震災グッズ [人間ドラマ]
私は既に上州の担当から外れています。では最後の定期出張ネタと、それ以外の眠っていたネタをランダムにUPしてみます。
これは最後の定期出張時のもの。






T駅西口に降りたらビブレの隣、音楽祭スタージが設置されたり、年末にイルミネーションで煌びやかだった空きスペースに工事重機が入っていた。何か掘り起こしている。

この辺りは大手流通会社イオンの子会社、イオンモールの進出が決まっている。ビブレは来年3月に解体され、9階建の商業ビルが建つ予定。その工事がもう始まったのかと覗いてみたら、工事現場ではなく何かの発掘現場の風景であった。
工事のアンちゃんに、「何か出てきたんですか?」
「昔の田んぼだそうですよ」
「田んぼ?」
な~んだと思った。刀剣か鏃でも出て来たのかと思ったのに。では昔の田んぼとは何か?
出て来たのは平安時代の田んぼです。それが浅間山の噴火で埋まっていたのが表に出て来たという。平安時代というとおそらく天仁元年(1108年)の大噴火で埋まった田んぼの跡。
この時の噴出物総数は〇〇億トンと推定され、上野一帯に火山灰が降り積もり田畑は壊滅した。
当然、復興の為に開発するのだが、その田畑は豪族が私有地かし、平安の荘園制度へ繋がった。
発掘している一帯は平面に溝があった。水を流したのだろうか。

掘り上げた土は浅間山の火山灰を含んでいたに違いない。


私はその発掘現場を横目に見た後、本数少ないバスに乗ってヒマな考え事をしてた。
浅間山か。
遠望するだけでついぞ足を向けなかったが、浅間山は現在でも活火山の筈。

上州は地震は少ないし、海に面してないから津波はない。先日の慣れない大雪には参ったが災害指定にはならなかった。では起こりうる災害というと浅間山噴火だろうか。
2012年に赴任した際、前年度の震災の経験から非常食や寝袋、懐中電灯といった災害グッズが全部の現場に配布された。
首都圏、東京神奈川千葉の間隔で配布されたのだが、ここ上州のスタッフは、「そんなの配られても・・・」困惑と難色を示したのである。
長くいる女性社員に訊いてみた。「何で要らないのさ」って。
「置く場所ないですよぉ」
「そういう問題ではないっ」
「だってぇ、くるま通勤だしぃ、通勤に電車使わないしぃ、首都圏ならわかりますけどぉ・・・」
「・・・???」
「どうしたって必ず家に帰りますよ」
「水道は?」
「井戸とかありますよ」
それはまだしも、「川や沢がたくさんありますから」と言って来たヤツもいた。家の敷地内に小川が流れてるそうなんだな。長閑だねぇ。
何かあったら避難する場所も指定しないといけない。主に学校です。
「何処へ避難するのさ?」
「緊急避難場所ですか?ウチの隣の畑じゃダメですか?」
畑なら何も崩れ落ちてこないと言うんだな。
「道路が崩れたらどーする?橋が落ちたら?」
「全部の道路が不通になるって考えられないです。何処かしら橋や峠は繋がってるし・・・」
「食料はよ?」
「裏の畑から何かとってくれば・・・」と言ったのは農家の出の人。ただ、家に食料ありますという社員が殆どだった。やはり土地が広く、畑や農家に隣接していて、自給自足までいかないが蓄えはあるんだと。
ややイラついてきた私は、「じゃぁ浅間山が噴火したらどーすんだよっ」
「浅間山ぁ?それっていつ噴火するんですか。ぶふふっ(笑)」
いついつ噴火しますって予告するもんでもなかろうけど、私のことを、東京から来た人はこれだからなぁと思ったフシがある。
どうも私の社の人間は危機感覚が希薄でしてね。
私らも昨年の春、3月末だからちょうど昨年の先週ですね。(月日の経つのは早いものですね。)上州から引き上げる際に事務所にあった震災グッズの処理に困った。
グッズの中にはレトルトカレーや缶入りビスケットがあって、私の大好きなリッツの大缶があった。バカな私は止せばいいのに本部の女の子に問い合わせた。
「喰っちゃっていいか?」
「ダメですぅ」
「何でさ。もったいないじゃんか捨てるの。リッツにチーズ載っけて喰うの美味いぜ。ブランデーのつまみに・・・」
「ダメですっ!!」
キツい呆れた口調で言われので結局は新規で開いた現場に送った。
その時から1年経った前回出張時、Aという女性リーダーから相談があった。
「震災グッズの賞味期限が・・・」
「賞味期限?切れたら捨てろよ」
「ええっ、もったいないですよっ」
「もったいないかね。で、いつ切れる?」
「カレーとか来年切れます」
「でも昨年俺らが東京に引き上げる時に喰っちゃっていいですか?って本部に問い合わせたら喰っちゃダメだって言われたよ」
Aは、そんな子供みたいなこと聞いたんですか?という表情だったが、その傍らでTという大柄女性(空き缶プレスお嬢様)が満面の笑みでニコニコしながら太い長い両腕を前後に振ってブリっ子している。
Tは、「賞味期限切れる前に食べてちゃってもいかな~、いいいですよね~」という意志表示をしていて、私に「食べていいよ」の返事を期待しているんですよ。
AはTをチラチラ見ている。どうもAは自分の意志ではなく、後輩Tに「言ってください」って押し付けられたように感じた。
一旦は却下した私。
「ダメだよ喰っちゃ。お前喰いたいんだろ」
「食べたいですっ」
でも食べなくてとっておいても期限はやってくるので、「切れるまで喰っちゃダメだよ」と言ってしまった。それは切れたら喰っていいよと言ったに等しい。
「じゃぁ切れたらすぐ食べていいですかっ?」
切れてもすぐ喰えくなるわけじゃないが、私も立場上、公然と、「喰っていいよ」とは言えない。おそらく廃棄処理をしてから各人に分け与えることになるでしょう。
一応はジャン妻に確認した。あれって喰っていいのか?
「いいんじゃない食べても」と言うのである。
「だって前に俺、リッツの大缶、喰っちゃダメだって言われたよ」
「あれは期限内だからでしょうよ」(ジャン妻)
「??」
「商品価値があるのに食べていいわけないでしょうよ」(ジャン妻)
では賞味期限が切れる来年まで待ちましょう。
これは最後の定期出張時のもの。






T駅西口に降りたらビブレの隣、音楽祭スタージが設置されたり、年末にイルミネーションで煌びやかだった空きスペースに工事重機が入っていた。何か掘り起こしている。

この辺りは大手流通会社イオンの子会社、イオンモールの進出が決まっている。ビブレは来年3月に解体され、9階建の商業ビルが建つ予定。その工事がもう始まったのかと覗いてみたら、工事現場ではなく何かの発掘現場の風景であった。
工事のアンちゃんに、「何か出てきたんですか?」
「昔の田んぼだそうですよ」
「田んぼ?」
な~んだと思った。刀剣か鏃でも出て来たのかと思ったのに。では昔の田んぼとは何か?
出て来たのは平安時代の田んぼです。それが浅間山の噴火で埋まっていたのが表に出て来たという。平安時代というとおそらく天仁元年(1108年)の大噴火で埋まった田んぼの跡。
この時の噴出物総数は〇〇億トンと推定され、上野一帯に火山灰が降り積もり田畑は壊滅した。
当然、復興の為に開発するのだが、その田畑は豪族が私有地かし、平安の荘園制度へ繋がった。
発掘している一帯は平面に溝があった。水を流したのだろうか。

掘り上げた土は浅間山の火山灰を含んでいたに違いない。


私はその発掘現場を横目に見た後、本数少ないバスに乗ってヒマな考え事をしてた。
浅間山か。
遠望するだけでついぞ足を向けなかったが、浅間山は現在でも活火山の筈。

上州は地震は少ないし、海に面してないから津波はない。先日の慣れない大雪には参ったが災害指定にはならなかった。では起こりうる災害というと浅間山噴火だろうか。
2012年に赴任した際、前年度の震災の経験から非常食や寝袋、懐中電灯といった災害グッズが全部の現場に配布された。
首都圏、東京神奈川千葉の間隔で配布されたのだが、ここ上州のスタッフは、「そんなの配られても・・・」困惑と難色を示したのである。
長くいる女性社員に訊いてみた。「何で要らないのさ」って。
「置く場所ないですよぉ」
「そういう問題ではないっ」
「だってぇ、くるま通勤だしぃ、通勤に電車使わないしぃ、首都圏ならわかりますけどぉ・・・」
「・・・???」
「どうしたって必ず家に帰りますよ」
「水道は?」
「井戸とかありますよ」
それはまだしも、「川や沢がたくさんありますから」と言って来たヤツもいた。家の敷地内に小川が流れてるそうなんだな。長閑だねぇ。
何かあったら避難する場所も指定しないといけない。主に学校です。
「何処へ避難するのさ?」
「緊急避難場所ですか?ウチの隣の畑じゃダメですか?」
畑なら何も崩れ落ちてこないと言うんだな。
「道路が崩れたらどーする?橋が落ちたら?」
「全部の道路が不通になるって考えられないです。何処かしら橋や峠は繋がってるし・・・」
「食料はよ?」
「裏の畑から何かとってくれば・・・」と言ったのは農家の出の人。ただ、家に食料ありますという社員が殆どだった。やはり土地が広く、畑や農家に隣接していて、自給自足までいかないが蓄えはあるんだと。
ややイラついてきた私は、「じゃぁ浅間山が噴火したらどーすんだよっ」
「浅間山ぁ?それっていつ噴火するんですか。ぶふふっ(笑)」
いついつ噴火しますって予告するもんでもなかろうけど、私のことを、東京から来た人はこれだからなぁと思ったフシがある。
どうも私の社の人間は危機感覚が希薄でしてね。

グッズの中にはレトルトカレーや缶入りビスケットがあって、私の大好きなリッツの大缶があった。バカな私は止せばいいのに本部の女の子に問い合わせた。
「喰っちゃっていいか?」
「ダメですぅ」
「何でさ。もったいないじゃんか捨てるの。リッツにチーズ載っけて喰うの美味いぜ。ブランデーのつまみに・・・」
「ダメですっ!!」
キツい呆れた口調で言われので結局は新規で開いた現場に送った。
その時から1年経った前回出張時、Aという女性リーダーから相談があった。
「震災グッズの賞味期限が・・・」
「賞味期限?切れたら捨てろよ」
「ええっ、もったいないですよっ」
「もったいないかね。で、いつ切れる?」
「カレーとか来年切れます」
「でも昨年俺らが東京に引き上げる時に喰っちゃっていいですか?って本部に問い合わせたら喰っちゃダメだって言われたよ」
Aは、そんな子供みたいなこと聞いたんですか?という表情だったが、その傍らでTという大柄女性(空き缶プレスお嬢様)が満面の笑みでニコニコしながら太い長い両腕を前後に振ってブリっ子している。
Tは、「賞味期限切れる前に食べてちゃってもいかな~、いいいですよね~」という意志表示をしていて、私に「食べていいよ」の返事を期待しているんですよ。
AはTをチラチラ見ている。どうもAは自分の意志ではなく、後輩Tに「言ってください」って押し付けられたように感じた。
一旦は却下した私。
「ダメだよ喰っちゃ。お前喰いたいんだろ」
「食べたいですっ」
でも食べなくてとっておいても期限はやってくるので、「切れるまで喰っちゃダメだよ」と言ってしまった。それは切れたら喰っていいよと言ったに等しい。
「じゃぁ切れたらすぐ食べていいですかっ?」
切れてもすぐ喰えくなるわけじゃないが、私も立場上、公然と、「喰っていいよ」とは言えない。おそらく廃棄処理をしてから各人に分け与えることになるでしょう。
一応はジャン妻に確認した。あれって喰っていいのか?
「いいんじゃない食べても」と言うのである。
「だって前に俺、リッツの大缶、喰っちゃダメだって言われたよ」
「あれは期限内だからでしょうよ」(ジャン妻)
「??」
「商品価値があるのに食べていいわけないでしょうよ」(ジャン妻)
では賞味期限が切れる来年まで待ちましょう。
2014-03-31 06:50
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はなむけ [人間ドラマ]
私は上州担当から正式に外れました。(外されました。涙)
まだ残務整理が若干残ってるのと、ある特定の分野だけ単発で関わることになりますが、大きい部分は別の者に引き渡したんです。もう定期的に行くことはありません。
ひとりのヤンキーっぽい女性社員が私に言うには、
「○○さんっ!!」
(○○とは私のことです)
「うん?」
「会社に群馬が好きだって言いなよ。そしたらまた群馬の担当にして貰えるよ」
「えっ??」
「好きなんでしょ?」
「そりゃそうさ」
「言えばいいじゃん」
「う~ん・・・それを言ったところで・・・昨年春に東京へ引き上げた時それに近いことは言ったんだがなぁ・・・」
「好きだって言ったら群馬を担当させてくれるんじゃないの?会社ってそういうもんじゃないの?」
「いやぁ、会社ってそういうもんじゃないよ・・・組織で決めるし・・・」
「あたしイヤだよ。知らない人が担当になるのイヤだよ。」
「俺たちだって最初は知らないモン同士だったんだからさ」
「そ、そうだけど。○○さんの次の担当ってどんな人?怖い人?怖い人だったらどうしよう???」
「大丈夫だよ。怖かないさ。まだ次の担当者と関わってもいないのに何を妄想してるか?」

バカ言ってんな~この子。
でも・・・
「会社に群馬が好きだって言いなよ。そしたらまた群馬の担当にして貰えるよ」
それは無理だよ。でも無理なだけ胸中グッときました。
これって私にとっては最高の餞(ハナムケ)です。
報われました。
まだ残務整理が若干残ってるのと、ある特定の分野だけ単発で関わることになりますが、大きい部分は別の者に引き渡したんです。もう定期的に行くことはありません。
ひとりのヤンキーっぽい女性社員が私に言うには、
「○○さんっ!!」
(○○とは私のことです)
「うん?」
「会社に群馬が好きだって言いなよ。そしたらまた群馬の担当にして貰えるよ」
「えっ??」
「好きなんでしょ?」
「そりゃそうさ」
「言えばいいじゃん」
「う~ん・・・それを言ったところで・・・昨年春に東京へ引き上げた時それに近いことは言ったんだがなぁ・・・」
「好きだって言ったら群馬を担当させてくれるんじゃないの?会社ってそういうもんじゃないの?」
「いやぁ、会社ってそういうもんじゃないよ・・・組織で決めるし・・・」
「あたしイヤだよ。知らない人が担当になるのイヤだよ。」
「俺たちだって最初は知らないモン同士だったんだからさ」
「そ、そうだけど。○○さんの次の担当ってどんな人?怖い人?怖い人だったらどうしよう???」
「大丈夫だよ。怖かないさ。まだ次の担当者と関わってもいないのに何を妄想してるか?」

バカ言ってんな~この子。
でも・・・
「会社に群馬が好きだって言いなよ。そしたらまた群馬の担当にして貰えるよ」
それは無理だよ。でも無理なだけ胸中グッときました。
これって私にとっては最高の餞(ハナムケ)です。
報われました。
2014-03-30 16:10
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GEN [居酒屋]


店のHPには横浜駅から徒歩9分となっているがトンデモない。
![[あせあせ(飛び散る汗)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/162.gif)
ビブレ近くの人混みが嫌いなのでつい迂回してしまい、ダイヤモンド地下街を天理ビル方面へ抜け、相鉄本社ビル前を歩いたら逆方向に折れてしまい、結局は道に迷ってしまった。
簡単に言うと浅間下交差点近くなんですよ。相鉄ムービルとダイエーの間の道、西口で最も混雑する道を岡野方面へ歩き、岡野交差点を向こう側に横断して浅間下交差点へ歩けばいい。
初めての店で入店拒否されたトラウマがあるので、初めての店や行きかけの店には必ず事前に電話してジャン妻から入店させます。

広々している。
天井高い。いい和の空間です。
男性の板長さんと女性の店長さんの2人で営っている。
カウンターは常連さんばかりっぽいので一見の私らは2人テーブル席にしました。後で奥のWCに立ったジャン妻は「カウンター広いよ」と言っていたが、おおよそ10席くらい。テーブルは私らの2人席×2と、4人席×3です。
2人で営ってるキャパぎりぎりでしょうな。


事前にアラカルトだと席料が加算されるという情報を得ている。席料=お通しでしょう。
予約無しでもオーダーできるコースにしました。
酒肴コース(全5品)2800円
旬菜コース(全6品)3500円
ととやコース(全7品)4600円
間を採りました。旬菜コースで。
ちゃきちゃきした女性スタッが言う。
「何か苦手なものはございますか?」
「カボチャの煮物」
「それとこの人、酸っぱいのはダメ」(ジャン妻)
「わかりました」
オイオイッ、これだと俺だけ好き嫌いがあるみたいじゃないか。
お任せで「苦手なものは?」訊いてくれるのは助かる。
最初に刺身が出た。あまり提供は早くないみたいですね。お通しはなくてもいいが、なきゃないでそれまで手持無沙汰なモンだなと思った。

次に煮物。
タケノコの煮物。薄味仕立て。


焼き物は鰯の明太子焼き?
持って来たのは私の席からだと死角に入って見えない板場の板長さんだった。おねーさんがカウンター常連客に捕まってるので自ら持って来た。
「明太子焼きぃ?」
思わず口に出てしまったのね。「お腹の中に明太子を入れて焼いてみました」




日本酒を2種飲んだ。最初の酒が2本めに残り僅かになってしまったらしく、「サービスしておきますので・・・」
嬉しいが、無料の酒を飲んで切り上げるのはメンツ的に嫌なので、2本目の酒は別にしました。お猪口も変えてくれました。
何の酒か銘柄は覚えていません。
お品書きに、「尾瀬の雪どけ」というのがある。
「これって大船で飲んだピンク色のにごりだよな」
「ああ、あれね。それにするの?」
「いや、止めとくワ」
↓
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2014-03-27

揚げ物は海老シンジョウ。
予想通りのものが出て来た。まさか鶏の唐揚げみたいなものが出て来ないだろうと。
日本酒に合う揚げ物です。半ばで喰いきっても中身が飛び散ったり崩れたりしないしっかりした練り物でしたよ。

ムツ・・・だったかな。魚と豆腐の煮物。
これは脂のノリがイマイチだったな。味付けはいいんだけどね。
締めはうー麺だった。
しっかりした味付けでしたよ。甘過ぎず辛過ぎず。


一つランク上のコースだとこれにステーキみたいなものが加わるらしいがこれで充分満足しましたよ。苦しかったモン。
お会計は1○000円ちょっとでした。明朗会計です。コースだから単純明快な短いレシートを渡されました。
「いいね」
「使える店だね」(ジャン妻)
女性スタッフの「接客がいいね」(ジャン妻)
その女性は美人なのでカウンター常連客に捕まりがちだが、気にしないで「お願いします」と声がけすればいいです。女性スタッフは目もキレイだが耳もよく気配を感じとってくれるので遠慮しないでオーダーしてください。時折、こっちの料理の進み具合をチェックする視線を感じました。
何が出て来るかなと期待する半面、やはり2人ギリギリなのでやや遅い感は否めないけど、落ち着いて安定した店ですな。

「しかし駅から遠いな」
「そう?」(ジャン妻)
飲んだ後も遠い。帰りが遠い。
酔い覚ましに程よい距離だが、歩いたことで酔いが廻る距離でもある。
でも私は駅に近い店よりも、駅から遠い店は信用できるという持論を持っている。(全部じゃありませんよ。)
駅に近いところは人が多いから、集客のハンデが少ないからです。この店は駅からの距離を計算したら遠い分、毎日が真剣勝負なんだだと思います。
「何で知ったの?」(ジャン妻)
「これ」


店側からするとウルサい雑誌です。覆面調査とか謳ってるからね。平成22年号だからこの立地で4年頑張ってるわけか。
個人経営にしては駅から遠いこの立地でよくまぁここまでの店を営っているなと感心した。

http://www.totoya.cc/
2014-03-29 07:09
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桃色馬刺 [居酒屋]

見て下さいこの馬刺!!
寿司下駄に盛られたピンク色にキラキラ光る生の馬刺は肥後熊本産です。カウンターに置いてある定番のお品書きにも「現地直通、冷凍品ではありません」と自信満々に書かれている。



この店はジャン妻が、昨日Upした店以外に大船でもう1軒居酒屋を探そうよと言うので初訪問に相成った。JR大船駅東口、鈴木水産のある路地を入って突き当り手前右角にあります。
入口が堂々としてデカい店のように見えますが店内は小さい。カウンター10席程度と6人くらいのテーブル席が一卓。25席あるというデータもあったがそんなに入れるかどうか。カウンター後ろがかなり狭いので、奥の客がWCに行く際は椅子を引いてあげてください。
コテコテしたご主人ひとりで営っています。なのに品数は多くて満席の際はひとりで営っていけるのかなと思わせるくらい。提供スピードはやや遅いかな。






「産地直送 おいしい馬刺あります」の他にも、黒豚たたき、赤鶏たたき、本マグロ刺身、牛タン刺身、クジラベーコン、刺身盛合、さつま揚げ盛合、炙締めサバ、鶏皮ギョウザ、豚足串焼、フグのたたき、クジラ刺身、いつもあるかどうかわからないが、鹿刺もあるぞ。
店内と外に貼りだされたお品書きにはどれも値段がわからないのだ。でも総じて高くなかったです。との山の方が遥かに高いですよ。



私らは最初、小手調べとばかりに刺身盛り合わせをオーダーしてまぁまぁ唸ったのだが、その後の馬刺でブッ飛んでしまい、
「これは刺盛を超えたなぁ」
「最初っから馬刺にして、炙りしめ鯖にすればよかったねぇ」
と勝手を感想を言うハメになってしまった。

それにしてもブ厚くて量が多い馬刺である。
筋もない。部位がいいのか筋を断ち切ってあるのか食感(触感?)がいいんです。だけどこれだけの量だとお一人さまだったら腹ん中生の馬肉だらけになるは必定!!
肥後熊本の馬刺といえば、会津へ行ったら必ず馬刺を喰う私ですが、人生で最初に馬刺を喰ったのは会津ではなくジャン妻との新婚旅行なんです。熊本で喰った。千代の富士が引退、帰ったら雲仙岳が爆発した年で、旅館の中居さんも私らの客室のTVに映った千代の富士最後の一番を見入ってましたね。
薩摩~宮崎~別府と廻って4泊めが阿蘇だった。馬刺はそこの旅館で初めて喰った。(5泊めは長崎のプリンスホテル。食事は一力という卓袱料理割烹店。)
阿蘇の旅館名は覚えていません。阿蘇以外の他の旅館名も殆ど記憶にないです。何となく覚えてるのは鹿児島で海に面した天然の岩風呂が薄い柔道着を着用して入る混浴で、古里温泉の観光ホテルだったことぐらい。
別府温泉で街じゅうに漂う硫黄の臭いに驚きました。
私は阿蘇で出た馬刺を最初はマグロの大トロ?と勘違いした。口中でトロケるようだった。すぐに「これはマグロではないな」と気付かなかった。仲居さんからの説明もなかったんです。
世間知らずだった当時の私は(今でもそうだが)馬の肉が喰えるのを知らなかったので、馬が可哀そうだなと思いながらも、馬ってのは生で喰えるのか、こんなに美味いのかと感心した。
だがそれから会津に行くまで都内神奈川の居酒屋に馬刺があったらオーダーしてみたがほぼ100%冷凍だった。もしくは固かった。
新宿の「吉本」の馬刺はやや筋があった。
大塚の「串駒」の馬刺も生ではなかったような。
「吉本」も「串駒」も太田和彦氏他で有名になったが、他で馬刺があっても、止めといた方がいいかなという気持ちが先にたってあまり積極的にオーダーしなかった。冷凍だから運ばれて来た時にまだ凍ってたり、解凍したら旨味が出ちゃってたり。
今は保冷技術が発達したんでしょうか。この店の馬刺はいいです。昨日載せた店にも馬刺があるが、味、肉の食感(触感?)では断然、「たはら」の方がいいですね。
これは懐かしい鯨の竜田揚げ。
小学校の学校給食を思い出すなぁ。


時間がかかったが、あんかけ揚げ出し豆腐。
これも絶品だった。甘めの和風醤油スープに揚げ出し豆腐が浸してあり、餡で絡めたキノコがドッサリ入ってアツアツです。


この店、残念なのは焼酎の割に日本酒の種類が少ないこと。
感じのいい旦那さんで珍しくジャン妻から話しかけた。
「馬刺がトテモキレイなんですが、熊本の方なんですか?」
「いやーそーじゃないんだけど。。。」
。。。の後は忘れました。
http://www.e027.com/tahara.htm


隣にある店です。
会津馬刺らしい。未だ訪問に至っていません。
大船で飲んだ帰りは必ず故郷へ向かう電車に出くわすんです。
「乗らないでっ」(ジャン妻)
「そういうわけにいかないだろ」
「じゃぁ座らないで立ってなさい」(ジャン妻)
「・・・」

2014-03-28 08:23
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個性派俳優の系譜? [居酒屋]
平日の仕事上がり、東京駅もしくは新橋駅ホームで東海道線通勤快速が停まったら、
「大船でも行くか?」
「そうね」
新橋を出たら一気に大船まで停まらない通勤快速は大船駅へのお誘い電車でもある。
(快速アクティーではないです。)
以前は藤沢だった。ただ最近、藤沢のSHOWはちょっと私らの中ではトーンダウンしている。大事な店だし今後も利用するが、あの店は誰かもうひとりか二人、できれば初めてのお客をお連れする際に利用しようという位置づけになっている。日常の晩酌からは引いている。

大船駅改札を出たら必ず電話する。
「空いてるよ~」
マスターのシブい声。
この店、週末や土曜は混むが、平日はガラ空きだったりしてどうも波がよくわからない。

お通しは大根のピリ辛煮。
(カジキじゃないのか・・・)
私はカオに出たらしい。しばらくしたら柔らかいながらもしっかり焼いたカジキの串焼きが出てきた。


サーロインは欠かせない。
「アタシはいいよ」
「ダメ。喰いなさい」
「レバがいい」
「もちろんそれもいいさ。サーロインも喰わなきゃダメ。」

菜の花の和え物。

だしまき玉子。紫蘇が入ってアクセントになっている逸品。

ビーフシチュー。トースト添え。
トーストもマスターが炭火で焼きます。最近はこの店のビーフシチューやカレーで日本酒飲むのに全く抵抗がなくなってきた。そうさせたのはこの店。和洋取り混ぜた意外性がこの店にはある。


オムライス。

厨房の若い男性、もしかしたら初めて作ってるのかな。一生懸命にフライパンを振っていた。
「オムライスお待たせしました」
「ああどーも、お疲れさま」
「笑」
なかなかイケましたよ。○大ホール食堂のオムライスにはちょっと負けるけど。

このピンク色はカクテルではありません。日本酒です。
「尾瀬の雪どけ」といいます。純米生桃色にごり酒。赤い公募で醸されたピンク色の濁り酒なんです。
マスターがおススメしてくれたんだけど、にごりかぁ~ヤバそうだな~と思った。でも群馬の酒なので飲んだら案の定・・・後で結構きましたよ。
(これと同じ酒を出す秀逸な店を横浜駅から徒歩15分の辺りで発見したのでそれは後日。)

ラストオーダーはカジキの串焼き。
お通しのアンコールのようなものです。
「家でカジキ焼かせてもこんなにやわっこくなんないの」
「家じゃ難しいですよぉ」
「この店と同じように焼けって言ったら、だったら金払えって」
「爆笑」
私らはこの店、大衆的で手軽な串焼居酒屋という認識は消えている。
この店は高級店だと割り切って使っています。店構えや店内の庶民的な光景にダマされないように。(笑)
2人か3人で行った方がいいですね。
サーロインが幾らなのかは未だに謎のまま。
知ってしまったらもうオーダーできなさそう。敢えて謎のままにしておきます。

もう一つ謎がある。
前から気になっていたのだが、この店の名前は人の名前に違いないと。偶然、引っかかったのだが、
「俳優の殿山泰司って知ってる?」
「うん知ってる。昔の俳優さんでしょ。個性派。見たことあるよ」(ジャン妻)
「俺は知らない」
「結構前の俳優だよね」
「知らんのだよ」
世代が違うモン。私が見たとしたらNHK大河「独眼竜政宗」に出演していたそうだが、私は記憶にないのです。
何でこのネタかというと、フリー百科事典にこうある。
『神奈川県鎌倉市には正妻(最初の夫人)と子による家族の趣味、料理、陶芸、酒などを前面に押し出した店、居酒屋「との山」がある。』
でもお店でこれを聞く気は私にはない。何か事情が隠されていそうだからです。


上写真は殿山泰司の生涯を描いた三文芝居から。
主演は竹中直人さん。
「大船でも行くか?」
「そうね」
新橋を出たら一気に大船まで停まらない通勤快速は大船駅へのお誘い電車でもある。
(快速アクティーではないです。)
以前は藤沢だった。ただ最近、藤沢のSHOWはちょっと私らの中ではトーンダウンしている。大事な店だし今後も利用するが、あの店は誰かもうひとりか二人、できれば初めてのお客をお連れする際に利用しようという位置づけになっている。日常の晩酌からは引いている。

大船駅改札を出たら必ず電話する。
「空いてるよ~」
マスターのシブい声。
この店、週末や土曜は混むが、平日はガラ空きだったりしてどうも波がよくわからない。

お通しは大根のピリ辛煮。
(カジキじゃないのか・・・)
私はカオに出たらしい。しばらくしたら柔らかいながらもしっかり焼いたカジキの串焼きが出てきた。


サーロインは欠かせない。
「アタシはいいよ」
「ダメ。喰いなさい」
「レバがいい」
「もちろんそれもいいさ。サーロインも喰わなきゃダメ。」

菜の花の和え物。

だしまき玉子。紫蘇が入ってアクセントになっている逸品。

ビーフシチュー。トースト添え。
トーストもマスターが炭火で焼きます。最近はこの店のビーフシチューやカレーで日本酒飲むのに全く抵抗がなくなってきた。そうさせたのはこの店。和洋取り混ぜた意外性がこの店にはある。


オムライス。

厨房の若い男性、もしかしたら初めて作ってるのかな。一生懸命にフライパンを振っていた。
「オムライスお待たせしました」
「ああどーも、お疲れさま」
「笑」
なかなかイケましたよ。○大ホール食堂のオムライスにはちょっと負けるけど。

このピンク色はカクテルではありません。日本酒です。
「尾瀬の雪どけ」といいます。純米生桃色にごり酒。赤い公募で醸されたピンク色の濁り酒なんです。
マスターがおススメしてくれたんだけど、にごりかぁ~ヤバそうだな~と思った。でも群馬の酒なので飲んだら案の定・・・後で結構きましたよ。
(これと同じ酒を出す秀逸な店を横浜駅から徒歩15分の辺りで発見したのでそれは後日。)

ラストオーダーはカジキの串焼き。
お通しのアンコールのようなものです。
「家でカジキ焼かせてもこんなにやわっこくなんないの」
「家じゃ難しいですよぉ」
「この店と同じように焼けって言ったら、だったら金払えって」
「爆笑」
私らはこの店、大衆的で手軽な串焼居酒屋という認識は消えている。
この店は高級店だと割り切って使っています。店構えや店内の庶民的な光景にダマされないように。(笑)
2人か3人で行った方がいいですね。
サーロインが幾らなのかは未だに謎のまま。
知ってしまったらもうオーダーできなさそう。敢えて謎のままにしておきます。

もう一つ謎がある。
前から気になっていたのだが、この店の名前は人の名前に違いないと。偶然、引っかかったのだが、
「俳優の殿山泰司って知ってる?」
「うん知ってる。昔の俳優さんでしょ。個性派。見たことあるよ」(ジャン妻)
「俺は知らない」
「結構前の俳優だよね」
「知らんのだよ」
世代が違うモン。私が見たとしたらNHK大河「独眼竜政宗」に出演していたそうだが、私は記憶にないのです。
何でこのネタかというと、フリー百科事典にこうある。
『神奈川県鎌倉市には正妻(最初の夫人)と子による家族の趣味、料理、陶芸、酒などを前面に押し出した店、居酒屋「との山」がある。』
でもお店でこれを聞く気は私にはない。何か事情が隠されていそうだからです。


上写真は殿山泰司の生涯を描いた三文芝居から。
主演は竹中直人さん。
2014-03-27 08:21
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長谷川 [居酒屋]
いっとき2月にラーメンシリーズが続いた。
あれって自分でUpしながらも、こういう記事が続くと俺ってラーメンばかり喰ってるように見られるだろうなという懸念が自分でもあった。
前回のラーメンシリーズは昨年10月から今年の2月までのストックでして、その間に和食のランチも摂取してますよ。昼はほぼ100%外食ですが、毎日のようにラーメンばかり喰ってるわけじゃないです。和食、日本料理屋じゃなくて居酒屋のランチが多いです。
ただ、居酒屋ランチって当たり外れがあるのね。そこで今日の記事はラーメン以外の和食ランチをまず列挙します。
写真の居酒屋は毎朝、店の前を通と既にその日の日替わりランチが掲示されていて、通勤時間帯に昼の日替わりランチで誘い込み、夜の集客に繋げるという戦略です。





















幾つか日替わりを喰ったのだが、お会計の度、マスターに言われる。
ここのマスター、ホッコリしていて口がお上手です。昼を喰ってお会計時に、
「夜もよろしくお願いします」
「夜もお待ちしております」
「夜にお会いできることを楽しみにしております」
これが続いた。こういうセリフが出るということは私らは夜に行ってるんです。顔馴染でもあります。ところが今年になってからこの店に1回も夜に行ってない。昼だけ。
前に載せました。
この店です。

何処かで見たマスターだなと思ったら、家にあったプロレス雑誌の業界関係者インタビューだった。
マスターは力道山道場の門下生で、(力道山道場はプロレス、ボクシング、ボディビルとあって、マスターはボディビルの門下生だった。なので力道山にブン撲られたりはしていないそうです。)国際プロレスの初期のリングアナだった。戦後の興行会の生き字引といっていい。その頃の話をしだすと1週間は多いが3日はかかるという。
私は家に本があったので初訪問時についズケズケ訊いてしまい、マスターもよくぞ訊いてくれましたとばかりにお話ししていただいたが、それ以降は話題にしないようにしている。
3月の半ば週末、久々に夜、行きました。






「いらっしゃいませ」
私はわざとらしく言った。「いや~、やっと夜に来ることができました」
大分、間が空いてしまったが、そんなに替わり映えしないメニューだった。マスターはお品書きの最後の頁、忘れて付け足したように書かれていたのでこっちがどーでもいいやって見逃してたのをおススメしてくれた。
「これが美味しいですおススメです」

カナギぃ?
カナギ(金釘)、イカナゴという魚です。このお品書きでは淡路ではフルセ。
イカナゴは大きさや地方によって呼び名が異なり、コウナゴ、シンコ、メロウド、オオナゴ、フルセ、カマスゴ、カナギ、いろんな地方名があるそうです。
大きいものだと20cmくらいになり干物や刺身が美味く、小さいとしらす干しや醤油で煮上げてチリメンみたいになる。小さい方が値が張るとか。

イカナゴの語源はあるサイトによると、前述のように日本のあっちこっちで名前が違うこと、各地方で収穫される大きさが違うこと、(関西では小さいが三陸では大きい)、大きさによって調理方が違うこと、例えば関西ではちりめん、煮上げ、釜あげ、東北では20cmの大きさなので充分刺身や干物になる、他にも「そなたはいかなる魚の子?」だからいかなこ?イカナゴという語源説があるからオモシロいもので・・・。
いっとき乱獲で数が激減したらしいので漁獲量が制限された魚かもしれない。
初めて喰った。見ためは細いサンマみたいだが味は濃厚でシシャモの苦味が少ない味、甘い旨味の小魚だった。

「甘いですね。美味しい」
「でしょう?」
自信満々のマスターは手に宅急便の伝票の束を掴んでいる。
「この魚もそうですが、ウチは・・・これ見てください。これ全部全部産地から直送の伝票です。直接仕入れているんですよ。夏には○○○が出ますのでお楽しみに・・・」
○○○が何だったかちょっと覚えてないのですが、夏に何処かの地方で獲れる特有の魚の名前だったような。。。
「じゃぁ次回は夏の頃に来ればいいわね」
「そ、そんなっ(汗)、そんなこと言わないでもっともっと来てくださいよぉ・・・」
見事に一本取ったジャン妻である。






私は会計時にこう言われた。
「いつもありがとうございます。お昼にまたお会いできることを楽しみにしております」
あれって自分でUpしながらも、こういう記事が続くと俺ってラーメンばかり喰ってるように見られるだろうなという懸念が自分でもあった。
前回のラーメンシリーズは昨年10月から今年の2月までのストックでして、その間に和食のランチも摂取してますよ。昼はほぼ100%外食ですが、毎日のようにラーメンばかり喰ってるわけじゃないです。和食、日本料理屋じゃなくて居酒屋のランチが多いです。
ただ、居酒屋ランチって当たり外れがあるのね。そこで今日の記事はラーメン以外の和食ランチをまず列挙します。
写真の居酒屋は毎朝、店の前を通と既にその日の日替わりランチが掲示されていて、通勤時間帯に昼の日替わりランチで誘い込み、夜の集客に繋げるという戦略です。





















幾つか日替わりを喰ったのだが、お会計の度、マスターに言われる。
ここのマスター、ホッコリしていて口がお上手です。昼を喰ってお会計時に、
「夜もよろしくお願いします」
「夜もお待ちしております」
「夜にお会いできることを楽しみにしております」
これが続いた。こういうセリフが出るということは私らは夜に行ってるんです。顔馴染でもあります。ところが今年になってからこの店に1回も夜に行ってない。昼だけ。
前に載せました。
この店です。

何処かで見たマスターだなと思ったら、家にあったプロレス雑誌の業界関係者インタビューだった。
マスターは力道山道場の門下生で、(力道山道場はプロレス、ボクシング、ボディビルとあって、マスターはボディビルの門下生だった。なので力道山にブン撲られたりはしていないそうです。)国際プロレスの初期のリングアナだった。戦後の興行会の生き字引といっていい。その頃の話をしだすと1週間は多いが3日はかかるという。
私は家に本があったので初訪問時についズケズケ訊いてしまい、マスターもよくぞ訊いてくれましたとばかりにお話ししていただいたが、それ以降は話題にしないようにしている。
3月の半ば週末、久々に夜、行きました。






「いらっしゃいませ」
私はわざとらしく言った。「いや~、やっと夜に来ることができました」
大分、間が空いてしまったが、そんなに替わり映えしないメニューだった。マスターはお品書きの最後の頁、忘れて付け足したように書かれていたのでこっちがどーでもいいやって見逃してたのをおススメしてくれた。
「これが美味しいですおススメです」

カナギぃ?
カナギ(金釘)、イカナゴという魚です。このお品書きでは淡路ではフルセ。
イカナゴは大きさや地方によって呼び名が異なり、コウナゴ、シンコ、メロウド、オオナゴ、フルセ、カマスゴ、カナギ、いろんな地方名があるそうです。
大きいものだと20cmくらいになり干物や刺身が美味く、小さいとしらす干しや醤油で煮上げてチリメンみたいになる。小さい方が値が張るとか。

イカナゴの語源はあるサイトによると、前述のように日本のあっちこっちで名前が違うこと、各地方で収穫される大きさが違うこと、(関西では小さいが三陸では大きい)、大きさによって調理方が違うこと、例えば関西ではちりめん、煮上げ、釜あげ、東北では20cmの大きさなので充分刺身や干物になる、他にも「そなたはいかなる魚の子?」だからいかなこ?イカナゴという語源説があるからオモシロいもので・・・。
いっとき乱獲で数が激減したらしいので漁獲量が制限された魚かもしれない。
初めて喰った。見ためは細いサンマみたいだが味は濃厚でシシャモの苦味が少ない味、甘い旨味の小魚だった。

「甘いですね。美味しい」
「でしょう?」
自信満々のマスターは手に宅急便の伝票の束を掴んでいる。
「この魚もそうですが、ウチは・・・これ見てください。これ全部全部産地から直送の伝票です。直接仕入れているんですよ。夏には○○○が出ますのでお楽しみに・・・」
○○○が何だったかちょっと覚えてないのですが、夏に何処かの地方で獲れる特有の魚の名前だったような。。。
「じゃぁ次回は夏の頃に来ればいいわね」
「そ、そんなっ(汗)、そんなこと言わないでもっともっと来てくださいよぉ・・・」
見事に一本取ったジャン妻である。






私は会計時にこう言われた。
「いつもありがとうございます。お昼にまたお会いできることを楽しみにしております」
2014-03-26 08:35
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武寅 [居酒屋]

最初は高い店だなと思った。
創作料理もイマイチ不完全だなと思った。
オーダーする度に、「カウンター何番さん、○○○オーダーいただきましたっ」、「ありがとうございます~」の掛け声が少々耳障りでもあった。
ママは店奥から脱兎の如く走って外に出て来て客をキャッチする。商売上手だな~とも思った。一度、ママに対してジョークが過ぎて、キャッチバーだのチョウチンアンコウだの、変な比喩をしてジャン妻に怒られたことがある。
だが2年~3年の歳月が流れ、こっちも店の雰囲気にも慣れ、店側も私らに慣れてきた。スタッフは変わらず同じ顔ぶれで会話も通じるようになった。
料理が格段に美味くなり、酒もこっちの嗜好がわかるようになった。
勘定が済んで店を出ると、「やっぱ高いなこの店・・・」と思うんだが、そう思って後ろを振り向くとママと店主がさらの木のマダムのように両手を大きく振っているんです。また来ようっていう気にさせる店。
要は商売上手なんですよ。それでいて何処か見たがシロウトっぽく見えるアンバランスさ。カッコつけず自然体で、プロの部分とダサい部分が同居している店。。。
こちらの嗜好、要望も通じるようになった。
「今日は群馬のお酒がありますよっ」
「任せるよそれ」
町田商店だった。
高崎市内の居酒屋、「まる」の店主が関わってました。

商売上手なのは相変わらずで、ジャン妻が「ピザ小さいサイズでできる?」
「できますわよっ!!」
「2人だとお腹いっぱいになっちゃうからさぁ」
「そうよね。小さい方がいろんなお料理召し上がれますからねっ」
俺は苦笑した。
ピザを小さくした分、別の料理をオーダーしろと聞こえたんです。でも言い方がイヤミがないんです。もっとどんどん注文してねという勢いに溢れてます。
店ってやっぱ商魂がないとダメなんですね。素人っぽさや商売っ気が無くてそれでいていい店もまれにありますけど、生き馬を抜く世界だからうるさくない程度に店側に勢いがないとね。

長ったらしい料理名だが、省略形で通じます。「」内はオーダー時に面倒くさげに私の口から発した声です。
ベーコンと菜の花のトマトピザ
「ピザ・・・」

黒豚ロース西京焼
「西京焼・・・」

麦風鶏と新ジャガのステーキ
「何て鶏か読めないけど、ステーキ・・・」

雪割り餅納豆揚げ出し 葉タマネギとベーコンのアンチョビソース
「揚げ出しとアンチョビ・・・」





ずわい蟹と新ジャガのグラタン
「グラタン・・・」

ふわふわさつま揚げ
「さつま揚げ・・・」

炙りマグロと新タマンネギのカルパッチョ風
「カルパッチョ・・・」

平目のおかき揚げ彩どり野菜あんかけ
「おかき揚げ・・・」


「このかき揚げ、野菜あん無しでもう一皿できる?」
「できますわよっ」
できないわけない。香ばしくアンコールをいただいた。

鯛茶漬け
鯛ですよ。いつも茶漬けなんて梅か鮭しか喰ったことないモン。



「この店、いつも同じ顔ぶれだけど」
「そう。あまりお店のカオが変わるのってよくないって思うの。でも若い子(女性)もいるのよ」(ママ)
「へぇ。見たことないけど」
これは失言であった。
「アタシよっ」(ママ)
「ああ、ああそうだね」
「今、若い子がいるんならその日に来ようと一瞬、思ったでしょっ」(ママ)
一瞬、思ったかもしれない。でもいないんならいつ来ても一緒だな。それにしてもいつも同じカオなのはいいことではある。
「そんなに居心地のいい職場なのかな」
「昼も同じメンバーだったよ」
ジャン妻は昼、ランチにもよく行くらしいが、私はこの店、昼はあまり行かない。飯を釜で炊く店で、ボリュームが少ないんです。あまり少ないんで一度、飯を三杯お代わりしてから昼は行かなくなった。釜で炊かなくてもいいから丼にくれよって言いたい。
「いつも同じ顔ぶれなのは、何か弱みを握られてんじゃねぇのか?」
「また何でそういう発想をする」
でも厨房の若いのはいつか独立するだろう。料理人はそういう夢がないとやっていけないそうだし。


カリカリベーコンと新タマネギのオニスラ
「オニスラ・・・」
スモークホタテと新ジャガのグラタン
「グラタン・・・」


豚バラネギチャーシュー
「チャーシュー・・・」

豚とろと菜の花のチャンプル
「チャンプル・・・」


とろとろ角煮のせ炒飯
「炒飯・・・」


この店は混むんです。空いてる日って殆どない。
早い時間、19時前に俺とジャン妻がカウンターに滑り込んで、ビール2杯に日本酒三合、時刻は20時半前、さぁ適量だからそろそろ締めのご飯ものを喰おうかなと。
トロトロ炒飯。。。
この炒飯、店主自ら炒めてくれたんです。店主はカウンターで、刺身、だしまき、お通し、コース料理の配分コントロール、目を光らせているのだが、俺らの炒飯だけ自ら奥の厨房で炒めてた。
何故だと思います?時刻は20時半前後だから早く俺らに締めを喰わせてお帰りいただき、すぐ次のお客を入れたいわけですよ。
店側も俺らがそこそこ喰って、ダラダラ飲まないのを知ってるわけ。今の時間帯で俺らを早く帰したら次のお客が入れるでしょ。売上上がるでしょ。
「それは穿った見方じゃないの?」
「いいや、そうに決まってる。だって店主が自ら炒飯炒めてたの初めて見たモン」
「まぁ今の時間帯だったら、もう1組入れば。。。」
「売上、よくて1万以上は入るじゃんか」
「・・・」




海苔とチーズの醤油ピザ
この店のピザはデカいのでこの時もジャン妻が、「ハーフサイズでできない?」
「できますわよっ」
この店、要望にもできるだけ答えてくれる。
これは日本酒に合うピザだなと思った。
私は目が悪くなったのか、海苔を海老と読み間違えてしまい、
「何処に海老があるんだ?」
「海老じゃなくて海苔ですわよっ」

白魚といんげんのひとくちかき揚げ

クリームチーズの味噌漬け。

「ヤバいねぇ。リッツが添えてある」
「リッツお好きですかっ?」
「好きなんてモンじゃないよ。あれば食べちゃうし」
「ツボにハマったのはわかるけど、リッツお代わりなんてしちゃダメよっ!!」(ジャン妻)


私は最初この店、値段も高めでうるさい店だなぁと思ってたのだが今は大事な店になった。
活きのいい刺身、完成された日替わり料理の種類の多さ、何を食べても裏切らない味、固定されたスタッフ、いつ来ても飽きない店になった。
客に食べて貰う喜び、売上る喜び、店側の喜びが客に伝わる店なんです。
料理が格段に美味くなったので、最近は勘定も安く思えるようになるから不思議なものだ。
いつも混んでいる。人が集まる店は美味しい店なのだ。
最後にとある金曜日の19時半。
店が最も混む曜日と時間帯、まだ最初のお客が1回転してないピーク時、店を外から覗いたら満席に見えた。
「諦めて次に行こうよ」というジャン妻を待たせて店の前でずーっと待ってたら、キャッチ・ママが残念無念悔しそうな表情で外に出て来た。
「ごめんなさい○○さん今日は満席で。たった今、たった今、埋まったんです。お電話いただければお取り置きしてたのにぃ~・・・・」
ポーズかも知れないが、外のゴロ看板に肩肘ついて、もう片方の拳を看板に打ち付けて悔しがる仕草。
私は、ざーとらしーなぁと思いながら、俺らをキャッチできなくて残念だなザマミロと思って、「じゃぁまた」、その場を去った。
「へっへっへっ(笑)」
「ホントは行く気なかったんでしょ?ホントに行く気だったら電話しろってアタシに言うモン・・・」(ジャン妻)
「そうそうキャッチされてたまるか。あのチョウチンアンコウママめ・・・」
「・・・」
「俺らを逃した無念さにのた打ち回るがいいさ(笑)・・・」
「何て性格悪!!」
(昨日もジャン妻の慰労を兼ねて行ったんですが、それはまたいつか別項にします。)
2014-03-25 08:32
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関内赤煉瓦 [グルメ]
JR関内駅の大船方面改札を出て右、横断歩道を渡って小さい路地のコンビニのすぐ先に昭和チックな食堂がある。


路上に折り畳み縦看板があって、どれもガッツリ路線の定食が写真付で表示されている。

ロースカツ定食1000円
味噌ロースカツ定食1000円
刺身定食1000円
カキフライ定食1000円
メンチカツ定食800円
アジフライ定食800円
ジャガイモコロッケ定食800円
ヒレカツ定食1100円
海老フライ定食1300円
赤レンガ生姜焼き定食950円
まぁまぁいい値段してますね。他に刺身盛り合わせ、マグロのカマ、その日の魚の塩焼き(サバ、サワラとか)から一品選択する和食定食1000円。
晩酌お任せコースは1500円、2000円、2500円、3000円。。。夜は居酒屋らしいのだ。「とんかつ 酒処 お食事」、「酒と料理 とんかつ 地下で営業中」とある。
店は地下にあります。






階段を降りていく。そしたらまだ店内に入ってないうちに階段途中で女性の声で、「いらっしゃいませ」と声がかかったのでやや驚いた。何故わかるんだ?
その理由は店の階段→入口→その先の壁に鏡が貼ってあり、厨房から見て「お客さんが降りて来たワ」とわかる仕掛けになっているのである。私が入店した後から後から入るお客さんに「いらっしゃいっ」って声がかかったがその都度お客さんが店内に入って来る数歩前に声を張り上げるので、「いらっしゃい」の声が出て数秒の間があり、その後でドヤドヤと入って来るというわけ。
この写真、真ん中に小さい鏡があります。これです。

内装は喫茶店に見えます。
カウンター3席、テーブル席は4人卓×6つ。カウンターに座ろうとしたら、「どーぞ空いてますからテーブル席へ」といざなわれた。


夜は居酒屋らしい。土日祭日は休みのようです。

ヒレカツ定食。
私はトンカツ屋に来るとまず100%ヒレカツを喰うことにしている。油の切り方、キャベツの水切り方、結構、ウルサいんですよ。
先にキャベツを食べる。胃の負担を抑える為です。合間にカツを頬張る。それでもキャベツが先になくなる。そしたら気のいいオヤっさんから、「キャベツお代わりなさいますか?」と声がかかった。
甘めの味噌汁。具はワカメ。
小鉢は。。。カボチャの煮物ぉ???
嫌いなんだけど。(^^;
漬物は白菜です。これは好き。


11時半過ぎたらお客さんがどんどん入って来た。4人連れのお客さんが、
「赤煉瓦」
「味噌ロースカツ」
「赤煉瓦」
「赤煉瓦」
女将さんがご主人に、「味噌ロース1、赤煉瓦3です」
赤煉瓦が多くでます。店の名前の赤煉瓦ってのは豚生姜焼きなんです。揚げる音と焼く音がダブルで響いた。
2回めに来た時、赤煉瓦にTRYした。


なるほど良く出るのも頷けます。
こういうものって自分でも作れそうだけどお店で食べるからいいのです。店で喰いながら何か昔を懐かしく思い出すものなんです。それはおっ母さんの味かもしれないし、昭和の時代に何処かで喰った味かもしれない。
小鉢は肉じゃがだった。漬物は大根と野沢菜?
お客さんの殆どは近隣の会社員か関内駅に向かう営業さんで、何処かの会社の上司さんが新入社員とおぼしき若い女性を2人連れて入って来たぞ。細身で小柄な女性だった。
100%外食ランチの私だが、日ごろ女性社員を連れてランチに行ったりってことはまずしない。理由はB公用外出が多過ぎるのと女性は食が細いからです。同伴する相手に下心があるならともかく合せなきゃなんないのがイヤなんです。
Blog記事狙いもあるし。
それを棚に上げて私は、この上司さんセンスねぇなぁって思ったよ。こんなボリュームある店に若手の男性ならまだしも、細身で食の細そうな若い女性社員を連れて来てどーすんだって。供されたものを見て腹が一杯になるに決まってら。
初めて連れられてキョトキョトしてた若い女性客さんは、揚げ物よりは赤煉瓦生姜焼、カツよりはエビフライをチョイスしてたが、さすがに女将さんが「ご飯少なめになさいますか?」って聞いてましたね。他のお客さんの赤煉瓦生姜焼を見て喊声を上げてた。喰えたかな~。完食できたかな~。

メンチカツ定食。
小鉢はスパサラだった。こういう小鉢は大好き。だけどメンチカツはちょっとしょっぱかったかな~。ソース要らなかったモン。

そしてアジフライ定食。


アジフライ定食を喰ったのは時刻にして13:30過ぎ頃でした。お店のご夫婦はカウンターでお昼ご飯、賄を食べ始めました。
何を喰ってるのか、お会計時にご夫婦の丼を覗き見したら〇〇〇だったんですよ。
「〇〇〇なんてできるの?」
メニューにないんです。そしたらご夫婦は、
「う~ん、この時間帯だったら」
「裏メニューなのよ」
〇〇〇が何かは伏せます。この店のレギュラー素材を使った丼物ですよ。これでわかるでしょ。

未だ行ったことないけど夜の居酒屋バージョンはこんな感じです。



路上に折り畳み縦看板があって、どれもガッツリ路線の定食が写真付で表示されている。

ロースカツ定食1000円
味噌ロースカツ定食1000円
刺身定食1000円
カキフライ定食1000円
メンチカツ定食800円
アジフライ定食800円
ジャガイモコロッケ定食800円
ヒレカツ定食1100円
海老フライ定食1300円
赤レンガ生姜焼き定食950円
まぁまぁいい値段してますね。他に刺身盛り合わせ、マグロのカマ、その日の魚の塩焼き(サバ、サワラとか)から一品選択する和食定食1000円。
晩酌お任せコースは1500円、2000円、2500円、3000円。。。夜は居酒屋らしいのだ。「とんかつ 酒処 お食事」、「酒と料理 とんかつ 地下で営業中」とある。
店は地下にあります。






階段を降りていく。そしたらまだ店内に入ってないうちに階段途中で女性の声で、「いらっしゃいませ」と声がかかったのでやや驚いた。何故わかるんだ?
その理由は店の階段→入口→その先の壁に鏡が貼ってあり、厨房から見て「お客さんが降りて来たワ」とわかる仕掛けになっているのである。私が入店した後から後から入るお客さんに「いらっしゃいっ」って声がかかったがその都度お客さんが店内に入って来る数歩前に声を張り上げるので、「いらっしゃい」の声が出て数秒の間があり、その後でドヤドヤと入って来るというわけ。
この写真、真ん中に小さい鏡があります。これです。

内装は喫茶店に見えます。
カウンター3席、テーブル席は4人卓×6つ。カウンターに座ろうとしたら、「どーぞ空いてますからテーブル席へ」といざなわれた。


夜は居酒屋らしい。土日祭日は休みのようです。

ヒレカツ定食。
私はトンカツ屋に来るとまず100%ヒレカツを喰うことにしている。油の切り方、キャベツの水切り方、結構、ウルサいんですよ。
先にキャベツを食べる。胃の負担を抑える為です。合間にカツを頬張る。それでもキャベツが先になくなる。そしたら気のいいオヤっさんから、「キャベツお代わりなさいますか?」と声がかかった。
甘めの味噌汁。具はワカメ。
小鉢は。。。カボチャの煮物ぉ???
嫌いなんだけど。(^^;
漬物は白菜です。これは好き。


11時半過ぎたらお客さんがどんどん入って来た。4人連れのお客さんが、
「赤煉瓦」
「味噌ロースカツ」
「赤煉瓦」
「赤煉瓦」
女将さんがご主人に、「味噌ロース1、赤煉瓦3です」
赤煉瓦が多くでます。店の名前の赤煉瓦ってのは豚生姜焼きなんです。揚げる音と焼く音がダブルで響いた。
2回めに来た時、赤煉瓦にTRYした。


なるほど良く出るのも頷けます。
こういうものって自分でも作れそうだけどお店で食べるからいいのです。店で喰いながら何か昔を懐かしく思い出すものなんです。それはおっ母さんの味かもしれないし、昭和の時代に何処かで喰った味かもしれない。
小鉢は肉じゃがだった。漬物は大根と野沢菜?
お客さんの殆どは近隣の会社員か関内駅に向かう営業さんで、何処かの会社の上司さんが新入社員とおぼしき若い女性を2人連れて入って来たぞ。細身で小柄な女性だった。
100%外食ランチの私だが、日ごろ女性社員を連れてランチに行ったりってことはまずしない。理由はB公用外出が多過ぎるのと女性は食が細いからです。同伴する相手に下心があるならともかく合せなきゃなんないのがイヤなんです。
Blog記事狙いもあるし。
それを棚に上げて私は、この上司さんセンスねぇなぁって思ったよ。こんなボリュームある店に若手の男性ならまだしも、細身で食の細そうな若い女性社員を連れて来てどーすんだって。供されたものを見て腹が一杯になるに決まってら。
初めて連れられてキョトキョトしてた若い女性客さんは、揚げ物よりは赤煉瓦生姜焼、カツよりはエビフライをチョイスしてたが、さすがに女将さんが「ご飯少なめになさいますか?」って聞いてましたね。他のお客さんの赤煉瓦生姜焼を見て喊声を上げてた。喰えたかな~。完食できたかな~。

メンチカツ定食。
小鉢はスパサラだった。こういう小鉢は大好き。だけどメンチカツはちょっとしょっぱかったかな~。ソース要らなかったモン。

そしてアジフライ定食。


アジフライ定食を喰ったのは時刻にして13:30過ぎ頃でした。お店のご夫婦はカウンターでお昼ご飯、賄を食べ始めました。
何を喰ってるのか、お会計時にご夫婦の丼を覗き見したら〇〇〇だったんですよ。
「〇〇〇なんてできるの?」
メニューにないんです。そしたらご夫婦は、
「う~ん、この時間帯だったら」
「裏メニューなのよ」
〇〇〇が何かは伏せます。この店のレギュラー素材を使った丼物ですよ。これでわかるでしょ。

未だ行ったことないけど夜の居酒屋バージョンはこんな感じです。


2014-03-24 06:45
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隣に被災地から来た人が。。。 [居酒屋]


被災地から単身赴任して来た方と隣り合わせになった。
初めてこの店に来たそうです。そうですというのは、私はその話題に直接触れていません。その方とマスターとの会話が耳に入ってしまった。




それまでは自分だけの世界、自分だけの酔いに浸っていたんだが。。。
この日の串焼きは私にしては珍しくALLタレで、初めて揚げ物だった賄いメニュー鰯の唐揚げをつまみ、焼き鳥屋とは思えない烏賊刺身の鮮度に唸った。
鰯を摘まみながら、
「この唐揚げ、これからも定番になるの?」
「これはもともと賄いだったんですよ。毎日出すことはしないつもりですが」
「マスターに鶏の唐揚げってやらないの?って言ったらやりたくないって」
「???」
「鶏はそれだけで脂や旨味があるもんだから、それを何でまた油で揚げなきゃならないのって言われて何も言えなくなったよ」
「笑」
「でも揚げ物ってのは人がじっと付いてなきゃならないからね。4号店だったら厨房が広いから可能かも」
「ここでもできますけどね。でも大量に揚げるのは無理なんでぇ」

烏賊の刺身は吸盤が微かに吸い付く食感が感じられた。コリコリしている。
「スーパーで売れ残ったようなグニャングニャンとは全然違うね」
失礼なことを言ってしまったが誉めたつもりなんですけど。
「半ご飯ちょーだい」
「ハイ、半ライスいっちょう!!」
「生姜摺ったのってある?」
「ございます」

イカを生姜醤油にまぶして飯にブッかけた。
このやり方は何かの雑誌の旅館朝飯特集からパくったものです。
隣にその人、彼が座った。
マスターの正面です。初めてのお客さんなのでそこは当たり障らず会話を進めるのはマスターのキャリア、辣腕ともいえす。隣の会話の流れで、ああ、被災地の方なんだというのがわかった。
私はしばらく知らん顔して手酌で飲ってたのだが、隣りの会話は耳に入って来る。
「単身赴任で家族は向こうに残して来ました」・・・だそうです。
ガラになく胸が熱くなった。ウチにも被災して上京して来た社員はいる。隣の方を元気づけてあげたい気もするが、慎重に言葉を選ぶのがもどかしくもあった。


そしたら声がかかった。
「それは何を飲まれているのですか?」
「??」
私は何を質問されたのかすぐにはわからなかったのだが、ああ、このチロリのことか。
「熱燗です。錫のチロリですよ」
「熱燗ですか。何のお酒を飲まれているんですか?」
「群馬泉・・・」
その方はマスターのおススメで東北のお酒を飲まれていた。その方を見るマスターの目線が細く優しい。自ら東北・・・銘柄は忘れましたが、お酒を一升瓶で注いであげていましたね。注ぐマスターの右腕に激励が込められているように感じた。
時刻を見たら、そろそろ次の予約客が来られる時間。私はいつも入店する際、お店のMさん(女性)と、何時までなら大丈夫か確認してるんです。そろそろ切り上げ時なので、勘定の前に二言だけ話しかけた。
「故郷のお酒ですね・・・」
彼は目をおしぼりで僅かに抑えていたようだった。
「いいお店ですね」
「うん、もう店側は覚えてくれたと思いますよ」
その後、彼がWCに入ったタイミングで私はお会計をお願いした。下手したらこっちの涙腺もヤバそうだったからである。釣り銭を受け取ったらWCから彼が出て来たので、「じゃぁ」と言って店の外へ出た。
この店の右暖簾を知り得たのは単身でこの地に来た彼にとって良かったと思います。
その後、私は4号店に向かった。
こういうパターンは初めてですね。2号店→本店、3号店→本店、そして4号店→本店という2段梯子はしたことありますが、本店→4号店の流れは初めてです。
顔なじみの女性スタッフが、
「あれ?」
「本店から」
「どうされたんですか?」
「ちょっとな。隣に被災地の方が座られて・・・。何ができるでもなく入っていけなかったんだよ・・・」



2階にある4号店の下、川に面した2号店の灯が、被災地で亡くなった方への鎮魂灯に見えた。
2014-03-23 13:22
コメント(4)
鶏唐揚げがないのは何故? [居酒屋]

Yahoo記事でこんなのを発見した。
「横浜市上大岡の焼鳥屋、鳥佳に行かれたかたいらっしゃいますか?コネがないと飲食できないというのは本当ですか?炭火でおいしそうなにおいがしてるのでいつも行きたいと考えています」
これに対するベストアンサーは。。。
「えぇっ、ぜんぜんそんなことないです!コネなんかまったく必要ありません。単純に予約で混んでいるだけです。最近では人気も落ち着いてきて、早い時間で少人数であれば当日予約でも入れます。近くに姉妹店も何店舗かありますし。。。」 その後で、「でもそこまで美味しいかなぁ…^^;」
というものであった。
このクエスチョンは右暖簾のことを言ってるのかな。基本的にコネなんか要らないですよ。そんな高目線の焼き鳥屋なんて聞いたことない。ベストアンサーの通り混んでいるだけです。
ただ古くからの常連さんは右暖簾を好むのでそこは確保が限りなく難しいのでもしかしたらこのことを言ってるのでしょうか。店側が、「カウンターはご予約で満席でぇ」と言うところを、「常連さんで満席でぇ」となったら初めてのお客さんは引いちゃうだろうしね。
私は最初どうだったのかな。遅めの時間でたまたま空いてたんだろうな。



右暖簾はコネというかある程度の常連キャリア、顔は見られてるかもしれない。これは私もそうだったが通い詰めて店側との関係を築き上げていくしかない。
私はそれほど年数は経ていないが、そこそこ顔が効くのは店側からして、「この客はボトルキープをしない」・・・これで通ってるからではないかと思っている。
私は空いてる曜日、時間帯を選んでいます。適当に見計らって、「(カウンター)空いてる?」、「1時間半くらいなら大丈夫よ」、こっちも欲張らないで抑えてはいます。
1時間半で充分です。2時間もいたら泥酔してアブない。時間帯は18時台か21時半以降かな。
単に焼き鳥を楽しむなら左暖簾のテーブル席、グループなら離れでもいい。店を変えてもいい。現在まで姉妹店は3つ、本店と併せて4店あるから選択肢も広がった。4号店なんか広いですよ。
ベストアンサーには最後に、「そこまで美味しいかなぁ…^^;」とあるが、これは素材と焼き方かなぁ。
店側は、「ウチは比内鶏とか名古屋コーチンとか、いい肉を使ってるわけじゃないんで。。。」とやや謙遜しています。
他に美味しい焼き鳥屋なんてそりゃ幾らでもあります。
(焼き鳥やの激戦区新橋は目白押し、最近行った上州のKAMIKAZEという店は上州鶏を使用しているらしくそこそこの値段で味もかなりのハイレベルでした。)




味に加えて店の雰囲気という意味では左暖簾のテーブル席、離れよりも右暖簾の方が美味く感じる。それは目の前で焼いてるのが見えるからである。
店側との会話もできるし。
最近は4号店ができたことでスタッフの異動や焼き場への昇格があった。今まで焼いてなかった若手も訓練して焼き場に立つようになった。
こうなるとやはり年季の差というものがあって、マスターが焼いた方が絶対に美味いのがわかる。次がサブリーダーの男性2人。


姉妹店で食べても何か違う。レバーを食べるとわかりますよ。本店の方がレアが占める部分が大きく感じる。焼き加減が微妙に違う。私みたいな貧乏舌でもそう感じる。
ハード的には本店は火力が強いが、2号店3号店は焼くスペースが小さいように見える。4号店はやや慎重に焼いている感がある。



前はサラダなんてなかったが今は必ずある。和風、フレンチ、イタリアンのドレッシング。
イアリアンドレッシングなんて出来あいのものじゃないです。生のタマネギが刻んであるホンモノです。足りなくなったので追加して貰いました。
箸先で摘まんだら突出し感覚。
刺身に浸けて喰ったらカルパッチョ風でイケます。こんなことをカウンターで試行錯誤してたらマスターもナンバー2もスタッフも私をジロジロ見てましたね。
「このドレッシング何処の?売ってるの?」とも聞かれるそうです。


基本は全店同じネタだが微妙に差があるので、各店これはここにしかないというものを作って差別化したらどうだろうか。
例えば4号店にあるポテサラ、アボガドとツナの和え物とかのように。。。
私はナンバー2(もしくは3)のKさんに、「厨房が広い4号店だったら鶏唐揚げとかできない?」って言ったことがある。
ところがこれを本店でマスターに話したら難色を示されました。
その理由は狭いから?それもあるだろうけど、マスターの拘りなんです。
「鶏肉ってのはそれだけで脂と旨味があるんですよ。焼く事で更にそれが引き出されるんです。でも脂の乗った鶏肉を油で揚げちゃうってのはちょっと抵抗あるんだよねぇ・・・」
私はそれ以上言えなかった。
本店のスペースでは揚げ物は無理です。揚げ物ってのは見てなきゃならないからね。私は単に、素材があるから、広い厨房の4号店ならできるのでは?と思ったに過ぎない。
鶏唐揚げやチキン南蛮なんかイケると思うんだが、マスター的にはどうしてもNGらしいんだな。



私は個人的には各支店名を本店と同じに統一した方がよかったのではないか思っている。新橋の魚金みたいにね。
本店含めて4店、いつかは5号店もできるのだろうか。
この日、私は群馬泉の初しぼりで轟沈した。アルコール度数18%~19%未満。結構な度数です。





20時に帰宅してバタンキュー。
23時に帰宅したジャン妻が見たものは真っ赤な顔で爆睡する亭主のカオだった。
翌朝言われました。「アナタ真っ赤な顔で寝てたよ」
その後に行ったら、店に揚げ物があったんです。。。
それは鶏の唐揚げではなく。。。
2014-03-22 08:56
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本店で4号店を想う [居酒屋]


もう3月末で日に日に春めいていますが、今年初めて本店の右暖簾を潜った1月末のお話です。
「ひとり大丈夫?」
「大丈夫ぅ~。1時間半くらいでいい?」と参謀格のMさん。
相変わらず盛況のようです。
「うん大丈夫。それ以上いたら酔っ払っちまうよ」
カウンター左端に座った。
若い女性スタッフが、
「先日は来ていただいてありがとうございました」
4号店のことです。
「あれからもう1回行きましたよ」
「そうなんですか。アタシと会ってないですねぇ。何曜日ですか?」
「ええっと、火曜日・・・」
「じゃぁアタシその日、こっち(本店)でしたから。。。」
遅まきながらマスター他と、「今年もよろしくお世話になります」と挨拶を交わした。
若手の男性が焼き方に昇格して、「しばらくでしたね」
「今年初めてじゃないかな。4号店で浮気してたんですけどね」
「4号店なら浮気じゃないじゃないですかぁ」
その4号店について。ジャン妻から、「これは言っておいた方がいいよ」という厳しいご意見を持って、今日は本店に来たのです。
この日、ジャン妻は飲み会で、
「行くの?」(ジャン妻)
「行くと思う」
「じゃぁ言っといて」
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今年1月、初めて4号店に行った記事をUPしましたが、その後、4号店へ2回めの訪問はジャン妻と2人で行った。
「本店と比較すんなよ、あくまで別の店だぞ、あまり期待するなよ」と念を押して連れてったの。
本店と兼務するKさんという男性が、「あれ?いらっしゃい。今日は向こう(本店)混んでたんですか?」
本店が混んでたからこちらへ流れて来ましたかみたいだがそうではない。ジャン妻もKさんは見知っているので、「いえ、この人(私のこと)は今日最初からここに来るって言って来たの」
カウンターに2人で陣取った。
フツーに飲み食いしていたが、ジャン妻が何だか無口になってきた。やはり本店と比べてしまうらしい。後で厳しい意見が二つ出て来た。
その二つの指摘はその場で言うとシラけるので、「どーせアナタは本店にひとりで行くでしょ。(幹部格の)スタッフに言ったら」というものであった。
その内容とは・・・
①煮込みは白い器は如何なものだろうか。
②カウンターから見た正面の棚が・・・
②は武士の情けでここで寸止めにしますが、この写真を見たら①で何が言いたいかわかるでしょう。

4号店の白い器は煮込みの脂が浮いてるのがハッキリ目立ってしまうんです。
本店はこげ茶色か黒っぽい器です。それだと浮いた脂は見えない。脂=煮込みの旨味なんですが、白い器に浮いた脂を見た若い女性客は引いてしまうんじゃないかなぁ。本店のような色の器の方がいいです。ただ、4号店は席数が多いので、白い器を大量に揃えちゃったとしたらすぐに全取り替えってのは難しいかも。
②はカウンター席、焼き場と離れた右端に座られた方は正面を見てください。もうちょっと何とかならんのかと思うよ。
カウンターは居酒屋の心意気、そこから見える正面は店のカオでもあるんだからね。









私の指摘にMさんはフムフムと頷くように耳を傾けていたが、すぐに厨房にいたKさん(4号店兼務)に耳打ちしてました。ミーティングが始まった。
開店して未だ間もない店に対してこっちはそれなりに長い呑兵衛キャリアを持っているから新店側とは温度差があるが、今日指摘した①と②は新規のお客さんを逃さない為の重要なことだと思うのだ。
狭い本店では許されても、4号店は店が広く、お客が少ないだけにアラが目立つんだな。でも私は2号店や3号店に行くよりは4号店に行くでしょうな。本店を知ってるからこそ言ってしまうので、初めての誰かを、特に若い女性の部下を連れて来るなら本店より4号店の方がいいに決まってる。
言うだけ言ったので、後は今日のところはここ本店のカウンターで飲むだけ。
「いろいろ言って悪いなぁ」
「いいえ。貴重なご意見です」
「もう言わないよ」
「
![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
「多分ね」
「
![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)

本店のカウンターに4号店の案内が置かれている。
2号店3号店より全面にアピールしているように思う。「これ何?」って手に取る人もいた。
本店と4号店を兼務するスタッフが何人かいるが、本店のお客さんが4号店に来ると嬉しそうです。ただ、本店が混んでたからこっちに来たんですか?と言われるとサポーターとして「そーじゃねーよ」って言いたくなる。
まだまだこれからの店ですが、お客の見る目はキビシいと思いますよ。(笑)
2014-03-21 08:52
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ドルフ静岡 [グルメ]
静岡市の紀尾井へ通って10年になるが日帰りではなく市内宿泊です。小旅行といっていい。
初期の頃、まだ船山温泉も知らなかった頃、静鉄日吉町駅前のホテルドルフが定宿だった。

だがいつだったかジャン妻がホテルドルフのシステム変更にムッとしてしまいそれから利用しなくなり、それ以降は市内のホテルを幾つか点々とした。
人宿町、鹿島屋の前にあるコンクリ打ちっぱなしのホテルオーク静岡。。。
ドンキ近くにあるグランドホテル中島屋。。。
両替町のキャッスルホテル佐乃春。。。
名前は覚えてないのだが他にも市繁華街に3つ、駅南口で1つか3つ利用したことがある。数回泊まったオーク静岡以外はあまり記憶に残っていない。
オーク静岡が記憶にあるのは・・・ホテル前に鹿島屋という有名酒場(カツオ刺身が妙にブ厚かった)があって一度行ったのと、実は紀尾井ってある時期に一度閉店、廃業しかけた時期があるのね。
マスターは県外から来る俺らと閉店する旨を伝えたがってたのだが連絡つかないまま俺らが紀尾井に行って知ることになった。意気消沈した俺らがその日に泊まったのもオークだった。

紀尾井が復活してからもオークを利用した。薄暗いホテルで快適とはいえないが、どうせ酔っぱらって寝るだけだしね。オークは安かったので空いてれば利用してたんです。
オークのモーニング写真が残ってたので掲載します。まぁまぁのお味でござんした。





そうそう思い出した。紀尾井から西の方に古いマンションを改造したかのような洋風タイプの無気味なホテルに泊まったことがある。
部屋も広い。風呂場は古いタイプの色つきタイル貼り。ダダッ広いだけに何か出て来そうだった。「紀尾井」のマスターに、「あそこ泊まったの?あそこに泊まるくらいならウチの座敷で寝泊まりした方が・・・」と言われたくらい古い部屋で、夜中に水音で目覚めたり、何か洋風の人形がカタカタ歩いていそうな不気味な雰囲気でしたね。
今は検索しても出て来ない。見つからない。廃業しちゃったかも知れない。

紀尾井だけではなく、有名どころの鹿島屋(上写真)、清水町の新生丸、かねだ食堂にも行ったんですが、結局は紀尾井に戻った。
そして今回の紀尾井行きでホテルドルフに戻ってしまった。5年か6年ぶりじゃないかな。



ホテルドルフはスタッフが若いんですよ。ベテランの雰囲気が皆無なんです。若いだけに無機質、無表情、無味乾燥、気が利かないように見えるのね。恐々営っているようにしか見えない。上州のドーミインの方が断然社交的で気が利きますよ。
ホテル自体はまぁまぁ。内装はキレイです。部屋もベッドも狭いが文句を言うほどのものでもない。

ドルフのすぐ隣に静鉄の日吉町駅があるが、静鉄は市の繁華街から清水方面へのバス代わりといっていい電車なので、JR静岡駅への無料送迎があります。
くるまで来た場合、駐車場が別料金なのと、ちょっと遠いんだな。狭い箇所もある。
今回は遠かった。ホテルドルフを出て日吉町の静鉄の踏切を渡り、最初の交差点を右折、次の交差点も右折、するとまた踏切を渡るんです。そして線路に沿った細い一通に右折するところ青空駐車場があった。


静岡市内は城下町なので城下町にありがちな一通が結構あるんです。まぁそれはドルフのせいじゃないけど駐車場からホテルまで5分くらい歩きましたよ。近い駐車場から先着順らしいんだな。
前はくるまのキーをホテルスタッフに預け、彼らが駐車場まで運んでたんです。それがある日突然なくなり、遠い駐車場へ客自ら運転することになった。それがアタリマエなんだけど、それまであったサービスが無くなる、それもいきなりバサッと打ち切りになったのとその時の若いモンの言い方がジャン妻のカンに触ったみたい。
いいところもある。それも他にはないものが二つ。
その一つはウエルカムドリンク&フードサービスがあるんです。
前はなかった。近年設けられたサービスらしい。1階のレストランで17時から23時まで宿泊者に軽食と1時間無料飲み放題なんですよ。

フードは17時~牛丼、19時~おでん、20時~ツマミ系です。ドリンクはともかくフードは無くなり次第、終了と思った方がいい。品切れは早いでしょう。
ただしビールは別料金、もしくは1本だけのようです。ボトルが置いてあるので客が勝手にグラスに注ぐんです。
紀尾井から戻って、「足りないなら飲み直す?」(ジャン妻)
「いや、いい。まさか足りないのか?」
「ネタにするにはいいんじゃないかなぁと思ってさ」
でも私は遠慮した。無料にかじりつくのが私的には嫌なの。こういうシステムは宿泊客だけに限定すべきだが、どうも宿泊客が市内の知人を連れ込んで飲んでるようにも見えたぞ。
ドリンクは1時間限定とはいえ酒の飲み放題なので、こういうサービスをするホテルはちょっと他ではないと思いますよ。
1時間限定なので飲まなきゃ損と思うと翌朝、キツい思いをするのが明明白白なので私は遠慮した。
もう一ついいところは朝食バイキングです。
ドルフのバイキングはスバラシイと以前から定評があります。私もそう思う。
前は道路に面したレストラン、昨晩のウエルカムドリンク会場で供されていたが、利用客が増えたのか朝食付プランを増やしたのか、奥の会議室スペースで供されるようになった。
その辺のホテルにありがちのお定まり品ではなく手作り感が満載のお惣菜なんです。それも10~12種類ある。


生野菜より温野菜が多い。炒め物、煮物がたくさんある。どれを喰ってもホテルのシェフの味でもなく、出来あいのものでもなく、雇われたオバさんが今朝作った家庭的な味です。オバさんを目撃したことが数回あるが、ホント街中の小学校の給食オバさんという雰囲気でした。
パンもあるが、温野菜のお惣菜が多いのでパン食よりご飯にした方が絶対にいいと思います。ご飯も玄米、白米とあり、毎朝必ずカレーが付きます。






胃の中に前夜の紀尾井タルタルソースがまだ残ってたんだけど、お惣菜をいろいろ喰ってみました。紀尾井は野菜不足の健康に悪い居酒屋なので、野菜不足を取り戻すべく。。。
ご飯でも、焼き魚とか、生卵や納豆とか、そういう他所でもあるようなツマんないのは無視。ご飯も食べ過ぎないこと。絶対ここでは手作り感満載の野菜類のお惣菜優先でどーぞ。

ドルフは細かい不満はあります。
フロントの若い男性は愛想はイマイチだし、トイレットペーパーが殆ど芯に近いのに取り換えてなかったり、客室のボックスティッシュが何故かデスクの引き出しに入っていて引き出しが開かず、力ずくで引き摺りだしたらティッシュが引き出しの隙間に挟まってボロボロになったり。
それでもドルフはウエルカムフードドリンク、手作りのお惣菜バイキング、これが最大のウリですね。
初期の頃、まだ船山温泉も知らなかった頃、静鉄日吉町駅前のホテルドルフが定宿だった。

だがいつだったかジャン妻がホテルドルフのシステム変更にムッとしてしまいそれから利用しなくなり、それ以降は市内のホテルを幾つか点々とした。
人宿町、鹿島屋の前にあるコンクリ打ちっぱなしのホテルオーク静岡。。。
ドンキ近くにあるグランドホテル中島屋。。。
両替町のキャッスルホテル佐乃春。。。
名前は覚えてないのだが他にも市繁華街に3つ、駅南口で1つか3つ利用したことがある。数回泊まったオーク静岡以外はあまり記憶に残っていない。
オーク静岡が記憶にあるのは・・・ホテル前に鹿島屋という有名酒場(カツオ刺身が妙にブ厚かった)があって一度行ったのと、実は紀尾井ってある時期に一度閉店、廃業しかけた時期があるのね。
マスターは県外から来る俺らと閉店する旨を伝えたがってたのだが連絡つかないまま俺らが紀尾井に行って知ることになった。意気消沈した俺らがその日に泊まったのもオークだった。

紀尾井が復活してからもオークを利用した。薄暗いホテルで快適とはいえないが、どうせ酔っぱらって寝るだけだしね。オークは安かったので空いてれば利用してたんです。
オークのモーニング写真が残ってたので掲載します。まぁまぁのお味でござんした。





そうそう思い出した。紀尾井から西の方に古いマンションを改造したかのような洋風タイプの無気味なホテルに泊まったことがある。
部屋も広い。風呂場は古いタイプの色つきタイル貼り。ダダッ広いだけに何か出て来そうだった。「紀尾井」のマスターに、「あそこ泊まったの?あそこに泊まるくらいならウチの座敷で寝泊まりした方が・・・」と言われたくらい古い部屋で、夜中に水音で目覚めたり、何か洋風の人形がカタカタ歩いていそうな不気味な雰囲気でしたね。
今は検索しても出て来ない。見つからない。廃業しちゃったかも知れない。

紀尾井だけではなく、有名どころの鹿島屋(上写真)、清水町の新生丸、かねだ食堂にも行ったんですが、結局は紀尾井に戻った。
そして今回の紀尾井行きでホテルドルフに戻ってしまった。5年か6年ぶりじゃないかな。



ホテルドルフはスタッフが若いんですよ。ベテランの雰囲気が皆無なんです。若いだけに無機質、無表情、無味乾燥、気が利かないように見えるのね。恐々営っているようにしか見えない。上州のドーミインの方が断然社交的で気が利きますよ。
ホテル自体はまぁまぁ。内装はキレイです。部屋もベッドも狭いが文句を言うほどのものでもない。

ドルフのすぐ隣に静鉄の日吉町駅があるが、静鉄は市の繁華街から清水方面へのバス代わりといっていい電車なので、JR静岡駅への無料送迎があります。
くるまで来た場合、駐車場が別料金なのと、ちょっと遠いんだな。狭い箇所もある。
今回は遠かった。ホテルドルフを出て日吉町の静鉄の踏切を渡り、最初の交差点を右折、次の交差点も右折、するとまた踏切を渡るんです。そして線路に沿った細い一通に右折するところ青空駐車場があった。


静岡市内は城下町なので城下町にありがちな一通が結構あるんです。まぁそれはドルフのせいじゃないけど駐車場からホテルまで5分くらい歩きましたよ。近い駐車場から先着順らしいんだな。
前はくるまのキーをホテルスタッフに預け、彼らが駐車場まで運んでたんです。それがある日突然なくなり、遠い駐車場へ客自ら運転することになった。それがアタリマエなんだけど、それまであったサービスが無くなる、それもいきなりバサッと打ち切りになったのとその時の若いモンの言い方がジャン妻のカンに触ったみたい。
いいところもある。それも他にはないものが二つ。
その一つはウエルカムドリンク&フードサービスがあるんです。
前はなかった。近年設けられたサービスらしい。1階のレストランで17時から23時まで宿泊者に軽食と1時間無料飲み放題なんですよ。

フードは17時~牛丼、19時~おでん、20時~ツマミ系です。ドリンクはともかくフードは無くなり次第、終了と思った方がいい。品切れは早いでしょう。
ただしビールは別料金、もしくは1本だけのようです。ボトルが置いてあるので客が勝手にグラスに注ぐんです。
紀尾井から戻って、「足りないなら飲み直す?」(ジャン妻)
「いや、いい。まさか足りないのか?」
「ネタにするにはいいんじゃないかなぁと思ってさ」
でも私は遠慮した。無料にかじりつくのが私的には嫌なの。こういうシステムは宿泊客だけに限定すべきだが、どうも宿泊客が市内の知人を連れ込んで飲んでるようにも見えたぞ。
ドリンクは1時間限定とはいえ酒の飲み放題なので、こういうサービスをするホテルはちょっと他ではないと思いますよ。
1時間限定なので飲まなきゃ損と思うと翌朝、キツい思いをするのが明明白白なので私は遠慮した。
もう一ついいところは朝食バイキングです。
ドルフのバイキングはスバラシイと以前から定評があります。私もそう思う。
前は道路に面したレストラン、昨晩のウエルカムドリンク会場で供されていたが、利用客が増えたのか朝食付プランを増やしたのか、奥の会議室スペースで供されるようになった。
その辺のホテルにありがちのお定まり品ではなく手作り感が満載のお惣菜なんです。それも10~12種類ある。


生野菜より温野菜が多い。炒め物、煮物がたくさんある。どれを喰ってもホテルのシェフの味でもなく、出来あいのものでもなく、雇われたオバさんが今朝作った家庭的な味です。オバさんを目撃したことが数回あるが、ホント街中の小学校の給食オバさんという雰囲気でした。
パンもあるが、温野菜のお惣菜が多いのでパン食よりご飯にした方が絶対にいいと思います。ご飯も玄米、白米とあり、毎朝必ずカレーが付きます。






胃の中に前夜の紀尾井タルタルソースがまだ残ってたんだけど、お惣菜をいろいろ喰ってみました。紀尾井は野菜不足の健康に悪い居酒屋なので、野菜不足を取り戻すべく。。。
ご飯でも、焼き魚とか、生卵や納豆とか、そういう他所でもあるようなツマんないのは無視。ご飯も食べ過ぎないこと。絶対ここでは手作り感満載の野菜類のお惣菜優先でどーぞ。

ドルフは細かい不満はあります。
フロントの若い男性は愛想はイマイチだし、トイレットペーパーが殆ど芯に近いのに取り換えてなかったり、客室のボックスティッシュが何故かデスクの引き出しに入っていて引き出しが開かず、力ずくで引き摺りだしたらティッシュが引き出しの隙間に挟まってボロボロになったり。
それでもドルフはウエルカムフードドリンク、手作りのお惣菜バイキング、これが最大のウリですね。
2014-03-20 06:38
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紀尾井 [居酒屋]
静岡市内の居酒屋「紀尾井」はタクシーの運ちゃんに行き先を告げてもほぼ100%通じない。通じたことがない。
「宮ヶ崎町の紀尾井っていう有名な酒場」
「???」
一度でわかった運ちゃんは過去にひとりもいない。
「宮ヶ崎町というと赤い鳥居の近くですか?」
「鳥居の商店街の脇にあるんだけど。お堀に時計と反対に回って貰えます?」
こっちがナビしなきゃならない。
「商店街に斜めに入る道があってそのまま真っ直ぐ商店街を突っ切ると、そこの左に不気味な灯りがあるからそこです・・・」
「ああ、あれですね」
タクシーが停めた路地にはウルトラセブンのワイアール星人のような植物の蔓、蔦が絡んだ店がある。
近くまで来て壁に掲げた「紀尾井」の看板があって、頭上を見上げると内部の電燈が切れてもう何年にもなる電光看板が外から照らされている。

「紀尾井」の文字が蔓蔦の合間から浮かび上がる。
ゲリラのアジトみたいな店入口をジャングルの茂みをかき分けるようにして入る。


店主はお痩せになった。
禁酒か断酒しているとも聞いたが・・・。
おっ?椅子が新しくなったぞ。ワインクーラーも。前は冷蔵庫で冷やしてたんだが。
後で供された燗酒も錫のチロリだった。小さいヤツだが重たい。
設備投資だろうか?儲かったのかも知れない通し営業で。




「取り敢えず3つのカでいきますか?」
3つのカとは、カルパッチョ、カニサラダ、カニクリームコロッケ。これぞという絶対自信作のある店は強いのだ。
「それとタルタル・・・」
待ってましたとばかりに店主が、「ハイっ!!タルタルは丼で??」
「ダメっ!!」
ジャン妻はここの主人はホントにやりかねないと思ったそうである。
「タルタルソースに添えるフライは何にいたしましょうか?」
この時期だからカキフライといきたいが、浜名湖産の特大カキは前日注文だそうで今日はなし。あくませタルタルが主役でフライは脇役なのです。エビでも白身魚でもホタテでも何でもいいのです。


タルタルは丼まではいかないが、大き目の器で供された。
失礼な表現で申し訳ないですが、お店があまり美しくないだけに、余計に白いお皿と秀逸な料理が美しく映えて見えます。


店主がお痩せになったのはお医者さんに酒を止められたからだが、ストップしたお医者さん=主治医はこの店のお客さんだそう。
お医者さんは患者を治すのがお仕事だが、お医者さんに限らずお客の常連さんにとって、上手いモノを作る料理人が健康を損ねて厨房に立たなくなったり、包丁を置いたり、店をたたんでしまうと自分の好きな上手い料理が食べられなくなる、美味い酒が飲めなくなるからです。
私も声を大にして言います。「それは困る!!」
だから医者はシャカリキになって治療をススメたに違いない。店主の為ではなく自分の為に。
会津の「麦とろ」もそうだった。店主が何処か痛めて入院したが、主治医が「麦とろ」のお客さんで、病院内の若い衆を集めて、「この人は上手いモン食わせてくれるから絶対に治してくれ」という、私事が混じった指示がとんだそうである。
そういうのって運不運もあるし、お医者さんが店のお客さんというのはこの店にとってラッキーだったと思うのです。

この店、野菜は殆どない。
あるかも知れないがまず出ない。野菜はカニサラダか、肉料理やフライの付け合せ程度。揚げた塩味のパセリとか。
刺身のツマも見たことない。
(まれに○○刺があってそれにはタマネギのスライスが添えられます。その○○刺は今回久々に供されましたが掲載は控えます。)
3月のいつだったかツイットに、「初めてのお客様からサラダのご注文を頂いた折、無農薬とか体に良い食材なんて使ってないけど良いですか?と返した相手が有機野菜を扱う店のオーナーだった」というオチがあった。
「野菜って身体にいいでしょう。ウチは身体にいいものは出さない病院送りの店なんですよ」(店主)
それと鍋はありません。少人数の宴会でも出てるの見たことない。鍋って野菜が多く割合を占めるのと、店主いわく、鍋料理というのは単に具材を煮るだけで、それも客に煮炊きさせるなんてトンデモナイ、料理人の手間暇が少なく仕込みがツマラナイから出さないという凄い理由らしいのだ。


ジャン妻は白ワイン。
タルタルがなかなか減らないが、チビチビ摘みながら燗酒を飲む私。
時折、隣のジャン妻に隠れてスプーンですくってベロッとなめてみる。











昼呑みの通し営業が昂じて深夜営業にTRYしている。
昼呑みは毎日じゃないようですが、くれぐれもこれ以上身体に変調をきたさないようお願いしますね。
「シマッタ、しめ鯖を食べるの忘れた」(ジャン妻)
「宮ヶ崎町の紀尾井っていう有名な酒場」
「???」
一度でわかった運ちゃんは過去にひとりもいない。
「宮ヶ崎町というと赤い鳥居の近くですか?」
「鳥居の商店街の脇にあるんだけど。お堀に時計と反対に回って貰えます?」
こっちがナビしなきゃならない。
「商店街に斜めに入る道があってそのまま真っ直ぐ商店街を突っ切ると、そこの左に不気味な灯りがあるからそこです・・・」
「ああ、あれですね」
タクシーが停めた路地にはウルトラセブンのワイアール星人のような植物の蔓、蔦が絡んだ店がある。
近くまで来て壁に掲げた「紀尾井」の看板があって、頭上を見上げると内部の電燈が切れてもう何年にもなる電光看板が外から照らされている。

「紀尾井」の文字が蔓蔦の合間から浮かび上がる。
ゲリラのアジトみたいな店入口をジャングルの茂みをかき分けるようにして入る。


店主はお痩せになった。
禁酒か断酒しているとも聞いたが・・・。
おっ?椅子が新しくなったぞ。ワインクーラーも。前は冷蔵庫で冷やしてたんだが。
後で供された燗酒も錫のチロリだった。小さいヤツだが重たい。
設備投資だろうか?儲かったのかも知れない通し営業で。




「取り敢えず3つのカでいきますか?」
3つのカとは、カルパッチョ、カニサラダ、カニクリームコロッケ。これぞという絶対自信作のある店は強いのだ。
「それとタルタル・・・」
待ってましたとばかりに店主が、「ハイっ!!タルタルは丼で??」
「ダメっ!!」
ジャン妻はここの主人はホントにやりかねないと思ったそうである。
「タルタルソースに添えるフライは何にいたしましょうか?」
この時期だからカキフライといきたいが、浜名湖産の特大カキは前日注文だそうで今日はなし。あくませタルタルが主役でフライは脇役なのです。エビでも白身魚でもホタテでも何でもいいのです。


タルタルは丼まではいかないが、大き目の器で供された。
失礼な表現で申し訳ないですが、お店があまり美しくないだけに、余計に白いお皿と秀逸な料理が美しく映えて見えます。


店主がお痩せになったのはお医者さんに酒を止められたからだが、ストップしたお医者さん=主治医はこの店のお客さんだそう。
お医者さんは患者を治すのがお仕事だが、お医者さんに限らずお客の常連さんにとって、上手いモノを作る料理人が健康を損ねて厨房に立たなくなったり、包丁を置いたり、店をたたんでしまうと自分の好きな上手い料理が食べられなくなる、美味い酒が飲めなくなるからです。
私も声を大にして言います。「それは困る!!」
だから医者はシャカリキになって治療をススメたに違いない。店主の為ではなく自分の為に。
会津の「麦とろ」もそうだった。店主が何処か痛めて入院したが、主治医が「麦とろ」のお客さんで、病院内の若い衆を集めて、「この人は上手いモン食わせてくれるから絶対に治してくれ」という、私事が混じった指示がとんだそうである。
そういうのって運不運もあるし、お医者さんが店のお客さんというのはこの店にとってラッキーだったと思うのです。

この店、野菜は殆どない。
あるかも知れないがまず出ない。野菜はカニサラダか、肉料理やフライの付け合せ程度。揚げた塩味のパセリとか。
刺身のツマも見たことない。
(まれに○○刺があってそれにはタマネギのスライスが添えられます。その○○刺は今回久々に供されましたが掲載は控えます。)
3月のいつだったかツイットに、「初めてのお客様からサラダのご注文を頂いた折、無農薬とか体に良い食材なんて使ってないけど良いですか?と返した相手が有機野菜を扱う店のオーナーだった」というオチがあった。
「野菜って身体にいいでしょう。ウチは身体にいいものは出さない病院送りの店なんですよ」(店主)
それと鍋はありません。少人数の宴会でも出てるの見たことない。鍋って野菜が多く割合を占めるのと、店主いわく、鍋料理というのは単に具材を煮るだけで、それも客に煮炊きさせるなんてトンデモナイ、料理人の手間暇が少なく仕込みがツマラナイから出さないという凄い理由らしいのだ。


ジャン妻は白ワイン。
タルタルがなかなか減らないが、チビチビ摘みながら燗酒を飲む私。
時折、隣のジャン妻に隠れてスプーンですくってベロッとなめてみる。











昼呑みの通し営業が昂じて深夜営業にTRYしている。
昼呑みは毎日じゃないようですが、くれぐれもこれ以上身体に変調をきたさないようお願いしますね。
「シマッタ、しめ鯖を食べるの忘れた」(ジャン妻)

2014-03-19 07:46
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船山温泉99の謎107 消費増税に伴い値上げに踏み切る船山温泉 [船山温泉]

4月~の消費増税(5%→8%)に伴い、旅館業界・飲食店業界が価格改定に踏み切ろうとしている。
船山温泉も例外じゃぁない。2014年3月7日のお知らせにはこうある。
平成20年から現在の料金を続けてまいりましたが、重油価格や電気料金、諸経費の値上がりに伴い、ご宿泊料金の維持を保つことが残念ながら困難な状況でございます。
現在のご宿泊料金では今後の設備の改修や改善、サービスの向上などが非常に難しくなっております。そこでこれからもお客さまにご満足いただくには料金改定に踏み切るしかないと判断いたしました。とても心苦しいお願いではございますが、平成26年4月1日から料金を改定させていただきたいと思います。何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。
尚、平成26年4月1日からの変更点がございます。
クレジットカードをご利用いただけるようになります。
客室はすべて禁煙とさせていただきます。喫煙のかたは、喫煙コーナーをご用意させていただきます。
今までお客さまから、お寄せいただきましたご意見、ご要望にお答えできる部分は対応していきたいと思います。
平成26年4月1日からの料金表は下記の通りでございます。

来るべき時が来た。
私の場合、昨年2013年4月の領収書を見たら、ワインビーフヒレプランや追加でガバガバ飲んだ酒類を外すと和風ベッドルームが18,050円になっていた。
これが4月からは19,800円になるので単純計算ではおよそ9%の値上げになる。
(だからといって酒の量を減らすなんてこたぁしないぞ。)
以下は私の推測ですが。。。
5%→8%はまぁ仕方がないとしても、クレジットカード導入によりキャッシュで支払うお客さんよりカード払いのお客さんが増えるのは必定。
となると手数料がかかる。前に99の謎104でも書いたが、http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2013-04-29-3カード支払の決済手数料はバカにならない。じゃらんと提携したことにより、そっち方面へのマージンも何%か知らないがのしかかってくる。
部屋数集客数は限られている。出るものは出る。船山温泉の経費で頭痛の種なのはお湯が弱いので原油高の高騰で経費が一定でないこと、電気水道光熱費やアメニティのランニングコストがバカにならないことが挙げられる。
せめて天然温泉だったらと思うだろう。アタマが痛いに違いないが、前述の9%では足りないのではないだろうか?
私はカードは持ってないので現金決済ですが、クレジットカード導入は、「どうぞカードをお使い下さいご遠慮なく」と言っているようなもんなのでフロントでの現金収入は激減するだろうな。
私はカードを持った新規の顧客は獲得できても、これまでの常連さんが減るような気がするのです。
噂の東京マガジン、週刊誌特ダネの真相で、3月31日の深夜23時59分~4月1日午前0時に商品を購入するとどうなるのかというネタがあった。
船山温泉はその時間、フロントは営っていません。では3月31日に宿泊され、翌朝4月1日の支払いは5%なのか8%なのか?
4月1日に土産処で購入したら8%なのだろうか。
これについては、
「4月1日、午前11時に切り替える予定です」
今回の増税は、宿側にとっても、宿泊客側にとってもメリットがないのである。国が儲かるだけです。
こちらの財布も厳しいが宿も厳しい。それをなるべく出さないようにして、日頃頑張っている自分へのご褒美を楽しみましょうや。
2014-03-18 08:10
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船山温泉99の謎106 船山のシャンプーリンスは誰がセレクトするのか? [船山温泉]
写真は2月の豪雪時と雪溶け後の船山温泉です。(T館主提供)
南部町は甲斐国、山梨県ですが静岡寄りなので、首都圏に豪雪があった時は積雪があります。



今日のテーマはヘアケア。
宿のシャンプーリンスボディソープはT館主のセレクトだそうです。
T館主は髪が多い。
黒々としている。羨ましい限りである。
経営者は大なり小なりストレスがある筈だが白髪すらない。さては染めてるな。それはいいけど、船山温泉のヘアケア、シャンプー、リンス、ボディソープはどうやってセレクトされているのだろうか。
「私が他の宿、施設での経験で、これはいいなと思ったもの、感じたものをセレクトしています」
なのでメーカーが売り込みに来て試供品を勝手に置いてったとかそういうものではないらしい。
「仕入は浴室内のものは業者からです」
モノによっては近隣のドラッグストアで買って来ちゃった方が安い場合があるが、見たところ南部町にあるドラッグストアは旧富沢町のHACドラッグぐらいしか見当たらない。小さいので品揃えはどうかな。
ヘアケアは種類がたくさんあるが例えばパサパサをしっとりにとか、そういう髪質になると女性の意見を聞くしかない。
「女性の意見も聞きながらセレクトします。あとは植物系とかですね」
もっとも現在、船山館のスタッフの女性は少なくなっているので聞くとしたら女将さんかな。特に決まったメーカーは特にないそうである。

やや脱線しますが、家の風呂場にいて、シャンプーボトルが殆どカラになったのに気付いた。
強くプッシュして底に僅かに残るシャンプーの塊を吸い出した。ブシュブシュブシュって鈍い音がする。
何とかその場は残りで凌いだが、オカシイな。シャンプーのストックが見当たらないぞ。アイツ(ジャン妻)は普段、何を使ってるんだろう?
風呂場から「お~い。。。」
呼びかけてみるが返答がない。シャンプーのボトル、ストックはないのか~?と聞き出そうとしたが答えが返ってこない。台所にいて聞こえないみたい。
風呂から出て訊いてみた。「シャンプーが無くなったが買ってなかったっけか?」
「アナタ専用のがあるわよ。後で入れとくから」
「俺専用の?お前はどーしてる?」
「アタシのは風呂場の入口に置いてあるもん」
「入口?」
気が付かなかったが自分のシャンプーだけ別の場所に置いてあったのである。死角になって気付かなかった。
「何で隠すんだ?何で風呂場ん中に置かないでこんなトコに置いてある?」
「いや、アナタ使わないかな~と思って。もったいないし。」
「もったいないっ??」
「だって髪ないじゃん。アタマあらうと思ってボディソープでいいでしょ?」
「!!!」
「アタシの使わないでよ。もったいないからさ。高いのよ」
「なっ!!」
「
」
アナタ専用のがあるわよとホザいてるのを言い換えれば、アタシの使わないでもったいないと言ってるとしか思えんし実際そう言われた。
だがさすがに別々に置くのはヒドイと思ったのか、しばらくしたら風呂場に並べて置いてあった。
そしたら先日、ボディソープが残り僅かになったところで、
「詰め替えは何処だ?」
「まだ残りあるでしょ」
「ないよ」
「あるもん。お湯で薄めて全部使って」
「だからもう使って無いんだって」
もったいないと言わんばかりであった。


洗髪の話に戻しますが。。。
私だって日頃も、船山温泉でもシャンプーはともかくリンスなんか使わない。
何故使わないかって?答えは簡単。髪が無いからである。いや、全然無いわけではないんだがリンスなんか使う必要性を認めない。
だが日頃リンスを使わないでいると、船山温泉に置いてあるシャンプーとリンスとボディソープが何だかどれも同じに見えてよ~く目を凝らしてチェックせず、うっかりリンスでアタマを洗ったりしたことが何回かあった。普段、家でリンスを使わないから意識しなくなってしまったのです。
この写真は貸切「清水」のシャンプーリンスボディソープだが、ボトルだけだとどれも同じに見える。
わざわざ名札がブラ下がっているのはやはり間違える人がいるのだろうな。

リンスよりシャンプーの減りの方が早いハズです。私が言うんだから間違いない。何故かというと、職場でオバさん客に聞かれたことがあるのだが・・・
「何でリンスがあってシャンプーが無いの?」
在庫を切らしちゃったんだな。軽いクレームといっていい。
「申し訳ありません。今日の午後には入荷するんですが。シャンプーの方が多く出るんです。」
「何でさ?」
「私みたいなのはシャンプーは使ってもリンスは使いませんから」
「あらそう。ごめんなさい」
オバさん客はケタケタ笑い出した。
船山温泉には露天風呂付客室は無いが、仮にそういうのがあったとしても、露天付客質に髪が無い客が泊まったからといってリンスを撤去するわけないでしょうよ。
ヘアケアのセレクトというのは私には永劫できないのではないだろうか。
悔し紛れにT館長に「髭は洗うの?」訊いてみたら、「洗いますけど。。。ボディソープで顔と一緒です」とのことであった。
南部町は甲斐国、山梨県ですが静岡寄りなので、首都圏に豪雪があった時は積雪があります。



今日のテーマはヘアケア。
宿のシャンプーリンスボディソープはT館主のセレクトだそうです。
T館主は髪が多い。
黒々としている。羨ましい限りである。
経営者は大なり小なりストレスがある筈だが白髪すらない。さては染めてるな。それはいいけど、船山温泉のヘアケア、シャンプー、リンス、ボディソープはどうやってセレクトされているのだろうか。
「私が他の宿、施設での経験で、これはいいなと思ったもの、感じたものをセレクトしています」
なのでメーカーが売り込みに来て試供品を勝手に置いてったとかそういうものではないらしい。
「仕入は浴室内のものは業者からです」
モノによっては近隣のドラッグストアで買って来ちゃった方が安い場合があるが、見たところ南部町にあるドラッグストアは旧富沢町のHACドラッグぐらいしか見当たらない。小さいので品揃えはどうかな。
ヘアケアは種類がたくさんあるが例えばパサパサをしっとりにとか、そういう髪質になると女性の意見を聞くしかない。
「女性の意見も聞きながらセレクトします。あとは植物系とかですね」
もっとも現在、船山館のスタッフの女性は少なくなっているので聞くとしたら女将さんかな。特に決まったメーカーは特にないそうである。

やや脱線しますが、家の風呂場にいて、シャンプーボトルが殆どカラになったのに気付いた。
強くプッシュして底に僅かに残るシャンプーの塊を吸い出した。ブシュブシュブシュって鈍い音がする。
何とかその場は残りで凌いだが、オカシイな。シャンプーのストックが見当たらないぞ。アイツ(ジャン妻)は普段、何を使ってるんだろう?
風呂場から「お~い。。。」
呼びかけてみるが返答がない。シャンプーのボトル、ストックはないのか~?と聞き出そうとしたが答えが返ってこない。台所にいて聞こえないみたい。
風呂から出て訊いてみた。「シャンプーが無くなったが買ってなかったっけか?」
「アナタ専用のがあるわよ。後で入れとくから」
「俺専用の?お前はどーしてる?」
「アタシのは風呂場の入口に置いてあるもん」
「入口?」
気が付かなかったが自分のシャンプーだけ別の場所に置いてあったのである。死角になって気付かなかった。
「何で隠すんだ?何で風呂場ん中に置かないでこんなトコに置いてある?」
「いや、アナタ使わないかな~と思って。もったいないし。」
「もったいないっ??」
「だって髪ないじゃん。アタマあらうと思ってボディソープでいいでしょ?」
「!!!」
「アタシの使わないでよ。もったいないからさ。高いのよ」
「なっ!!」
「
![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
アナタ専用のがあるわよとホザいてるのを言い換えれば、アタシの使わないでもったいないと言ってるとしか思えんし実際そう言われた。
だがさすがに別々に置くのはヒドイと思ったのか、しばらくしたら風呂場に並べて置いてあった。
そしたら先日、ボディソープが残り僅かになったところで、
「詰め替えは何処だ?」
「まだ残りあるでしょ」
「ないよ」
「あるもん。お湯で薄めて全部使って」
「だからもう使って無いんだって」
もったいないと言わんばかりであった。


洗髪の話に戻しますが。。。
私だって日頃も、船山温泉でもシャンプーはともかくリンスなんか使わない。
何故使わないかって?答えは簡単。髪が無いからである。いや、全然無いわけではないんだがリンスなんか使う必要性を認めない。
だが日頃リンスを使わないでいると、船山温泉に置いてあるシャンプーとリンスとボディソープが何だかどれも同じに見えてよ~く目を凝らしてチェックせず、うっかりリンスでアタマを洗ったりしたことが何回かあった。普段、家でリンスを使わないから意識しなくなってしまったのです。
この写真は貸切「清水」のシャンプーリンスボディソープだが、ボトルだけだとどれも同じに見える。
わざわざ名札がブラ下がっているのはやはり間違える人がいるのだろうな。

リンスよりシャンプーの減りの方が早いハズです。私が言うんだから間違いない。何故かというと、職場でオバさん客に聞かれたことがあるのだが・・・
「何でリンスがあってシャンプーが無いの?」
在庫を切らしちゃったんだな。軽いクレームといっていい。
「申し訳ありません。今日の午後には入荷するんですが。シャンプーの方が多く出るんです。」
「何でさ?」
「私みたいなのはシャンプーは使ってもリンスは使いませんから」
「あらそう。ごめんなさい」
オバさん客はケタケタ笑い出した。
船山温泉には露天風呂付客室は無いが、仮にそういうのがあったとしても、露天付客質に髪が無い客が泊まったからといってリンスを撤去するわけないでしょうよ。
ヘアケアのセレクトというのは私には永劫できないのではないだろうか。
悔し紛れにT館長に「髭は洗うの?」訊いてみたら、「洗いますけど。。。ボディソープで顔と一緒です」とのことであった。
2014-03-17 06:52
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1万円以下格安人気宿は無理 [温泉]
昨日、晩飯時に何気にTVを観てたら、18:30~テレビ東京「土曜スペシャル」、1万円以下の格安人気宿が放映されていた。
途中から観て途中で止めたんですが、観たのは・・・
房総館山8400円!!さんごの宿・やどかり、(田中美奈子さん&岡田太郎さんご夫妻)
若狭小浜9500円!!若狭ふぐの宿・下亟、(木村祐一さん&西方凌さん夫妻)
他にも箱根、伊豆高原他、幾つか取り上げられてました。




岡田太郎さんが金沢の超有名酒場の店主にそっくりだったのが笑えた。だけどいいですねぇ芸能レポーターさんは。お仕事であっちこっちに行けて。しかもご夫婦で。

私の野蛮な舌はふぐ、伊勢エビ、アワビといった海の高級食材には向いてない。木村祐一さんはお皿一面に敷き詰めたふぐの薄造りを一枚一切れずつではなく、女将のススメるまま、箸で数枚ゴッソリ取り上げて口に運んでましたね。
「義母ぁさん(ジャン母)とおんなじことしてる」(ジャン妻)
ジャン母は船山温泉で、川魚って刺身で食べられるの?と疑い満々だったクセに、いざ岩魚の薄造りが出た途端に箸で数きれゴッソリ救い上げて口に運び、美味しいを連発していた。
私はその無遠慮な喰い方にムッとしたが、そうか、ふぐはそういう喰い方が許されるのか。
「ふぐねぇ」(ジャン妻)
「俺は2回しか喰ったことない。前職で一度、千里十里(和歌山)でもう一度。あまり記憶にない」
「・・・」
「ふぐの身そのものって味そんなにしなかったような」
「淡泊だからね」
「カワハギの方が美味いな」

10000円以下というと、平成7年頃、会津蕎麦宿は10000円しなかったですね。基本料金はね。消費増税前の駆け込み番組かも。4月1日も10000円以下かどうかはわからない。
翌日のチェックアウト時に伝票を見たら確かに10000円以下でしたよ。美味しい安いお得~を強調した番組ではあった。
「アタシたちは無理だよ」(ジャン妻)
「何で?」
「だってお酒飲むもん」
「???」
確かにそうだな。見てたらお仕事中とはいえタレントさんはビールも酒も飲んどらん。収録中は冷たいお茶でも飲んでんのかな。食事シーンをカットしたら待ってましたとばかりに飲みだすのだろうか。でもそしたら加算されるだろう。10000円以下で収まるわけない。
「基本料金だけだよこれ」(ジャン妻)
「そうか。飲んだら超えるな」
「アタシたちだったら6000円は飲むから。ひとり10000円以下なんて無理!!」
途中から観て途中で止めたんですが、観たのは・・・
房総館山8400円!!さんごの宿・やどかり、(田中美奈子さん&岡田太郎さんご夫妻)
若狭小浜9500円!!若狭ふぐの宿・下亟、(木村祐一さん&西方凌さん夫妻)
他にも箱根、伊豆高原他、幾つか取り上げられてました。




岡田太郎さんが金沢の超有名酒場の店主にそっくりだったのが笑えた。だけどいいですねぇ芸能レポーターさんは。お仕事であっちこっちに行けて。しかもご夫婦で。

私の野蛮な舌はふぐ、伊勢エビ、アワビといった海の高級食材には向いてない。木村祐一さんはお皿一面に敷き詰めたふぐの薄造りを一枚一切れずつではなく、女将のススメるまま、箸で数枚ゴッソリ取り上げて口に運んでましたね。
「義母ぁさん(ジャン母)とおんなじことしてる」(ジャン妻)
ジャン母は船山温泉で、川魚って刺身で食べられるの?と疑い満々だったクセに、いざ岩魚の薄造りが出た途端に箸で数きれゴッソリ救い上げて口に運び、美味しいを連発していた。
私はその無遠慮な喰い方にムッとしたが、そうか、ふぐはそういう喰い方が許されるのか。
「ふぐねぇ」(ジャン妻)
「俺は2回しか喰ったことない。前職で一度、千里十里(和歌山)でもう一度。あまり記憶にない」
「・・・」
「ふぐの身そのものって味そんなにしなかったような」
「淡泊だからね」
「カワハギの方が美味いな」

10000円以下というと、平成7年頃、会津蕎麦宿は10000円しなかったですね。基本料金はね。消費増税前の駆け込み番組かも。4月1日も10000円以下かどうかはわからない。
翌日のチェックアウト時に伝票を見たら確かに10000円以下でしたよ。美味しい安いお得~を強調した番組ではあった。
「アタシたちは無理だよ」(ジャン妻)
「何で?」
「だってお酒飲むもん」
「???」
確かにそうだな。見てたらお仕事中とはいえタレントさんはビールも酒も飲んどらん。収録中は冷たいお茶でも飲んでんのかな。食事シーンをカットしたら待ってましたとばかりに飲みだすのだろうか。でもそしたら加算されるだろう。10000円以下で収まるわけない。
「基本料金だけだよこれ」(ジャン妻)
「そうか。飲んだら超えるな」
「アタシたちだったら6000円は飲むから。ひとり10000円以下なんて無理!!」
![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
2014-03-16 08:59
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もりやに朝定が無い理由? [グルメ]

もりや食堂の前の歩道が雪の塊だらけ。
雪の塊が土塁みたいになっている。暖簾が出て、幟が立った。
「大丈夫?」
「あとはようございます。どうぞ~」
10時開店です。

この店、厨房に女性スタッフが2人いておそらく母娘の関係だと思うのですが・・・娘さんの方のママ・・・姐さんにしておきます・・・姐さんが外から戻って来た。
買い物袋を山ほど抱えている。大根3本他、野菜が入っていた。
「納豆がまだ入ってないわねぇ」
納豆?
ヒロさんが聞いたら「そんなんいらんワ」って言うに決まってますが、大雪の後でまだ物流が復旧してないのか、納豆がスッカラカンだったという。
姐さんはカウンター上のお品書きの黒い札、納豆を裏に返した。他にも幾つか入らないものがあるようで、幾つかのメニューを裏にした。

「スミマセン、無いものがあって・・・」
「豚汁はある?」
「ございますよ」
「大で。焼きそばは?」
「できます」
「じゃぁ小さいの。ご飯はフツーで・・・」
珍らしく店の小僧・・・失礼、お孫さんかな。お茶を持って来た。慣れない口調で「イラッシャイマセ」の後は店の入り口の席に座ってゲームにいそしんでいる。学校は休みなのかな?
その後に来られた初老の男性客が、「朝定みたいなのってないの?」
「すみませ~ん。そういうのはないんですよぉ」
何故無いのだろるか。やろうと思えばできそうだが。私はお品書きを見直して考えてみた。
朝定がないこの店は、焼きそば以外だとお惣菜の組み合わせ如何によってはかなり割高になるのではないか???
ライス230円、大盛りライス300円、小ライス170円。。。
味噌汁60円、豚汁大320円、小200円。
焼き魚はサバ200円、秋刀魚320円、鮭260円、鯛粕430円、アジ350円、マグロ味噌漬け250円。。。
卵系は、ハムエッグ270円、目玉焼き220円、玉子焼き220円。。。
野菜のお惣菜を見ると、野菜サラダ170円、ポテトサラダ170円、トマト200円、かぼちゃ煮物130円、ブロッコリー130円、しらすおろし140円、なめたけおろし130円、ほうれん草130円。。。
厚揚げ煮付け110円、豆腐110円、納豆80円、おしんこ100円、生卵50円、焼きのり60円、韓国のり120円。。。
セコい計算してみます。ライス普通で230円、味噌汁60円、鮭260円、目玉焼き220円、野菜サラダ170円、今日はないけど納豆80円だとどうなるか。230+60+260+220+170+80=合計1020円!!!
目玉焼きを生卵に替えても860円だから、その辺の外食牛丼チェーン店より遥かに高い。ボリュームが違うから一概に単純比較できませんが、ホテルのバイキングより高いのがおわかりでしょう。
アナタなら何を組み合わせますか?幾らになりましたか?




勘定気にせず朝から凄い常連さんがいますよ。ご飯は小さいけど、豚汁の大、ハムエッグ、アジフライ、焼きそば小さいの、ほうれん草のおしたし、お盆に乗りきらないです。1000円は軽く超過してる常連さんもいた。
苦笑いするのは、牛乳(コーヒー牛乳)が170円、大根おろしが80円。。。
マヨネーズ20円!!!
しっかりしてますね。ちょっとセコいかも。
割安なのはやはり焼きそばなんです。大が600円、中が460円、小が360円。腹を膨らませるだけなら焼きそばプラス味噌汁、もしくは豚汁がいちばんお得。
焼きそば大なんか1kgあるからそれなりの覚悟が必要です。盛る皿は30cmくらいあるのでメガサイズといっていい。喰い終わったら1kg体重が増えてるわけだからさ。
私だって小しか喰ったことない。1kgの焼きそばなんて喰えっか。
焼きそばは夏場が最も多く出るそうです。野外イベントの持ち帰りを含めて1日に300人前は出るという。

もうすぐ春になる。
豚汁がお休みに入る。年中定番化すればいいのにと思う。

何故、もりやに朝定食がないのか。
営業時間が10時~だからです。10時だともう朝という時間帯でもない。もともとこの店、野外イベントご用達の焼きそば屋さん専門店だったのではないだろうか。だから営業時間が10時~15時なんだと思います。
ご飯類やお惣菜は後から加わったに違いない。

MAXが来た。
数えきれないくらい乗った。東京まで1時間程度だから、旅の列車という感じがしない。私にとっては通勤電車でしかない。

2階車輛なので座席の頭上の荷物を載せる棚が低いんです。何回アタマをブツけたことか。ブツけるとゴツッと鈍い音がします。座る時にゴツッ、東京駅に着いて立ち上がる時にゴツッ、その度、「痛ッ!!」って声に出し、周囲の客に怪訝そうに見られる。
私は身長が高くないが、それでもぶつかるんです。
何回もぶつけてないで少しは学習しろってか?

上州を去る車窓からの景色です。
この地を去って1年、月1回の公用で定期的に来てましたが、その旅も終わろうとしている。
あっまた感傷的になってしまったゼ。
2014-03-15 07:53
コメント(6)
プレスお嬢さま [人間ドラマ]
凄い雪の塊です。
歩道に積み上げた塊の隙間を歩いて市役所に出向いたら私の担当官が不在で、受付に出てきたオバちゃんが、
「今、雪かきに出ております」
出直したら?とまでは言わないが、気の利かない応対であった。
だがこっちも子供の使いでない。時計を見たらもう17時前なので、わざと大声で「ここで待ってたらもうすぐ戻られますよねぇ」
「ええっと・・・」
傍らから若い女性職員が呼びに行ってくれた。

雪かきで濡れたカッコして戻って来た担当官と事前相談&届出提出を済ませて役所を出たのが17時過ぎでした。外へ出たらまだ若い職員さんが総出で雪かきしてましたね。
横断歩道前にスコップ持った職員さんが10人くらいいて信号が青に変わった瞬間、いっせいに反対側の歩道へ向けてスコップをシャーッと押し当てながら前進していた。

市内の有料駐車場は雪の塊が積みあがった分だけ駐車台数が少なくなっていました。
こういう民有地まではすぐには手が回らなかったみたい。この人、無事に脱出できたのかな。

雪を両脇に除けてかろうじて1車線分を確保した感じですね。
雪解け水は夜間から明け方にかけて凍結します。


一旦、ドーミインに旅装を解いて、私は会議場に向かいます。
その会議、今回は役職者だけではなく、一般社員の研修も兼ねている。
研修に参加するある女性社員(若い子)が私に難癖をつけてきたというお話です。
その子はダイヤの原石。今はちょっとイモっぽいがいずれキレイになるでしょう。
ただ、握力が強いらしく手の掌が大きい。肩幅も広くて腕力も強い。私よりも強い。
最近、衝撃的なシーンにでくわした。
まだ私が上州に住んでいた時、現地の支店で産廃業者に廃品を回収して貰うことになり、業者さんが、「できれば一か所に集めていただけますか?」と言うので、私ひとりで壊れかけた椅子やテーブル、事務机や古びたディスクトップタイプのパソコン、保管期限の切れた帳票類(これが重い)を倉庫から運び出していたらその子が寄ってきて、
「アタシが手伝ってあげますっ」
私は一瞬、躊躇した。
廃品は重いものばかりです。女の子だから大丈夫かなと危惧したのである。
「怪我されっとマズいから」と固辞したのだが「手伝います」と言う。周囲からも手伝って来いって言われたんだと。
「助かるけど・・・(君が抜けて)・・・店は廻るのか?」
「大丈夫ですっ」
「じゃぁ軽いもの頼むワ」
ところが軽いものどころか長いスパン、長い指を駆使し、クレーン車のように軽々運んでケロッとしてた。
1人で運ぶより2人で運ぶ方がそりゃ早く終わるのでその時は助かった。
この時は命令してもいないのに何でそこまで手伝ってくれる気になったのだろうか。どうも私のシンパらしいのがわかったのが今年になってからのことでして。。。(汗)
過去に自分がその子に何かしてあげたか考えたんだが、一度、「辞めたい」、「辞めるなバカ」、みたいな遣り取りはあった。その時は強引に異動させた。環境を変えさせたの。その時、「今回は助けるけど二度はないぞ。異動先で居場所つくれ」って釘を刺した覚えがある。
その後は幸いにも居場所はできたらしいのでそれきり忘れた。それまではデカい図体を持て余していたようだが活き活き動くようになった。
地味な子なのでこっちもあまり気に留めなかったのだが、お互い慣れて来たので図に乗った私は毒舌を吐くようになった。例えば、よく喰う子なので飲み会なんかで、「残り飯は全部お前が食え」とかヒデぇこと言ってましたね私。
元旦に年賀状が来たので返信に、「いつも着てる○○模様の服は止めろ」みたいに書いたらさすがに傷ついたらしく、女性リーダーから、「彼女は乙女なのでもっと優しくしてあげてください」と言われた。
タイトルの逸話ですが。。。
その子は私に難癖をつけてきたんです。それも他の社員数名がいる前で堂々と。。。
「今日の会議は終了が21時ですよねっ、そんな夜遅くなるのに何で晩ご飯が出ないんですかぁっ、お腹空くじゃないですかぁっ」
子供か。
何を言ってやがる。
力があってガタイがいいだけによく喰うんです。それは周囲も周知の事実。この子供じみた難癖に私は苦笑した。
「21時なんてのは都会だったら夜遅いウチに入らん。」
「ここは都会じゃないですっ」
「そんなこたぁわかってら」
その子は箕郷町のもっと山の方に住んでいるので遅くなるのは気の毒だがそうそう毎回あるこっちゃない。そこに住んでる以上は会議だろうと夜遊びだろうと同じことじゃないか。今日1日くらい我慢できんのか。
「晩飯なんか出ねぇよ。会議終わって家に帰って喰えばいいじゃんかよ」
「もうお腹空いたんですっ」
「今?もう腹が減ったってか?それは俺のせいでも会議のせいでもないぞっ。(時計を見たら)まだ4時じゃねぇかよっ。昼は抜いたのか?」
「食べましたっ」
「さては寝坊して朝を抜いたな?」
「食べましたよっ、三食きちんと食べてますっ、でなきゃ持たないですっ」
「だったら三度の飯の量を増やすしかないだろうがよ。」
この子はたくさん食べる子で弁当もひときわデカい。でもおまえさんの胃袋の大きさや喰らう飯の量まで俺の知ったことじゃないよ。
「いいですっ、家に帰るまでに買い食いするからっ、でも買い食いし過ぎでお金が無くなってきたんですっ」
家に帰るまでに買い食いするとな?
買い食いってのは高校生の男言葉でしょうよ。さてはこの子、男兄弟がいるな。まぁそれはいい。私は最初絶句したが、毒舌が止まらなくなった。
「買い食いったって・・・家に帰りゃ晩飯あんだろーがよ。晩飯前に買い食いなんて高校生じゃあるまいしさ。(周囲に向かって)聞いたかおい?買い食いだってよ。さては大雪の後でコンビニやスーパーに食い物の在庫がないのは大雪のせいじゃなくてお前が買いだめしてるからだろ」
「買い食いならしてますが買いだめなんてしてませんっ、コンビニに行ってもまだパンとかないんで悲しくなるけど家に食べるものぐらいありますっ」
「会議開催前に何でもいいから腹に入れなさいよ。控室にある菓子でも食ったらどーだ」
そこまで言って何とか話題を変えようとした私はふとあることに気が付いた。
その子、手に500mlのロング缶を握っている。
私は見て固まった。500ml缶が小さく見えるんです。手が大きいからです。私との口論?の合間に興奮して喉が渇くのかグビグビグビって飲み干してる。
「缶酎ハイでも飲んでるのか?」
「まさかっ、缶酎ハイなんか飲んでませんよっ、炭酸ですっ」
昔で言う三ツ矢サイダーかスプライトのようなドリンクだったが残りを一気に飲み干した次の瞬間、メリメリメリッという異様な音が響き渡った。その子は飲み干した500mlロング空き缶を両手で雑巾絞るようにねじり潰したのである。それも目にも止まらぬ速さで一瞬のウチに。
更にひねり潰した空き缶を上下にパンっ!!ひと叩きしてペチャンコに潰した。空き缶の上下ですよ。
それまで言いたい放題だった私や私と彼女との遣り取りを笑って見てた周囲は凍り付いた。空き缶はアルミに割け目があってそこから残りがポタポタ洩れているじゃないか。
「アブないっ。止めなさい女の子がっ。指を切って怪我したらどーすんのっ」パートのママさんから叱責が飛んだが本人は意に介さず、「大丈夫ですっ」ケロッとした表情。
そのタイミングで私はその場を逃げるように立ち去ったが、500mlの空き缶をひねり潰したバカ力は、私との会話が原因なのだろうか。500mlの空き缶イコール私だったのかもしれない。
後日聞いたら、前からそういう荒技?蛮行をしてたという。私も「怪我するからそういうことは止めろ、他でもやるな」と注意したが、「ストレス解消にいいですよ」とか何とか言ってやがった。
↓これはイメージ。

機械じゃないのでここまでキレイに潰してなかったが、万力のようなパワーだった。
それ以来、その子にプレス嬢というニックネームが進呈された。
付けたのは私じゃないです。Aというリーダーです。(聖なる酔っ払いオンナで過去に登場)。握力が強いらしいのはわかったので、私はアイアンクロー娘と名付けかけたのだが、平成生まれの子がフリッツ・フォン・エリックなんて知るわけなかろうし。
後でAからメールが来て、
「あの子、今日もメキメキメキッてやってましたよ。潰した後で○○さん(私のこと)のアタマをプレスしてやるって言ってます。次回来た時は気を付けてくださいね」
「お、俺のアタマを潰すってか?」
冗談ではない。。。
「首なんかねじ切られそうだな」
「多分、首が1回転すると思います」
私は背筋が寒くなった。
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左がジャン妻、右がプレスお嬢さまです。
歩道に積み上げた塊の隙間を歩いて市役所に出向いたら私の担当官が不在で、受付に出てきたオバちゃんが、
「今、雪かきに出ております」
出直したら?とまでは言わないが、気の利かない応対であった。
だがこっちも子供の使いでない。時計を見たらもう17時前なので、わざと大声で「ここで待ってたらもうすぐ戻られますよねぇ」
「ええっと・・・」
傍らから若い女性職員が呼びに行ってくれた。

雪かきで濡れたカッコして戻って来た担当官と事前相談&届出提出を済ませて役所を出たのが17時過ぎでした。外へ出たらまだ若い職員さんが総出で雪かきしてましたね。
横断歩道前にスコップ持った職員さんが10人くらいいて信号が青に変わった瞬間、いっせいに反対側の歩道へ向けてスコップをシャーッと押し当てながら前進していた。

市内の有料駐車場は雪の塊が積みあがった分だけ駐車台数が少なくなっていました。
こういう民有地まではすぐには手が回らなかったみたい。この人、無事に脱出できたのかな。

雪を両脇に除けてかろうじて1車線分を確保した感じですね。
雪解け水は夜間から明け方にかけて凍結します。


一旦、ドーミインに旅装を解いて、私は会議場に向かいます。
その会議、今回は役職者だけではなく、一般社員の研修も兼ねている。
研修に参加するある女性社員(若い子)が私に難癖をつけてきたというお話です。
その子はダイヤの原石。今はちょっとイモっぽいがいずれキレイになるでしょう。
ただ、握力が強いらしく手の掌が大きい。肩幅も広くて腕力も強い。私よりも強い。
最近、衝撃的なシーンにでくわした。
まだ私が上州に住んでいた時、現地の支店で産廃業者に廃品を回収して貰うことになり、業者さんが、「できれば一か所に集めていただけますか?」と言うので、私ひとりで壊れかけた椅子やテーブル、事務机や古びたディスクトップタイプのパソコン、保管期限の切れた帳票類(これが重い)を倉庫から運び出していたらその子が寄ってきて、
「アタシが手伝ってあげますっ」
私は一瞬、躊躇した。
廃品は重いものばかりです。女の子だから大丈夫かなと危惧したのである。
「怪我されっとマズいから」と固辞したのだが「手伝います」と言う。周囲からも手伝って来いって言われたんだと。
「助かるけど・・・(君が抜けて)・・・店は廻るのか?」
「大丈夫ですっ」
「じゃぁ軽いもの頼むワ」
ところが軽いものどころか長いスパン、長い指を駆使し、クレーン車のように軽々運んでケロッとしてた。
1人で運ぶより2人で運ぶ方がそりゃ早く終わるのでその時は助かった。
この時は命令してもいないのに何でそこまで手伝ってくれる気になったのだろうか。どうも私のシンパらしいのがわかったのが今年になってからのことでして。。。(汗)
過去に自分がその子に何かしてあげたか考えたんだが、一度、「辞めたい」、「辞めるなバカ」、みたいな遣り取りはあった。その時は強引に異動させた。環境を変えさせたの。その時、「今回は助けるけど二度はないぞ。異動先で居場所つくれ」って釘を刺した覚えがある。
その後は幸いにも居場所はできたらしいのでそれきり忘れた。それまではデカい図体を持て余していたようだが活き活き動くようになった。
地味な子なのでこっちもあまり気に留めなかったのだが、お互い慣れて来たので図に乗った私は毒舌を吐くようになった。例えば、よく喰う子なので飲み会なんかで、「残り飯は全部お前が食え」とかヒデぇこと言ってましたね私。
元旦に年賀状が来たので返信に、「いつも着てる○○模様の服は止めろ」みたいに書いたらさすがに傷ついたらしく、女性リーダーから、「彼女は乙女なのでもっと優しくしてあげてください」と言われた。
タイトルの逸話ですが。。。
その子は私に難癖をつけてきたんです。それも他の社員数名がいる前で堂々と。。。
「今日の会議は終了が21時ですよねっ、そんな夜遅くなるのに何で晩ご飯が出ないんですかぁっ、お腹空くじゃないですかぁっ」
子供か。
何を言ってやがる。
力があってガタイがいいだけによく喰うんです。それは周囲も周知の事実。この子供じみた難癖に私は苦笑した。
「21時なんてのは都会だったら夜遅いウチに入らん。」
「ここは都会じゃないですっ」
「そんなこたぁわかってら」
その子は箕郷町のもっと山の方に住んでいるので遅くなるのは気の毒だがそうそう毎回あるこっちゃない。そこに住んでる以上は会議だろうと夜遊びだろうと同じことじゃないか。今日1日くらい我慢できんのか。
「晩飯なんか出ねぇよ。会議終わって家に帰って喰えばいいじゃんかよ」
「もうお腹空いたんですっ」
「今?もう腹が減ったってか?それは俺のせいでも会議のせいでもないぞっ。(時計を見たら)まだ4時じゃねぇかよっ。昼は抜いたのか?」
「食べましたっ」
「さては寝坊して朝を抜いたな?」
「食べましたよっ、三食きちんと食べてますっ、でなきゃ持たないですっ」
「だったら三度の飯の量を増やすしかないだろうがよ。」
この子はたくさん食べる子で弁当もひときわデカい。でもおまえさんの胃袋の大きさや喰らう飯の量まで俺の知ったことじゃないよ。
「いいですっ、家に帰るまでに買い食いするからっ、でも買い食いし過ぎでお金が無くなってきたんですっ」
家に帰るまでに買い食いするとな?
買い食いってのは高校生の男言葉でしょうよ。さてはこの子、男兄弟がいるな。まぁそれはいい。私は最初絶句したが、毒舌が止まらなくなった。
「買い食いったって・・・家に帰りゃ晩飯あんだろーがよ。晩飯前に買い食いなんて高校生じゃあるまいしさ。(周囲に向かって)聞いたかおい?買い食いだってよ。さては大雪の後でコンビニやスーパーに食い物の在庫がないのは大雪のせいじゃなくてお前が買いだめしてるからだろ」
「買い食いならしてますが買いだめなんてしてませんっ、コンビニに行ってもまだパンとかないんで悲しくなるけど家に食べるものぐらいありますっ」
「会議開催前に何でもいいから腹に入れなさいよ。控室にある菓子でも食ったらどーだ」
そこまで言って何とか話題を変えようとした私はふとあることに気が付いた。
その子、手に500mlのロング缶を握っている。
私は見て固まった。500ml缶が小さく見えるんです。手が大きいからです。私との口論?の合間に興奮して喉が渇くのかグビグビグビって飲み干してる。
「缶酎ハイでも飲んでるのか?」
「まさかっ、缶酎ハイなんか飲んでませんよっ、炭酸ですっ」
昔で言う三ツ矢サイダーかスプライトのようなドリンクだったが残りを一気に飲み干した次の瞬間、メリメリメリッという異様な音が響き渡った。その子は飲み干した500mlロング空き缶を両手で雑巾絞るようにねじり潰したのである。それも目にも止まらぬ速さで一瞬のウチに。
更にひねり潰した空き缶を上下にパンっ!!ひと叩きしてペチャンコに潰した。空き缶の上下ですよ。
それまで言いたい放題だった私や私と彼女との遣り取りを笑って見てた周囲は凍り付いた。空き缶はアルミに割け目があってそこから残りがポタポタ洩れているじゃないか。
「アブないっ。止めなさい女の子がっ。指を切って怪我したらどーすんのっ」パートのママさんから叱責が飛んだが本人は意に介さず、「大丈夫ですっ」ケロッとした表情。
そのタイミングで私はその場を逃げるように立ち去ったが、500mlの空き缶をひねり潰したバカ力は、私との会話が原因なのだろうか。500mlの空き缶イコール私だったのかもしれない。
後日聞いたら、前からそういう荒技?蛮行をしてたという。私も「怪我するからそういうことは止めろ、他でもやるな」と注意したが、「ストレス解消にいいですよ」とか何とか言ってやがった。
↓これはイメージ。

機械じゃないのでここまでキレイに潰してなかったが、万力のようなパワーだった。
それ以来、その子にプレス嬢というニックネームが進呈された。
付けたのは私じゃないです。Aというリーダーです。(聖なる酔っ払いオンナで過去に登場)。握力が強いらしいのはわかったので、私はアイアンクロー娘と名付けかけたのだが、平成生まれの子がフリッツ・フォン・エリックなんて知るわけなかろうし。
後でAからメールが来て、
「あの子、今日もメキメキメキッてやってましたよ。潰した後で○○さん(私のこと)のアタマをプレスしてやるって言ってます。次回来た時は気を付けてくださいね」
「お、俺のアタマを潰すってか?」
冗談ではない。。。
「首なんかねじ切られそうだな」
「多分、首が1回転すると思います」
私は背筋が寒くなった。
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左がジャン妻、右がプレスお嬢さまです。
2014-03-14 06:54
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まる [居酒屋]

スズランという百貨店がある。この百貨店は高崎市と前橋市にしかない。私は殆ど行かなかった。2年と滞在期間が決められていたので(1年で帰された・恨)、滞在中はものを買って増やすまいとしてたので百貨店には足が向かなかった。
なのでスズラン界隈は歩いたことが殆どなく、スズラン近くのこの店を知ったのは上州から帰京してからです。地元ゲスト、ショウさんから情報を得た。
スズラン近くの脇道、突き当りの右側にある。その先は行き止まりです。この日、例の梅ふくが満席だったので一旦退店し、アーケードを歩きながら電話した。
「1人は入れます?」
「大丈夫ですよ~」
飄々としたお声が返ってきた。

前に水曜に来た時は閉まってたんです。ショウさん曰く、東京かどっかに出張云々だそうです。でも日曜は営ってるらしい。水曜木曜がアヤしいです。もしかしたら東京に呑みに行ってんのな。
狭そうな店です。ドアを開けてみたら想像以上に小さい店だった。カウンター4席、小上がりに2卓。12~14名がやっとの小さい店。小上がりには3枚~4名の会社員がいて軽い宴だった。
「ど~ぞ~」とご主人が言う。
靴を脱いで上がる。
上がってすぐにストーブがあって、鍋にお湯が沸かしてある。これは後で知ったが熱燗用です。
カウンター足元に炬燵?湯たんぽみたいなのがあった。こりゃいいですね。



お通しは赤魚の揚げ煮浸しのようなもの。
私の好みなのでテンションが上がり、いきなり、
「仙台牛サーロインステーキ!!」
最も高いものをオーダーするという暴挙に出た。


美味しいっ!!
これでテンション最高潮。しかも群馬泉があるじゃないの。お願いした。
「常温でいいですよ」
「ずーっとここに置いといたので、冷たくなっちゃってますが・・・」
「じゃぁ、燗」
さっき気付いたストーブの上の鍋、そこで燗をつける。



だが次にオーダーしたイカの肝炒めがちょっと。。。。
まず、量が多いの。1人分の量じゃないな。
肝はいいが、イカの身がちょっと固いな。こりゃ冷凍かも。
それと棘みたいな小骨がイチイチ口中に刺さって取り出さなきゃなんないんですよ。これが気になった。ちょっとトーンダウンしてしまった。頑張って喰いましたよ。
「肝タレも全部飲み干しますぅ?」(店主)
悪戯っ子みたいな店主だね。

カウンターにひとりの男性客が来られた。
何処かでお見かけしたなと思ったら、おそらくNANAの常連さんだと思います。後から待ち合わせの女性が来られた。
このちょっと前に小上がりの小宴会客が3人から4人に増え、そちらから軽い鍋物がオーダーされた。カウンターに来た女性のお客も小上がりと同じ鍋(おそらく小鍋?)をオーダーしたのね。
「ええっ?それいっちゃいますぅ?」
主人はスッ頓狂な声を上げた。
「何で?マズいの?」と女性。
「いや、たまたま同じものを注文受けてるんでぇ。助かるなぁ。じゃぁいっちゃいますねぇ」
こりゃぁ楽だと言わんばかりであった。
こっちは烏賊の小骨でテンションがやや落ちてしまったがこのままではショウさんに申し訳ない。鶏つくね煮にTRY!!


これはいいですね。
餡がかかっていて冷めにくい。味付けは中華風に近く、前に行った「味一味」の旨煮に似ていた。プラス生姜の香もして熱々。これはGOOD!!

私が最も疑問に思ってることをぶつけてみた。
「水木休みですよね?」
「いえ、不定休です」
トボケた答えだなぁ。営ってるかも知れないから来て下さいってことかい?(笑)
飄々とした主人は誰かに似てる。お幾つなんだろう。
再訪しました。

最初の客が私。外で待ってたらマスターが出てきて、
「まだ早いですか?」
「大丈夫ですよ~」
カウンターには湯たんぽが置いてあって座布団を温めていた。こういうサービスをする店は初めてですね。まぁ小さい店なのでそういうのに気づくんでしょうけど。






「豚味噌鍋ってどれくらい?こ~んな大きいの?」
って大きめの〇を形作った私。
「いえっ、おひとり様用ですからこ~れくらいの大きさです」
小なべの大きさの〇を形作ったマスター。

肉はしっかりした厚み、固さでした。
スープはやや辛めの味噌ラーメンみたいな味でしたよ。

日本酒に移行した。
「前にもいらしたですよね?」
「うん。あん時は群馬泉だった」
「今日も熱燗で?」
「うん。お任せします」
何て酒だか忘れた。

「鶏の唐揚げって骨付いてる?」
「いえっ、骨付いてません」
「じゃぁお願いします」
骨が付いてるとめんどくさいの。この後、NANAに行ったら、お通しに骨付鶏肉を煮たものが出てきたのに参ったけど。

またまた女性のおひとり様客が来て、仙台牛サーロインステーキをオーダーされた。
「ええっ?それいっちゃいますぅ?」
主人はまたまたスッ頓狂な声を上げた。
「何で?」と女性。
「いや、お肉いっちゃうんだぁと思ってぇ」
「だってお肉が食べたい気分なんだモン」
「じゃぁいっちゃいますねぇ」
私も食べたが最も高い料理です。まだ開店したばかりなので、店主は「こりゃぁ幸先いいな」と言わんばかりであった。
私は注文以外は殆ど無言で飲み食いしてピッタリ1時間で出ました。

この後、NANAで、「雪の日、早じまいしやがったな」って絡むわけですよ。
2014-03-13 07:11
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雪の日早く閉めただろっ? [居酒屋]


今日はNANA、営ってやがるな。
私はニヤッと笑った。

「この前の大雪の日、早く閉めただろっ」
「えっ??」
マスターは固まった。えっじゃないよ。
「俺らは8時半に来たんだぜ」
「そ、そうなんですか?ええっと・・・あの日は開けなかったんですよ」
「開けなかったぁ?」
私は内心ちょっとだけムッとした。
下手な嘘をこくなよ。ショウさんの記事で証拠は挙がってんでぇと言いたかったが止めといた。(この店では伏せてますのでご安心を。)
「ふぅ~ん。開けなかったんだ?」
「あの雪じゃぁお客さん来れないと思って」
「じゃぁしゃーないな」
私は口で合わせたが内心で更にムッとした。来たんだって俺は。しかもジャン妻連れて二人でさ。勘違いか俺を騙してんのか真意はわからないが、まぁいい、事を荒立てることもない。ブスッとして飲んだ。
そしたらしばらくしてマスターが思い出したように、
「もしかして最初の大雪の日ですか?」
「そうだよ」
「ああ・・・(慌)・・・あの日はそうそう確かに8時で閉めました。その後でいらしたんですか?」
「そう。8時半に来たら閉まってたのさ」
「(やや小さい声で)す・み・ま・せ・ん。。。2回めの時かと思って。。。ええっと、奥様も???」
「2回めん時は凄かったから東京から動けなかったのよ。1回めん時にワイフと来たの。会いたがってたよ」
「(また小さい声で)す・み・ま・せ・ん。。。開けててもお客さんどうせ来ないな~と思って。。。」
「どうせって??俺は来たんだって!!」
「あっすみません。。。」
失言しやがって。開けててもお客さん来ないってかぁ。俺らは来たんだぞ。店の前に自転車置いてあったし家に帰ったんじゃなくってどっか行ったに決まってら。
言い訳が超下手だねぇ彼は。未だ未だ若いんだな。


「あまりないんですけど。。」
ホントだ。お品書きが超少ない。
「和牛」
「タタキですか焼きですか?」
「両方」
この後のマスターの調理の早いこと早いこと。多分私も不機嫌なのがカオに出てたんでしょうね。早く食わせようとしたのかも。
この日のお通し、鶏の骨付やわらか煮はちょっと私の好みではないのだ。骨付き肉はどうしても臭みが残るし、肉を削ぎ落すのがめんどくさいし、塩胡椒が強いとスープがインスタントラーメンみたいになるから。
明日Up予定の居酒屋、「まる」で鶏の唐揚げをオーダーした時、私はマスターに、「骨付き?骨なし?」って訊いたの。骨なしだったんだけど、骨付きだったらまず自分からはオーダーしません。
しゃぶるようにして喰った。


骨付き肉をほぐしながら、「三国志」で曹操軍が劉備軍と対峙した時、戦線膠着した夜の食事に鶏のやわらか煮が出てたのを思い出した。
曹操は考え考え食べている。原文から引用すると、「喰らえども味わいを知らずであろう、鶏の肋をほぐしつつ口へ入れていた」とある。
隻眼の腹心夏候惇が夜分の警備方針を仰ぐ。
「今宵の用心布令は何と布令ましょうか」
これは例えば風が強ければ火に注意とか、戦況によっては敵の夜襲があるとか、そういうのを尋ねたわけ。
曹操は鶏の肋を味わっていたので何気に「鶏肋鶏肋」って呟いたから夏候惇は真に受けた。「今宵の用心布令は鶏肋との仰せである。鶏肋鶏肋」と陣中に布令まわった。
だが諸将は鶏肋の意味がわからないのである。夏候惇も自分が布令たクセに意味がわからない。わからないクセに布令るなよと言いたいが、これは「鶏の肋は喰らわんとするも肉なく、捨てんとするも捨て難き味ありという」意味で、それに気付いた楊修という文官が、「現状の戦線は鶏の肋を喰らうが如く、益なる苦戦は捨てるに如かず」、すなわち撤退する決心をされたと察し、全軍が引き上げの準備にかかった。
曹操は激怒した。楊修に己の心中を読まれたのを怖れ、これまでもそういう事が度々あったのが積み重なったのもあって楊修を斬刑に処したのである。
だがこの後で曹操軍は惨敗する。諸将は敗走しながら、あの時に楊修の言に従って撤退していればと悔やんだが遅かったというもの。
私は鶏骨を未練がましくしゃぶったりしません。さっさと平らげ、次の和牛料理に取り掛かった。
別にたいした意味はないです。ただ、食べ物でも何でも、何かをきっかけに小説や映画の情景を思い出すことってあるでしょ。



「タマネギが細かくって喰い難いよ」
「でも、タマネギって輪切りにするようり刻んだ方がいいんです」
何がいいのかワカランが、前にも喰ったことがある。タマネギは血液をサラサラにするので残さず喰いました。
「また今週の水曜木曜に低気圧来るって予報してたけど、また閉めんの?」
「いえっ、営ります。でないと今月の売上が。。。」
「ほれみろ」
「奥様によろしくお伝えください」
「うん」
歩道に雪の塊がある。
除雪、雪かきして取り敢えず歩道を確保し、くるま一車線分を切り開いたようです。歩道に雪を集めるのは道交法に違反するらしいんだな。


「この前の大雪の日、どっか行っちゃったでしょ?」
「えっ??」
えっ、じゃないよっ。
「来られたんですか?」
「うん。あの日はそこらじゅう全滅でね。NANAも早く閉めやがってさ。予約を間違って営ってたのがGETU。。。で、そこへ行ってこっちに来たらカウンターの照明だけ小さく点いてて誰もいなかったけど」
「ああ、すみませぇん」
「コンコンって叩いたけど。奥にいたの?」
「あの時はですねぇ。。。」
「。。。えっ!!」
聞いて俺は唖然とした。近くにいて何かやってたんです。

滅多に飲み屋でWCに行かない私はこの日、初めてこのCAFEのWCを使わせていただきました。
和式だったんだけど、まぁキレイなこと。
うさぎはWCのマナーがいい動物なのかな。

「チーズクラッカーなんてある?」
「ありますよぉ」
これだとチーズはいいが、クラッカーが足りないな。
「クラッカーちょっと追加してよ」
「足りなかったですかぁ。へへへっ(笑)」


「ナッツ少しだけちょーだい」
「今日は奥様がいないからたくさん食べてください」
ジャン妻は私が乾きものを食べるをイマイチ好まないのだ。
この後ひと席置いて隣に座った若い芸術家っぽい男性とTALKしてそれなりに盛り上がったが、よく覚えていないのです。

「家内(ジャン妻)が会いたがってた」
「すみませぇん。よろしくお伝えくださぁい」
うさこは店のすぐ隣でお客さんとかまくら作ってたんだって。気が付かなかった。
大声出せばよかったな。

ホテルに戻るところ。。。


しかし凄い雪の塊だな。
これは人がかきあげたんですかね。重機かな。
路面も凍っている。凍てついた街。


雪の向こうに味一味。

この後、一度、凍った路面に足を滑らせ転倒した。
ジャン妻の声が聞こえたような気がした。早く帰りなさい。。。
言われなくたって戻ってますよっ。その道が凍ってるんだからっ。
2014-03-12 16:08
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