った派遣のこときいた?」
「先日登録した人か。何かあった?」
「もうこれよこれ」と言いながら女史は腰の前辺りをV字型にさすった。
「???」
「短パンで出社してくるのよ。ウチの子のパンツじゃあるまいしさ。」
「た、短パン?」
「職場に来るカッコじゃないわよっ。ナメてんのかって」
「いまどき、そういう大胆なカッコして電車乗ってる子って多いね。派遣の場合は現場で直接言ってもいいけど会社対会社の契約だから、窓口から先方の営業に話した方がいいかもな」
「担当に電話したら、年配の女性はそういうの気にしますよねとか言われてプッチ~ンよ」
誰だそんなこと言ったんは?
私は内心でオカシくてオカシくて。こっちもつられて変な失言しないよう気ぃ遣った。

おやつ.jpgブゥブゥ文句言われたら小腹が減ったぞ。
あの程度の弁当で満腹になるわけない。2個余ったんなら2個とも喰っちまえばよかったゼ。
次の現場に行く前にモスでおやつ。
「マヨネーズ少なめな」
「ハイ、フィッシュ、マヨネーズ少なめぇ~」
「ジンジャーエールも氷あんまりドカドカ入れないでくれ」
「・・・」


次の現場には再婚して産休に入る女性社員がいる。そヤツの免許証の書換→届出に行ったの。
「前にもやったよな」
「しーっ」
唇に指をあてる。
「書き方わかんだろ」
「ハイ・・・前にも2回、やったし・・・」
2回とは初婚、離婚だから。そして再婚ね。
「今度こそ幸せになれ」
「今度こそは余計ですっ。しーっ」
この女性社員は一時期、Z女史の部下だった時期があるが、お互い磁石のプラス同士で上手くいかなかったみたい。

翌日の明け方、女史が夢ん中に出て来た。
出社時間にメールした。「何かあったんか?」
「別になにもないわよ。ゆ、夢ん中まで何か迷惑かけてたアタシ?」
おうおうよくわかってんじゃねぇか。
女史にしては殊勝でかわいらしい返信であった。
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あいあむサラリーマン [人間ドラマ]

いっぱいいっぱいの新人社員がいる。

会議の準備、
資料集め、
使い慣れないソフト習得、
全国各所へ書類発送、
DM作成代行、
顧客住所録更新、
自分に全く関係ないコピー取り、
毎日届く伝票処理、
クレーム電話対応、
先輩社員の使用備品のおつかい、
先輩社員が丸投げした仕事の処理、
会合場所セッティング、
膨大なメール返信、
先輩社員の出張ホテル予約。。。

そしたら残業中に、PCがフリーズして4時間分の作業がパーになった。

泣きだしそうなかれのところへ、ある先輩社員がやってきて、
「君が抱えてる仕事を報告しなさい」
新人は、自分が抱えた山のような作業リストを手渡した。

先輩社員はその作業リストに優先順位をつけていく。
「これは30分でできるけど後回し、これは最優先で2時間でやる、これは45分で、これは・・・まぁ急ぐから明日朝一番、これは来月になってからでも間に合うから最後。。。」

「でもさっきデータが飛んでヤリ直す時間も必要だし、どんどん前倒しでやっておかないと、明日、何があるかわからないし・・・」

「気を揉んだと同じだけ苦労の量が減らせると思いますか?」

「減らせるのでは?」
「減るわけねぇだろバカ」

「・・・」
「日々やる事は終わらないんですよ」

「・・・」
「心配し過ぎてくたびれる。走る前に空吹かししてガソリンがなくなるのと同じです」

マンガ7.jpg

今日という日は一度きりでも、明日は何度でもやってくる。

(ビッグコミック2013.9.25、サラリーマン拝)
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その仕事が何であろうと。。。 [呟き独り言]

前の現場部門への復帰、異動を却下され、上州担当も終わりが見えてきて、鬱屈した気分の私は半ば開き直り、社から「やれ」と言われたことだけをやっている。
それでも社から、「この担当を専属にお願いします。洩れのなるべくないように」と言われたので、私の几帳面さや多少神経質でアバウトな完璧主義を買われたと勝手に思っている。
ところがやってみたら最近、この担当はこれ専属でないと完遂できないなっていうのはわかった。
各現場別で締切が30日以内、件数が多いのである。

だが、やれと言われたことはやるが、現場からの相談事、自分の専属業務に関すること以外は答えられなくなった。
もう前とは立場が違うんだよ、自分には助ける権限はないんだよ、とハッキリ言いたい気分だが、ジャン妻は「それは言っちゃぁダメよ」と仰る。
「窓口を明確に伝えるのはいいけど、見捨てるような言い方はしないで」という。
ではどうすればいいのか。
「言葉を濁せばいいのよ」
そういうのは苦手中の苦手なんだがなぁ。

私は帰宅が早くなった。休日出勤もない。私の担当は対行政なので17時までといっていい。ヒマでもないが、気持ち的にはやや無聊をかこってもいる。
それでもモヤモヤしているので、以前購入した書籍から第20代内閣総理大臣高橋是清の言葉を引っ張りだした。(大蔵大臣も6回、任じています。)
己に言い聞かせる言葉.jpg
授かった仕事が何であろうと、常にそれに満足して一生懸命にやるなら、衣食は足りるのだ。

重いなぁこの言葉。
この意味は。。。

『いかなる場合でも何か食うだけの仕事はかならず授かるものである。その授かった仕事が何であろうと、常にそれに満足して一生懸命にやるなら衣食は足りるのだ。
ところが多くの人は、現在困っていながら、こんな仕事ではだめだとか、あんな仕事がほしいとかいっているからいよいよ困るような破目に落ちてゆくのである。』

こうも言っている。。。

『逆境も心の持ちよう一つで、これを転じて順境たらしめることもできる。』

この意味は。。。

『栄枯盛衰は人生の常である。順境はいつまでも続くものではなく、逆境も心の持ちよう一つで、これを転じて順境たらしめることもできる。
境遇の順境は、心構え一つでどうにでも変化するものである。』

別に私は今の境遇を逆境とまでは思わないけど。
更に続く。。。

『何か仕事がなければ到底独立してゆくことのできない者は仕事を本位とするより仕方がないではないか。そして仕事を本位とする以上はその仕事の性質がどんなものであろうとただ一心になってそれを大切に努むるばかりである。そうすればどこにも不平の起こるべき原因がない。
よい地位に上がったからといって欣喜雀躍するはずもなければ、その地位が下がったからといって失望落胆することもない。すべて己れを本位とすればこそ、不平も起こり失望も起こるのだ。』

確かに私は己本位で考えていた。
世の人々って殆どがそうじゃないだろうかと思わないでもないが、自分本位で考えるなということはわかった。その仕事が何であれ、である。
これを反復することで気持ちを抑えている昨今。。。

授かった仕事が何であろうと、常にそれに満足して一生懸命にやるなら、衣食は足りるのだ。
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ドーミイン [グルメ]

チェックアウト.jpg
上州出張時にお世話になってるホテル・ドーミイン。私はバス無しシャワーだけの素泊まりシングル禁煙6千数百円くらい。
スタッフ方の応対は良く、堅苦しさゼロ。親切で行き届いていて丁寧。
さすがにスタッフにも顔馴染ができました。

先日、ジャン妻とダブル出張で2泊したのですが、私は更にもう1泊を自費で延長した。「昨日一昨日と泊まった○○ですが、今日もう1泊シングル空いてない?」これで通じます。
空いてるという。抑えてチェックインする際、
「領収書は昨日と同じ会社名で?」
「いや、今日は自費で遊びで泊まるので領収書はいらねぇ」
「笑、じゃぁここにお名前だけお願いします」
部屋のキーを受け取り、去り際に、
「別に遊びったって悪い遊びじゃないからな」
「笑」
くらいの軽口は叩くようになった。
フロント.jpg
お世話になってるドーミインだがイマイチなところもあって。
「お風呂が狭いのよ」(ジャン妻)
榛名の湯という大浴場が最上階にあるが、あまり広くないらしいのだ。
食堂も狭いんですよ。テーブル席が隣席との間隔が近すぎて、朝食バイキング時はトレイを持ってウロウロしてるとテーブルの角っこに腰がぶつかったりする。会話もまる聞こえ。
バイキング通路も狭く、混雑する時間帯だとカフェテリアみたいにラインで並び、順に喰い物を取るような流れになってしまうのだ。
狭い中、他の客とぶつからないよう注意して揃えたらこんな感じになった。
その場で作ってくれるエッグ、郷土メニューと謳った水沢うどんがウリです。
ドーミインの朝飯.jpg
私にしては小食でしょう。
この後、追加したかって?通路感覚が狭いので追加を取って来ようという気になれないんですよ。いいやこれでって思っちゃうの。
だけど食堂を出てから「あれで1000円(当日朝は1100円)だと安くないなぁ」って後で思うわけです。

うどんは温かいつゆ、冷たいつゆ両方が用意され、揚げ玉やネギはお好みで入れます。
でも香川の讃岐や秋田の稲庭と並んで日本三大うどんの一つ、400年の歴史を誇る水沢うどんにしてはコシがイマイチなんだよな。

いいサービスもある。フロント前にあるウエルカムドリンクとモーニングコーヒー。
それと夜泣き蕎麦。
「夜泣きそばはまぁまぁ美味しいよ」
「アタシは食べたことない」(ジャン妻)
夜泣きそばは如何ですか?.jpg
夜泣きそばは無料.jpg
21時半~23時まででなくなったら終了です。22時半くらいまで夜の街を彷徨してたらまずありつけない。
これは金曜夜の引換券だが、通し番号を見たらどうも1日40食ぐらいらしい。平日だと若干少なくなるのかも知れない。
引換券.jpg
チェックインした際に私が軽口たたいた美人のフロント女性が白い頭巾被って前掛けしてラーメン屋さんに扮してる。
フロントにおすましして立っている時と表情が違うぞ。やや伏し目がちで、「何でアタシがラーメン屋の女将になんなきゃなんないのよ~」って見える。
ところが丁寧な湯切だった。席について聞き耳立ててたら、チャッチャッチャッチャッチャッチャッチャッチャッ・・・湯切の音が25回も聞こえたからね。夜泣きそばは半ラーメンサイズなんだけど、それで25回の湯切とは凄い。
どっかの評判悪いラーメン屋さんみたいに湯切り2回くらいで器に移したりしない。25回ですよ。数え間違いじゃないです。女性スタッフさん、もしかしてラーメンフリークでは?

なるほど美味かった。薄い醤油味。海苔が浮いています。チャーシューなんか入ってませんよ。飲んだ後のハーフラーメンです。
夜泣き蕎麦.jpg
ちぢれ麺.jpg

前述のように朝飯がイマイチ落ち着かないので、最近は時間帯が可能なら前によく載せたもりや食堂と再会、そっちに行くようになったがこれは稿を改めます。
寒くなってきたのでそろそろ豚汁が始まる頃だろう。
もりや食堂.jpg

では帰りますか.jpg
では嫌々ながら都内へ帰京しますかね。駅に向かう足取りが心なしか重いです。
すぐに上州に戻って来たくなるだろうし、今でも飛んで帰りたいです。何か公用を作らないと。。。
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NANA [居酒屋]

ある夜のNANA.jpg
ある夜、お店のお客さんでマスターと同業者らしきお客さんがマスターに言うには、
「何でナナなんだっけ?」
「特に意味は。ラッキーセブンかな?」
傍らで聞いてた私は心ん中で、ラッキーセブンだってぇ?
よく言うワ、アンラッキーだろう、〇停になるワ、骨折するワって悪態ついた。
その同業者とおぼしき方は何処かで修業なさってて、いずれは独立して自分の店を、という料理人なら誰しも持つ野望を語っていた。
「道挟んで隣のテナント、ずっと空いてるよね、そこにオープンしていい?」
「いいけど」
この店は先日掲載した駿河大納卿(徳川忠長)が眠る大信寺の参道入り口左にあって、参道を挟んで右にはずーっと空いてるテナントがあるんです。
七.jpg
そこへライバル店が出店かい?
「店の名前は八にしよう。いいかなマスター?」
店内は爆笑になったが、マスターは「ハチって・・・もうちょっといい名前ないの?」
私は「七十七」って言ったらドッ白けになっちゃった。

お品書き.jpg
処理済~マスター1.jpg処理済~マスター2.jpg
ガラガラ1.jpgガラガラ2.jpg
この日は誰もいなかった。
マスターはヒマそうにしてた。22時半になろうという時間なので、「まだ大丈夫?」ったら「平気ですよ」
マスターの身体の膨張はようやくにしてストップしたようです。

既に他でいただいてきてるので軽くイベリコ豚の串焼きを。
美味しかったですねぇ。

イベリコ豚の串焼き.jpg
ショウさんを真似てね。〆に玉子かけご飯。
玉子ご飯と味噌汁.jpg
ショウさんの定番.jpg

1対1でいろいろ話したが覚えていない。マスターは再度、運転免許がどうとかこうとか、私はまたこっちに住みたいとか出張は月1回とか。。。

やはりこの店はいい。
な~んにも気を遣わなくっていいからね。自分のペースで飲めるのがいい。
時刻は23時をまわった。他には誰も来なかったのでサッと上がりました。その後看板になったでしょう。

先日、ジャン妻はNANAへ雪子と2人で行ったそうです。
ジャン妻は半年ぶり。「4月に引き上げてから今日が初めてよ」
「マスターが、旦那さんはよく来ますけどねって言ってたよ」
「よく来ますって?」
「アナタ、アタシにコソコソ隠れて行ってない?」
「隠れてなんか行ってないさ」
私の生霊が上州酒場を恋して徘徊してるのかも知れない。

先日の夜。。。
ジャン妻とダブル出張で来た時、22時半に夜道を歩いてたら、NANAのマスターがいつも店の前に停めてあるMY自転車で走ってきた。
「どうも~」
「こんちは。あれ?今日は?」
「いやぁ、今日、全然お客さん来ないんで、早めに閉めちゃったんです」
「早くない?何してんの?」
「いやぁ、この時間帯って街はどうなってんのかな~、どの店が開いてるのかな~と思って」
じゃぁおやすみなさいと言い置いてって、猛スピードで闇の中に走り去っていった。
マスターが自転車で走ってった.jpg
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酒が嫌になる薬? [居酒屋]

タイトルが薬剤名で、カテゴリは居酒屋?
まぁ聞いてくださいな。

当初、1日で帰京する予定だったのだが、某現場で人間関係のトラブルがあって、事情聴取に赴いた。
そのおかげで昨夜の1泊は経費が下りたので、ついでに各現場をラウンドして、自費でもう1泊することにしました。その夜の話です。
店名は伏せます。伏せてもわかってしまうかもですが。。。

午後後17時半。。。
まだ暖簾の出てない刻限ですが、私は社内接待があって、この店の小上がりを予約しようと開店前に引き戸を開けたら。。。
ある常連さんがいた。年配の女性です。
あまり他のお客さんのことを言いたくないのだが今回は聞いてくださいね。その方は入退院を繰り返していて、退院すると飲んでしまう困った人。でも飲んでいい体じゃないんです。
医者や家族は止めないのかな。止めても飲んじゃうのかな。一人暮らしかもしれない。

まだ開店前なのに既にカウンターで飲まれてる。
こんな早い時間から飲んで身体、ダイジョウブなのか?って思う。
見知った人かというと、上州に住んでた1年は出くわさなかった。最初に見たのは上州を引き上げてこっちに帰り、その後、出張に行った時の何処かで出くわしたんです。

身体が悪いと聞いていたが、その割にはずいぶんお飲みになるな。私なんかより遥かに飲まれる。長居してダラダラ飲んでる。
地元の方なので粗略にできないのだが、酔っぱらうと私にまで声高に話しかけてくるのに閉口する。
その日は予約だけだったので、マスターが、「小上がり、押えときますよ」
「お願いします」
そしたらその女性、「カウンター、アタシの隣でもいいわよ」
「いやいやいやいや、今日じゃないから。大事な接待なのでご遠慮します」って逃げた。

別の日の夜、ま~たその女性がいてカウンターの奥。
私はカウンターの入り口側に座った。その女性とは離れて座ったわけ。そしたら、
「こっち、近くに来てもいいわよ」
手招きされた。私は、「いえ、遠慮します」とお断りした。ハッキリ言いました。
「アラ、一言で嫌われちゃったわ」
「そうだよ」って苦笑する私は内心で舌を出した。こういうのはハッキリ言った方がいいんです。別にこっちはお近づきになりたくないし。
私はそれ以降、一切、視線を合わせなかった。
スズキ刺身.jpg
沖縄の豆腐?.jpg
西京焼に野菜付け合せが.jpg
私は軽く料理をオーダーする。
刺身以外のものは厨房で調理するので、マスターもスタッフの○○さん(おっちょこちょい)もカウンターから姿が見えなくなる。そしたら、
「マスターや○○さん(おっちょこちょいのスタッフ)が構ってくれないからさぁ~、ねぇ~、何やってんのぉ~?」
あのねぇ、マスターや○○さんは俺の料理を作ってんだよっ、ジャマすんなよっ、こっちは腹が減ってんだって。(このセリフは別の日にマスターに言いました。)
アナタを構ってくれないのは俺が料理を頼んだのが原因かい?足を引っ張らないでください。ただでさえ○○さんはおっちょこちょいでテンパり易いんだからさ。

その方、もうお勘定は済んでるのに気づいた。
で~もなかなか腰が上がらない。勘定済んだなら早く帰ればいいのに。マスターに「アタシ、お勘定済んだっけ?」これを2回か3回繰り返してました。呆れたのかマスターもべらんめぇ調になっていつもの遠慮のない言い合いになった。
TOTAL3時間かそこら居たらしく、ようやく帰られた。足元がおぼつかない。私はそっぽを向いて関わり合わないようにしたが、内心では、家まで帰れるんかい?ってちょっとだけ心配でもあった。ひったくりに遭わないとも限らないし。
体調悪くても、飲んじゃいけない体でも、ああまでして飲むもんだろうかってちょっと考えちゃいましたよ。

出て行ったらカウンターが途端に静かになった。
「アル中なの?」
「まぁ依存症に近いですね。でも他に楽しみがないからさ。退院するとウチに来ちゃうんです。家でも相当飲んでるらしくて。家の人も止めないみたいですね」
「勘定済んだっけ?って何回も聞いてたね」
「困ったことに本人は覚えてないんですよ」
「あれじゃぁ勘定済んでないよって言って何回もお金支払わせても気づかないかもね(笑)」

だが。。。
その女性、劇的な展開になったの後日知った。
別の日に行った時、マスターに、「あの酔いどれ女性はまだ来るの?」
「そうそう、それがですね。。。」
マスターは手を叩いてよくぞ聞いてくれたと言わんばかりに答えてくれた。
「あの後、救急車で病院にかつぎこまれて、それっきり一滴も酒が飲めなく、飲まなくなったんですよ」
「病院に?この店から?」
「いやいや自宅から。何でも酒を止める薬ってのがあって、それを医者に処方されたのに飲んじゃったんです。その薬は副作用か何か知らないけどお酒を飲んじゃいけない薬なんだって。なのに飲んじゃったらケイレンが来ちゃって救急車。そういう薬ってあるんですか?」

Z女史に確認したら、「それはシアナマイドよ。アルコール依存症の治療薬。まさか飲んだの?」
「いやっ[あせあせ(飛び散る汗)]俺は飲まないよ。酒、止めないもん。アル中じゃないよ俺」
おそらくこの薬.jpg
製品名はシアナマイド、タナベ製薬他で、成分名はシアナミドというそうです。
アルコールの分解、解毒を止めてしまう薬で、少量のアルコールでも酷い悪酔いの症状がでるのだ。敢てそういう症状を起こすことで断酒に繋がり、アル中を止めるわけ。酒を嫌いにさせるんです。嫌酒薬ともいうそうな。
ある意味、恐ろしい薬ではある。

「あんなに気持ち悪くなるのが怖くなってもう一滴も飲まなくなったんですよ」
「じゃぁもうこの店に来ないんだ」
「来てもノンアルコールビール。私と一緒(笑)」
へぇ、でもまぁヨカッたですねぇって言ったの。だがまだ後日談があって、
「その方、結婚したんです」
「結婚??」
「そう、シルバーなんとかっていってそういうのを引き合わせるのがあるんだって。そこでいい人と知り合って3回めの結婚だって。俺んトコなんか一つもそういういい話来ないのにさ。言いましたよ。お前ホント運が強いなって。今度は大事にしろよって」
そういう人生もあるんだ。でもよかったです。もうこの店でかち合うことはないかもですが、もし遭ったら、「マスターから聞きました。オメデトウ」それだけ言って、「でも俺には構わないでね」って。
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吉井藩祖 松平信平の謎 [隠れ郷土史]

上州に1年赴任する前に、現地に伝わるアヤしげな生存伝説を3つ調べてやろうと事前に確認しておいた。
一つは前橋市の淀君生存伝説。
http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2012-06-15

二つは赤穂藩逐電家老、大野九郎兵衛の潜伏設。
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2013-05-31

そして三つめが、駿河大納言徳川忠長卿の遺児が、吉井藩祖松平信平ではないかという異説。
私もその道の学者ではないので、現地での伝承のみ述べます。
吉井陣屋門3.jpg
明治維新まで続いた吉井藩の藩祖たる松平信平は駿河大納言忠長卿の遺児なのだろうか。
駿河大納言の子也.jpg
吉井陣屋跡に建つ藩士建立の碑文には、諱信平出自鷹司。。。駿河大納言之子也。。。とある。
陣屋門の説明版にも、鷹司の出と謳っている。
京都鷹司家の出自.jpg
卿之子也、松平信平、京の鷹司家、この各ポイントはどうつながるのだろうか。

まずガッカリさせるようで申し訳ないが、碑文から検索できなかったので別の資料を見たら、信平の生まれが寛永13年(1636年)になっているという。
卿が自刃したのが寛永10年(1633年)12月なので、この3年の差は誤差の範疇ではない。ちょっとオカシイと言わざるを得ない。

では候補者のもう一人である長七郎長頼はどうか。
実母らしい庚子という側妾が卿のお傍に仕えたのと、小幡藩織田家から正室が輿入れしたのも同じ元和9年(1623年)だった。どちらかが産んだ遺児がいたとしたら、母は庚子、これが最も信憑性が高そうだが、その遺児イコール長七郎かどうかはわからないのだ。
長七郎長頼という人物が実在したのかどうかという別の議論になってくるんです。後年、TV時代劇に取り上げられた所以でもある。忠長卿の血を引く遺児が江戸の悪を斬るといった格好の素材、人物。
長七郎江戸日記.jpg
次に鷹司家との関係だが、卿の兄、家光の正室孝子が鷹司家出身なのである。
この孝子を通じて卿の遺児を鷹司家に預けたというが果たして本当だろうか。後年、家光は忠長卿への処置を悔いたか、または卿の遺児を憐れんだのだろうか。
家光ってそんな甘い人物かねぇ。実弟とはいえ忠長卿を抹殺したくてしょうがなかったように見えるのは穿った見方ともいえまいて。実弟と将軍継承権を争って勝利した暁に自刃させ、検視に向かった老中に「駕籠でなく馬で行け」って叱責したくらいだからね。
まぁ百歩譲って後年、後悔したとして遺児を鷹司家に預けたとしよう。もしかしたら「自刃させよ」は家光の意志ではなく、土井利勝辺りの幕閣の陰謀かも知れないしね。だがその遺児を幕府内には置いておけないだろう。誰かが担いでまた幕閣の争いのネタにならないとも限らない。だから京都、鷹司家へ送ったのだろうか。

信平と長七郎の関係について、以下の説はどうか。
長七郎が諸国を放浪した果てに江戸の麹町で豪商の娘をならず者から助け、それが縁でその女性と一家を持ち、一子長松丸が生まれた。
この長松丸が後年、鷹司家の猶子となって信平を名乗ったという説がある。
何かがつながっているようには感じる。

吉井町には資料館があって私は平日に訪れている。
何だかヒマそうで、私が入ったら例によって不審な闖入者と思ったフシがある。入館料を出したら館内の照明を点灯したからね。
町史を購入して2階へあがり、甲冑やら模型やらを見た。その町史では三つの説が載っていた。
一つめは私も見た碑文です。駿河大納言卿の子也と。大納言卿薨じた後に産まれ、大猷公(家光)が舅である鷹司家に託したという定説。
問題の碑.jpg
もう一つは、前の定説に加えて、太祖信平公は前の関白、太政大臣信房卿の第四子也と筆を加え、実は駿河大納言卿の遺腹の子也とある。
異腹の子ではない。遺腹です。忠長卿が自刃した時、奥方のお腹にあった子の子、すなわち孫だというんだな。
吉井藩二十話.jpg
三つめには長七郎が出て来る。これには忠長卿の長男が長七郎であるとハッキリ書いてあった。その長七郎は慶長19年(1614年)生まれで、父忠長卿の自刃後は流浪の身となったが、幕府や紀州藩の保護を受ける。その後、江戸商人、木綿屋新兵衛の息女、みつとの間に儲けたのが信平だという。
信平は長七郎長頼の子なのだろうか。

だが、ここに出てくる木綿屋新兵衛と、その娘みつが前述の江戸麹町で出会ったとも書いていないし、産まれた子が長松丸とも明記してなかった。
それでもスッキリした話の流れだが、残念なことにこの説には決定的な間違いがある。
忠長卿の生年は慶長11年(1606年)なのである。
長七郎は慶長19年(1614年)生まれなら、殆ど同じ世代になってしまうのです。
系図.jpg
信平が鷹司家から吉井藩祖へ転籍というか、公家から武家になったのは間違いないらしい。
最初は7千石で万石に満たなかったが、長七郎が紀州藩の庇護にあった伝説も絡むのか、正室は紀州藩頼宣の娘を迎え、屋敷は紀州藩邸の一郭にあった。
紀州藩の分家みたいだったというが、分家というか居候であろう。
牡丹紋.jpg鷹司松平家となって紋章は牡丹紋。他にこの紋を許された大名は伊達、島津、鍋島、津軽しかいない。
諸役や軍役も免除され、領内を治めるだけであとは格式を誇示して悠然と暮らしていたかのようである。

その特別待遇を奇異に見た大名や幕閣もいただろうし、徳川家の血を引く者として囁かれたのは想像に難くない。公家から武家への転身を果たし、さらに子孫が大名となるという極めて特殊な経歴から、信平は実は徳川将軍家の血筋の人物であったという風説が生み出された。
そしたら後年、鷹司松平信平の経歴に松平長七郎が混同され、元を質せば駿河大納言卿に行きつく説が流布される。真偽は闇の中だが、公家の庶子を出仕させて大名に持ってったのだから、やはり信平には何か憚りや差し障りのある謎があるのだろう。
(信平は鷹司家の実子だったという説や、家光自らの落とし胤ではなかったかという説もある。こっちの方がスマートな説のようにも思える。)

斜めから見た門.jpg
凄いのはこれら一連のホントかな伝説、伝承を、もと吉井藩士が治跡として堂々としたデカい碑に刻み記録に残し、現在の吉井町もそれは当然と受け入れていること。これは町が律令制時代の最古の漢文碑を三つも町内に持っていて、おとなしい風土ながら実はプライドが高く、のんびりした町だが藩祖を敬っているのだと思う。

だが、それだけであってそれ以上に声高にアピールしてるわけではない。
松平信平は卿の子なのか、長七郎が子で、信平は孫なのか。残念ながら結果、わかりませんというのが結論です。

長七郎伝説は舞台を上州から秩父に移って更に生き続けるのだがそれは割愛する。最後に、鷹司松平信平は時空を超えて現代の平成の世に現れている。
この本です。
もしかしてこの人?.jpg
二見文庫はあまり知られていない新進気鋭作家を掘り出し、世に送り込んでいる文庫だろうか。この本のカバーには、『公家鷹司信房の子、信平は庶子であるため、門跡寺院に入るしかない。坊主になりたくない信平は15歳の時に将軍家光の正室となっていた姉の孝子を頼って江戸に出た。。。』
高貴な血筋を隠して江戸の悪を斬るというお定まりの内容なのだが、内容が軽いのでこれ1冊で読むの止めちゃった。今は7巻くらいまで刊行されているのかな。
別の但し書きにはこうあった。
『公家出身ながら後に一万石の大名となった実在の人物、松平信平の痛快な活躍!続々重版の人気シリーズ』
だそうです。吉井藩を興したのは間違いなさそう。
このシリーズで様々な謎は明かされるのだろうか。
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