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おちょこ [居酒屋]

おちょこ1.jpg
この店はNANAからホテルドーミインに戻る途中の路地にある。外から見ると何処に店の名前があるのかわからないんです。
店の引き戸を開けた。
客は他に誰もいなかった。
「いらっしゃいませ」と言うまんまる美人オーナーの声に緊張が走った。
ヤバい客が来たって思ったのかも。前に来た時、ネタの品切れが多く、煮るのに「お時間が・・・」、これが続いたのね。ネタ切れってことは仕込み、仕事を怠ったとみられても仕方がないでしょう。やれやれと思った私は締めのダシ茶漬けができあがるのを待たず
「もういいよ。お会計」
「あ、あの、もう少ししたらお茶漬けが・・・」
「いいよもう。それはつけといていいからお会計。茶漬けは他のお客さんに出しな」
「ハイ・・・」
女性オーナーは哀しそうだったが、私は去り際に、「おでんってのは屋台が発祥だろ。今はコンビニでも売ってる。客を待たせちゃダメなんだよ」ってキツめに言って店を出たんです。
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2013-09-25-1

その後に寄ったCafeでうさ子が言うには、
「おちょこ行かれたんですかぁ、すごくいい店でぇ、いい方でぇ、お店を閉めてからウチにも寄られるんでぇ。。。」
いい店?
いい人?
それは俺も思ったよ。オーナーのま~るい笑顔に惹きつけられる店だな。
開店してまだ1年ほどらしいですね。ショウさんの情報だと屋台村から来た店だとか。

再訪しました。
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おでん.jpg
しおもん.jpg
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緊張させないよう敢えて丁寧な口調で静かに言いました。
「おでん、お願いしていいですか」
「ハイっ」
元気な返事が返ってきた。
「ガンモ、さつま揚げ、大根、餅きんちゃく」
前回時は煮込みが足りないネタがあって、殆ど1個ずつ小皿で供されたが、今回は全品待たされずに一皿で供されました。
キンピラとおでん.jpg
こんな感じ.jpg
でもやはり仕込みにバラつきがあった。
味が前回より濃く、ガンモは煮過ぎなのか箸で摘まんだらボロボロッて崩れてしまったんです。
後から常連さんが来て、「おでん今日は全員集合してます?」な~んて聞いてたから、この店、特に人気のおでんネタきれは茶飯事なんじゃないかなぁ。
「全部ありますよぉ」
そりゃアタリマエだろ。でもやはり「餅巾着がお時間かかります」って訂正が入った。
私はお待たせされなかった餅巾着が出ています。19時前で最初で最後の餅巾着を喰ってしまったのか俺は。。。

おでんって大根は欠かせないし、玉子も不可欠っていう人もいるし、ネタの好き好きは個人個人で違うと思うんです。
ニンジンやロールキャベツ、ウインナーなんてのもあるしね。
時刻はまだ19時ですよ。この時間で切らしちゃダメ。
もっとも遅い時間になると切らしたネタが煮あがって復活するのかもしれない。
日本酒.jpg
「熱燗、どれがいいですか?」
「船尾瀧をおススメしています」
船尾瀧?
何処かで聞いたことあるな。
ああ、聖なる酔っ払いオンナから貰ったあの酒か。
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2013-02-26
榛名(はるな)山麓の名瀑、「船尾滝」から取って命名されたお酒です。
蔵元はで大正4年(1915)創業の「柴崎酒造」。
二合いただきました。

(余談ですが、私と聖なる・・・の信頼関係は未だ継続しております。先日、彼女の運転するくるまの助手席に乗ったのですが、まぁ運転が荒くスピード出し過ぎ。。。)

モツ煮.jpg
「ダシ茶漬けはできる?」
「ハイできますっ」
前回、ダシ茶漬けを「いいよもう」って断ったのは覚えてるだろうけど、私はおでんダシを飯にぶっかけるだけかと軽く考えてたのね。どうもそんな簡単ではなく案外と時間がかかったような。
ダシ茶漬け1.jpg
へぇ。。。
これがそうか。何かの海藻が載ってました。
ダシ茶漬け2.jpg
「出張ですか?」
「今日は出張だけど、私は今年の春まで1年間、うさ子さんのCafeの近く、○○町に住んでたんで・・・」
「そうだったんですかぁ。うさ子さんの店はここを閉めてから行くんです」
やれやれ、やはりそこまでの知り合いかい。
ってぇことはNANAのマスターとも知り合いなんだろうな。

「そうなんですか。。。」ではなく、「そうだったんですかぁ。。。」、こういう言い方するってことはやはり前回のキツい私のことは覚えてたんだろうな。
オーナー女性2.jpg
処理済~ふたりで.jpg処理済~オーナー女性1.jpg
この街は飲食店の雇用が少ない代わりに、若くして店のオーナーになって頑張ってる人が多い。
うさ子、NANA、幸盛、まる飛、味一味。。。
最初の頃はどの店も入って、えっ、こんなに若い人が?って驚いたものだが、そのうち自分の中でも応援しようって言う気にはなった。
若いってのは勢いもある。おでんの味、煮込みのバラつきはまだまだ若く、ベテランの「梅ふく」、老舗の「安兵衛」には及ばないがいい店でしたよ。
女性一人でも安心して行ける店です。おでんCafeかな。
おちょこ2.jpg
まだまだ素人の域を出ない。そこがいいのかも知れないけどね。
再々訪はあると思います。この店のもう一つのウリ、しおもん、を喰ってないので。
聖なる・・・に貰った船尾瀧を置いてあること。
うさ子の同業者、知り合いでもあること。
こっちに住んでる時期に入ればよかったとも思う。でもまだ間に合う気がする。ああまでキツく言ったんだから見届けたいですこの店を。
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