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東急世田谷線異聞 [鉄路と風景]

世田谷線1.jpg
東急世田谷線って不思議なところが幾つかある。
まず料金。
通しでも一区間でも均一140円だったかな。一区間なら高いが、ある程度の距離を利用した場合は安過ぎるように思うのだ。
都営バスが最低200円でしょう。並行する東急バス渋谷~上町(渋21系統)は210円ですよ。
調整しないのだろうか。
世田谷線2.jpg
乗降口のルールがある。
起点、終点の三軒茶屋駅と下高井戸は2両編成、全ドアから乗車できるが、それ以外の途中駅で乗降する場合は2両編成の1両目前部、2両目の後部ドアより乗車し、連結部を挟んだ中央部2か所のドアから降車するルールになっている。先頭部と後方部から乗車、中2ドアは降車専用と思えばいい。
先払いで、先頭部と後方部に運賃箱があること。途中駅は無人ホームで改札がないからです。バスと思えばいい。
写真は小田急線との連絡駅、山下駅ホームの乗車位置です。
山下駅乗車口位置.jpg
私は最初、知らずに初めて世田谷区役所からの帰途、松陰神社駅から降車専用の真ん中ドアにヌッと入ったら女性車掌のアナウンスで、「まんなかの扉からご乗車された男性のお客様、後方部までおいでいただき運賃をお支払ください」ってやられたからね。恥ずかしいのなんの。コイツは世田電シロウトだなってのがバレバレだった。
このネタをZ女史に話したら、女史は電車嫌い、電車音痴のクセに。
「やだぁ恥ずかしい。車内アナウンスされたの?やだぁ」
「世田谷線に乗ったことあんの?」
「ないわよ。アタシが電車なんか乗るわけないでしょう。でもそれ(世田谷線)って手を挙げたら止まってくれるんでしょ」
タクシーじゃあるまいしさ。
世田谷線6.jpg
次にいきます。
大手私鉄のクセに乗継割引料金がないのも解せない。
他社路線同士が駅で連絡、隣接、接続する場合、いったんその駅で降りた清算をしないで通しで料金計算をする制度です。
同じ区間利用でも、乗り継ぎが多いほど料金が高くなってしまうのでそれを抑えるために設定されている。
例えば代々木上原駅で小田急線に乗車、下北沢で京王井の頭線に乗り換えて、明大前で京王本線に乗り換えて下高井戸まで通しで行く際は連絡用改札を通る乗継割引で220円です。
これが下北沢駅でいったん改札を出てしまうとと若干、高くなる。小田急線の代々木上原~下北沢が120円、下北沢~下高井戸が120円、計240円。
山下駅に隣接する小田急線豪徳寺駅や、下高井戸駅で連絡する京王線との乗継割引はないんです。
世田谷線自体が線内で完結してるのはわかるが、他社路線との運賃通算乗継割引が無いのは何故だ?アタマの固いJRならともかく、大手私鉄同士ですよ。腑に落ちない。まさか世田谷線だけ子会社、別会社なのだろうか。軌道と鉄道の性格上の違いの為に差があるのだろうか。
駅.jpg
まだある。
私の中で最大の不思議、謎は、途中駅ホームで知人との待ち合わせができないこと。
何が言いたいかというと、世田谷線の駅は起点と終点の三軒茶屋、下高井戸以外は改札がなく他はALL無人駅です。(上町にはいる時もある)

途中駅から乗車する場合は車内で支払うんです。なので誰かと途中駅ホームで待ち合わせる為にうっかり降りてしまうとそこで無効になってしまうのだ。駅に改札がないからです。バス停のようなものです。
こういうのって他の鉄道ではまずありえない。例えば京急の上大岡駅ホームで誰かと待ち合わせてから再度電車に乗っても、その時点で既にどっかの駅の改札で支払って京急路線内にいるわけだから、改札から出ない限り2回も支払うことはないでしょう。在来線ならどこの電車もそうです。
世田谷線は車内で支払うので、三軒茶屋と下高井戸以外の途中駅ホームに降りた時点で駅の外と同化しているんです。
三軒茶屋駅1.jpg
三軒茶屋駅2.jpg
これについては不思議でしょうがないので三軒茶屋駅員をフン捕まえて聞いてみた。SUICAを見せながら、
「途中駅で乗車して、車内でピッってやって、いったん駅ホームに降りたらもう無効だよね。再度、その電車に乗るにはもう1回、ピッてやらなきゃダメですよね。」
「そ、そうですね」[あせあせ(飛び散る汗)]
「ってことは路線内の各ホームで待ち合わせができないじゃないか。一旦降りたら駅の外に出たと一緒?」
「そ、そうなりますね」[たらーっ(汗)]
「こういう質問って受けたことないんか?」
尚も鋭く突っ込もうとする私に困惑、辟易したらしく、「スミマセン、よくわからないんで、東急本社に聞いて貰えますか?」
もしかして正規の社員さんではなく嘱託さんか契約社員さんか。私のことをクレーマーとでも思ったのだろうか。

運賃箱.jpgでは途中駅で降りて、5分後にすぐ次の電車に乗ったらどうなるか、SUICAで。
SUICAが効かないんです。一旦降りたら10分か15分しないと使えないのだ。
一度、山下駅で降りて小田急線豪徳寺駅改札で重要なものを受け渡してすぐさま山下駅ホームで再度乗り込んだがSUICAが使えなかった。
女性の車掌さんが言うには、「降りてすぐですか?」
「7分くらいかな」
「すみませんお客さま、ちょっと10分ほど間が空かないと反応しないんです。現金でお支払いただけますか」
???
これって何の意味があるんだろう。
二重支払の防止なら良心的だがそうでもなさそうなんです。しっかり現金で支払えって言われたからね。
すぐにSUICAが反応しないのなら、前述の疑問、ホームで待ち合わせるべく一旦降りてもいいじゃないかって思わないでもない。

私が行く世田谷区役所の窓口は、松陰神社前駅よりも世田谷駅の方が近い場合があって、区の冠をいただく世田谷駅に降りたら、まぁさびしいホームではある。
もちろん無人駅。世田谷線の途中駅には上町以外はWCありませんので念の為。
世田谷線4.jpg
夏草.jpg
草をむしりなさいよ。廃線跡みたいじゃないか。
夏場なんか青々として草ぼうぼうでしたよ。床の低い車輛なので草を引き摺って走っているようにも見える。草がボディ下部に絡んだりしないのかな。

世田谷線のHPを観ると従業員、特に駅係員の環境意識向上並びに車窓からの沿線風景をキレイにする為に、世田谷フラワーリングだかみみずコンポストを導入したとか。
みみずなんとかとは東急職員の食事で出た野菜屑をみみずを入れて堆肥に変えて、山下駅で栽培してる花壇の肥料にするんだと。
>2012年3月までに累計27kgの生ごみが16kgの堆肥と14リットルの液肥に生まれ変わりました!!
それと線路脇に草花を植えるのが「世田谷線フラワ-リング」だそうです。私は普段、花なんか見てないからどこにフラワーリングがあるのかわからないのだが、最終的にはいつか下高井戸駅まで全線で花壇が完成するであろうと。
世田谷線が何処か牧歌的なのを裏付ける試みではある。
だからったってこの草ぼうぼうは如何なものだろう。
わざとむしらないのかな。
世田谷線5.jpg
駅に改札がないのもあって、ホームから線路脇にキャットウオークばりに歩道が伸びている。これって公道なのかなぁ。私道かなぁ。
この歩道脇に花壇らしきスペースがあった。
側道1.jpg
側道2.jpg
江ノ電も線路敷地内なのか民家の敷地内なのか判然としない箇所が幾つかあるけど、この辺りのアバウトさが路面電車の名残を醸し出す軌道たる所以かもしれない。
そんなにスピードを出す電車じゃないからアブなくないのだろう。

イロイロ言いましたけど、別に私は世田谷線を嫌いじゃないのよ。他社接続してない閉塞した軌道線なので、他の私鉄と異なる形態が垣間見られるということ。
もうちょっとスピードが出ないのかなとも思うけど。

いづみ.jpg
世田谷区役所へ行って、レストラン「けやき」が大混雑していた際は、下高井戸方面の踏切近くにあるアド街に出た蕎麦屋さんに行く。。。
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