What's? [コラム雑記帳]
寒そうっ!!

凍えてしまうじゃないか。
そうまでして家人の帰りを待っているのか。けな気なヤツ。。。(涙)

置きものでした。(ホッ)

居酒屋、十兵衛です。
十兵衛さんは下戸だそうですが、飲めなくても居酒屋は経営できるんです。私のイキツケでもそういう店主が数人いますね。
ついでに、これは私ではないですよ。

私は麻雀はやりません。
ある大衆中華のディスプレイですが。。。

実際はこうです。

ショボッ。。。
ちっさ。。。
これって私の食いかけではないですよ。最初に供された状態です。
昨今、こういう店が少なくないです。看板に偽りがあるといていい。ボリュームでね。
前はこうじゃなかったんです。春の消費増税後にこうなったんですよ。
なんて悲壮な叫び!!

後日、別の日に行ったら相変わらず。。。

切実ですね。
でも情に訴えるだけでは求人は来ないかもですよ。他よりいい待遇、条件を明記しなきゃ。
「あの店、いつも求人してる」って逆効果になることもあるから。
こんなのもある。

開き直ったか。一大決心したか。
2週間とはいえ営業停めるのって結構タイヘンよ。その間の売上はもちろんないし。
骨の多い傘??

時代劇で浪人が傘張の内職をしてるのを見ますが。。。
この傘、何本あるんだろうと思って骨を数えてたら店の人が「いらっしゃい」
これはご婦人用の傘なので買いませんでした。13本くらいあったような。。。
これはアブない広告だな。。。

料理とは別料金かと思いますが、こんなの若者の急性アルコール患者を助長させるだけではないの?
夜が明けても1日を棒に振るは必定。
この店のすぐ傍に派出所、交番があるんですよ。指導しないのかな。
次は定休日の定義について。。。

いいなぁ。気儘で。な~んて思ったりする。
そうかと思うと、週1日しか営業しない店を発見!!

殆ど悠々自適??
余計なお世話ですがこれで営っていけるのだろうか?
もう稼がなくてみいのかな。おそらく店舗の奥、2階が住居になっていて、家賃もないし、減価償却も済んでるんだろうけどね。
髪結いです。


こんなのもあります。

名前がそのまんまですね。こういう名前でよく営業が認可されたな。店が壁一つ隔ててるだけなんですよ。
高崎市の寺尾にある姉妹店です。
駐車場の不動産広告です。


この会社も高崎市内にあって、物件看板はよくそこらで見かけます。駐車場専門なのかなぁ。
駅の構内で点滴???




雨漏りらしい。。。

何をお考えですか君??

いつまでそこに座ってる??
これは京急横須賀中央駅近くのベンチなんですが、彼はこうして日がなベンチに座って考え中なんです。
いつか考え事に結論が出て立ちあがるのだろうか。。。
ベンチに置き捨ててある煙草は君が吸ったの?
空缶やテイクアウトカップは君が飲んだの?
ベンチといえば。。。
私が「何だこれは?」って思った究極のアートがこれ!!

これは立川駅北口、多摩モノに連絡する側の改札を出たところにあります。
プラネット(待合)のベンチのひとつなんですが、正直言ってキモッ!!って思った。
でもいつも誰かしらこの子の隣に座ってるので長いこと写真を撮ることが出来ず、先日午前中の早い時間帯に行ってようやく撮影したもの。

妖精なんですかね?
横座りしたら話しかけてくるんだろうか?
こんなのもあります。

私は座ったことありません。
横に私が座った姿を自分で見てみたいね。

凍えてしまうじゃないか。
そうまでして家人の帰りを待っているのか。けな気なヤツ。。。(涙)

置きものでした。(ホッ)

居酒屋、十兵衛です。
十兵衛さんは下戸だそうですが、飲めなくても居酒屋は経営できるんです。私のイキツケでもそういう店主が数人いますね。
ついでに、これは私ではないですよ。

私は麻雀はやりません。
ある大衆中華のディスプレイですが。。。

実際はこうです。

ショボッ。。。
ちっさ。。。
これって私の食いかけではないですよ。最初に供された状態です。
昨今、こういう店が少なくないです。看板に偽りがあるといていい。ボリュームでね。
前はこうじゃなかったんです。春の消費増税後にこうなったんですよ。
なんて悲壮な叫び!!

後日、別の日に行ったら相変わらず。。。

切実ですね。
でも情に訴えるだけでは求人は来ないかもですよ。他よりいい待遇、条件を明記しなきゃ。
「あの店、いつも求人してる」って逆効果になることもあるから。
こんなのもある。

開き直ったか。一大決心したか。
2週間とはいえ営業停めるのって結構タイヘンよ。その間の売上はもちろんないし。
骨の多い傘??

時代劇で浪人が傘張の内職をしてるのを見ますが。。。
この傘、何本あるんだろうと思って骨を数えてたら店の人が「いらっしゃい」
これはご婦人用の傘なので買いませんでした。13本くらいあったような。。。
これはアブない広告だな。。。

料理とは別料金かと思いますが、こんなの若者の急性アルコール患者を助長させるだけではないの?
夜が明けても1日を棒に振るは必定。
この店のすぐ傍に派出所、交番があるんですよ。指導しないのかな。
次は定休日の定義について。。。

いいなぁ。気儘で。な~んて思ったりする。
そうかと思うと、週1日しか営業しない店を発見!!

殆ど悠々自適??
余計なお世話ですがこれで営っていけるのだろうか?
もう稼がなくてみいのかな。おそらく店舗の奥、2階が住居になっていて、家賃もないし、減価償却も済んでるんだろうけどね。
髪結いです。


こんなのもあります。

名前がそのまんまですね。こういう名前でよく営業が認可されたな。店が壁一つ隔ててるだけなんですよ。
高崎市の寺尾にある姉妹店です。
駐車場の不動産広告です。


この会社も高崎市内にあって、物件看板はよくそこらで見かけます。駐車場専門なのかなぁ。
駅の構内で点滴???




雨漏りらしい。。。

何をお考えですか君??

いつまでそこに座ってる??
これは京急横須賀中央駅近くのベンチなんですが、彼はこうして日がなベンチに座って考え中なんです。
いつか考え事に結論が出て立ちあがるのだろうか。。。
ベンチに置き捨ててある煙草は君が吸ったの?
空缶やテイクアウトカップは君が飲んだの?
ベンチといえば。。。
私が「何だこれは?」って思った究極のアートがこれ!!

これは立川駅北口、多摩モノに連絡する側の改札を出たところにあります。
プラネット(待合)のベンチのひとつなんですが、正直言ってキモッ!!って思った。
でもいつも誰かしらこの子の隣に座ってるので長いこと写真を撮ることが出来ず、先日午前中の早い時間帯に行ってようやく撮影したもの。

妖精なんですかね?
横座りしたら話しかけてくるんだろうか?
こんなのもあります。

私は座ったことありません。
横に私が座った姿を自分で見てみたいね。
2014-11-30 09:37
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カウンターが禁煙に [居酒屋]

なんとっ!!
この店が店内禁煙(カウンター席のみ)になりました!!
「本日(11月20日)よりカウンター席が全席禁煙となります。テーブル席は今まで通り喫煙可です。愛煙家の方にはご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いします。なお、店舗入り口に灰皿をご用意しておりますので、そちらをご利用くださいませ」
とあったよ。
マスターが私に、「カウンター禁煙になりました。どうですか?」

確かに空気が気持ちキレイになったような気がする。
冒険か改革か、思い切ったことに踏み切ったものである。いずれはテーブル席もALL禁煙になるのかも知れない。
「煙はどーしても厨房側に吸い込まれて行くようにしてあるからね」(ジャン妻)
「そうなんですよ~。自分ら誰も喫煙しないんですが。自分なんかも軽い喘息みたいになっちゃって・・・」
「スタッフ誰も吸わないんだ?」
「4人全員吸いません」
厨房で若い料理人さんが煙草を吸ってたりする店はちょっとなぁ。この店のスタッフは童顔ばかりなので煙草は似合わない気がする。
「それでいてお客さんの煙を吸ってましたから。このスペースだと分煙ってのも難しいんで・・・」
ある意味で賭けでもある。http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2014-11-20に載せた藤沢の店は店内ALL禁煙で、外階段に灰皿が用意してあり、そこの女将さんが言ってた台詞・・・「喫煙する人ってあまりお料理頼まないのよねぇ・・・」
私はこれを言い換えて、「煙草吸えなくなると料理の注文が増えるかもよ。売上が上がるね」
「そうなるといいですねぇ。。。」
でもまだ施行始めたばかりなので、うっかりカウンターで火を点けちゃうお客がいるみたい。常連客が1回転してこのお達しが浸透するには半年くらいかかると思いますね。


「何故かカニクリームコロッケが先に出ましたぁ」(ママ)
もちろんタルタルソースも付いている。
「タルタルタリル(足りる)?」
「充分です」(ジャン妻)
「足りねぇ」
「足りなかったら仰ってくださいねっ。(厨房の)K君の気持ちですから・・・」
タルタルは最後までチビチビツマんでたら、結局はお会計の直前、最後の1杯でようやくなくなった。



穴子の白焼き骨煎餅付。
「珍しいわね穴子なんて頼むの?」
「そうだな。あまり頼んだ記憶がない」
「骨煎餅があるから?」
「それもあるけど、これをやりたかったのさ」
私は穴子を摘まんで・・・

・・・タルタルソースに浸した。
穴子の白焼き、タルタスソース添でございます。
「そんな勿体ないことをっ!!せっかくKさんが遠火でじーっと焼いたのにっ!!」
「Kさん見てこの斬新なメニュー」
それを見た厨房のKさん(スタッフ)は苦笑いするしかなかった。


「この間は奥様(ジャン妻)に助けていただいたの」(ママ)
「何をやらかしたのさ?」
「お店ん中、ホントお客さんいなくってガラガラで、最初奥様ともうひとりの女性の方だけだったのに、見かねて後から2名呼んで下さったの」
売上が4倍になったってわけか。でもそりゃいつの夜だ?
「〇〇日よ」(ジャン妻)
「〇〇日?」
ああ、俺がショウさんと会ってた夜か。だが待てよ?その女性の中に、派手子というケバいキャラいて、若い頃は相当なヤンキーだったんだが今でも本社で女性社員唯一の喫煙者。
「派手子は外で煙草吸ったのか?」
その時はカウンター禁煙施行前で、
「テーブル席だったから。でもそんなに吸ってなかったよ」
「言っとけ。外で吸う際、ヤンキー時代みてぇにしゃがんで吸うなって」
「・・・」
コーンと水菜の明太子マヨピザ。
まだ秋に大量に仕入れたトウモロコシが余ってるのか?
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コリコリせせりとニンニク芽のオイスターソース炒め。
コリコリはしてなかったね。やわらかかった。


ピザとオイスター炒めが来た時点で俺らは日本酒に移行している。
今日は週末で混んでるし、厨房の手が2本しかないのはわかるが、ビールに合う料理を後に持ってきやがってからに。。。
チェイサーでグラスビールを2杯飲むハメになった。

「おビールは小さいのでいいの?」(ママ)
この辺りはしっかりしているなぁ。
「あのさぁ。ビールに合うこういうヤツ(ピザ&オイスター炒め)を何で後の方に出すかなぁ。さては店の作戦だろ?後からビールを飲ませようという。。。」
「
![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
図星らしい。
マスター、ママ、スタッフのKさんともうひとり、Dさんというのがいて、2人は最初はこの店のお客さんだったという。
「カウンターのこっち側だったんだ」
「そうなんです。自分もあっちこっちの店で働いてたんですけど、この店に飲みに来て、ああ、いい店だなぁ、こういう店で働きたいなぁって」(Dさん)
「ふぅん。。。Kさんと喧嘩とかしないの?」
「またそういうことを聞くっ!!答えなくていいから!!」(ジャン妻)
「いえっ、喧嘩なんてそんなっ、Kさんの方が自分より幾つか上の先輩なので。よく飲みにも行くんですよ」
「2人で飲みにぃ?(気持ち悪ぃな)さては飲みに行ってママの悪口とか給料安いとかクダ撒いてるな?」
「いやいやそんなことないっス」
「まぁこっちは顔触れが変わらないから安心ではあるな」
マスターが前に言ってたが、この界隈この店もそうだが土日祭日完全休みなので、「そんなに高い給料は出せないんですよねぇ」と言ってたから、店内の関係、雰囲気がいいんでしょうな。
雪割おろしの揚げ餅、なめこおろし。
餅がご飯の代わりになったので、いつもの締めの炒飯はパス。

お会計の後で出たら誰かひとり外で喫煙してた。でも雨が降ったらどーすんだろう。吸わない私が心配することじゃないが喫煙者にとっては酷かも知れない。
次回行く頃には喫煙者からブーイングが出てるかも知れないから、「その時はこう言えばいいんだよ」っていうのがあるのでそれを伝授してあげよう。(内容は簡単です。)

やがて町はクリスマス。
去年と同じSo long
2014-11-29 10:12
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コラボレーションその後 [居酒屋]
赤い看板が見えてきたぞ。
今日は給料日後の金曜日だから混んでるだろうなぁと思って引き戸を開けたら右暖簾が空いていた。
4号店のクラシック演奏会コラボ以来の本店です。

マスターがサブに立っている。
若い衆の焼き加減を監督している。
若いのが焼き上げた鶏ネギを噛んでみたら、おっ、外側はカリッ、中はジューシーだった。マスターより美味いぞ??





時間も遅かったので、煮込み、ポテサラがヤマになっていたので、ワカサギの唐揚げをいただいた。
ワカサギを唐揚げても、鶏の唐揚げは頑としてやらないのです。

「今度の休みは3連休?」(マスター)
「そう。することなくて。何して過ごそうかと。。。」
「そういえばスキーややるの?群馬ってスキー場たくさんあるでしょ」
「もう引退しました」
「まだ若いのにもう引退?」
「板も処分しちゃったしね。雪は見るだけでいいです。そういえば今度の正月は9連休だって?そんなに休んでもすることないし」
「ウチみたいな商売営ってると3連休がイヤだなぁって言うのが信じられないんだけどねぇ。ウチは今度の。。。」
。。。の先は現時点ではカット。私が「それってホントにやるの?」って問い返したくらいの驚くプランが明かされたのですが、まだ決定ではないのでちょっと伏せます。





天然看板娘のAさん(この日は歌舞伎役者みたいな隈取りメイクだった)と目が合ったので、
「行ってきたよ」
「???」
「これ」
私はバイオリンを弾く真似をした。
「ギターですか?」
「!!!」
「ギターじゃねぇよっ。(4号店の方を指して)、あっちでやったクラシック・・・」
私が気を悪くしたとでも思ったのか、慌ててMさんが会話に入って来た。
「どーでした?」
「まぁオモシロかったけど・・・」
「上手なの?」
「ヘタじゃないけど。曲が軽かったな。クラシックってもっと固くて重たいものかと思ってたけど。あれは二次会のパーティーのノリですね。企画はもちろんよかったけど私の想像していた本格的なリサイタルっていう雰囲気じゃなかったなぁ」
「音楽関係者が多かったんでしょう?」
「そう。あっちのファンが多かった。皆で彼女たちを応援していこうという空気を感じたよ。こっち(本店)から参加したのは私らともうひとりだけだって言ってた」

軽かったんですよ。イベントではわかり易い曲、路線を選んだんだろうけど、その曲が収録されたCDを聴いてみて思ったのだが、あの若さで自分たちだけで演ってるだけだとそこで停まってしまうかも。ポップクラシックというジャンルだけにわかり易いが、半面、私が聴いてても難曲はなかったように思うのだ。若いだけにオリジナル曲や同年代のアーチストとのコラボが続いてるようです。やはり著名な演奏者は海外のコンクールで難曲を競わないとハイレベルにならないんだろうな。
おっと、私は音楽評論家ではなかった。
きっかり1時間で出ました。

見送ってくれたMさんに、
「あっち(4号店を指す)でKさんにAさんのことを告げ口してしまったよ」
「何を言ったのぉ?」
「弦楽四重奏ってバイオりンが四十人いるんですかぁ?って言われたよって言っちゃったの。それを聞いたKさんが、ったくアイツは・・・何でもそうなんですよって苦々しい表情になっちゃって。アイツはしょうがねぇなぁってうんざりしたカオになって、他にもいろいろ思い出したみたいでさ。言っちゃマズかったかな。。。」
「う~ぅん。大丈夫ぅ~」
今日は給料日後の金曜日だから混んでるだろうなぁと思って引き戸を開けたら右暖簾が空いていた。
4号店のクラシック演奏会コラボ以来の本店です。

マスターがサブに立っている。
若い衆の焼き加減を監督している。
若いのが焼き上げた鶏ネギを噛んでみたら、おっ、外側はカリッ、中はジューシーだった。マスターより美味いぞ??





時間も遅かったので、煮込み、ポテサラがヤマになっていたので、ワカサギの唐揚げをいただいた。
ワカサギを唐揚げても、鶏の唐揚げは頑としてやらないのです。

「今度の休みは3連休?」(マスター)
「そう。することなくて。何して過ごそうかと。。。」
「そういえばスキーややるの?群馬ってスキー場たくさんあるでしょ」
「もう引退しました」
「まだ若いのにもう引退?」
「板も処分しちゃったしね。雪は見るだけでいいです。そういえば今度の正月は9連休だって?そんなに休んでもすることないし」
「ウチみたいな商売営ってると3連休がイヤだなぁって言うのが信じられないんだけどねぇ。ウチは今度の。。。」
。。。の先は現時点ではカット。私が「それってホントにやるの?」って問い返したくらいの驚くプランが明かされたのですが、まだ決定ではないのでちょっと伏せます。





天然看板娘のAさん(この日は歌舞伎役者みたいな隈取りメイクだった)と目が合ったので、
「行ってきたよ」
「???」
「これ」
私はバイオリンを弾く真似をした。
「ギターですか?」
「!!!」
「ギターじゃねぇよっ。(4号店の方を指して)、あっちでやったクラシック・・・」
私が気を悪くしたとでも思ったのか、慌ててMさんが会話に入って来た。
「どーでした?」
「まぁオモシロかったけど・・・」
「上手なの?」
「ヘタじゃないけど。曲が軽かったな。クラシックってもっと固くて重たいものかと思ってたけど。あれは二次会のパーティーのノリですね。企画はもちろんよかったけど私の想像していた本格的なリサイタルっていう雰囲気じゃなかったなぁ」
「音楽関係者が多かったんでしょう?」
「そう。あっちのファンが多かった。皆で彼女たちを応援していこうという空気を感じたよ。こっち(本店)から参加したのは私らともうひとりだけだって言ってた」

軽かったんですよ。イベントではわかり易い曲、路線を選んだんだろうけど、その曲が収録されたCDを聴いてみて思ったのだが、あの若さで自分たちだけで演ってるだけだとそこで停まってしまうかも。ポップクラシックというジャンルだけにわかり易いが、半面、私が聴いてても難曲はなかったように思うのだ。若いだけにオリジナル曲や同年代のアーチストとのコラボが続いてるようです。やはり著名な演奏者は海外のコンクールで難曲を競わないとハイレベルにならないんだろうな。
おっと、私は音楽評論家ではなかった。
きっかり1時間で出ました。

見送ってくれたMさんに、
「あっち(4号店を指す)でKさんにAさんのことを告げ口してしまったよ」
「何を言ったのぉ?」
「弦楽四重奏ってバイオりンが四十人いるんですかぁ?って言われたよって言っちゃったの。それを聞いたKさんが、ったくアイツは・・・何でもそうなんですよって苦々しい表情になっちゃって。アイツはしょうがねぇなぁってうんざりしたカオになって、他にもいろいろ思い出したみたいでさ。言っちゃマズかったかな。。。」
「う~ぅん。大丈夫ぅ~」
2014-11-28 07:54
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コラボレーション [居酒屋]



今回の焼き鳥屋とクラシックのコラボは、ディナーショーといった性質のものではないけど、私は飲み食いしながらのミニコンサートというのは初めてなのだ。
だが、19:00開店で先にワンドリンクを頂いてしまうと、開演の19:30まで手持無沙汰なのである。
この待ち時間が退屈でさ。音楽関係者やファンは、彼女たちと和んでるけど、配られたレリーフを見てボケ~ッと待ってるだけ。開演までの30分がエラく長く感じた。この辺りは一考を要すな。
「先に料理出しちゃえばいいのにさ。普通は先に食べて、後でゆっくり聴くんだと思うけど」(ジャン妻)
「ディナーショーに行ったことあんのか?」
「アタシはあるよ」
「誰の?」
「欧陽菲菲」
「オウヤンフィフィ??」
「雨の御堂筋」
「いつ?幾らした?」
「バブルの頃よ。当時の価格でうん万円だったかな」
「・・・」
「アタシが支払うわけないじゃん」
どうも当時に接待を受けたらしいですね。私はバブルの恩恵は一切受けていないのです。


開演と同時に料理の提供が始まった。まず小皿に盛った刺身が配られ、焼き場に煙があがった。案の定、先方の関係者から先に配られてましたね。
既に飲んでしまったワンドリンクの後はワンコインのCOD(キャッシュオンデリバリー)です。










ここまでがコース料理。
その間、演奏はオリジナルと有名曲のメドレーを交えた構成だった。
それほど速弾きの曲は無かったように思う。若い割にそれなりの域だが、惜しむらくは2人の生演奏だけではなくオリジナルを交えたPOP-Classical-Musicだと、BACKに流れるINSTのPianoSoroの方がバイオリンより目立ったり、コントラバスもBass音とカブってしまうのだよ。
演奏中は撮影禁止なので、チューニング&挨拶の写真を1枚だけ。。。

演奏そのものの時間よりTALKの方が長いな。
演奏曲は6曲くらいで、2人のTALK、次回LiveのPR、クイズ形式のゲームとかの方に時間を費やしていましたね。
例えば、「クラシックだとどんな作曲家を思い浮かべますか?」、「焼き鳥屋さんだと何を最初に思い浮かべますか?」を彼女たちがボードに書いて、観客が支持した数が多い方が勝ちとかね。まるで結婚式の二次会のようで、演る側の方が楽しんじゃてる感はあるな。
初心者へのクラシックの解説とかもあった。例えば有名なビバルディの四季から一部の数小節を抜粋して、ここはどういう場面を描写していますとかね。
「へぇ。そういう場面だって知ってた?」(ジャン妻)
「知ってるよ」
ホントのクラシック演奏家は公演中にベラベラ喋ったりしないのだ。彼女らはPRに懸命だが、いつか言葉で説明しないで、観衆や聴衆が五感で感じて、演奏側がどういう世界を描いているのか、創造を湧き立たせるような粋に達すればいいのだが。
ディナーショーもTALKが長いらしいね。ディナーショーってのはある程度の熟練MusicianがMCに向かうので、観客を笑わせるツボを心得ている。若い彼女たちにそこまで期待するのは酷かも知れない。
私らはカウンターなので演奏中の彼女たちに背を向けて、飲み喰いしながら聴いてたが、中央テーブルの音楽関係者たちはさすがにマナーがいい。演奏中は飲み食いしないでじーっと見入って聞いてましたよ。
休憩時間に、バイオリンの方だったかコントラバスの方だったか、カウンターに来て、
「本店の方からいらっしゃったんですか?」
お店の人も、私のことを本店から本店からって彼女らに紹介してた。「いや、俺はここ(4号店)の客だ」って言ってやればよかったな。
「2人で喧嘩とかしないのか?」って無粋な質問をした私。
「喧嘩はしませんけど・・・」
・・・・のところがよく聞き取れなかったのだが、ジャン妻が、「それって喧嘩じゃないのぉ?」って笑って返してた。
次に、プロデユーサーさんか事務所の方が、私んとこに営業挨拶に来た。
「本店からいらっしゃたんですよね?」
どうも本店本店言うね。「ハイそうです。本店で乗せられて今日来ました。バイオリンの音が大きいようだが、あれってピックアップついてるの?」
「ハイ、小さいのをつけているんです」
弦楽器は生のままだとPAから出る他の音に負けてしまう。
KANSASの初代バイオリン&Vocalのロヴィ・スタインハートはバイオリンにピックアップを付けてPAに通してたし、現在のバイオリン、デヴィッド・ラグステールはエレクトリックバイオリンそのものを使用していた。


「本店から来てるのは私だけ?」
「ええっと・・・もう一組いらっしゃるんですが・・・」(店側のリーダー、Kさん)
だが、時折本店でみかける筋金入りの常連さんが見当たらなかった。
どうも音楽関係者を優先してもてなしてるように見えたので、私は皮肉を言ってしまった。
「何だか俺だけ場違いなような・・・」
「そんなことないですよぉ。俺らもいるじゃないですかぁ」
これのどこかフォローになってるのだろうか?俺らと一緒で野暮だと言ってるようなもの。
「そういえば本店でAさんが、弦楽四重奏ってバイオりンが四十人いるんですかぁ?って俺に聞いて来たぞ」
「ったくアイツは・・・」
その時のKさんの、しょうがねぇなぁといったうんざりしたカオと言ったら。。。言っちゃマズかったかな。
お開きのあと、演奏していた場所にグッズが並んでる。
普通の居酒屋タイムに戻った。
「これだけで出るのはカッコ悪いから追加頼もうよ」(ジャン妻)
そういうものなのか。では2串と、群馬泉を2合追加しました。


席で追加のお会計して、グッズ売り場に行った。買ってくださいと言われてるようなものだがこっちも素通りできるわけがない。
「今日、演奏したのが入ってるCDはどれ?」(ジャン妻)
とはいうものの置いてあるCDは3種類しかないので、
「全部くれ」(ボソッと)
「ぜんぶっ??」
彼女たち目を見開いた。
ジャン妻は店を出てから、「アナタってそういう人だよね」
私はそれには答えず、今宵の売上の何%が彼女たちの収入になるんだろうとそんな無粋なことを考えてた。

「しかし大変だな」
「何が?」
「演奏するだけではなく、合間に客と会話して、商品並べてPRして、客の機嫌取らなきゃならないんだからな。まるで○○みたいだ」
この○○はヒドい表現なので伏せます。
「でもそれが仕事なんじゃないの?」
手作りの演奏会は、人前で演奏できるのが嬉しいソウルに溢れていた。また何処かの路上で再会できるだろう。


最期に余談。
これは演奏会Timeが終わって通常の営業形態に戻る前のミーティング光景。
ジャン妻が言うには、かなり厳しい意見、指示が飛んでいたそうである。皆、目線が真剣だった。本店以上の凄味すら感じられた。
演奏者の2人も店側も、まだまだ発展途上中ですね。
2014-11-27 07:52
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コラボレーション [居酒屋]







ちょっと前のネタです。10月だったかな。
この日も私は看板娘、Aさんの天然TALKにズッコケた。
「マメアジの唐揚げって大きさどれくらい?」
「これくらいです。」と言いながら、両手の人差し指の幅で大きさを教えてくれたのは、焼き場の若手、Tさんという男性。
マメアジというか、ゆうに小アジの大きさであった。
「それが3匹出ます」(Tさん)
「じゃぁそれいきます」と私。
しばらくしたら奥で揚げ油の音がする。持って来たのは天然のAさん。
「マメアジで~す。揚げたそうですよ・・・」
このとボケたTalkにTさんが目を剥いた。「そりゃ揚げてなかったらどーすんだよっ。〇〇さん(私のこと)は唐揚げをオーダーしたんだから」

「ええっと・・・」(説明できないAさん。店に貼られたお品書き、本日の美味を見ている。じ~っと見たまま固まっちゃったので、「ボタン海老だよ。甘海老じゃないよ」と私。
「アワビ?」
「アワビじゃなくてアマエビっ」
最近、こんな調子です。だから4号店から異動させられたんだろ。いい子だけど天然だな。

熱燗に移行してから、調整役のMさんが朗らかなお声で私に1枚のチラシを手渡した。

「このイベントなんだけど・・・奥様とどうですかぁ?」
「何ですこれ?」
「4号店で不定期でこういうイベントをやることにしたんだってぇ。今月の最初の(お笑いLIVE)は終わったんだけどぉ、2回めが再来週でもうすぐなんで・・・」
Ellegant music night???
えれがんとみゅーじっくないと???Valloteのゆるりクラシック♪
Vallote???
私は、ベローチェと読んでしまったのだがさにあらず。それじゃサラリーマンご用達駅前のビジネスCafeじゃないか。
バロテというそうです。
http://ameblo.jp/vallote/

最初、弦楽四重奏かと思ったが、後で調べたら20台女性の2人組、バイオリンとコントラバスだった。CDも3枚出リリースしていて、主にLiveは横浜市内や川崎市内らしい。
この企画の前では京急百貨店の18周年記念で野外Liveを演ったそうです。川崎、横浜、鶴見とかの路上ライブ。ゲリラLiveとかも。
戸塚駅のオープンデッキでも、その他大勢と演ったとか。
4号店でのイベント当日は19:00開場で19:30開演、ワンドリンクセットの前売り4700円、当日5200円だとまぁ妥当な金額ではありますが。。。
私もクラシック音楽にはややウルさい方ですが好みが偏っておりまして。大規模な管弦楽を好むのですよ。古典派はイマイチ聴かないのね。ソロ(コンチェルト)や声楽は好まないの。
交響曲なんかでも終楽章しか聴かない。第1楽章から終楽章まで全部通しで聞かないです。
交響詩だと各章に副題が付いていて、その中から気に入ったのだけ抜粋して聴いてます。例えば有名なホルストの惑星だったら、火星と木星しか聴かない。
最近聴いたオーケストラだと、アメリカンプログレハードKANSASが、地元カンサス州のウオッシュバーン大学オーケストラと共演したDVD、There'sKnowPlaceLikeHomeを購入しました。

ヴァイオリンはオリジナルメンバーのロビィ・スタインハートではなく2代目のデヴィッド・ラクスデールという人。脱退したケリー・リヴグレンやスティーブ・モーズ(現在はDeepPurple)もゲスト参加。
でも最近になって、ボーカルのスティーブ・ウォルシュが脱退したらしいぞ。
私は弦楽四重奏って、「聴こう」という気にはならないが、もちろん聴いててジャマにはならないジャンルだとは思うよ。
4号店の規模、内装だと4人だと結構なスペースをとるし、居酒屋の室内だから防音壁になってない。満席だと騒がしい店だが、そんなにデカい音、鳴り物は出せないのではないか。
でも焼き鳥屋とクラシックのコラボか。良く言えば斬新ですね。
すすめられた時点で、Valloteが2人組だと知らなかったので、
「弦楽四重奏かなぁ?」
そしたらスタッフのAさんが、
「弦楽四重奏ってバイオリンが四十人いるんですか?」
「なんだって???」
「???」
マジで言ってんのかな。説明するハメになったよ。
「バイオリンが2人、ビオラとチェロの4人だよ。四十人もいたらオーケストラ(室内管弦楽レベル)になっちまうじゃないか」

Mさんのセールストークに乗せられつつある私。
「奥様と如何ですか~?」
「う~ん・・・」
ちょっと躊躇した。
ジャン妻はクラシックコンサートだと寝るんですよ。ジャン母がその昔、某県のピアノコンクールで3位、今でも某合唱団のレギュラーメンバーで、ドイツ語の歌詞(ブラームス、ベートーベン第9、誰かのレクイエムとか・・・)を謳いまくっていて半ばセミプロの域。私らも強引に交響楽団プラス、ジャン母の所属する合唱団のコラボに付き合わされたことがある。それはグスタフ・マーラーの交響曲第2番「復活」だったかな。私は最終楽章だけ知っていますが、ジャン妻は最前列の席で大口開いて爆睡していたからね。
ジャン母が演奏後の感想を求めたのよ。「○○さん(ジャン妻)どーだった?」
そしたらジャン妻は、「う~ん。。。寝てたんでよくわかりません」
この遣り取りがあってからジャン母は二度と誘わなくなった。そん時はデカいコンサートホールだったからまだ目立たないけど4号店の規模だとライブハウスよりも演奏側と客側の距離が近いので寝たらバレるぞ。寝させないようにしないと。。。

本店スタッフはどの顔触れを見てもクラシック~♪というカオをしていないメンバーばかりで(失礼)、そういう異種の世界に憧憬でもあるのか、観たい気はあるようである。でも営業時間が重なるので観に行けない。
だが本店のメンバーは私にススメときながら、このクラシックイベントの詳細をあまり知らないようである。サッパリ要領を得んのだ。
「どういう内容なのか、細かいことはよくわかんないのよねぇ」
「先客40名までってなってるよ。もう完売なんじゃないの?前売り券がここにあるの?」
「ううん~。ここじゃなくて・・・」
4号店への電話予約だけなんだと。電話すればあらかじめ人数枠を確保してくれて、表示された前売り料金で入れるという。本店やすぐ下にある2号店にチケットを割り振ってノルマを課してるんじゃないようです。
「企画ものって予算が幾らで収益がどれくらいでっていう企画書か稟議書をあげるんじゃないの?それに最終的にマスターが承認印を押してさ・・・」
ここでマスターはニヤッと笑ったようだが焼くのに忙しいようでこっちの会話に割って入ってこなかった。
「ウチはそういう会社じゃないんでぇ。やってみたらぁってそんなノリなのよ」


「ああっ!!また煮込みに赤いの入れてないですね?」(Aさん)
「酸っぱいのと辛いのは苦手なの。わさびとか生姜とかならいいけどさ」
「辛いのと酸っぱいのはダメな人はダメですよね」
「このトシまで苦手なんだからもう無理。好きな味だけしか無理」
こんな一連の遣り取りの間に私はジャン妻にメールしている。「いついつの夜は空いてるか?早くあがれるか?」って。
返信が来た。
「大丈夫だと思うけど・・・」
「だったらクラシックコンサートにつきあえ」
「何のコンサート?」
私も現時点では上手く説明できないし、説明したってジャン妻は理解できないからね。
「いいからつきあえ」
「ハイ」
何で行く気になったのか後で聞いてみたら、最近になって上田千華とKARYOBIN(知ってますか?)の復刻盤をⅰ―Phoneにダウンロードして聴いているそうです。
今回、行く気になったのは、私はKANSAS、ジャン妻は上田千華とKARYOBIN、それがシンクロしたんだと思う。

4号店のイベントやValloteについて本店スタッフはよくわかってないので、その場で4号店に電話を廻して貰った。電話には本店から異動したKさんが出て説明してくれたが、弦楽四重奏ではなく2人組のペアで、バイオリンとコントラバスなのがここでわかった。
チェロじゃなくってコントラバス??
私の社にも趣味でビオラやチェロをやってるヤツはいたが、コントラバスってデカいぞ。電車とか公共交通機関で運べるのか?
後でわかったのだがチケット枠はもう5人くらいしかなかったらしい。
「さては招待客をバラまいたな。」、私は悪態をついたが、そうではなく、「演奏する側の関係者さんも呼んでるみたいなんだよねぇ」(Mさん)
その場で2名分、予約しました。

「あの店のどの位置で演奏するのかな」
「フロア中央で演るみたい」
4号店は入ってすぐ右後ろにもテーブル席があり、そこは死角になってしまうかも知れない。本店は狭いから、バイオリンはおろか、流しのギターやアコーディオンも無理だが、4号店では今後もそういうイベントを不定期に開催するそうである。広いからね。
「和太鼓とか。ブラスセクションとか」
「いいっスねぇ」
そんな鳴り物を鳴らしたら1階の2号店からクレームが来るだろう。
この後、4号店でもっと詳細を聴けるかなと思い、行って飲み直したのだが、週末でもないのにまぁ混んでること。ようやくお客が定着した感があるな。
「〇〇さん(私のこと)が来たら急に混んできましたよ~」
イベント当日の話は殆ど聴けなかったな。






焼き鳥と弦楽二重奏のコラボは如何なるものだったでしょうか。。。(続く)
2014-11-26 00:04
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BAR談義 [BAR]
河より低いBar Grand Caveです。





「今日、お食事は?」(Sさん)
「済ませましたよ。でも軽くチーズとかなら」
「じゃぁオードブルいきます?」
「うん」

美味いよオードブル。
ビールが欲しくなったじゃないかぁ。




BARは酒場である。
アタリマエだって?そうじゃなくて、私はBARは食事するところではないと思っているんです。食事は他所で済ませて来るべきですよ。
とは言うものの私もこのBarでフードをガッついたことはあります。でもレストランじゃないので料理の大皿がたくさんカウンターに並ぶとカッコ悪いのだ。ここでいうフードとは要は火が通ったもので、ピザパスタ肉料理魚料理とか。決めつけるわけじゃないけど、オンザロックやカクテルにはフードは不要と思ってます。
ナッツ、チーズ、クラッカー、もしくはいいとこオードブルまでかな。でもBarのオードブルって居酒屋のおとおしより難しいし大事だと思います。
客が混んでる時、フードのオーダーが通ると奥の厨房に引っ込んじゃうからお客さんと会話ができないでしょう。食べないお客さんが気の毒でもあるしね。
厨房が奥にあるのはカウンターに料理の煙、ニオイが流れない為でもあるけど、Barのカウンターから料理してる現場が見えちゃったらかなり興を削ぐよね。
でもBarの定義も様々なようで。
Cafe Bar。。。
よくUpする上州高崎うさこのCafeはCafeと謳っているがBarとは銘打っていない。
深夜にオンザロックのダブルを飲る私の隣で若い女の子がコーヒーとか飲んでるのに最初は興を削いだね。こんな時間帯にコーヒー飲んで眠れなくならないのかとも思ったよ。でもお酒が飲めない人でもこういう雰囲気を楽しみたいんだなってのがわかった。

Girls Bar。。。
まず行かないですね。金を払って酒呑んで、店の女性に気を遣うのがイヤなんですよ。
それと美人がいると気が散るのよ。誰かが誰々を美人ですねって私に水を向けても、「美人は好かん。3日で飽きるしツマンない」
それってその場にいた別の女性に非常に失礼でよく叱られるんだけどついつい言ってしまうんです。美人は琴線に触れないの。だって美人なんて誰もがチヤホヤするじゃないですか。
という私の考えに、「そんなことないよ」と訂正したのが上州の女性社員、茶髪のヤンキー社員。また先日も、「群馬が好きだって何で会社に言わないの?」って言ってたね。
「こっちへ出張に来るといつもひとりで飲んでるんだって?」
「そうだけど」
「可哀そう。。。」
「何でさ?」
「寂しそう。。。」
「俺はひとりが好きで飲んでんだよっ」
「でもそれって寂しくない?今日、最後までいたらアタシが飲みに付き合ってあげるよ。Girls Bar行こうよ」
「???」
行かなかったよ。二回りも離れてるんだからさ。でもGirls Barって女の子も行くんですかね?
次にGay Bar。。。
私が行くわけないでしょ。
Darts Bar。。。
これって店ん中で競技を楽しむものなの?飲みながらダーツを投げてアブなくないのかな。
Billardsとかもそうだけど、点数を競って店内で歓声が上がるのは好きじゃない。スポーツ観戦やLiveなんかのイベントも不要です。Liveそのものを否定してんじゃないのよ。そういうのを楽しみたければLiveHouseを兼ねた酒場に行けばいいのさ。
焼酎Bar。。。日本酒Bar。。。
Sさんが恵比寿に行ってる間に店を守ってた男性スタッフが、「焼酎を品揃えしたいと思ってます」なんて言ってたけど、焼酎は銘柄や種類が多過ぎるし、世の中に幾つ銘柄があるかわかんないし、それでいてその中から自分の好みのものしか選択しないし、家でも飲めるから足が遠のいてしまったよ。
またまた上州に逸れますが、高崎にジャパニーズBar克という日本酒Barがあります。未訪です。このBarは私も興味はあるんですが何せ3階にあるので上を見上げただけでクラクラするんだよね。
ショウさんのレポを見たら日本酒のラインナップがズラ~リあった。栓を開けちゃったら鮮度がどんどん落ちるのもあるから管理が大変そう。

Singles Bar。。。
これはBarには違いないんだけど、基本は会員制か紹介制のところが多い。Sさんが一時期雇われてた恵比寿のプラットホームなんかそう。身上がしっかりしていて名刺交換も欠かせないだろうな。服装なんかもちゃんとしてないといけないんじゃないか?クラブとまでいかないけどそれに近いスタイルなのではないだろうか。
業界の著名人とか来そうだけど、そういう方と会話になるだろうか。こっちはいち会社の総務の一般管理職でしかないからね。



またまたちょっと話題が上州へ逸れますが・・・上記左写真のBarはショウさんと初めて行った。
それまでも店の前は数えきれないくらい通ったんだけど、外から見て店の中にTVがあるように見えたの。
BarにTVって必要かぁ、ついついそっちを観てしまうなぁ、って思いこんでたのと、まさかレーザーカラオケでは?って誤解してたのね。行ってみたら洋画のVTRで音声無しだった。音声が無いと気にならなかった。
右写真のBarは数回行ってUpしました。カッコいいBARで、知ってていい店でしたが、マスターの勧める酒の銘柄や発祥の説明が難解でしてね。聞いててサッパリだった。
この2店には入ったことないんです。
右は店ん中が丸見え、左は全く見えない。


河より低いBARに戻ります。
「美味いよ。まだある?」
「ございますよ。いきます?」
「ちょっとだけ。ちょっとだけでいいからさ」
なんとかチーズに、刻んだサラミかコンビーフのようなものをタタいて和えたものだった。
追加のビールはチェイサー替わりです。



私はBarにはあるべきものがあって余計なものは要らないと思ってます。ってことは、その店がいいBarかそうでないかは店の雰囲気も大事ですが、ウィットの効いたTALKも含めてバーテンダーの力量にかかってくるわけですよ。
Barでダラダラ飲むのも好きじゃない。いいとこ3杯までですね。泥酔なんて愚の骨頂です。お前がよく言うワと言わんでくださいねっ。





「今日、お食事は?」(Sさん)
「済ませましたよ。でも軽くチーズとかなら」
「じゃぁオードブルいきます?」
「うん」

美味いよオードブル。
ビールが欲しくなったじゃないかぁ。




BARは酒場である。
アタリマエだって?そうじゃなくて、私はBARは食事するところではないと思っているんです。食事は他所で済ませて来るべきですよ。
とは言うものの私もこのBarでフードをガッついたことはあります。でもレストランじゃないので料理の大皿がたくさんカウンターに並ぶとカッコ悪いのだ。ここでいうフードとは要は火が通ったもので、ピザパスタ肉料理魚料理とか。決めつけるわけじゃないけど、オンザロックやカクテルにはフードは不要と思ってます。
ナッツ、チーズ、クラッカー、もしくはいいとこオードブルまでかな。でもBarのオードブルって居酒屋のおとおしより難しいし大事だと思います。
客が混んでる時、フードのオーダーが通ると奥の厨房に引っ込んじゃうからお客さんと会話ができないでしょう。食べないお客さんが気の毒でもあるしね。
厨房が奥にあるのはカウンターに料理の煙、ニオイが流れない為でもあるけど、Barのカウンターから料理してる現場が見えちゃったらかなり興を削ぐよね。
でもBarの定義も様々なようで。
Cafe Bar。。。
よくUpする上州高崎うさこのCafeはCafeと謳っているがBarとは銘打っていない。
深夜にオンザロックのダブルを飲る私の隣で若い女の子がコーヒーとか飲んでるのに最初は興を削いだね。こんな時間帯にコーヒー飲んで眠れなくならないのかとも思ったよ。でもお酒が飲めない人でもこういう雰囲気を楽しみたいんだなってのがわかった。

Girls Bar。。。
まず行かないですね。金を払って酒呑んで、店の女性に気を遣うのがイヤなんですよ。
それと美人がいると気が散るのよ。誰かが誰々を美人ですねって私に水を向けても、「美人は好かん。3日で飽きるしツマンない」
それってその場にいた別の女性に非常に失礼でよく叱られるんだけどついつい言ってしまうんです。美人は琴線に触れないの。だって美人なんて誰もがチヤホヤするじゃないですか。
という私の考えに、「そんなことないよ」と訂正したのが上州の女性社員、茶髪のヤンキー社員。また先日も、「群馬が好きだって何で会社に言わないの?」って言ってたね。
「こっちへ出張に来るといつもひとりで飲んでるんだって?」
「そうだけど」
「可哀そう。。。」
「何でさ?」
「寂しそう。。。」
「俺はひとりが好きで飲んでんだよっ」
「でもそれって寂しくない?今日、最後までいたらアタシが飲みに付き合ってあげるよ。Girls Bar行こうよ」
「???」
行かなかったよ。二回りも離れてるんだからさ。でもGirls Barって女の子も行くんですかね?
次にGay Bar。。。
私が行くわけないでしょ。
Darts Bar。。。
これって店ん中で競技を楽しむものなの?飲みながらダーツを投げてアブなくないのかな。
Billardsとかもそうだけど、点数を競って店内で歓声が上がるのは好きじゃない。スポーツ観戦やLiveなんかのイベントも不要です。Liveそのものを否定してんじゃないのよ。そういうのを楽しみたければLiveHouseを兼ねた酒場に行けばいいのさ。
焼酎Bar。。。日本酒Bar。。。
Sさんが恵比寿に行ってる間に店を守ってた男性スタッフが、「焼酎を品揃えしたいと思ってます」なんて言ってたけど、焼酎は銘柄や種類が多過ぎるし、世の中に幾つ銘柄があるかわかんないし、それでいてその中から自分の好みのものしか選択しないし、家でも飲めるから足が遠のいてしまったよ。
またまた上州に逸れますが、高崎にジャパニーズBar克という日本酒Barがあります。未訪です。このBarは私も興味はあるんですが何せ3階にあるので上を見上げただけでクラクラするんだよね。
ショウさんのレポを見たら日本酒のラインナップがズラ~リあった。栓を開けちゃったら鮮度がどんどん落ちるのもあるから管理が大変そう。

Singles Bar。。。
これはBarには違いないんだけど、基本は会員制か紹介制のところが多い。Sさんが一時期雇われてた恵比寿のプラットホームなんかそう。身上がしっかりしていて名刺交換も欠かせないだろうな。服装なんかもちゃんとしてないといけないんじゃないか?クラブとまでいかないけどそれに近いスタイルなのではないだろうか。
業界の著名人とか来そうだけど、そういう方と会話になるだろうか。こっちはいち会社の総務の一般管理職でしかないからね。



またまたちょっと話題が上州へ逸れますが・・・上記左写真のBarはショウさんと初めて行った。
それまでも店の前は数えきれないくらい通ったんだけど、外から見て店の中にTVがあるように見えたの。
BarにTVって必要かぁ、ついついそっちを観てしまうなぁ、って思いこんでたのと、まさかレーザーカラオケでは?って誤解してたのね。行ってみたら洋画のVTRで音声無しだった。音声が無いと気にならなかった。
右写真のBarは数回行ってUpしました。カッコいいBARで、知ってていい店でしたが、マスターの勧める酒の銘柄や発祥の説明が難解でしてね。聞いててサッパリだった。
この2店には入ったことないんです。
右は店ん中が丸見え、左は全く見えない。


河より低いBARに戻ります。
「美味いよ。まだある?」
「ございますよ。いきます?」
「ちょっとだけ。ちょっとだけでいいからさ」
なんとかチーズに、刻んだサラミかコンビーフのようなものをタタいて和えたものだった。
追加のビールはチェイサー替わりです。



私はBarにはあるべきものがあって余計なものは要らないと思ってます。ってことは、その店がいいBarかそうでないかは店の雰囲気も大事ですが、ウィットの効いたTALKも含めてバーテンダーの力量にかかってくるわけですよ。
Barでダラダラ飲むのも好きじゃない。いいとこ3杯までですね。泥酔なんて愚の骨頂です。お前がよく言うワと言わんでくださいねっ。
2014-11-25 07:57
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いもんこ [居酒屋]

秋田、岩手では里芋のことを芋の子というそうだが、店名のいもんこ、これも里芋のことらしいです。
「アタシはまだ行ってない」
「・・・そうだったかな・・・」
「行くまで認めない」
何を認めないのか。いもんこは案外と料理数、種類が多い店なので、2人で行くより3人以上で行くのがいろいろ食べれて望ましいのだが。。。
通勤快速で大船に着いて、
「〇〇やまは?」
「ちょっと高いから」
いもんこと道筋は全く同じです。場所は大船駅の東口を出て、モノレールの改札辺りで商店街に下りて横断歩道を渡り、クランクのように右折左折した先のハニービービルの2階です。少しわかりづらい。
この辺りは小さいスタンド酒場が多いようで、路上に置く大きさの外看板がた~くさん出ている。
あまりに多過ぎて、どれに入るにも多少の勇気が要るだろう。


2階というのがミソ。2階も6軒くらいの酒場が詰まっている。
この暖簾も、路地に出てるならまだしも、2階ですからね。ちょっと初めて入るには勇気いるかもね。






旦那さんが北海道、ママが九州の何処か(長崎か鹿児島だったかな)の出身です。
前回の記事でポルポさんからコメントを頂いてわかったのだが、お店のご夫婦は脱サラらしいね。確かにそういう雰囲気は出手います。客あしらいが上手いのは会社員の悲喜こもごもを知ってるからでしょう。
料理はいい意味で何処か素人っぽいというか、割烹のようなプロの料理ではないけどあたたかい。
でも見てると、料理はもっぱら女将さんだけで、サポートの女性・・・(・・・3回行ったが3回とも違う女性だった。それも美人揃い・・・)はまだしも、旦那さんは飲み物を出すかカウンター客に冗談ばっかり言ってるか、しめ鯖をバーナーで炙るだけ。

ファイヤー!!



「何でここで炙るのかな?」(ジャン妻)
「・・・」
最初、しめ鯖がデンと置かれて、しばらく待ったのです。
目の前で炙るのはイベントかも知れないが、
「炙ってから持ってくればいいのに。。。」
「・・・」
もしかして浜松の貴田乃瀬の炙りしめ鯖と比べてます?どうもジャン妻はやや機嫌が悪いようである。実は彼女、社内で上層部のシステム部門とトラブっている。システム導入のノルマだけ課されたが、全店に設定して回るにはちょっと不具合があって延期になりそうな気配なのである。
延期は延期で別に白紙に戻ったわけではないが、ジャン妻はうるさ型でシステム部門に煙たがれ、その導入スケジューリング会議にジャン妻は呼ばれなかった。
これには後で社長から、「呼ばれなかったんですか?」怪訝そうに言われたが、当事者を呼ばず上だけで決め、「アタシたちは結局は作業員」、という位置づけにプンプンである。
このせいでジャン妻との群馬合同出張も来年に延期になってしまった。その辺の憤懣が出ている。
ちゃんぽん麺の焼きそば。

この時、私らを含めてグループ3つから、私らのちゃんぽん麺焼きそば、ホントのちゃんぽん麺、皿うどん、3つの長崎ヌードルメニューが一気にオーダー入りして他の2組はちょっと時間がかかってましたね。別グループの皿うどんを見たら凄いボリュームだった。

生タコの刺身。
ジャン妻は生タコが好き。タコみたいだからね。

鶏ネギのピリ辛炒め。

馬刺。

やはりカウンターと、こっちの座敷、別の店に見えて仕方がない。ママは調理人だから仕方がないが、主人もカウンター客にベッタリなの。カウンター席はお一人様ようの特等席なので、2人でも小上がり、座敷に通されます。そういうのもあって店側との距離を感じるのは仕方がないかな。やはり3人以上、できれば4人いればそういうのが気にならなくなるんだろうな。




特製豆腐の冷ややっこ。
何がどう特製なのかようワカランが、これを持って来たマスターがボヤくには、
「今度、句会があって、お豆腐を季語にした句を出さなきゃならないんですよ」
私もそういう世界は得意じゃない。そういうのって考え考えてひねり出すんではなく、自分の番が来たら即座に詠まなくてはいけないんでないの?
「そういう会に入ってるんですか?」
「いや、入ってないですよ。組合のお付き合いみたいなものでね~」
句会ってことは、一句二句じゃないだろうと思ったら案の定、
「十句作らなきゃならないんです」
「じ、じゅっく??」
得意な人、造詣のある人はそういうのって十句でも二十句でもその場でアタマに浮かんで作れるんだろうけど。
「お帰りになるまで何でもいいから一句考えていただけませんか?」
「!!!」
そう来たかい。
でも私はそういうのって頼まれたらイヤとは言えない。金や手間がかからなければいいのである。
チーズ入りチクワの磯辺揚げ。

やはり2人だと胃袋に限界があるな。お会計をお願いする頃にようやく下手な一句が浮かんだよ。
湯気向こう 絹つつく先に 恋女房

笑うなよ。
「湯気の向こうに・・・何て詠むんです?」
「絹ですよ」
「???」
「絹。絹ごし豆腐のこと。木綿じゃ字余りになっちゃうからさ」
「これ、いただきますっ!!」
「・・・」
「いやぁ助かりました」
「でもあと最低、九句必要なんでしょ?」
「まだ当日まで時間あるんで何とか・・・」
そうやってトボケた口調であと9人のお客さんにお願いするんかな。小上がりから降りて靴を履いたら旦那さんも女将さんも満面の笑顔で見送ってくれた。

ジャン妻の感想は、
「美味しいよ。遅いけど。やっぱ2人より3人か4人の方がいいね」
だから言ったジャンか。
2014-11-24 09:24
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三ツ境の隠れ優良店 [居酒屋]
横浜市瀬谷区は私があまり行かない市の区域。公用がないの。相鉄線で通過するしかない。
東西に走る相鉄線戦三ツ境駅に降り立った。その名のとおり、過去の村割で二俣川村、都岡村(下川井)、鎌倉郡中川村(阿久和)の三つの境だったので三ツ境という。
三ツ境駅はバリアフリー工事化された近代的な駅に生まれ変わっていた。現在、相鉄は西谷駅から東海道貨物線羽沢駅までの間に連絡線を新設工事中で、そこから更に東急東横線日吉駅までを結ぼうとしている。途中駅は羽沢駅、新横浜駅、新綱島駅。
そこかしこで工事中です。相鉄線車両がいつか中目黒駅から日比谷線に入って都心を走るのだろうか。
この駅に降り立ったのは、社内で私らと仲いい某店長・・・(・・・女性です。社内では私が上役、彼女が下役の関係だが、社内で2人だけだったり時間外になったりすると、おい、アンタ、の関係・・・)・・・が言うには、
「三ツ境駅で美味しい居酒屋を見つけたから飲みに行こうよ」
ジャン妻もその女性とは私抜きでよく飲みに行っている。その女性とジャン妻ともう1人の女性社員、3人の女性と私の計4で飲みに行くことになった。
だけど瀬谷区にお住まいの方には失礼ながら、こっちは三ツ境駅界隈の居酒屋などという予備知識は皆無。
「どんな店なのさ?」
「えっとねぇ~・・・中華があって~・・・焼き鳥も肉もあって~・・・味が濃くって~・・・絶対アナタに合うと思うよ」
そう言われて期待した。ところが予約した当人が当日、
「ゴメンなかなか業務が終わらなくって。30分ほど遅れます。先に飲ってて」という。
店を知ってる当人からそう言われたのである。困ったモンだなと。
先に行けと言われても俺はその店を知らないぞ。
ジャン妻も遅れるって。
もうひとりは大丈夫か。まさか私ひとりで先んじて初めての店に突撃するハメになりゃしないだろうな。でも辛うじて私よりも先に三ツ境駅に着いたもうひとりの女性は、
「道に迷いました・・・」
駅に引き返したところでバッタリ。私は事前にⅰ-Phoneで場所を確認してあったので、出逢ったを幸い、店の方面へ歩いた。
ファミマの脇の商店街を歩いて坂を下り、知ってるかのようにズンズン歩いて行く私に怪訝そうに、
「お店、知ってるんですか?」
「まさか。初めてだよ」
同行者、それも女性に心配させないようにするのがカッコいいというもの。
実はですね。
過去に三ツ境駅で一度だけ降りたことがあります。でもあまりいい記憶ではないのだ。
もう時効だから書いちゃうけど、10年前に社内で私によくゴマすり寄ってくる女性店長さんがいてその女性に訓諭に行った。
別に悪いことをやらかした訳ではなく、外部からの接待を受けてその見返りに相手に便宜を図るような条件を呑んだんです。期末に大量に仕入れて翌月の始めにまた返品する、私の業界で言うところのアカクロ伝票を切ったの。
これは今となっては旧いやり方。現在は期末に徹底的に在庫を絞るようにお達しが配信され、全店長それに従って血眼になって在庫を落として計上しているが、10数年前はそうではなかった。
その接待を自分の職権で自分だけで受けちゃったもんだたら、やっかんだ他のスタッフから私宛にタレこみがあったんです。自分だけ職権乱用して飲み食いしてズルイって。
私はその店の仕入伝票をチェックして、卸の営業に、「これは何だ?」問い詰めた。その後、当人を呼び出して三ツ境駅界隈のどっかの喫茶店で説諭した。
別に会社に損害を与えたわけじゃないが、接待される側、しかも己だけ、こういうことを繰り返してクセになるといつかは破滅しかねない。貰うものが飲食物ならまだしも贈答品がエスカレートして金銭の応需、下手したら収賄に繋がるから将来を戒めたんです。
当時は私も相手を傷つけないような言葉遣いをしたものです。今はもう「証拠は挙がってんだよ」
その喫茶店は何処だったかわからない。バリアフリー化の工事でなくなってたのかも知れない。
それはさておき。目指す店が見つかった。

如何にも創作料理居酒屋といった趣でちょっと引いたのと、これは女性客、主婦層の好きそな店だなとすぐわかったよ。
重たい引き戸を開けて、予約者の名前を出したら4人テーブル席に通された。
ギョッとしたのは、店内4人テーブル×2、6人テーブル×2、私らは4人だから残り16席のお客は全部埋まっていて、予想通り全員が女性客、私以外はALL女性客、それも若い女性ゼロでオバさんばっかり。
店の入口を向いてる女性客、全員が私に視線が来た。場違いなオヤジ客が来たという視線である。
まぁ嬌声が凄いこと。
最初は居心地が悪かった。おしぼりを持って来た若いイケメンの男性スタッフに、
「この店は男子禁制なのか?」
スタッフは店内を見回して、私の驚愕に同調するかのようにおどけたジェスチャーをした後で、「いえっ、そんなことはございません」
ははぁん。アナタがフロア責任者だな。信頼できそうです。
私は初めて。連れも初めて。周囲はキャァキャァ声が凄くてやや落ち着かない。
「来るまで待つ?」
「待たねぇよ」
こういう時はすぐさま飲み始めた方がいいの。飲んだら気にならなくなるからね。
馬刺です。

コロッケ。

焼き鳥盛り合わせ。

この辺りまでは及第点のお味だが。。。
この辺りでこの店を指定した前述の女性がやってきて、最後にジャン妻が到着した。
ガーリックポテト。。。

厨房は見えない。
時折、ジャーッという炒め音がするぞ。スタッフが何人いるのかもわからない。
私らとカウンター客以外は皆さん宴会コース料理のようで私らはアラカルト。前述の背の高い男性スタッフは私の視線を見るんです。オーダーするタイミングが私とバッチリ合うのは先方も相手を見てるんだろう。
「空いてるお皿お下げします。もうすぐ八宝菜来ますからね~」
「八宝菜なんて頼んだの??」
ここは中華料理屋ではないが、味は専門店クラスのものだった。入ってる具も多い。

チーズオムレツ。
4人いるから独占できないのがウラメシイくらいの味。

ソーセージ盛り合わせ。
そこらのビヤガーデンを超えた脂のノリ。

ベーコンの入った何とかサラダ。
私は既に燗酒を飲んでいるのだが、(会津の酒でした。)ここで耐え切れずにビールをお願いした。

おそらくこの店でいちばん高いメニュー、仙台牛のステーキ。


時間が経ったが、店内、凄い賑わい、嬌声である。
何せ見るからに主婦層なので、育児、亭主の世話から解放され、声高に喋ってる。
後から入店された2人連れが道路側、入口側にあるカウンター4人席に通された。そこしか空いてなかったのである。その2人組は男女ペアで私以外の男性客が2人増えたことになる。これ以降のお客は全部お断りしてましたね。店内満席。席数は24で女性客が21で男性客3という比率に。。。
カウンターは道路側なので、そこは引き戸が開閉するから外からの風がすぐ来て寒いかもしれない。誰かが入って出る度に男性スタッフが、扉は閉まったかな?確認するように押していた。
熱燗のお替りも、目でサインを送り、徳利を指して、人差し指を立てるだけで通じたし。
五目焼きそば。八宝菜とかぶりますが。

締めの五目おこげ。

この店の名物は、牛タン煮込み、ワタリガニのパスタ、エビマヨです。腹が膨れてそこまでは至らず。。。
話題は内々の話なので書けないのが多いけどひとつだけ。
私が上州まる飛で現地のリーダークラスと宴会に呼ばれた記事で、その席に、かつては社内で困ったちゃんのヤンキー坊やだったのが、今は更生して出世頭になっている男性がいる。
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2014-10-26-1
その男性は後輩を冷やかしたら私にツッコまれ、
「自分、あん時、〇〇さん(私のこと)に引きとめられなかったら、この会社、辞めてました。。。」
その男性を異動させ、何とか更生させてくれって引き渡したのが今日のスタッフなんです。
「そんなこと言ってたんだ」
「彼も出世したね」
「注目されてるからね」
「私らの上司になったね」
女性だからってのもあるが、かつて面倒を見た彼が今は上役になったのを誰も妬まない。嫉まないメンバーです。
この店は和食、中華、韓国、イタリアン、創作料理とメニューはバラエティに富んでいるが、多国籍料理店や中途半端な創作料理店にありがちな、やっつけ料理や店側の押しつけを喰わされたりする店ではなく、どれも専門店で通じる味、ボリュームに驚嘆しきりであった。
これだけ喰って2万円でお釣りが来たよ。4人でビール×8、日本酒×6、サワー系×3だったと思う。
(実は勘定が間違っていて、俺は日本酒を3杯飲んだのに、1杯しかチェックしてなかったのが後で判明したけどまぁいいや。)
週末は予約しないとムリ。
ひとりで来る店ではないな。最低でも3人いないと料理のアラカルトチョイスに限界があるな。少食者は止めた方がいいかも。
まさかと言ったら失礼だが、三ツ境に意外な優良店を発見したよ。
東西に走る相鉄線戦三ツ境駅に降り立った。その名のとおり、過去の村割で二俣川村、都岡村(下川井)、鎌倉郡中川村(阿久和)の三つの境だったので三ツ境という。
三ツ境駅はバリアフリー工事化された近代的な駅に生まれ変わっていた。現在、相鉄は西谷駅から東海道貨物線羽沢駅までの間に連絡線を新設工事中で、そこから更に東急東横線日吉駅までを結ぼうとしている。途中駅は羽沢駅、新横浜駅、新綱島駅。
そこかしこで工事中です。相鉄線車両がいつか中目黒駅から日比谷線に入って都心を走るのだろうか。
この駅に降り立ったのは、社内で私らと仲いい某店長・・・(・・・女性です。社内では私が上役、彼女が下役の関係だが、社内で2人だけだったり時間外になったりすると、おい、アンタ、の関係・・・)・・・が言うには、
「三ツ境駅で美味しい居酒屋を見つけたから飲みに行こうよ」
ジャン妻もその女性とは私抜きでよく飲みに行っている。その女性とジャン妻ともう1人の女性社員、3人の女性と私の計4で飲みに行くことになった。
だけど瀬谷区にお住まいの方には失礼ながら、こっちは三ツ境駅界隈の居酒屋などという予備知識は皆無。
「どんな店なのさ?」
「えっとねぇ~・・・中華があって~・・・焼き鳥も肉もあって~・・・味が濃くって~・・・絶対アナタに合うと思うよ」
そう言われて期待した。ところが予約した当人が当日、
「ゴメンなかなか業務が終わらなくって。30分ほど遅れます。先に飲ってて」という。
店を知ってる当人からそう言われたのである。困ったモンだなと。
先に行けと言われても俺はその店を知らないぞ。
ジャン妻も遅れるって。
もうひとりは大丈夫か。まさか私ひとりで先んじて初めての店に突撃するハメになりゃしないだろうな。でも辛うじて私よりも先に三ツ境駅に着いたもうひとりの女性は、
「道に迷いました・・・」
駅に引き返したところでバッタリ。私は事前にⅰ-Phoneで場所を確認してあったので、出逢ったを幸い、店の方面へ歩いた。
ファミマの脇の商店街を歩いて坂を下り、知ってるかのようにズンズン歩いて行く私に怪訝そうに、
「お店、知ってるんですか?」
「まさか。初めてだよ」
同行者、それも女性に心配させないようにするのがカッコいいというもの。
実はですね。
過去に三ツ境駅で一度だけ降りたことがあります。でもあまりいい記憶ではないのだ。
もう時効だから書いちゃうけど、10年前に社内で私によくゴマすり寄ってくる女性店長さんがいてその女性に訓諭に行った。
別に悪いことをやらかした訳ではなく、外部からの接待を受けてその見返りに相手に便宜を図るような条件を呑んだんです。期末に大量に仕入れて翌月の始めにまた返品する、私の業界で言うところのアカクロ伝票を切ったの。
これは今となっては旧いやり方。現在は期末に徹底的に在庫を絞るようにお達しが配信され、全店長それに従って血眼になって在庫を落として計上しているが、10数年前はそうではなかった。
その接待を自分の職権で自分だけで受けちゃったもんだたら、やっかんだ他のスタッフから私宛にタレこみがあったんです。自分だけ職権乱用して飲み食いしてズルイって。
私はその店の仕入伝票をチェックして、卸の営業に、「これは何だ?」問い詰めた。その後、当人を呼び出して三ツ境駅界隈のどっかの喫茶店で説諭した。
別に会社に損害を与えたわけじゃないが、接待される側、しかも己だけ、こういうことを繰り返してクセになるといつかは破滅しかねない。貰うものが飲食物ならまだしも贈答品がエスカレートして金銭の応需、下手したら収賄に繋がるから将来を戒めたんです。
当時は私も相手を傷つけないような言葉遣いをしたものです。今はもう「証拠は挙がってんだよ」
その喫茶店は何処だったかわからない。バリアフリー化の工事でなくなってたのかも知れない。
それはさておき。目指す店が見つかった。

如何にも創作料理居酒屋といった趣でちょっと引いたのと、これは女性客、主婦層の好きそな店だなとすぐわかったよ。
重たい引き戸を開けて、予約者の名前を出したら4人テーブル席に通された。
ギョッとしたのは、店内4人テーブル×2、6人テーブル×2、私らは4人だから残り16席のお客は全部埋まっていて、予想通り全員が女性客、私以外はALL女性客、それも若い女性ゼロでオバさんばっかり。
店の入口を向いてる女性客、全員が私に視線が来た。場違いなオヤジ客が来たという視線である。
まぁ嬌声が凄いこと。
最初は居心地が悪かった。おしぼりを持って来た若いイケメンの男性スタッフに、
「この店は男子禁制なのか?」
スタッフは店内を見回して、私の驚愕に同調するかのようにおどけたジェスチャーをした後で、「いえっ、そんなことはございません」
ははぁん。アナタがフロア責任者だな。信頼できそうです。
私は初めて。連れも初めて。周囲はキャァキャァ声が凄くてやや落ち着かない。
「来るまで待つ?」
「待たねぇよ」
こういう時はすぐさま飲み始めた方がいいの。飲んだら気にならなくなるからね。
馬刺です。

コロッケ。

焼き鳥盛り合わせ。

この辺りまでは及第点のお味だが。。。
この辺りでこの店を指定した前述の女性がやってきて、最後にジャン妻が到着した。
ガーリックポテト。。。

厨房は見えない。
時折、ジャーッという炒め音がするぞ。スタッフが何人いるのかもわからない。
私らとカウンター客以外は皆さん宴会コース料理のようで私らはアラカルト。前述の背の高い男性スタッフは私の視線を見るんです。オーダーするタイミングが私とバッチリ合うのは先方も相手を見てるんだろう。
「空いてるお皿お下げします。もうすぐ八宝菜来ますからね~」
「八宝菜なんて頼んだの??」
ここは中華料理屋ではないが、味は専門店クラスのものだった。入ってる具も多い。

チーズオムレツ。
4人いるから独占できないのがウラメシイくらいの味。

ソーセージ盛り合わせ。
そこらのビヤガーデンを超えた脂のノリ。

ベーコンの入った何とかサラダ。
私は既に燗酒を飲んでいるのだが、(会津の酒でした。)ここで耐え切れずにビールをお願いした。

おそらくこの店でいちばん高いメニュー、仙台牛のステーキ。


時間が経ったが、店内、凄い賑わい、嬌声である。
何せ見るからに主婦層なので、育児、亭主の世話から解放され、声高に喋ってる。
後から入店された2人連れが道路側、入口側にあるカウンター4人席に通された。そこしか空いてなかったのである。その2人組は男女ペアで私以外の男性客が2人増えたことになる。これ以降のお客は全部お断りしてましたね。店内満席。席数は24で女性客が21で男性客3という比率に。。。
カウンターは道路側なので、そこは引き戸が開閉するから外からの風がすぐ来て寒いかもしれない。誰かが入って出る度に男性スタッフが、扉は閉まったかな?確認するように押していた。
熱燗のお替りも、目でサインを送り、徳利を指して、人差し指を立てるだけで通じたし。
五目焼きそば。八宝菜とかぶりますが。

締めの五目おこげ。

この店の名物は、牛タン煮込み、ワタリガニのパスタ、エビマヨです。腹が膨れてそこまでは至らず。。。
話題は内々の話なので書けないのが多いけどひとつだけ。
私が上州まる飛で現地のリーダークラスと宴会に呼ばれた記事で、その席に、かつては社内で困ったちゃんのヤンキー坊やだったのが、今は更生して出世頭になっている男性がいる。
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2014-10-26-1
その男性は後輩を冷やかしたら私にツッコまれ、
「自分、あん時、〇〇さん(私のこと)に引きとめられなかったら、この会社、辞めてました。。。」
その男性を異動させ、何とか更生させてくれって引き渡したのが今日のスタッフなんです。
「そんなこと言ってたんだ」
「彼も出世したね」
「注目されてるからね」
「私らの上司になったね」
女性だからってのもあるが、かつて面倒を見た彼が今は上役になったのを誰も妬まない。嫉まないメンバーです。
この店は和食、中華、韓国、イタリアン、創作料理とメニューはバラエティに富んでいるが、多国籍料理店や中途半端な創作料理店にありがちな、やっつけ料理や店側の押しつけを喰わされたりする店ではなく、どれも専門店で通じる味、ボリュームに驚嘆しきりであった。
これだけ喰って2万円でお釣りが来たよ。4人でビール×8、日本酒×6、サワー系×3だったと思う。
(実は勘定が間違っていて、俺は日本酒を3杯飲んだのに、1杯しかチェックしてなかったのが後で判明したけどまぁいいや。)
週末は予約しないとムリ。
ひとりで来る店ではないな。最低でも3人いないと料理のアラカルトチョイスに限界があるな。少食者は止めた方がいいかも。
まさかと言ったら失礼だが、三ツ境に意外な優良店を発見したよ。
2014-11-23 12:13
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すがの [居酒屋]
「今夜、どーする?大船まで行くか?」
「う~ん・・・。今から大船だとキツいかなぁ。戸塚辺りでないの?」
ここ数年、戸塚駅で途中下車して飲みに行かなくなってきた。すぐに市営地下鉄に下りて家に直行か、丸井か東急で食材を買い込んでいく。
再開発後の戸塚界隈はあまりいい酒場が見つからないのだ。新しいハコものに入ってる無機質なチェーン酒場が目に付くが、それ以外の店は再開発を免れた暗い路地にあって、ちょっと入るのに躊躇するような小料理屋とか。
ウロついて探してみたのだが、過去に地元の現場の社員の宴会で利用した店が数軒ある。いずれもたいした料理内容じゃなかった。
駅前が再開発する前に呑兵衛になりたかったね。
でもそうなってたら再開発で幾つかの店との別れを経験したに違いない。
一皿ひと皿が安い小皿の中華料理酒場があったりする。でもこの時間帯に中華は重いという理由でパス。やや諦めかけて自分の中でランクを落とした。トツカーナを抜けて、ラーメン屋つくもと松壱屋に挟まれた路地を図書館に向かって歩いた右手にこんな店があった。

串揚げ屋らしい。千山閣の前です。
最近、ジャン妻は家で串揚げ・・・じゃなかった、揚げ物を全くしてくれないので食指が湧いたが、外から見るだに若い男性スタッフばかりで営っていたので、よくある威勢のいいうるさ系の居酒屋かなと推測しながら引き戸をガラガラ開けたらやっぱり威勢のいい声が返ってきた。
「いぃらっしゃいませぇ~。ご新規2名さまでぇすぅぅぅ」
天井が高いのでよう声が響く。中央の揚場をコの字に囲んだカウンター席、左手に入口からテーブル席が奥まで続いていた。
最初の一杯を飲むタイミングで、「おぉつかれさまでぇす~」
注文の度に威勢のいい大声が飛び交う。

おとおし。。。
ホタルイカの沖浸。塩辛ですな。これがいちばん突び抜けて美味かったのだが。

ポテトサラダは二種類あった。大人とそうでないの。子供のポテサラとは明記していない。

サンマの炙り。
薄っぺらなサンマだな。これだったら丸井の中の鮮魚店の方が肉厚だよ。でも味は悪くない。

串揚げはまぁまぁ美味しいよ。でもアタリマエだよな。串揚げ屋さんなんだからさ。



串揚げはオーダー表に希望数を記入して渡すのだが、オーダーすると店員さんが各自、クビからブラ下げたⅰ―Phoneをタッチするんです。勤務中にⅰ―Phoneで遊んでんのかと思いきや、これでオーダーが飛ぶらしい。
天井が高いので換気がいい。衣が細かいので油っ気を全く感じさせない串揚げはうすい衣をつけてさっと揚げるだけ。
でも逆に言えばそれほど手間がかかってないってことだよね。割と広い店なんですが、こんなに店員が必要かなぁ。若い男性5人いたけど喋ってばかりいたね。
客層も圧倒的に若い女性が多く、内装が昭和チックなのに、イロの付いた酒を飲んでるのを見て若干の違和感があった。若い女性客は顔が真っ赤になっていて、若い店員さんもその若い女性客とペチャクチャ話してばかりいるのだよ。私らにも愛想はいいのだが、まぁ私語の多い店ではあるよ。

若いアンちゃんばかりで愛想のいい店ではあったよ。私ひとりで来ることはないけど、誰かを誘うとしたら、主婦で家で揚げ物したがらない30台半ば~40台の女性でそれほど味にウルサくなくて、この店の若いスタッフを値踏みしそうな主婦どもを連れて利用するのにいいな。店のスタッフとはおそらく、母親と息子ぐらいの差があると思う。
スタッフ数が多くて余裕があるので、会計後にひとりのスタッフが店の外まで出てきてフレンドリーに見送ってくれた。お客とスタッフの比率は15対5=3対1くらいでした。
いろいろ言ったが悪くはないです。若い男子スタッフが、若い女性客と喋る店。串揚げはまぁまぁ美味しい店。


すぐ近くにこんな店があった。雅心というこれも串揚げ屋です。ご近所同士で強気だね。じーっと見てたらスタッフが出てきそうになったのでさり気なくこの界隈を後にしました。
「う~ん・・・。今から大船だとキツいかなぁ。戸塚辺りでないの?」
ここ数年、戸塚駅で途中下車して飲みに行かなくなってきた。すぐに市営地下鉄に下りて家に直行か、丸井か東急で食材を買い込んでいく。
再開発後の戸塚界隈はあまりいい酒場が見つからないのだ。新しいハコものに入ってる無機質なチェーン酒場が目に付くが、それ以外の店は再開発を免れた暗い路地にあって、ちょっと入るのに躊躇するような小料理屋とか。
ウロついて探してみたのだが、過去に地元の現場の社員の宴会で利用した店が数軒ある。いずれもたいした料理内容じゃなかった。
駅前が再開発する前に呑兵衛になりたかったね。
でもそうなってたら再開発で幾つかの店との別れを経験したに違いない。
一皿ひと皿が安い小皿の中華料理酒場があったりする。でもこの時間帯に中華は重いという理由でパス。やや諦めかけて自分の中でランクを落とした。トツカーナを抜けて、ラーメン屋つくもと松壱屋に挟まれた路地を図書館に向かって歩いた右手にこんな店があった。

串揚げ屋らしい。千山閣の前です。
最近、ジャン妻は家で串揚げ・・・じゃなかった、揚げ物を全くしてくれないので食指が湧いたが、外から見るだに若い男性スタッフばかりで営っていたので、よくある威勢のいいうるさ系の居酒屋かなと推測しながら引き戸をガラガラ開けたらやっぱり威勢のいい声が返ってきた。
「いぃらっしゃいませぇ~。ご新規2名さまでぇすぅぅぅ」
天井が高いのでよう声が響く。中央の揚場をコの字に囲んだカウンター席、左手に入口からテーブル席が奥まで続いていた。
最初の一杯を飲むタイミングで、「おぉつかれさまでぇす~」
注文の度に威勢のいい大声が飛び交う。

おとおし。。。
ホタルイカの沖浸。塩辛ですな。これがいちばん突び抜けて美味かったのだが。

ポテトサラダは二種類あった。大人とそうでないの。子供のポテサラとは明記していない。

サンマの炙り。
薄っぺらなサンマだな。これだったら丸井の中の鮮魚店の方が肉厚だよ。でも味は悪くない。

串揚げはまぁまぁ美味しいよ。でもアタリマエだよな。串揚げ屋さんなんだからさ。



串揚げはオーダー表に希望数を記入して渡すのだが、オーダーすると店員さんが各自、クビからブラ下げたⅰ―Phoneをタッチするんです。勤務中にⅰ―Phoneで遊んでんのかと思いきや、これでオーダーが飛ぶらしい。
天井が高いので換気がいい。衣が細かいので油っ気を全く感じさせない串揚げはうすい衣をつけてさっと揚げるだけ。
でも逆に言えばそれほど手間がかかってないってことだよね。割と広い店なんですが、こんなに店員が必要かなぁ。若い男性5人いたけど喋ってばかりいたね。
客層も圧倒的に若い女性が多く、内装が昭和チックなのに、イロの付いた酒を飲んでるのを見て若干の違和感があった。若い女性客は顔が真っ赤になっていて、若い店員さんもその若い女性客とペチャクチャ話してばかりいるのだよ。私らにも愛想はいいのだが、まぁ私語の多い店ではあるよ。

若いアンちゃんばかりで愛想のいい店ではあったよ。私ひとりで来ることはないけど、誰かを誘うとしたら、主婦で家で揚げ物したがらない30台半ば~40台の女性でそれほど味にウルサくなくて、この店の若いスタッフを値踏みしそうな主婦どもを連れて利用するのにいいな。店のスタッフとはおそらく、母親と息子ぐらいの差があると思う。
スタッフ数が多くて余裕があるので、会計後にひとりのスタッフが店の外まで出てきてフレンドリーに見送ってくれた。お客とスタッフの比率は15対5=3対1くらいでした。
いろいろ言ったが悪くはないです。若い男子スタッフが、若い女性客と喋る店。串揚げはまぁまぁ美味しい店。


すぐ近くにこんな店があった。雅心というこれも串揚げ屋です。ご近所同士で強気だね。じーっと見てたらスタッフが出てきそうになったのでさり気なくこの界隈を後にしました。
2014-11-22 10:06
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かみ村 [居酒屋]
JR南武線の鹿島田駅から新川崎駅に乗り換える途中に、前から気になる酒場があった。これです。


会津という名前だけで前から意識していたのですが、会津に関係あるのかどうかを確認したかったのです。でも会津という名前だけで、メニューはおそらく定食ものがメインで、こづゆとか、鰊山椒浸とかそういうのはないらしいんだな。
行くチャンスが到来した。川崎市中原区で公用がエンドになり、ジャン妻は月の締めで遅くなるので、「先に晩ご飯を済ませてよ」と相成った。
ところが。。。
好事魔多し。中原区役所の最寄駅、武蔵小杉で南武線に乗ったはいいが、間違えて一つ先の向河原駅で降りてしまったのだよ。会津食堂の鹿島田駅は3つめで、向河原~平間~鹿島田なんです。
何でこういうことになったのか。アタマの中で鹿島田駅イコール武蔵小杉の次の駅に変換されてしまったとしか思えない。しかもマチガイに気付いたのは駅の改札を出て踏切から通り沿いを歩いて、再開発地の片隅に肩を寄せ合っていた飲み屋の通りを歩いて「???」アタマの中に疑問符が付いた。



駅に戻って駅名表示を見てようやく向河原駅に下りたのに気付いた。
普通は車内アナウンスを聞いた時か、ホームに下りた時か、それで気付かなくても駅改札を出た時点で気付くよね。ちょっと考え事をしてたのもあるけど迂闊だった。大ボケをかましたのである。
出鼻をくじかれた私は再度乗車して鹿島田駅に行く気が萎え、せっかく向河原で下りたのだからこれも何かのお導きであろうと、負け惜しみをプラス方向に転換して、何処かいい店ないかなとブラついた。
ひとつの小さな店が目に留まった。

個人で営っているのが外から窺えた。女将さんぽいのが狭いフロアを闊歩していたのである。
意を決してい引き戸を開けたら狭~い店であった。カウンター6席。テーブルが入口側に4席×2つ、2席×2つ。奥に4席×2つか、4席×1つと2席×1つ。私はカウンター右端に座った。

奥に男性サラリーマングループが3人で小宴を開催しておったので、その喧噪(そうでもなかったけど)を避けたのと、常連さんばかりだったので気を遣った。
そのグループは先に来たメンバーで既に乾杯した後の2杯3杯めを飲っておったよ。時刻は18:25だから随分早い時間から飲んでたんだね。
気になったのは私の右側、入口側フロアのテーブル席。入口側に4席×2つあったが、よく見たら幾つかの小テーブルを繋ぎ合わせてこれまた小宴会の予約席になっておった。カウンターにいる私は左右から小グループとはいえ宴会客に挟み撃ちされたのである。
早く済ませて出ようと思った。


まずアジフライ。
これ200円なんですよ。数字、値段間違っとりゃせんか。

やきそば。ソース味。(東京焼きそばといって醤油味もあります。)
締めにどうぞとあったが、ボリューム、味ともいいですね。


ママは奥の常連さんには愛想がいいなぁ。
私は黙々と飲み食いするだけである。料理は主人ひとりでこなしているんですが、料理に徹して無愛想というかかなり無口です。


この頃になって入口側右テーブルの予約席がドカドカ埋まって小宴会が始まった。狭い店だから仕方がないが、営業マンたちが悲憤慷慨侃侃諤諤とウルサいこと。
私に最も近いテーブル端に座ったイキがった若いのは左手で煙草を持つから煙がこっちにくるじゃないかと言いたかったが、煙は天井上から吸い込まれていった。この店、炒めものや串揚げ、油ものが充実しているので換気はいいようです。
私の後ろの通路が最も狭く、後から入店したカップルの男性のカバンが俺の背中にぶつかり、睨んだつもりはないんだけど目が合っちゃった。その男性はドン引いてしまい、相方の女性は彼氏をガードするようにこんな感じ。


私だけ店ん中で浮いているのが自分でもわかったぞ。
それでも追加料理をオーダー。瑞々しい北寄貝刺身。大きいのが2個載って550円です。
上州のNANAや〇ツレでも北寄貝刺身を喰ったがヌメリをぬぐってあった。この店の北寄貝は空輸してるのかヌメウメしてる。(丸飛びの北寄貝は新鮮です。)



どっかの地鶏・・・確か、最近、よく見る大山地鶏だったと思いますが、その胸肉の刺身です。これが500円で、さっぱりしてクセがなく、白身のような味でござんした。


ツマが美味しいんです。どっかのスーパーで売ってるような同じ長さ太さの大根ではなく、大根、タマネギ、ニンジン、すべて店主が切ったツマです。無愛想な主人ですが仕事をしてます。ツマも残さず全部完食しました。


料理は平均点レベル以上の美味さで低価格だが、右は営業マンたちのグループ宴会、左奥も宴会、カウンター左は私を怖れて?背中向けっ放しのカップル。
ママも常連さん相手に談笑してるけど、(私が話しかければ明るく応じてはくれます。)、私は最後まで浮いていた。一見なのでそれ以上それ以下にはならなかったのは仕方がない。これが上州だったら、ひとりで飲んでてもひとりじゃなくなるんだが。。。


会津という名前だけで前から意識していたのですが、会津に関係あるのかどうかを確認したかったのです。でも会津という名前だけで、メニューはおそらく定食ものがメインで、こづゆとか、鰊山椒浸とかそういうのはないらしいんだな。
行くチャンスが到来した。川崎市中原区で公用がエンドになり、ジャン妻は月の締めで遅くなるので、「先に晩ご飯を済ませてよ」と相成った。
ところが。。。
好事魔多し。中原区役所の最寄駅、武蔵小杉で南武線に乗ったはいいが、間違えて一つ先の向河原駅で降りてしまったのだよ。会津食堂の鹿島田駅は3つめで、向河原~平間~鹿島田なんです。
何でこういうことになったのか。アタマの中で鹿島田駅イコール武蔵小杉の次の駅に変換されてしまったとしか思えない。しかもマチガイに気付いたのは駅の改札を出て踏切から通り沿いを歩いて、再開発地の片隅に肩を寄せ合っていた飲み屋の通りを歩いて「???」アタマの中に疑問符が付いた。



駅に戻って駅名表示を見てようやく向河原駅に下りたのに気付いた。
普通は車内アナウンスを聞いた時か、ホームに下りた時か、それで気付かなくても駅改札を出た時点で気付くよね。ちょっと考え事をしてたのもあるけど迂闊だった。大ボケをかましたのである。
出鼻をくじかれた私は再度乗車して鹿島田駅に行く気が萎え、せっかく向河原で下りたのだからこれも何かのお導きであろうと、負け惜しみをプラス方向に転換して、何処かいい店ないかなとブラついた。
ひとつの小さな店が目に留まった。

個人で営っているのが外から窺えた。女将さんぽいのが狭いフロアを闊歩していたのである。
意を決してい引き戸を開けたら狭~い店であった。カウンター6席。テーブルが入口側に4席×2つ、2席×2つ。奥に4席×2つか、4席×1つと2席×1つ。私はカウンター右端に座った。

奥に男性サラリーマングループが3人で小宴を開催しておったので、その喧噪(そうでもなかったけど)を避けたのと、常連さんばかりだったので気を遣った。
そのグループは先に来たメンバーで既に乾杯した後の2杯3杯めを飲っておったよ。時刻は18:25だから随分早い時間から飲んでたんだね。
気になったのは私の右側、入口側フロアのテーブル席。入口側に4席×2つあったが、よく見たら幾つかの小テーブルを繋ぎ合わせてこれまた小宴会の予約席になっておった。カウンターにいる私は左右から小グループとはいえ宴会客に挟み撃ちされたのである。
早く済ませて出ようと思った。


まずアジフライ。
これ200円なんですよ。数字、値段間違っとりゃせんか。

やきそば。ソース味。(東京焼きそばといって醤油味もあります。)
締めにどうぞとあったが、ボリューム、味ともいいですね。


ママは奥の常連さんには愛想がいいなぁ。
私は黙々と飲み食いするだけである。料理は主人ひとりでこなしているんですが、料理に徹して無愛想というかかなり無口です。


この頃になって入口側右テーブルの予約席がドカドカ埋まって小宴会が始まった。狭い店だから仕方がないが、営業マンたちが悲憤慷慨侃侃諤諤とウルサいこと。
私に最も近いテーブル端に座ったイキがった若いのは左手で煙草を持つから煙がこっちにくるじゃないかと言いたかったが、煙は天井上から吸い込まれていった。この店、炒めものや串揚げ、油ものが充実しているので換気はいいようです。
私の後ろの通路が最も狭く、後から入店したカップルの男性のカバンが俺の背中にぶつかり、睨んだつもりはないんだけど目が合っちゃった。その男性はドン引いてしまい、相方の女性は彼氏をガードするようにこんな感じ。


私だけ店ん中で浮いているのが自分でもわかったぞ。
それでも追加料理をオーダー。瑞々しい北寄貝刺身。大きいのが2個載って550円です。
上州のNANAや〇ツレでも北寄貝刺身を喰ったがヌメリをぬぐってあった。この店の北寄貝は空輸してるのかヌメウメしてる。(丸飛びの北寄貝は新鮮です。)



どっかの地鶏・・・確か、最近、よく見る大山地鶏だったと思いますが、その胸肉の刺身です。これが500円で、さっぱりしてクセがなく、白身のような味でござんした。


ツマが美味しいんです。どっかのスーパーで売ってるような同じ長さ太さの大根ではなく、大根、タマネギ、ニンジン、すべて店主が切ったツマです。無愛想な主人ですが仕事をしてます。ツマも残さず全部完食しました。


料理は平均点レベル以上の美味さで低価格だが、右は営業マンたちのグループ宴会、左奥も宴会、カウンター左は私を怖れて?背中向けっ放しのカップル。
ママも常連さん相手に談笑してるけど、(私が話しかければ明るく応じてはくれます。)、私は最後まで浮いていた。一見なのでそれ以上それ以下にはならなかったのは仕方がない。これが上州だったら、ひとりで飲んでてもひとりじゃなくなるんだが。。。
2014-11-21 08:04
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SHOW [居酒屋]

この店のUPは7月以来です。
写真撮らなかったけど、グループで3階を利用したことがあります。その後、9月の日曜に電話したら、
「ごめぇん。。。今日は貸切なのぉ。。。」
アッサリフラれちゃったのだよ。ったく女将さんは普段愛想が無いクセに、こういう時だけブリっ娘みたいな甘え口調で言うんだからもうっ(苦笑)
前述の3階を利用した時も締めの親子丼や高菜炒飯がご飯が足りなくって全員分用意できないらしく、
「ごめぇん○○さぁん。ご飯がもう終わりかけて、人数分ご用意できないのぉ。。。」
そういう時だけ可愛い声を出すんだから。(苦笑)
その時のメンバーは一部を除いて東京人が多かったのでご飯類はそちらへ譲り、私はアサリとワカメのにゅうめんをひとりですすった。



10月に入って秋の献立になった頃を見計らって木曜の夕方に予約電話した。行ったら平日の木曜なのに、給料日直後のせいか「只今満席中」の貼り紙が貼ってあったよ。

繁盛して結構なことです。

女将さんが一生懸命描いたこのマンガが無かった。
「フグのヒレ酒っていかれます?」
「いや~、そういうのは。フツーの熱燗でいいよ。。。っていうか、これってフグだったの?」
「何に見えます?」
「マンボウかと思った」
「ええぇぇぇ~っ!!ヒドぃぃぃぃぃ~」
こういう時もやや可愛い声を出すんです。


おから。久昇時代からの定番です。

メカジキの刺身をタタいて締めあ和えた物。
もう廃業してしまった近所のスーパーの魚屋が晩秋~冬にかけてメカジキとマカジキを刺身、サクで売っていた。
どちらも刺身で喰うと美味いんだけど、メカジキはピンク色、マカジキはオレンジ色で、マグロと違って主婦がイロで敬遠するらしいんだな。

調理場からガーリックの香りとジュウジュウ音がカウンター越しに漂ってきたらこれです。

カツオの塩タタキ。
オリーブオイルで焼きつけ、揚げガーリックと白髪ネギがたくさん。

鰆とキノコのグラタン風。

揚げシラスの焦がし醬油和え。これは久昇時代は揚げシラスの香り和えという名前だった。

キノコのガーリック炒め。

欠かせない定番の塩肉ジャガ、レンコンピザ、ジャガセロリは敢えて注文しなかったのだよ。(ジャガセロリは秋の献立にも載ってたね。)でもイモチーは欠かせない。

錫のチロリで金鶴の熱燗を飲む。まだおとおしのイクラが残ってますね。

締めの親子丼。
上大岡の焼き鳥屋の親子丼とどっちがいいかなぁ。

あまりお客さんのことを書くのはよくないんだけど。
カウンター、ジャン妻の隣のサラリーマン客(上司と部下のようだった)のウチ、上司さんが携帯でどっかと声高に話してたのね。
「るせぇな」(ジャン妻)
これが部下の方に聞こえちゃって、その人は私に向かって片手を立てて一礼(スミマセンの意)したんだけど、ふとカウンターから厨房を見上げたら、女将さんが携帯で話してる上司さんをじーっと見つめ、ため息を2回吐き出してた。
「女将さんため息ついてたんだ?」(ジャン妻)
「困ったお客さんだなぁ、お店ん中で携帯止めてくれないかなぁっていう表情だったぞ」
「アタシがるせーなって言ったの聞こえたのかな?」
「多分ね」
「外の階段で電話すればいいのにさ」
この店、店内は完全禁煙です。タバコは外の階段で。雨降ったり寒かったりだと喫煙者は可哀そうだけど、女将さんが言うには、
「お煙草お吸いになるお客さまって、あまりお料理を注文しないんですよねぇ」
しょーじきに答えてくれた。
店内禁煙にプラスして、店内携帯禁止の貼り紙が加わるかも知れない。


店は2階にあります。
3階はグループ向けの宴会用です。3階に灯りが点いてる日は店全体が混んでるので、マスターがちょっとイラちょモードになるんだよね。女将さんもややつっけんどんな時があるし。
逸品揃いの料理居酒屋でどれもハズレがないけどマスターも料理で忙しく、あまりカウンター越しにお客さんと会話するような店じゃない。
1人で行ってカウンターに座ると余計、愛想が少ないのが見えちゃうので、3人か4人で行った方がいいですよ。
2014-11-20 08:02
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ライバル店(後編) [居酒屋]

夕方、この店の前を通ったらママがお客を見送った直後で外に立ってた。ママは私に気付き、
「最近他で浮気してるんでしょっ!!」
まぁ声のでけぇこと。
「そう言われたからって、そうだよってこの往来で言えっか」
少々辟易した。ママの大声は往来に響き、通行人は私を見るし、見送られたばかりのお客も私を振り向き、「コイツ浮気者か?」と思ったに違いない。
ほうほうの体でその場を退散した。
家に帰って、「ママに浮気してるんでしょってデェぇ声で言われた」
ジャン妻はケタケタ笑い出した。
浮気するほど甲斐性無いと思ってるに違いない。
しゃーない。行きますか。

「この間はごめんなさい・・・」
「何がさ?」
(ジャン妻を指して)「奥様に言ってないの?」
「ああ、あれかぁ」
「聞いてるわよ」(ニヤリと笑うジャン妻)
「後で〇〇さん(この店の店主、板場に立つ旦那さん)に言われたの。お客さんに向かって往来であれはマズいよって・・・」
「アタリマエだっ。ああ言われたら通りすがりの人にまる聞こえで、歩いてる連中は皆、俺が浮気してるんだと伝わったさ」
「店の戸も開けっ放しだったので、お店のお客さんにも聞こえちゃったのよね」
「!!!」
「ゴメンナサイ」
「そりゃそーだろあの大声じゃぁ。どんな悪質なキャッチバーのママでもああは言わねぇよ。あの台詞は自分の亭主(お店の板場に立つ旦那さん)に言いなさい」
「ウチの旦那はそういうヒマは無いって」
「じゃぁ俺はそういうヒマさえあれば浮気してんのかって?」
「ゴ、ゴメンナサイ」
「謝らなくてもいいけど・・・」
「反省してます。。。」
別に怒っちゃいないさ。反省もいいけど美味いもん出してくれよ。



おとおしは白菜の巻物をサッと煮て、少~しさけカニが入った餡をかけたもの。
塩気が利いてビールにも合う。
でもおとおしはこの後で登場するライバル店には敵わないなぁ。
カワハギの季節になりました。肝で和えて。

高菜と挽肉と里芋を丸めたコロッケ。

ここまで出て最初にオーダーしたポテサラが来ないので確認したらどーも忘れてたらしい。多少他所で浮気したからってそういう仕打ちを・・・。
出て来た安納芋とカリカリベーコンのポテサラは忘れた詫びを兼ねて2皿あった。


ポテトサラダってジャガイモだろ。安納芋はジャガイモというより鹿児島の種子島方面の薩摩芋の仲間ではなかったかなぁ。
高水分で糖度の高い芋です。カロリーは低い。色もそうだが味はカボチャに似て甘いの。
カツオと米茄子のガーリックステーキ。

美味しいけどネタの割に皿がデカ過ぎないか?凶器のような重たい皿でこれで殴ったら羽生君じゃないけど流血するは必定である。

平目と秋野菜の揚げだし。
これも美味しいけど別に平目でなくてもいいかもね。さては刺身で出すのに厳しくなったネタだな。(笑)

塩昆布と高原レタスの炒飯。
塩昆布なんて何の意味あるのかと疑ったが、これのおかげでちょうどいい塩加減であった。
「塩昆布ってアクセントになって便利なのよ」(ジャン妻)

「ラストオーダーに・・・おとおし」
「また!!これから来るお客さんの分が無くなるでしょ」
「もうこの時間帯だから客来ねぇよ」

「お二人分お持ちしました」
こうなると立派な逸品料理である。白菜の煮物蟹あんかけといったところ。おそらくおとおしの価格じゃあるまい。
「アタシはいい」
要らないの?嫌いなんではなく、おとおしをアンコールするという不作法なオーダーをみっともないと思ってるらしい。
「ホントは喰いたいんだろ」
「・・・」
「せっかく2人分出してくれたんだから・・・」
ジャン妻の鼻っツラに突きつけて、
「いいわよアタシは」
「これは俺のだ。美味そうだろ。ホレ」
「!!!」

「たまには本妻(この店のこと)に帰って来てね」
イヤミか。ホントに反省したのかな。水商売の女性から、「お金持って来てね」と言われてるように聞こえたが、どーも情が濃くなって来た感がある。やはりライバル店は必要だな。
そして数日後、そのライバル店へ。。。




美味しい。
おとおしとの域を超え過ぎです。
甘塩味。塩気もほどよく効いてビールにも日本酒にも合うのだ。
最初のこの時点で、最後にアンコールしようかなぁと考える。

塩昆布と蕪の和え物。
何でそんなツマんないものをオーダーするのかと思ったが、これもいい塩加減でいい味でね。
「塩昆布って便利でね。アクセントがつくのよ」

イカゲソさつま揚げ。
何処にイカゲソがあるんだ?と探したら、ねりものの中に刻んだゲソが隠れてました。

「あっ、マヨネーズが添えてある(喜)」
ベチョ~ッ。

「みっともないわねぇ。」
「合うよ」
「べっとり浸けるのよしなさいよ」
この店はまだ私らとは関係が浅いので、私がタルタルソースを好きなのを知らない。
カツオの竜田揚げサラダ添え。
ちょうどよかった。野菜が不足してたんですよ。昼はテキトーだったし。
牛か馬になったつもりで野菜をムシャムシャ喰い始めた。

裾の野菜を引っこ抜くように摘まんだらサラダの山がドッと崩れてきて、喰えども喰えどもカツオが出てこないぞ。

サラダの下にカツオがたくさん隠れてた。


箸休めに粗挽き大根おろし。
私は大根おろしが天ぷらや焼き魚に添えてあっても殆ど無視して今日まで生きて来たが、この店で粗挽いてガシガシした歯応えの大根おろしにハマった。ベチャベチャしてないんです。
誰が言ったのか、大根おろしに医者要らずっていうから体にいいらしい。焼き魚や天ぷらに添えてあるってことは消化を助け、焦げた部分や油分に抵抗する成分でも入ってるのだろう。

消化を助けるジアスターゼ(アミラーゼ)のみ。これは殆ど大根おろしだけといっていい。でもこの商品はあまり売れ筋の棚(客の目線の位置)には置いてなくって、棚の下の方や上の方に仕方なく置いてある店が多い。一般用医薬品です。

じ~っくり焼くのでちょっと時間がかかる地鶏の一枚焼き。
デカい地鶏だな。肉厚、表面パリパリで中身はジューシー。

この店は知ったのが今年の初秋なので、まだ慣れ慣れしい関係にはなっていない。
「いつもいつもありがとうございます」
いつもと言われるほど未だ頻繁に来てませんが。
「何を喰っても美味ぇな」と言い捨てて出ました。
どちらの店も美味しくて。。。
ただ、店側と会話がある無いの差はまだまだ開いてますね。
これら店のせいで割を食ったのがこの店。
新潟料理、地酒がかぶるんです。

ここもいい店なのよ。でも、
「来なくなっちゃったねぇ」
「う~ん。そうだなぁ」
あまり義理立てするのもねぇ。まぁ行きたくなったら行くでしょう。
2014-11-19 08:51
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ライバル店(中編) [居酒屋]
週半ば過ぎてジャン妻が疲れてしまい、冷蔵庫の材料も乏しくなった木曜日、
「今日は外で済ませて行こうよ」
「じゃぁどちらにする?」
ここで私は本妻?2号?と答えたらジャン妻はムッとした。私の表現が気に入らないらしい。
ジャン妻は昨日も載せた下写真の店に問い合わせた。この店は私らの今年の居酒屋訪問回数MAXなのです。

残念、カウンターが満席だった。じゃぁ次へ行こう。満席という大義名分を得たので私は嬉々として次写真の店に流れてきました。
2店ともご近所さん同士で、私らの中ではライバル店の位置づけになっている。

この店について調べてみたら、2011年11月に新規OPENしており、その前は現在の店主じゃなかったそうである。
2011年といえば、私らが上州に行く前の年。でもこの店は知らなかった。私らは前の店主は知らない。今の店主は強面だが、声音は丸く優しい。
ママはくノ一みたいなカッコして獅子奮迅である。和太鼓が似合いそうである。




料理はどれも美味しい。刺身、煮物、揚げ物、焼き物、平均点70以上の満足が得られますよ。なんてったっておとおしから楽しみな店です。
今日は冬瓜に餡のかかった煮物。おとおしを超えた逸品。

枝豆とか、どっかの酒場みたいに酢の物、胡麻豆腐とか出さないところがいいね。
この煮物、適度な塩味で、日本酒、ビールにも合う。こうでなきゃ。最近は出なくなったが、会津湯野上蕎麦宿湯神にこのタイプの煮物(蕪、冬瓜)が出たのを思い出したよ。


何の変哲もない大根おろしですがこれが美味いのよ。粗挽きなんです。ジャリジャリした歯応え。醤油をちょっとたらすと甘さが引き立つ。
「家でもできるよ」
そりゃおろし金の荒い面で摺りおろせばできるだろうがよ。でも家ではしなくていいよ。

長ネギの一本焼き。醤油タレ。

焼き鳥屋だと串に刺して筏のように供されるが、そういうのってたいてい細い長ネギなんだよね。この店のはブッ太い長ネギです。
揚げだし豆腐。
今は引退したプロレスラー、スタン・ハンセンの今の奥さんは日本人で、スタン本人も揚げ出し豆腐が大好きなんだそうですね。(今は廃刊した週刊ゴング、スタン・ハンセン引退記念号から)

肉豆腐。これは肉じゃが風の醤油味で、豚バラ肉とタマネギにしっかり味が浸みています。


鶏の唐揚げ。
唐揚げにはやっぱビールでしょうがぁぁぁ。
惜しむらくはビールがあるウチに先に欲しかったね。

これは豚の角煮です。主役を張るのはデカい大根です。長さ10cm。直系5cm。
バラ肉はトロトロです。

玉子雑炊ぃぃぃ。
こういうのは見るだけでどんな味か想像つくでしょ。

新潟県魚沼産の青木酒造の鶴齢、熱燗を飲りながら、アタマん中では、さっきのおとおしアンコールか、粗挽き大根おろしのアンコールを狙ってたが、玉子雑炊と焼きお握りで締めました。

カウンターに並ぶ焼酎にこんなのがあった。


晴れた日は田畑を耕し、雨の日には家の中で読書をする意味ですね。
諸葛亮、字は孔明が、劉備玄徳の三顧の礼に招かれるまで。
無言でじーっと見てた。「・・・」
「アナタはまだ早いよ。」
「・・・」
「定年伸びるかもよ。家のローンが終わっても、家に入れる金は最低でも65歳までは同じ金を(家に)入れて貰うからね」
私のアタマの中では都会の(世間の)煩わしさを離れて群馬の田舎で心穏やかに暮らすことを考えてたのだが。それは無理そうだなぁ。


店を出て、上写真の店の前を通ってひやかしてやろうかと思ったらジャン妻が制止した。そういう無粋なことは止めなさいって。
ところがその後のある夕方、その店のママから逆襲を喰らったのである。(続く)
「今日は外で済ませて行こうよ」
「じゃぁどちらにする?」
ここで私は本妻?2号?と答えたらジャン妻はムッとした。私の表現が気に入らないらしい。
ジャン妻は昨日も載せた下写真の店に問い合わせた。この店は私らの今年の居酒屋訪問回数MAXなのです。

残念、カウンターが満席だった。じゃぁ次へ行こう。満席という大義名分を得たので私は嬉々として次写真の店に流れてきました。
2店ともご近所さん同士で、私らの中ではライバル店の位置づけになっている。

この店について調べてみたら、2011年11月に新規OPENしており、その前は現在の店主じゃなかったそうである。
2011年といえば、私らが上州に行く前の年。でもこの店は知らなかった。私らは前の店主は知らない。今の店主は強面だが、声音は丸く優しい。
ママはくノ一みたいなカッコして獅子奮迅である。和太鼓が似合いそうである。




料理はどれも美味しい。刺身、煮物、揚げ物、焼き物、平均点70以上の満足が得られますよ。なんてったっておとおしから楽しみな店です。
今日は冬瓜に餡のかかった煮物。おとおしを超えた逸品。

枝豆とか、どっかの酒場みたいに酢の物、胡麻豆腐とか出さないところがいいね。
この煮物、適度な塩味で、日本酒、ビールにも合う。こうでなきゃ。最近は出なくなったが、会津湯野上蕎麦宿湯神にこのタイプの煮物(蕪、冬瓜)が出たのを思い出したよ。


何の変哲もない大根おろしですがこれが美味いのよ。粗挽きなんです。ジャリジャリした歯応え。醤油をちょっとたらすと甘さが引き立つ。
「家でもできるよ」
そりゃおろし金の荒い面で摺りおろせばできるだろうがよ。でも家ではしなくていいよ。

長ネギの一本焼き。醤油タレ。

焼き鳥屋だと串に刺して筏のように供されるが、そういうのってたいてい細い長ネギなんだよね。この店のはブッ太い長ネギです。
揚げだし豆腐。
今は引退したプロレスラー、スタン・ハンセンの今の奥さんは日本人で、スタン本人も揚げ出し豆腐が大好きなんだそうですね。(今は廃刊した週刊ゴング、スタン・ハンセン引退記念号から)

肉豆腐。これは肉じゃが風の醤油味で、豚バラ肉とタマネギにしっかり味が浸みています。


鶏の唐揚げ。
唐揚げにはやっぱビールでしょうがぁぁぁ。
惜しむらくはビールがあるウチに先に欲しかったね。

これは豚の角煮です。主役を張るのはデカい大根です。長さ10cm。直系5cm。
バラ肉はトロトロです。

玉子雑炊ぃぃぃ。
こういうのは見るだけでどんな味か想像つくでしょ。

新潟県魚沼産の青木酒造の鶴齢、熱燗を飲りながら、アタマん中では、さっきのおとおしアンコールか、粗挽き大根おろしのアンコールを狙ってたが、玉子雑炊と焼きお握りで締めました。

カウンターに並ぶ焼酎にこんなのがあった。


晴れた日は田畑を耕し、雨の日には家の中で読書をする意味ですね。
諸葛亮、字は孔明が、劉備玄徳の三顧の礼に招かれるまで。
無言でじーっと見てた。「・・・」
「アナタはまだ早いよ。」
「・・・」
「定年伸びるかもよ。家のローンが終わっても、家に入れる金は最低でも65歳までは同じ金を(家に)入れて貰うからね」
私のアタマの中では都会の(世間の)煩わしさを離れて群馬の田舎で心穏やかに暮らすことを考えてたのだが。それは無理そうだなぁ。


店を出て、上写真の店の前を通ってひやかしてやろうかと思ったらジャン妻が制止した。そういう無粋なことは止めなさいって。
ところがその後のある夕方、その店のママから逆襲を喰らったのである。(続く)
2014-11-18 05:07
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ライバル店(全編) [居酒屋]

1ヶ月ぶりです。
ジャン妻はランチには来ていたらしいが、ご無沙汰だったのは、すぐ近所にあるこの店通いが続いたせいです。

この記事で私が余計な捨て台詞を残して立ち去って以来です。
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2014-09-25
何を喰っても美味いのですよ。
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2014-09-26
「お・ひ・さ・し・ぶ・り・っ」
ママの目が白いぞ。
「そういえば1ヶ月ぶり。。。」
「他で浮気してたんでしょ?」
「そうだよ~。いい店みっけてさぁ」
「前にああ言われて(過去記事の捨て台詞)気になってどこどこ?って聞こうと思ってたの。でもマスターがそういうヤボなこと聞くなよ~って言うからさ。で、どこなの?」
「〇〇〇〇」
「???」
「背脂ギットギトのラーメン屋の隣ですよ」
「新しい店なの?」(ジャン妻)
「あの店はウチらがここにOPENする前から営ってますよ」(マスター)
「!!!」
それは知らなかったな。裏通りだから前を歩いたことなんて無かったからな。
「あのお店、ウチと一緒で土曜は営ってないんでしょ?気になるワ」
「営ってない・・・と思う。この界隈は皆そうだし」
「美味しいの?」
「うん、ここより・・・」・・・の後、美味しいと言いかけてジャン妻に制止された。
「新潟の食材だから長谷川さんとカブるんだよね」(ジャン妻)
「長谷川ともカブるけど、創作料理はここともダブる部分があるぞ」
「ふぅ~ん・・・(またしてもママの白い目)・・そんなに美味しいんだ。。。」
「でも俺らもまだ行き出したばっかりでこの店ほど関係できてないし。ワガママ言えないからさ」
「ホントっ??そう思ってくれるっ??」
ここで機嫌が直った。ったくオンナって生き物は。。。


いいお通しです。
塩加減がいい。ビールにも日本酒にも合う。

刺身盛。。。
新サンマ、アジ、しめ鯖、カツオ、ブリ、タコ。。。

新サンマなんかすぐにヤマになるからね。「サンマとアジ」って言ったらジャン妻が「何で同じような系統の魚を」ってヘンな物言いをツケやがった。
「アジが少ししかないんで。。。」
「じゃぁ盛り合わせ。それにしめ鯖入れてね」(ジャン妻)
「ちょっと待てよオイ。今お前は俺に、サンマとアジぃ?同じものをって物言いつけたじゃねぇか。それにサバかよ?サバだって・・・」(ここで遮り)
「サバはいいの。別なのっ!!」
この後で案の定、サンマがヤマになった。
焼タコとパクチーのポテサラ。

う~ん。これはイマイチだな。タコは合わないよ。潰して練ったジャガイモは舌上でとろけるけどタコだけ残ってしまうのだ。歯茎にも。ベーコンやハムの方がいいな。
パクチーも香が強いし好き嫌いあるしね。
「パクチーよくご存じですね」
「ラクサっていう米粉ラーメンに載ってたよ」
豚トロと小松菜の塩炒め。
小松菜だけじゃなくニンジン、シメジも。ご飯が欲しくなるほど良い塩加減。

スルメイカとエリンギの肝バター炒め。
これは美味しいです。イカだけじゃなく、ジャガイモ、レンコンも入ってた。

肉詰め蓮根ステーキ。
これも美味しいんだけどここまで喰って気付いたのは、いい意味で味が濃いのねこの店。

「お待たせしましたぁ。蓮根と里芋饅頭かにあんかけでぇす」
「これの何処がカニなんだ?」
「あっ」
デケぇ声で間違えやがって。
「・・・ええっと・・・海老です」
「そうやって他のテーブルでも間違えて叫んでねぇだろうな」
「・・・」

自家製チャーシューとししとうの炒飯。
これをオーダーする前、辛いのが苦手な私は、両手の人差し指で長さを形作り、
「まさかししとうが炒飯の上にこ~んな感じにデンと載ってるの?」
「いやいや、刻んでありますよ」
それがこれ。

悪くないんだけど、自家製チャーシューを謳ったって、細かく刻んじゃったら自家製の良さ、特徴がわからないけど。
さっきからレンジの上のリッツが気になる。これ見よがしに置きやがって。
「リッツにタルタルいきます?」
「止めてっ!!」(ジャン妻)

今宵の捨て台詞。
「ちょっと浮気してたけど、たまには本妻(この店)もいいなぁ」
「!!!」
「たまに来ると美味しいのかも」
「!!!」
見送りに出たママは目をひん剥いて見送ってくれたが。。。(続く)
2014-11-17 18:47
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ショウさんと邂逅 [居酒屋&BAR]

この店の過去記録、フォルダを見たら、初めて入ったのが平成24年の7月初旬だった。
http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2012-07-26-2
私は締めに卵かけご飯をオーダーしているじゃないか。
誰かさんと一緒だって?


上の右写真は、その初めて入った夜に、7席あるカウンターの真ん中でひとりの男性が時折料理の写真を撮っていたのです。手前がジャン妻でその左隣にいる男性です。
(もしかして。。。???)
だが、違っていた。
高崎から戻って当時の写真を確認したら、写真を撮っていた男性はショウさんではなく別人だった。お会いしたショウさんはもっと細身だった。

席を予約して行ったんですが、私とショウさんが連れだって入店したらマスターは目を見張ってましたね。「あれ?」って。まぁそうビックリオーバーなリアクションをする人じゃないけど。
「いつもひとりひとりなのに何だか新鮮ですね」

私は群馬に1年しか棲めなかったが、ショウさんは10数年いる旅人の惑星。
群馬に来た経緯も聞いたが、なるほど会社ってのは良くも悪しくもズルい配置転換をするんだなと。ウチなんか未だ甘いと思ったよ。


まだ群馬に住んでた頃、この店で飲んだ翌日にショウさんの記事に載ってた料理写真が前夜私が喰ったのと一緒だったことがあったの。
もしかして昨夜いたのかなぁ?って。
そのうちオヤジさんが尺八を吹く有名店や、出さなきゃいいのに、「ふぐ」、なんて幟を立てるから高そうに見える小料理屋、〇潮も載るようになった。
ショウさんも基本毎日1記事ずつUpしているが、私みたいに記事を貯めこんでボタンだけ押すのではなく、リアルタイム的に1つ1つUpされるのと、時間設定ができるらしい。
見てるとよう飲まれる人だなと。
一晩で平均2軒か3軒のハシゴはザラ。多い時で4軒。走ってるから代謝がいいのかな。
「私は2軒が限度・・・」
「自分も明日、仕事ですから」
走る1週間前くらいから断酒に入るそうですが。
「それって走る為の条件?検査とかに引っかかるとか?」
「いやいやそうではなく、ただ単に自分がそう決めてるだけで。。。」
記事を見てると毎晩飲んでるような錯覚になる。よく金が続くなぁと思ったりしたが、飲みに出るのは基本、週末だけみたい。
「普段は寮の晩飯?」
「もちろんそうです」
「その寮ってどんな部屋なんです?風呂WC付とか?」
「いやぁそれがですねぇ。。。」
そうではないらしい。

「ご兄弟(妹)仲がいいですね。実家の裏の大木が倒れたとか、家の取り壊しの画像とかを妹さんが送って来るんでしょ」
「他でも仲いいですねって言われます」
私は姉妹がいないので。いたらもうちょっと女性への言葉遣いも学んだろうけど。

さすがに安中市内の飲食店についての情報はお詳しい。
104、知味飯店、あってりめん、百百や百、他。。。




安中市の旧道沿いにソソる飲み屋がないこともないが、ショウさんの居住地と旧道沿いは碓氷川が流れていて渡る橋が少ない。旧道沿いまで来るのに徒歩30分かかるので、わざわざ歩いて来るくらいなら電車に乗って高崎まで来た方がバリエーションに富んでいるから?


永井商店を心配されてた。
「10:30くらいに行ったら電気が消えてたんです」
「でもあの風呂敷みてぇな暖簾は出てたんでしょ?」
「ええ。で、お婆さんが奥から出て来られて、プチッと点けたんですが。とうとう消灯するようになったかと・・・」
「行くまでに、大丈夫かな、営ってるよな、閉めたりしてないよなって気もそぞろ。で、10月にも行ったんだけど、何だか気持ち味が薄くなったような。店の人が年とると味が薄くなるのかなぁ」
「○っぽくなりました」
「ああそうかも。漬物の方が味が強くない?」
「あの漬物でご飯食べたらススムだろうなぁ」
「だけどご飯が出たの見たことないけど・・・」

ショウさんは時折、東京での私のテリトリー港区にも来られるけど、週末は閉まっている店が殆ど。
「よくUPされるお店は土曜は営ってないんですよね」
「営ってないです。小さい路地(烏森神社付近)の店は安くないですよ。結構いい値段します」

2軒めのBAR Asli
この界隈は、移転前のやたい屋、和心、大大坊、なかじゅう亭、移転して来たまる飛、他、飛び込みで入ったスナックが2軒。
このBARは初めて。もちろんあるのは知ってましたよ。店の外から見て青々した液晶TVが掲げてあるのが見えるので、BARでTV?まさかカラオケじゃねぇだろうなと誤解してこれまでご縁が無かったのです。
乾きもの、私の苦手なビスタチオが入ってないのがいい。あれって生爪剥しそうになるからね。
そして、謎の本、ならぬ小箱。
開けてはいけないパンドラの箱の扉を開けたらスナック菓子が入ってた。




洋画が流れている。音声はオフになっている。
「見たような俳優。。。」
「誰でしたっけ?」
「テッドの何とかウォールバーグさんじゃないかなぁ。最近、いろんなのに出て当たってるし」
トランスフォーマーの最新作で主役になりましたね。


神部BARみたいに肩が凝らず、うさぎCafeみたいにやたらとフレンドリーシップ(仲間内で盛り上がるところがある)でもない。女を口説くような店でもない。肩の力を抜いて寛げ、尚且つ本格的なBARだったよ。

飲み歩くテリトリーが似通っていた。
郊外の店も重なった。
ご実家がジャン本家の墳墓の地だった。
ショウさんは花を。私は草に埋もれたそこにあった何かを。
ショウさんご自身もかなり以前にウチの○○を利用されたことがある。
平成26年晩秋、初めて旅人の惑星に触れてから2年の歳月が経っていた。
2014-11-16 15:10
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ショート記事 [コラム雑記帳]


1冊目はAmazonで購入。
インタビュー形式なので、この人の世界を知らないと読んでも難しい。
読んで笑ってしまったのは、竜童さんの奥様、阿木燿子さんが詩を書いて旦那さん(竜童さん)に見せると、竜童さんはその詩の一行二行、例えば「身も心も」の、犬の遠吠え~ ひとしきり激しく~、これだけ見ただけですぐギターを手に取って曲を作り始めるんだと。
ところが阿木燿子さんは、
「どーしてアナタはそうおっちょこちょいですぐにギターを持つのっ」
アタシが作った詩を最後まで読んでよと。2番3番もあるんだから。
でも竜童さんは、「こっちにしてみれば早く曲を作らせてくださいよぉ」って。最後まで読む必要はないっていうことらしい。
私もジャン妻からあーだこーだ相談されて、愚痴なんかを聞いてると、
「どーしてアナタはアタシの言いたいことを最後まで聞かないでそうすぐに結論を出したがるっ」
難詰されるんだな。
でも最初の一行二行ってことはないですよ。
2冊目は東戸塚の東口、住吉書店で購入。
ウロウロ探しても見つからないので、発売予定の広告(Gスピリッツ)の広告頁を女性店員さんに見せて、
「こういうしょーもない本を探してるんだけど」
「ええっと、もう発売されてますね。しばらくお待ちください。在庫見てきますね」
書店の在庫が見れるシステムになってます。検索しにレジに戻りかけた途端、現物を発見しました。
「あったあった!!」
大声を上げてしまった私。
「ございましたか?」と店員さん。
「これこれ」
「ではレジでお願いします」
「うん。ありがと」
開店早々の午前10時の探し物でした。これだけで今日1日、上手くいきそうな気持ちになったもの。
東戸塚の書店はデカいけど親切でね。前にもいいトシしてくだらないマンガを探して貰ったことがある。
私は茗荷谷(丸ノ内線沿線)で一度、素顔の米良さん(カブキの本名)とすれ違ったことがあります。一般人よりは厚みのある体格だったが、それほど上背はなかった。
こういう世界の人は現役を引退してからがタイヘンらしい。米良さんは酒場を15年経営しています。
竜童さんは40周年。米良さん(カブキの本名)は50周年。ともに社会で未だ現役。
「アナタも65までは働くのよ」(ジャン妻)
「・・・」
「家のローン終わっても今と同じ金額入れて貰うからねっ」
「・・・」
2014-11-15 16:07
コメント(0)
プロパー [呟き独り言]
Yahoo知恵袋から。。。
プロパー社員とは何ですか?どういう仕事をする人たちですか?
プロパーとは英語のProperの事で、本来の~、とか、元々の~、といった意味に訳されます。
プロパー社員という表現の場合、出向社員や移籍社員と対比して、元々その会社に採用されて業務に付いている正社員を指して言う場合が多いようです。
しばらく疎遠だったが、長く在職している女性社員から私宛に連絡が来た。仮にT子としておく。
(前に掲載した肉ばっかり喰ってるT子とは別人です。)
「すみませぇん。退職することにしました」
「ぬわにぃ???」
「正社員に登用していただく時はお世話になりましたが。。。」
「理由は何だっ!!」
「会社がいろいろ変わって疲れました。それとやっぱ、お給料ですね・・・」
「・・・」
T子は私と10数年同じ会社の禄を食んでるが、正社員に登用されたのが近年で、それまではパートだった。時間給だったのです。
ただ、すぐ後述するように、勤務時間が正社員並だったのと、業務が正社員と同等だったので、プロパーと言っていいと思う。
T子は社員番号40番なのに入社順リストを見たら17番目になっていて、(この差の意味も後述します)、数年前から正社員への雇用形態変更を申請していた。
私もジャン妻ともうひとり、http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2014-10-26-1に登場した男性リーダーと3人で推挙していたのだが、それが叶ったのは私が上州に赴任している平成24年の夏だった。それまではかなり長いことパート社員に甘んじていたのである。
上州から戻ったら正社員になってケロッとしていた。
「お前、いつの間に。。。」
「その節はありがとうございました」
ぐらいの会話はしたね。ジャン妻も喜んだ。なのに僅か2年足らずですよ今回辞意が出たのは。
何処もそうだがウチの社にも幾つかの雇用形態があって、
①役員
②正社員
③パート社員
④契約社員
⑤嘱託
④と⑤は60歳以上の人は同じような形態である。(わが社もいずれ定年が伸びるらしい。)
T子は③のパート社員とはいえ殆ど正社員と同じ週40時間ベースだった。当然、保険は加入しています。
前にいたバカな上役はT子に限らず長く在職しているパート社員を正社員に登用するのを嫌った。賞与と退職金の負担が増えるからという理由です。このご時世、一般職だったら幾らでも求人があるからという狭い了見、考えだったのです。申請しても保留、却下の繰り返しだった。
T子が正社員になれなくて辞めるなら、T子より安い給与で新規雇用すりゃいいと思ったんだろう。でもそれってまたイチから求人して、採用したら教育しなきゃならない。
だったらT子が一度ウチを辞めて再び応募して来たら採用するんか?
「オカシイ・・・」
ジャン妻は長年憤ってた。
そのバカな上役、以前、私にこう言ったことがある。
「これ俺も読んだんだよね」

私は内心、お前は読んでこの程度かよとセセラ笑った。
(私は正直言いまして、この本は難しかった。)
私らが上州に赴任している間に社内で政変があってそのバカな上役は更迭された。新体制になって人員を雇用し易くなった。T子はいつの間にか正社員になったんです。私もジャン妻もヨロコんだ。
だけど辞めるんかい。
「お前なぁ。。。せっかく正社員になったのにさぁ」ってイヤミも言いたくなるところである。
会社って長く在職してるといろいろ変わるのはしょうがないが、T子はその変革に着いて来れなくなったらしい。他にも同じようにボヤく古参従業員が何人かいて、
「いろいろ変わってしまって・・・」
「昔はこんなにタイヘンじゃなかった」
「前はこんなめんどくさいことしなくてよかったのに・・・」
そりゃ長く在職してりゃ政治経済、景気、社を取り巻く環境、時代とともに変わっていくさ。いつまでも往時のままじゃない。
でも長くいる社員は変革に付いて行くのが大変らしいんだな。私はボヤく従業員に、「長くいる従業員ほどキツいんだぞ」って言ってます。だって近年に新しく入って来る社員は、T子よりもっともっと安い初任給で、T子がボヤくところの、変わってしまった部分や、増えた業務、これらを最初っからアタリマエのようにやらなきゃならないわけだからね。
私の前に座ってる総務女性(以前は私と不仲だったが最近はそうでもなくなってきた)もT子が辞めるのを気にしている。
「T子さん辞めるんですよね」
「そう」
「もったいないですよね」
「まったくだよ。。。」
「会って話しないんですか?」
「・・・」
私の前にいる女性は自分も相応の年齢になってきたので、そういう意味で他人事とは思えないらしい。
そりゃもったいないさ。ジャン妻も、「会って慰留しないの?」と言うが、私が会う前に上層部に辞表出して受理されちゃったのだよ。
「社員数増えたから、1人くらい辞めても上は何とも感じないんでしょうね」
それはある。
「今、ウチって何人いるんだ?」
「ウチの会社、従業員数が〇〇〇人超えました」
「!!!」
そうか。T子は1/〇〇〇でしかないんだな。。。
「〇〇〇人超えたからもう給与計算や賞与や年調(年末調整)がタイヘンで。。。」
私が上州に行ってる間に増殖したようです。今年も増えた。自分は18年いるけど18年前は40人くらいしかいなかった。その頃からいる仲間は数人しかいない。うち1人は取締役になっている。
今では私の知ってるカオより知らないカオ、未だ見ぬカオの方が遥かに増えた。
〇〇〇人いるからって社員番号が1番1番通しではない。
Excelデータの従業印リストを見たら年齢経験地位に関係なく、ウチの社に入社した(所属になった、吸収された)順になっていて、〇〇〇人=社員番号の〇〇〇番ではない。途中はた~くさん歯抜けになっている。
私?
私ですか?
よくぞ聞いてくれました。(誰も聞いてないって?)不肖、私如きは今は入社3番めに名前があった。社員コードが9番で一桁なんですよ。私より先、1番めと2番めは週1日勤務のパートさんなんです。だから私は3番めでありながら正社員では一桁TOPになってしまった。
別にエラかないけど〇〇〇・・・3桁の中で3番めでTOPだから凄いでしょ。![[手(チョキ)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/87.gif)
私の車番が9番で、私の前に入社した現職のパートさん2人いるってことは、9-3=6、間に6人辞めたことになるね。
今回辞意を表明したT子は社員コードが40番で入社順が17番めだから、T子の前にいた従業員は40-17=23人退職している単純計算になる。
ジャン妻は21番めで社員コードがが54番。彼女の前にいた従業員は54-21=33人退職していることになる。T子が辞めたら1増えて34人になる。
〇〇〇番目の社員の社員コードは〇〇〇に360をプラスした数字だった。360人途中で辞めて歯抜けになっているというワケです。
群馬の連中は下の方にあった。これからも増え続け、いずれは4桁いくだろう。
私は前にいるその総務の女性に聞いてみた。
「俺って今辞めたら退職金幾らくらいなんだ?」
「知りたいですか?」
すぐ返事が来た。
「〇〇さん(私のこと)はプロパー社員ではダントツですよ。〇〇〇です。」
「〇〇〇って、千円単位じゃねぇだろうな」
「まさか。。。(笑)」
〇〇〇の金額はまぁそんなもんかという数字であった。私はプロパー社員ダントツという部分で一瞬自己満足してしまった。
でもここまで長かったよ。その間、私は辞めていったヤツらを数えきれないほど見送ったが、今は会社に体力が付いたし求人力も強化された。そういう意味ではいい会社・・・とは言わないが強い会社になった。
でも数が増えた分、個々に密な対応はできなくなっている。情は薄くなった。やはり2桁と3桁では違うんですね。
増えたとはいえ現在でも退職者は少なくないが、社員数が増えたので退職者が目立たなくなった。T子が辞めるのを驚き騒ぎ残念がってるのは私とジャン妻ぐらい。
そういう私でも旧くからいるスタッフが辞めるとガッカリするが、昨日今日入したヤツがすぐ辞めてもあまり気にならなくなった。政治と一緒で数は力だが、数が増えると反面、こういう感情になるのかも知れない。
前に上役に言われた。
「〇〇さん(私のことね)が群馬で個々に従業員に対応して誰も辞めなかったのは知っています。でもこっちはその間もっと人数が増えて個々の対応は希薄になっていくでしょう。それでいいのか?という思いはありますがそれは仕方のないことなんですよ」
私は長くいるだけそういう風潮に耐えなくてはならないのか。。。
T子本人にイヤミを言いました。
「てめぇを正社員に推挙する時はタイヘンだったんだぞっ!!」
「ハイ。わかってますけど。すみません。。。」
「次は何の職だ?居酒屋か?」
「違いますよぉ。居酒屋はここに入る前の職で。。。」
「さてはガッツリ系の牛丼屋だろ?ああいう世界はキツイぞ」
「な、なんでそうなるんですかっ。同じ職業ですっ」
「なにっ、ウチと同じ職業となっ?」
「ハイ」
やはり金で転んだな?
「転職して給料は上がるんかい?」
「上がります。上がるんです。。。」
「そうか・・・。それなら仕方がないな。」
お金の話をされたらもう何も言えない。金銭感覚と価値観は人それぞれだからね。月に100万貰ってるヤツがいて、周囲がそれで充分じゃんと思っても、本人が、いや、200万必要ですって言われたら何もいえないでしょう。
転職することで年収が上がってHappyになるなら。。。
私はT子を見送った。2014年、晩秋。。。
プロパー社員とは何ですか?どういう仕事をする人たちですか?
プロパーとは英語のProperの事で、本来の~、とか、元々の~、といった意味に訳されます。
プロパー社員という表現の場合、出向社員や移籍社員と対比して、元々その会社に採用されて業務に付いている正社員を指して言う場合が多いようです。
しばらく疎遠だったが、長く在職している女性社員から私宛に連絡が来た。仮にT子としておく。
(前に掲載した肉ばっかり喰ってるT子とは別人です。)
「すみませぇん。退職することにしました」
「ぬわにぃ???」
「正社員に登用していただく時はお世話になりましたが。。。」
「理由は何だっ!!」
「会社がいろいろ変わって疲れました。それとやっぱ、お給料ですね・・・」
「・・・」
T子は私と10数年同じ会社の禄を食んでるが、正社員に登用されたのが近年で、それまではパートだった。時間給だったのです。
ただ、すぐ後述するように、勤務時間が正社員並だったのと、業務が正社員と同等だったので、プロパーと言っていいと思う。
T子は社員番号40番なのに入社順リストを見たら17番目になっていて、(この差の意味も後述します)、数年前から正社員への雇用形態変更を申請していた。
私もジャン妻ともうひとり、http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2014-10-26-1に登場した男性リーダーと3人で推挙していたのだが、それが叶ったのは私が上州に赴任している平成24年の夏だった。それまではかなり長いことパート社員に甘んじていたのである。
上州から戻ったら正社員になってケロッとしていた。
「お前、いつの間に。。。」
「その節はありがとうございました」
ぐらいの会話はしたね。ジャン妻も喜んだ。なのに僅か2年足らずですよ今回辞意が出たのは。
何処もそうだがウチの社にも幾つかの雇用形態があって、
①役員
②正社員
③パート社員
④契約社員
⑤嘱託
④と⑤は60歳以上の人は同じような形態である。(わが社もいずれ定年が伸びるらしい。)
T子は③のパート社員とはいえ殆ど正社員と同じ週40時間ベースだった。当然、保険は加入しています。
前にいたバカな上役はT子に限らず長く在職しているパート社員を正社員に登用するのを嫌った。賞与と退職金の負担が増えるからという理由です。このご時世、一般職だったら幾らでも求人があるからという狭い了見、考えだったのです。申請しても保留、却下の繰り返しだった。
T子が正社員になれなくて辞めるなら、T子より安い給与で新規雇用すりゃいいと思ったんだろう。でもそれってまたイチから求人して、採用したら教育しなきゃならない。
だったらT子が一度ウチを辞めて再び応募して来たら採用するんか?
「オカシイ・・・」
ジャン妻は長年憤ってた。
そのバカな上役、以前、私にこう言ったことがある。
「これ俺も読んだんだよね」

私は内心、お前は読んでこの程度かよとセセラ笑った。
(私は正直言いまして、この本は難しかった。)
私らが上州に赴任している間に社内で政変があってそのバカな上役は更迭された。新体制になって人員を雇用し易くなった。T子はいつの間にか正社員になったんです。私もジャン妻もヨロコんだ。
だけど辞めるんかい。
「お前なぁ。。。せっかく正社員になったのにさぁ」ってイヤミも言いたくなるところである。
会社って長く在職してるといろいろ変わるのはしょうがないが、T子はその変革に着いて来れなくなったらしい。他にも同じようにボヤく古参従業員が何人かいて、
「いろいろ変わってしまって・・・」
「昔はこんなにタイヘンじゃなかった」
「前はこんなめんどくさいことしなくてよかったのに・・・」
そりゃ長く在職してりゃ政治経済、景気、社を取り巻く環境、時代とともに変わっていくさ。いつまでも往時のままじゃない。
でも長くいる社員は変革に付いて行くのが大変らしいんだな。私はボヤく従業員に、「長くいる従業員ほどキツいんだぞ」って言ってます。だって近年に新しく入って来る社員は、T子よりもっともっと安い初任給で、T子がボヤくところの、変わってしまった部分や、増えた業務、これらを最初っからアタリマエのようにやらなきゃならないわけだからね。
私の前に座ってる総務女性(以前は私と不仲だったが最近はそうでもなくなってきた)もT子が辞めるのを気にしている。
「T子さん辞めるんですよね」
「そう」
「もったいないですよね」
「まったくだよ。。。」
「会って話しないんですか?」
「・・・」
私の前にいる女性は自分も相応の年齢になってきたので、そういう意味で他人事とは思えないらしい。
そりゃもったいないさ。ジャン妻も、「会って慰留しないの?」と言うが、私が会う前に上層部に辞表出して受理されちゃったのだよ。
「社員数増えたから、1人くらい辞めても上は何とも感じないんでしょうね」
それはある。
「今、ウチって何人いるんだ?」
「ウチの会社、従業員数が〇〇〇人超えました」
「!!!」
そうか。T子は1/〇〇〇でしかないんだな。。。
「〇〇〇人超えたからもう給与計算や賞与や年調(年末調整)がタイヘンで。。。」
私が上州に行ってる間に増殖したようです。今年も増えた。自分は18年いるけど18年前は40人くらいしかいなかった。その頃からいる仲間は数人しかいない。うち1人は取締役になっている。
今では私の知ってるカオより知らないカオ、未だ見ぬカオの方が遥かに増えた。
〇〇〇人いるからって社員番号が1番1番通しではない。
Excelデータの従業印リストを見たら年齢経験地位に関係なく、ウチの社に入社した(所属になった、吸収された)順になっていて、〇〇〇人=社員番号の〇〇〇番ではない。途中はた~くさん歯抜けになっている。
私?
私ですか?
よくぞ聞いてくれました。(誰も聞いてないって?)不肖、私如きは今は入社3番めに名前があった。社員コードが9番で一桁なんですよ。私より先、1番めと2番めは週1日勤務のパートさんなんです。だから私は3番めでありながら正社員では一桁TOPになってしまった。
別にエラかないけど〇〇〇・・・3桁の中で3番めでTOPだから凄いでしょ。
![[手(チョキ)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/87.gif)
私の車番が9番で、私の前に入社した現職のパートさん2人いるってことは、9-3=6、間に6人辞めたことになるね。
今回辞意を表明したT子は社員コードが40番で入社順が17番めだから、T子の前にいた従業員は40-17=23人退職している単純計算になる。
ジャン妻は21番めで社員コードがが54番。彼女の前にいた従業員は54-21=33人退職していることになる。T子が辞めたら1増えて34人になる。
〇〇〇番目の社員の社員コードは〇〇〇に360をプラスした数字だった。360人途中で辞めて歯抜けになっているというワケです。
群馬の連中は下の方にあった。これからも増え続け、いずれは4桁いくだろう。
私は前にいるその総務の女性に聞いてみた。
「俺って今辞めたら退職金幾らくらいなんだ?」
「知りたいですか?」
すぐ返事が来た。
「〇〇さん(私のこと)はプロパー社員ではダントツですよ。〇〇〇です。」
「〇〇〇って、千円単位じゃねぇだろうな」
「まさか。。。(笑)」
〇〇〇の金額はまぁそんなもんかという数字であった。私はプロパー社員ダントツという部分で一瞬自己満足してしまった。
でもここまで長かったよ。その間、私は辞めていったヤツらを数えきれないほど見送ったが、今は会社に体力が付いたし求人力も強化された。そういう意味ではいい会社・・・とは言わないが強い会社になった。
でも数が増えた分、個々に密な対応はできなくなっている。情は薄くなった。やはり2桁と3桁では違うんですね。
増えたとはいえ現在でも退職者は少なくないが、社員数が増えたので退職者が目立たなくなった。T子が辞めるのを驚き騒ぎ残念がってるのは私とジャン妻ぐらい。
そういう私でも旧くからいるスタッフが辞めるとガッカリするが、昨日今日入したヤツがすぐ辞めてもあまり気にならなくなった。政治と一緒で数は力だが、数が増えると反面、こういう感情になるのかも知れない。
前に上役に言われた。
「〇〇さん(私のことね)が群馬で個々に従業員に対応して誰も辞めなかったのは知っています。でもこっちはその間もっと人数が増えて個々の対応は希薄になっていくでしょう。それでいいのか?という思いはありますがそれは仕方のないことなんですよ」
私は長くいるだけそういう風潮に耐えなくてはならないのか。。。
T子本人にイヤミを言いました。
「てめぇを正社員に推挙する時はタイヘンだったんだぞっ!!」
「ハイ。わかってますけど。すみません。。。」
「次は何の職だ?居酒屋か?」
「違いますよぉ。居酒屋はここに入る前の職で。。。」
「さてはガッツリ系の牛丼屋だろ?ああいう世界はキツイぞ」
「な、なんでそうなるんですかっ。同じ職業ですっ」
「なにっ、ウチと同じ職業となっ?」
「ハイ」
やはり金で転んだな?
「転職して給料は上がるんかい?」
「上がります。上がるんです。。。」
「そうか・・・。それなら仕方がないな。」
お金の話をされたらもう何も言えない。金銭感覚と価値観は人それぞれだからね。月に100万貰ってるヤツがいて、周囲がそれで充分じゃんと思っても、本人が、いや、200万必要ですって言われたら何もいえないでしょう。
転職することで年収が上がってHappyになるなら。。。
私はT子を見送った。2014年、晩秋。。。

2014-11-14 08:23
コメント(4)
シエスタ [コラム雑記帳]
休日に自室のデスクPCの前で座ったまま、ガクンとうなだれて仮眠してしまうことがよくある。
大抵は30分も寝ないで15分か20分で目覚める。その僅かな仮眠時間でもしっかり夢を見ているのです。夢の中には女性社員が出て来ることが多い。(別にヘンな夢ではありません。)
「静かだと思ったら寝てた」(ジャン妻)
「どれくらい寝てた?」
「20分くらい」
「・・・」
適度な仮眠時間です。首が痛い。
私はこのトシになって朝が妙に早くなった。5時半とかに目覚める。二度寝したら寝坊しかねないのでそのまんま起きている場合が多い。
起きてTVを点けて、天気予報、電車が止まったりしてないか、何か重大事件が起きて無いか、昨夜セットしたVTRが撮れてるか確認して、その後で自室のPCの電源を入れてTVのニュースを確認して、合間にWC行ったりする。
結構忙しいのよ!!
それでも未だ100%脳が稼働していないので、この時間帯にBlog記事を校正すると、後で見たらゴージダツジが少なくない。
でも朝だけです強いのは。午後に眠くなる。昼メシ喰ったら眠くなる。私でなくたって眠くなるだろう。

ここまでフレッシュではありませんが。。。
休日でもあまり長く昼寝しませんね。
船山温泉でも蕎麦宿でも伊豆高原でもいいとこ30分程度しか昼寝しない。1時間以上は寝過ぎだと思うの。いいとこ30分未満。
「いいねぇアナタは。勤務中に寝れてさぁ・・・」(ジャン妻)
これは誤解を招きそうなので訂正が必要だな。私が寝るのは公用外出の移動途中です。電車の中で寝るの。
ジャン妻は内勤なので寝るわけにはいかない。昼休憩時間帯に仮眠しても構わないがウチの社は11:30~昼休憩が各自バラバラで、傍らで業務に勤しんでるヤツもいるからちょっと寝にくいのだ。
私は予約制の小会議室が空いてればそこでガクンと首を垂れて仮眠したりしてたが、最近は本社の人員が増えたので打ち合わせを頻繁にするのでそこは使い難くなった。だから移動の車中で寝る。
タイトルのシエスタについて。
スペインや、植民地だったアルゼンチン首都ブエノスアイレスの長い昼休憩習慣のこと。
シエスタは午後1時~4時と長いので、こうなると仮眠というよりも午睡、昼寝といっていい。海外旅行者が午後3時ぐらいに外出しても、どこも閉まっていて戸惑うとか。
もっともその分、夕食時間も遅く就寝時間も遅い。シエスタをしたからって1日のTotal睡眠時間が他の国民より長いわけではないのです。
でもこういう習慣はそう簡単に撤廃できないようである。シエスタとは呼ばないが、坂の上の雲で遥々日本海にやってきた旧ロシア帝国バルチック艦隊は、運命の開戦前の昼になっても乗務員が海軍の伝統?たる午睡を取っていた艦船があったというから驚く。1時間後には血みどろの戦闘に突入し死傷者が大多数出るのだが、こうなるともう伝統というものであろうか。
日本で昼メシ喰って寝てしまうのはお相撲さんの世界だが、社員にシエスタをさせる会社があるそうですよ。
神戸市のN社はその決められた時間・・・おそらく午後1時で食後だと思いますが、その時間になるとチャイムが鳴ったと同時にOfficeが消灯され、内勤社員はアイマスクを着用して仮眠するそうです。
ベッドや長椅子ではなく、自分のデスクに突っ伏したり椅子にもたれたりして仮眠する。これは労働基準法に定められた昼休み時間帯ではなく勤務時間帯で、原則全員参加だというから驚く。
その間15分です。えっ?足りないって?もうちょっと寝たいって?これは社員の足りない睡眠時間を補う為ではなく、目覚めてから午後の作業効率や生産性を上げるのが目的。
以前から社長が仮眠してたのを見て人事部長か総務部長が「制度化しましょうよ」と提案したら、寝てた当人、社長がOKしたという。
「それって何の会社?」(ジャン妻)
「IT産業らしい」
「だったら電話は鳴らないのかな?」
それはわからない。交代制で電話番くらいいるかも知れない。私はこれでも神経質なので、制度化されて、「寝ろ」と言われてもすぐには寝れないかも知れない。
その神戸のN社は15分だが、スペイン並に3時間のシエスタを導入した信じられない会社が大阪のH社。
そんなに寝て仕事に支障は出ないのか、夜に寝れないのではないかと思いたくなるそのH社の業務スタートは9時で、午後1時にシエスタに入り、その間は外部からの電話は、「当社はただいま、シエスタ中です。ご連絡は午後4時以降にお願いします」というアナウンスが流れるという。
業務はやはりITコンサルタントらしい。
3時間休憩後の午後4時から再び業務がスタートして定時は午後8時。なので1日の就労時間は労基にのっとっている。ただ無理に寝なくてもいいらしいんだな。夜に用事のある社員はシエスタを使わなくてもいいとか。要は異様に長い昼休憩時間を導入したフレックスタイム制度なんですな。
関東でも、東京神奈川千葉に展開する住宅リフォームO社や、東京渋谷を拠点とするインターネットグループ、G社が導入しているそうです。
画期的だとは思うが、まだまだ仕事中毒が美徳とされる企業社会ですから異質、異色ですね。
私は3時間も休憩してしまったら仕事の気が抜けてしまうからせめて移動電車内で寝る程度です。確かに僅かでも寝るとスッキリするし、効率が上がるような気はしたね。

でも厚生労働省も短時間の昼寝が作業能率の改善に効果的と指摘してるそうですよ。
実に11年振りの改訂だそうだが、平成26年3月、厚生労働省健康局「健康づくりのための睡眠指針2014」の第8条、ガイドライン11頁にこうある。
勤労世代の疲労回復、能率アップに毎日十分な睡眠を。日中の眠気が睡眠不足のサイン。睡眠不足は結果的に仕事の能率を低下させる。睡眠不足が蓄積すると回復に時間がかかる。。。の後で、
午後の短い昼寝で眠気をやり過ごし能率改善。
(途中略)・・・仕事や生活上の都合で夜間に必要な睡眠時間を確保できなかった場合、午後の眠気による仕事の問題を改善するのに昼寝が役に立ちます。午後の早い時刻に30分以内の短い昼寝をすることが眠気による作業能率の改善に効果的です・・・(略)
午後3時前の20~30分がBETTERで、夕方以降の昼寝や長い昼寝は夜の睡眠に悪影響を及ぼすとか。
30分以下の昼寝は脳疾患予防にもいいとか。
私はメトロに乗車して仮眠することが多いです。地下鉄で社窓が暗いからでしょう。
東西線の快速に乗車すると西船橋で寝てしまい、各駅になる東陽町で目覚めたりします。電車のリズムが変わるタイミングで目覚める。
副都心線だと渋谷を出たら眠り、小竹向原で目覚めます。乗り換え駅ですから。でも目覚めて、自分が乗ってる電車が西武直通?東武直通?すぐに覚醒できず、そのままひと駅乗り過ごしたことがある。
自分でもちょっとわからないのが、銀座線で眠れても丸ノ内線では眠れないんですよ。丸ノ内線は四ツ谷駅で地上に出たりするので、銀座線ほど暗くないからだろうか?車内の雰囲気も明るいですからね。
小田急線なんかだと、各駅なんかに乗ると寝ちゃいますね。先日も町田駅で下車する筈が相模大野駅を過ぎてしまい、目が覚めたのが南林間駅だった。爆睡ですね。
寝るつもりが無くても、そろそろ降りなきゃならない駅だな、と思うとそこで睡魔が襲って来たりする。ひと駅くらいの乗り過ごしはザラ。
最近は乗り過ごしても気にしなくなった。

上州の社員、ヤンキー娘が長テーブルで爆睡してやがる。
私に東京〇〇〇を「食べなよ」と俺の鼻っツラに付きつけてきたり、「群馬が好きなら会社にそう言いなよっ」ってタメ口を利く困った子。
もちろん昼休憩中です。この子は朝6時に起きて、起きたままのカッコで上に仕事着を着て誰よりも早く出勤する。
「よくそんなに早く起きれるな?」
「アタシ、低血圧なんです」
それはちょっと違うのではないかと思うけど、朝が早いだけに昼休憩時は必ず爆睡していますね。
この子を心良く思ってない子もいて、そういう子は休憩室から外に出て、青空駐車場に停めてある自分のくるまの座席シートを倒して寝てたりする。
諸般の事情でこの現場の昼休憩時間は1時間以上あるんですよ。その代わり、定時は午後7時かそれ以降。
でもこの子は作業効率向上の為に寝てるんではありません。
単に朝が早くて眠いだけ。
俺と一緒かよ?
大抵は30分も寝ないで15分か20分で目覚める。その僅かな仮眠時間でもしっかり夢を見ているのです。夢の中には女性社員が出て来ることが多い。(別にヘンな夢ではありません。)
「静かだと思ったら寝てた」(ジャン妻)
「どれくらい寝てた?」
「20分くらい」
「・・・」
適度な仮眠時間です。首が痛い。
私はこのトシになって朝が妙に早くなった。5時半とかに目覚める。二度寝したら寝坊しかねないのでそのまんま起きている場合が多い。
起きてTVを点けて、天気予報、電車が止まったりしてないか、何か重大事件が起きて無いか、昨夜セットしたVTRが撮れてるか確認して、その後で自室のPCの電源を入れてTVのニュースを確認して、合間にWC行ったりする。
結構忙しいのよ!!
それでも未だ100%脳が稼働していないので、この時間帯にBlog記事を校正すると、後で見たらゴージダツジが少なくない。
でも朝だけです強いのは。午後に眠くなる。昼メシ喰ったら眠くなる。私でなくたって眠くなるだろう。

ここまでフレッシュではありませんが。。。
休日でもあまり長く昼寝しませんね。
船山温泉でも蕎麦宿でも伊豆高原でもいいとこ30分程度しか昼寝しない。1時間以上は寝過ぎだと思うの。いいとこ30分未満。
「いいねぇアナタは。勤務中に寝れてさぁ・・・」(ジャン妻)
これは誤解を招きそうなので訂正が必要だな。私が寝るのは公用外出の移動途中です。電車の中で寝るの。
ジャン妻は内勤なので寝るわけにはいかない。昼休憩時間帯に仮眠しても構わないがウチの社は11:30~昼休憩が各自バラバラで、傍らで業務に勤しんでるヤツもいるからちょっと寝にくいのだ。
私は予約制の小会議室が空いてればそこでガクンと首を垂れて仮眠したりしてたが、最近は本社の人員が増えたので打ち合わせを頻繁にするのでそこは使い難くなった。だから移動の車中で寝る。
タイトルのシエスタについて。
スペインや、植民地だったアルゼンチン首都ブエノスアイレスの長い昼休憩習慣のこと。
シエスタは午後1時~4時と長いので、こうなると仮眠というよりも午睡、昼寝といっていい。海外旅行者が午後3時ぐらいに外出しても、どこも閉まっていて戸惑うとか。
もっともその分、夕食時間も遅く就寝時間も遅い。シエスタをしたからって1日のTotal睡眠時間が他の国民より長いわけではないのです。
でもこういう習慣はそう簡単に撤廃できないようである。シエスタとは呼ばないが、坂の上の雲で遥々日本海にやってきた旧ロシア帝国バルチック艦隊は、運命の開戦前の昼になっても乗務員が海軍の伝統?たる午睡を取っていた艦船があったというから驚く。1時間後には血みどろの戦闘に突入し死傷者が大多数出るのだが、こうなるともう伝統というものであろうか。
日本で昼メシ喰って寝てしまうのはお相撲さんの世界だが、社員にシエスタをさせる会社があるそうですよ。
神戸市のN社はその決められた時間・・・おそらく午後1時で食後だと思いますが、その時間になるとチャイムが鳴ったと同時にOfficeが消灯され、内勤社員はアイマスクを着用して仮眠するそうです。
ベッドや長椅子ではなく、自分のデスクに突っ伏したり椅子にもたれたりして仮眠する。これは労働基準法に定められた昼休み時間帯ではなく勤務時間帯で、原則全員参加だというから驚く。
その間15分です。えっ?足りないって?もうちょっと寝たいって?これは社員の足りない睡眠時間を補う為ではなく、目覚めてから午後の作業効率や生産性を上げるのが目的。
以前から社長が仮眠してたのを見て人事部長か総務部長が「制度化しましょうよ」と提案したら、寝てた当人、社長がOKしたという。
「それって何の会社?」(ジャン妻)
「IT産業らしい」
「だったら電話は鳴らないのかな?」
それはわからない。交代制で電話番くらいいるかも知れない。私はこれでも神経質なので、制度化されて、「寝ろ」と言われてもすぐには寝れないかも知れない。
その神戸のN社は15分だが、スペイン並に3時間のシエスタを導入した信じられない会社が大阪のH社。
そんなに寝て仕事に支障は出ないのか、夜に寝れないのではないかと思いたくなるそのH社の業務スタートは9時で、午後1時にシエスタに入り、その間は外部からの電話は、「当社はただいま、シエスタ中です。ご連絡は午後4時以降にお願いします」というアナウンスが流れるという。
業務はやはりITコンサルタントらしい。
3時間休憩後の午後4時から再び業務がスタートして定時は午後8時。なので1日の就労時間は労基にのっとっている。ただ無理に寝なくてもいいらしいんだな。夜に用事のある社員はシエスタを使わなくてもいいとか。要は異様に長い昼休憩時間を導入したフレックスタイム制度なんですな。
関東でも、東京神奈川千葉に展開する住宅リフォームO社や、東京渋谷を拠点とするインターネットグループ、G社が導入しているそうです。
画期的だとは思うが、まだまだ仕事中毒が美徳とされる企業社会ですから異質、異色ですね。
私は3時間も休憩してしまったら仕事の気が抜けてしまうからせめて移動電車内で寝る程度です。確かに僅かでも寝るとスッキリするし、効率が上がるような気はしたね。

でも厚生労働省も短時間の昼寝が作業能率の改善に効果的と指摘してるそうですよ。
実に11年振りの改訂だそうだが、平成26年3月、厚生労働省健康局「健康づくりのための睡眠指針2014」の第8条、ガイドライン11頁にこうある。
勤労世代の疲労回復、能率アップに毎日十分な睡眠を。日中の眠気が睡眠不足のサイン。睡眠不足は結果的に仕事の能率を低下させる。睡眠不足が蓄積すると回復に時間がかかる。。。の後で、
午後の短い昼寝で眠気をやり過ごし能率改善。
(途中略)・・・仕事や生活上の都合で夜間に必要な睡眠時間を確保できなかった場合、午後の眠気による仕事の問題を改善するのに昼寝が役に立ちます。午後の早い時刻に30分以内の短い昼寝をすることが眠気による作業能率の改善に効果的です・・・(略)
午後3時前の20~30分がBETTERで、夕方以降の昼寝や長い昼寝は夜の睡眠に悪影響を及ぼすとか。
30分以下の昼寝は脳疾患予防にもいいとか。
私はメトロに乗車して仮眠することが多いです。地下鉄で社窓が暗いからでしょう。
東西線の快速に乗車すると西船橋で寝てしまい、各駅になる東陽町で目覚めたりします。電車のリズムが変わるタイミングで目覚める。
副都心線だと渋谷を出たら眠り、小竹向原で目覚めます。乗り換え駅ですから。でも目覚めて、自分が乗ってる電車が西武直通?東武直通?すぐに覚醒できず、そのままひと駅乗り過ごしたことがある。
自分でもちょっとわからないのが、銀座線で眠れても丸ノ内線では眠れないんですよ。丸ノ内線は四ツ谷駅で地上に出たりするので、銀座線ほど暗くないからだろうか?車内の雰囲気も明るいですからね。
小田急線なんかだと、各駅なんかに乗ると寝ちゃいますね。先日も町田駅で下車する筈が相模大野駅を過ぎてしまい、目が覚めたのが南林間駅だった。爆睡ですね。
寝るつもりが無くても、そろそろ降りなきゃならない駅だな、と思うとそこで睡魔が襲って来たりする。ひと駅くらいの乗り過ごしはザラ。
最近は乗り過ごしても気にしなくなった。

上州の社員、ヤンキー娘が長テーブルで爆睡してやがる。
私に東京〇〇〇を「食べなよ」と俺の鼻っツラに付きつけてきたり、「群馬が好きなら会社にそう言いなよっ」ってタメ口を利く困った子。
もちろん昼休憩中です。この子は朝6時に起きて、起きたままのカッコで上に仕事着を着て誰よりも早く出勤する。
「よくそんなに早く起きれるな?」
「アタシ、低血圧なんです」
それはちょっと違うのではないかと思うけど、朝が早いだけに昼休憩時は必ず爆睡していますね。
この子を心良く思ってない子もいて、そういう子は休憩室から外に出て、青空駐車場に停めてある自分のくるまの座席シートを倒して寝てたりする。
諸般の事情でこの現場の昼休憩時間は1時間以上あるんですよ。その代わり、定時は午後7時かそれ以降。
でもこの子は作業効率向上の為に寝てるんではありません。
単に朝が早くて眠いだけ。
俺と一緒かよ?
2014-11-13 07:50
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デリバリー [人間ドラマ]
群馬に赴任する前、週1日販売部門で某店舗勤務だった私は、今年もその店舗の半期決算前営業最終日の棚卸に応援要員に呼ばれました。
呼ばれる前にちょっとモメたの。その現場の責任者が言うには、
「〇〇さん(私のこと)を貸して下さいってお願いしたんですけど、何故か伊東さんがOK出さないんですよ」
伊東とは現場統括部門の統括者。伊東甲子太郎(仮称)といいます。そヤツは管理部門に廻った私を古巣に戻したくないようなのだ。
結局はギリギリになって人が足りなくなり私に依頼が来たのだが。。。
「伊東さんは〇〇さんを現場に戻したくないみたいですね」
「俺がいるとやり難いからだろう」
「そうなんですかね?」
私はせせら笑った。
「男の嫉妬だよ」
それを聞いたジャン妻は、「それも確かにあるけど、そうやって伊東さんの足を引っ張らないの。彼はアナタに頼らず自分とこの部署だけで完結させたいんだから」と援護する。
「お前は俺と伊東のどっちの味方なんだ?」
「・・・」
答えが返ってこなかった。
どうも目に見えない何かが私の行く手を阻んでいるように感じる。まぁ結局はOKが出たんですが、行ってみたらかつて私がいた現場は群馬に行く前とメンバーがかなり変わった。
船山史家の呟きⅠでよく登場した肉ばっかり喰ってる女性、肉子さんと呼ばれていたT子は、30台半ばを過ぎて今はもうすっかりお局様。相棒の雪子が本社に抜擢されたので、ツンケンしながらひとりで頑張っている。
「仕事を長く続ける秘訣はいまどきの若い子と会話しないことだよ」な~んて豪語しているので、若い衆に畏怖されています。
天然ボケのYokoは退職した。
若手女性で他店の店長に抜擢されたのが3名、入れ替わりに入社、採用されたのが4名、殆ど私と初めて会う、会話するヤツらばかりだった。小僧や小娘ばかり。彼らは私を見て若干緊張気味である。
そうそう、私に山葵抜きの寿司を喰われた女性2人は今も現職です。
http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2011-04-10-2
棚卸は夜勤になるので社の経費で夜食が出るんです。上限は1000円。出前ですね。寿司やホカ弁とか。ピザなんかもOKです。
やっちゃいけないのは、店長がひとりひとりに1000円札を渡して、「好きなの買って来い」、「喰って来い」、これは倫理上マズいんだと。それだと現金、現ナマをあげちゃってるのと同じだからね。
コンビニでまとめ買いしたレシートなんかでもまぁ処理できないことはないけど、できれば同じ釜の飯を喰うように、一か所から取り寄せて皆で囲むのが望ましいのだ。
「〇〇さん(私のことね)お弁当どれか決めてよ」(T子)
メニューを渡された。
某ファミレスのデリバリーだった。
(またかよ。。。)
前述の過去記事では私が間違ってワサビの苦手な女性2人のワサビ抜きの寿司を喰らってしまって大ヒンシュクを買ったのだが、人のを喰っといて何ですが、ワビ抜きの寿司ってマズいですね。それから寿司に懲りたのか、ずーっと某ファミレスのデリバリーだそうです。
それ以外にCoCo壱やどっかの中華にしたことがあったが、CoCo壱のデリバリーを人数分取ったら控室が凄いニオイになった。
夜食で中華は飽きます。冷めると油が固まるんです。油っ濃いので女性陣からNGが入った。
ピザも最初のひと口はいいけど喰ってると飽きるそうです。それと配達圏外の問題もあるらしくオーダーがめんどくさいんだと。
甘い洋菓子、ケーキなんかでも悪くはないけど夜食の指針から逸脱してしまうし。
私の世代でよくあった蕎麦屋の出前とかは、今どきの子は見向きもしないね。
最近の子は偏食傾向にあるが、それやこれやで近年はもっぱら某ファミレスのデリバリーをネットで注文する。オーダーチョイスによってはホカ弁よりバランスが取れてはいるんです。
でもやはり肉が多いね。グリル系のハンバーグ、焼肉、チキンといったもの。肉よりエビフライの方が高いみたいですね。
会社で認められた上限が1000円というのもちょっと微妙でね。かつては消費税率5%だったのが今回は3%Upの8%でしょう。いずれ10%になったら内容も変わってくるだろうし、税率が上がった分だけ内容がショボくなるかも知れない。
「1000円をちょっと超えるだけでも豪勢になるんだけどねぇ」(T子)
T子はメニューを見ながらボヤいている。鶏の唐揚げにしようか、ハンバーグや生姜焼きも美味しそうだなって目移りするらしい。T子は肉ばっか喰っていたら社内健康診断で異常値が2つ検出され、30台半ばを過ぎてからようやくイヤイヤながらも野菜を少しは喰うようになった。
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2014-04-27-2
「1000円を超えた分、自腹じゃダメなのかな?」
「ねっ、でしょっ?でしょっ?1000円をちょっと超えたら途端に豪勢に見えるでしょっ?経理に聞いてみてくださいよぉ」
私は止せばいいのに経理に聞いてみたんだが超えた分の自腹はダメだって言われた。領収書に表示された金額を会社経費分と自己負担分で分けて処理できないんだと。
デリバリーが届いたら、誰かが先に封を切らないとなかなか片付かないので、真っ先にゲストの私が開封してガツガツ喰らう。まだ少しだけ温かい。

「ダメですよっ他の人の食べちゃっ」(T子)
「まだ言うかこの野郎、大丈夫だよっ」
「お弁当の蓋に名前が書いてありますもんね」
「そこまでするかよ。自分で注文した弁当くらい覚えてるだろうがよ」
「よくそう言いますね」
「俺が過去に間違えたのは・・・寿司なんて見た目はどれも同じじゃないか。ワサビ入ってる入ってないなんて見ただけでわかるもんかよ」
「でもワサビ抜きて書いてあったハズだよ」
「・・・」


「和風ハンバーグどうです?」(T子)
「まぁまぁだな」
T子は人が喰ってるのを見て、自分のより美味しそうだなと思う子なんです。
グリルは時間が経てば経つほど冷めて固くなるからね。私の後で食べた連中のチキングリルや生姜焼きは冷めて固くなってたとか。
「デミグラスソースじゃないんだ」
「和風がいいの。デミソースはお子様が喰うんだよ」
T子はチキングリルをライオンのようにムシャムシャかじりながら、時折付け合せの野菜をマズそうに口に運んでる。
「野菜喰ってんじゃんか」
「食べますよっ。もう若くないですから」
「そうかぁ。トテモ3〇歳には見えないぞ」
「アタシもそう言われて喜ぶ年齢になったんだよっ」
だんだんとタメ口になってくる。ヒネクレてないで、「アタシってそんなに若く見えるぅ?」って素直に喜べばいいのにさ。
「T子さんって、〇〇さん(私のこと)が面接したんですよね?」(別の男性)
「そうだよ。第一印象が良かったからさ。見た目可愛いかったので(過去形か?)即座に採用した。そん時は20台後半だったんじゃないか?」
「27か8だった・・・ネコ被ってたかも・・・」(モグモグ食べながら言うT子)
「もう10年近くいるんだから如何に俺に人を見る目があったかってことだよ」
この私の自画自賛自慢には誰も反応しなかったが、
「でも面接した時はこんなキツい性格だと思わなかったけどなっ」
これには反応が返って来て、T子はチキンを齧りながら目をひん剥いた。

私の隣に座って喰い出した小僧、昨年入った新人が私にナマ言うのは、
「〇〇さん(私のこと)って前に・・・ワサビ抜きを食べちゃったんですよね?」
私は箸を持つ手が止まった。
「何故お前がそんな話を知ってるっ?」
「いや、ゆ、有名ですよ・・・」
有名?
何が有名なんだ?世代が代わりつつあるのに誰が言い触らしてやがるんだ?
デリバリーをガッつくT子

後日に棚卸お疲れ会が都内某所で開催されメンバーは私を入れて4人、ウチ2人が女性でその2人はワサビ抜き事件の犠牲者。
写真はないです。被害者、ワサビが苦手な女性2人が刺身盛り合わせにワサビを浸けて喰っているじゃないか。
「ワサビ浸けるの?」
「あれから少しはつけるようになったのよ」
あれから。。。???
あれからってことは、やはり記憶から拭いきれないみたいだね。いいトシしていつまでも覚えてないでさ。
「もっと浸けようよ」と、ワサビの塊を刺身に載っけようとしたら、
「やぁめてぇっ!!」
絶叫が帰ってきた。
あの事件の時、T子(肉子)はニヤニヤしながら、
「あ~あ」![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
「・・・」
「食べちゃった」![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
「・・・」
「わさび抜き食べちゃった」![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
「・・・」
「言われるよ」![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
「・・・」
「年内言われるよ」![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
「・・・」
「次回の棚卸まで言われるよ」![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
「・・・」
「今年の忘年会まで言われるよ」![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
チクチク言われたが、2011年の事件ですよ。あれからもう3年経って伝説になっちゃったんですよ。
いつか時効になるんかいな。
呼ばれる前にちょっとモメたの。その現場の責任者が言うには、
「〇〇さん(私のこと)を貸して下さいってお願いしたんですけど、何故か伊東さんがOK出さないんですよ」
伊東とは現場統括部門の統括者。伊東甲子太郎(仮称)といいます。そヤツは管理部門に廻った私を古巣に戻したくないようなのだ。
結局はギリギリになって人が足りなくなり私に依頼が来たのだが。。。
「伊東さんは〇〇さんを現場に戻したくないみたいですね」
「俺がいるとやり難いからだろう」
「そうなんですかね?」
私はせせら笑った。
「男の嫉妬だよ」
それを聞いたジャン妻は、「それも確かにあるけど、そうやって伊東さんの足を引っ張らないの。彼はアナタに頼らず自分とこの部署だけで完結させたいんだから」と援護する。
「お前は俺と伊東のどっちの味方なんだ?」
「・・・」
答えが返ってこなかった。
どうも目に見えない何かが私の行く手を阻んでいるように感じる。まぁ結局はOKが出たんですが、行ってみたらかつて私がいた現場は群馬に行く前とメンバーがかなり変わった。
船山史家の呟きⅠでよく登場した肉ばっかり喰ってる女性、肉子さんと呼ばれていたT子は、30台半ばを過ぎて今はもうすっかりお局様。相棒の雪子が本社に抜擢されたので、ツンケンしながらひとりで頑張っている。
「仕事を長く続ける秘訣はいまどきの若い子と会話しないことだよ」な~んて豪語しているので、若い衆に畏怖されています。
天然ボケのYokoは退職した。
若手女性で他店の店長に抜擢されたのが3名、入れ替わりに入社、採用されたのが4名、殆ど私と初めて会う、会話するヤツらばかりだった。小僧や小娘ばかり。彼らは私を見て若干緊張気味である。
そうそう、私に山葵抜きの寿司を喰われた女性2人は今も現職です。
http://funayama-shika.blog.so-net.ne.jp/2011-04-10-2
棚卸は夜勤になるので社の経費で夜食が出るんです。上限は1000円。出前ですね。寿司やホカ弁とか。ピザなんかもOKです。
やっちゃいけないのは、店長がひとりひとりに1000円札を渡して、「好きなの買って来い」、「喰って来い」、これは倫理上マズいんだと。それだと現金、現ナマをあげちゃってるのと同じだからね。
コンビニでまとめ買いしたレシートなんかでもまぁ処理できないことはないけど、できれば同じ釜の飯を喰うように、一か所から取り寄せて皆で囲むのが望ましいのだ。
「〇〇さん(私のことね)お弁当どれか決めてよ」(T子)
メニューを渡された。
某ファミレスのデリバリーだった。
(またかよ。。。)
前述の過去記事では私が間違ってワサビの苦手な女性2人のワサビ抜きの寿司を喰らってしまって大ヒンシュクを買ったのだが、人のを喰っといて何ですが、ワビ抜きの寿司ってマズいですね。それから寿司に懲りたのか、ずーっと某ファミレスのデリバリーだそうです。
それ以外にCoCo壱やどっかの中華にしたことがあったが、CoCo壱のデリバリーを人数分取ったら控室が凄いニオイになった。
夜食で中華は飽きます。冷めると油が固まるんです。油っ濃いので女性陣からNGが入った。
ピザも最初のひと口はいいけど喰ってると飽きるそうです。それと配達圏外の問題もあるらしくオーダーがめんどくさいんだと。
甘い洋菓子、ケーキなんかでも悪くはないけど夜食の指針から逸脱してしまうし。
私の世代でよくあった蕎麦屋の出前とかは、今どきの子は見向きもしないね。
最近の子は偏食傾向にあるが、それやこれやで近年はもっぱら某ファミレスのデリバリーをネットで注文する。オーダーチョイスによってはホカ弁よりバランスが取れてはいるんです。
でもやはり肉が多いね。グリル系のハンバーグ、焼肉、チキンといったもの。肉よりエビフライの方が高いみたいですね。
会社で認められた上限が1000円というのもちょっと微妙でね。かつては消費税率5%だったのが今回は3%Upの8%でしょう。いずれ10%になったら内容も変わってくるだろうし、税率が上がった分だけ内容がショボくなるかも知れない。
「1000円をちょっと超えるだけでも豪勢になるんだけどねぇ」(T子)
T子はメニューを見ながらボヤいている。鶏の唐揚げにしようか、ハンバーグや生姜焼きも美味しそうだなって目移りするらしい。T子は肉ばっか喰っていたら社内健康診断で異常値が2つ検出され、30台半ばを過ぎてからようやくイヤイヤながらも野菜を少しは喰うようになった。
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2014-04-27-2
「1000円を超えた分、自腹じゃダメなのかな?」
「ねっ、でしょっ?でしょっ?1000円をちょっと超えたら途端に豪勢に見えるでしょっ?経理に聞いてみてくださいよぉ」
私は止せばいいのに経理に聞いてみたんだが超えた分の自腹はダメだって言われた。領収書に表示された金額を会社経費分と自己負担分で分けて処理できないんだと。
デリバリーが届いたら、誰かが先に封を切らないとなかなか片付かないので、真っ先にゲストの私が開封してガツガツ喰らう。まだ少しだけ温かい。

「ダメですよっ他の人の食べちゃっ」(T子)
「まだ言うかこの野郎、大丈夫だよっ」
「お弁当の蓋に名前が書いてありますもんね」
「そこまでするかよ。自分で注文した弁当くらい覚えてるだろうがよ」
「よくそう言いますね」
「俺が過去に間違えたのは・・・寿司なんて見た目はどれも同じじゃないか。ワサビ入ってる入ってないなんて見ただけでわかるもんかよ」
「でもワサビ抜きて書いてあったハズだよ」
「・・・」


「和風ハンバーグどうです?」(T子)
「まぁまぁだな」
T子は人が喰ってるのを見て、自分のより美味しそうだなと思う子なんです。
グリルは時間が経てば経つほど冷めて固くなるからね。私の後で食べた連中のチキングリルや生姜焼きは冷めて固くなってたとか。
「デミグラスソースじゃないんだ」
「和風がいいの。デミソースはお子様が喰うんだよ」
T子はチキングリルをライオンのようにムシャムシャかじりながら、時折付け合せの野菜をマズそうに口に運んでる。
「野菜喰ってんじゃんか」
「食べますよっ。もう若くないですから」
「そうかぁ。トテモ3〇歳には見えないぞ」
「アタシもそう言われて喜ぶ年齢になったんだよっ」
だんだんとタメ口になってくる。ヒネクレてないで、「アタシってそんなに若く見えるぅ?」って素直に喜べばいいのにさ。
「T子さんって、〇〇さん(私のこと)が面接したんですよね?」(別の男性)
「そうだよ。第一印象が良かったからさ。見た目可愛いかったので(過去形か?)即座に採用した。そん時は20台後半だったんじゃないか?」
「27か8だった・・・ネコ被ってたかも・・・」(モグモグ食べながら言うT子)
「もう10年近くいるんだから如何に俺に人を見る目があったかってことだよ」
この私の自画自賛自慢には誰も反応しなかったが、
「でも面接した時はこんなキツい性格だと思わなかったけどなっ」
これには反応が返って来て、T子はチキンを齧りながら目をひん剥いた。

私の隣に座って喰い出した小僧、昨年入った新人が私にナマ言うのは、
「〇〇さん(私のこと)って前に・・・ワサビ抜きを食べちゃったんですよね?」
私は箸を持つ手が止まった。
「何故お前がそんな話を知ってるっ?」
「いや、ゆ、有名ですよ・・・」
有名?
何が有名なんだ?世代が代わりつつあるのに誰が言い触らしてやがるんだ?
デリバリーをガッつくT子

後日に棚卸お疲れ会が都内某所で開催されメンバーは私を入れて4人、ウチ2人が女性でその2人はワサビ抜き事件の犠牲者。
写真はないです。被害者、ワサビが苦手な女性2人が刺身盛り合わせにワサビを浸けて喰っているじゃないか。
「ワサビ浸けるの?」
「あれから少しはつけるようになったのよ」
あれから。。。???
あれからってことは、やはり記憶から拭いきれないみたいだね。いいトシしていつまでも覚えてないでさ。
「もっと浸けようよ」と、ワサビの塊を刺身に載っけようとしたら、
「やぁめてぇっ!!」
絶叫が帰ってきた。
あの事件の時、T子(肉子)はニヤニヤしながら、
「あ~あ」
![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
「・・・」
「食べちゃった」
![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
「・・・」
「わさび抜き食べちゃった」
![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
「・・・」
「言われるよ」
![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
「・・・」
「年内言われるよ」
![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
「・・・」
「次回の棚卸まで言われるよ」
![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
「・・・」
「今年の忘年会まで言われるよ」
![[わーい(嬉しい顔)]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/140.gif)
チクチク言われたが、2011年の事件ですよ。あれからもう3年経って伝説になっちゃったんですよ。
いつか時効になるんかいな。
2014-11-12 18:02
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山茶花 [グルメ]

運ばれて来たランチを見てジャン妻は目をひん剥いた。
「何このご飯の量??」
ジャン妻が1食で摂取するご飯の量を遥かに超えた量らしい。
「まさか大盛りで頼んだの?」
「いや、これってこの店のフツーだよ。少ないよりいいだろうがよ。」
「・・・」




この店は居酒屋よりも小料理屋の趣です。入口が小さい。ランチメニューのボードが出ているけど店内が見えないので敷居が高そうに見えますが、扉を開けると全くそんなことはなく、庶民的な内装。
カウンター8席、座敷が2部屋あって手前に小部屋が1つ、テーブル席は4人×1、2人×1、MAXのキャパ20人~30人くらい入るのではないか。
肉以外で和食のランチが喰いたくなった時にたま~に利用してます。



昼は11:30~だが、11:30になっても準備中の時が多い。そういう時私は引き戸を開けて、
「まだかい?」
仕込が遅れたのか、ややテンパったオヤジさんが、
「まだなんだけど~。中に座って待っててくれる?」
最初はガラ空きでもどんどん混んで来る。客は男性比率が高い。それも年配の方が多い。
オヤっさんがひとりで調理。ほとんどのランチは3分で供されるのはあらかじめ多く焼いて揚げてるみたい。出された時には冷めてるかというとそうでもなく、開店30分前の11:00になって一気に焼いて揚げてるんだと思う。私が箸を取って喰い出したら目の前で追加のフライや焼き魚を一気呵成に仕上げてた。

昼のメニューは4種類だけで、日替定食、山茶花弁当、刺身定食ともう1種類、いずれも800円~900円~程度だったと思う。
日替は焼き魚(サバ、ホッケ、アジ、サンマのどれか)とフライ(メンチカツ、コロッケ、串カツが多い)の組み合わせ。山茶花弁当は松花堂みたいなもの。私はこの弁当が気に入っていて、焼き魚、フライ、煮物、刺身(少しですが)全部入ってるから。
1000円札1枚あれば充分ですよ。
高いって?
私はそうは思わないな。前述のようにメシのボリュームが凄いの。茶碗でなく丼で供されるからね。日替なんかで丼メシを大盛りにすると定時18:00になってもまず腹が減らないですね。私は一度、大盛りにしたけど一度で懲りた。
「ご飯軽めね」っていうお客も多いです。だからと言って今更デフォルトのメシの量を減らす気は全くないらしい。
圧巻なのは弁当で、箱に詰めたご飯ですら横から見たらこうですよ。箱からメシが崩れそうです。

煮物はまだしもフライなんか箱から飛び出してるし、焼き魚は入れる場所が無いのでご飯の上にデンと鎮座してるし、これだけありゃ充分だろ?という店側の意地、主張を感じる。









善意のある店で、例えば2人連れが、
「刺身定食」
「日替わり。。。」
するとオヤっさん、「日替わりにも刺身つくからね~」
刺身定食は損だよと。刺身定食の内容はマグロ赤身、タコかイカ、エビ、お吸い物とごはん、漬物、生卵と味付けのり(旅館の朝飯か?)程度で、まぁ普通よりちょっと落ちる刺身のネタというか、これを目当てに来ようとは思わない。マグロはスジっぽいし、切れ端か残りもののように見えるんだな。
お客さんがオーダーするのは殆どが日替りと弁当です。



過去記事がありました。記事といいうか写真だけですが。。。
http://funayama-shika-2.blog.so-net.ne.jp/2014-06-02

11:30開店早々はテンパってる時が多いけど、帰る時にはニンマリ笑顔のご主人です。だが店を出たらジャン妻はふくれっツラである。
「あぁ~、苦しい。。。」
少し食べてあげましたけどね。
「アタシャ女なんだからさ。あのオヤジ、ご飯少なくしましょうかぐらい言えよ」
「そう言うな。大盛りは店の気持ちさ。大喰らいのオンナに見えたんだろ」
「アタシャアナタとは違う」
私のせいで大食いに見られたとややムクレてた。
店の外観の写真が無いので後で追加するかもです。。。って言いながら容量満タンでⅡは更新止めましたが、夜の写真載せます。(平成27年2月15日)

2014-11-11 08:37
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